完結したマンガの感想・レビュー16065件<<404405406407408>>霊能力に目覚め記憶と感情を失った青年と探偵事務所の人々霊界案内人 はざまもり名無しスピリチュアル系の話が好きなので、表題作の「霊界案内人」の感想。 最初の展開がとてもテンポがよくすぐにその世界の設定を受け入れられる出だしでした。 事故にあって、記憶と感情を失った青年を加害者が兄弟の経営する探偵事務所のバストイレつきの仮眠室に住まわせるところからお話は始まります。 そして、霊能力を使って誘拐されたという子供の遺体をみつけた主人公。あなたが犯人じゃないかといわれますが感情の起伏がないので坦々と事件について、その関係者の身近の子供を守るために行動します。 そして、意外な犯人になくなった子供の霊に話をさせて自白させます。霊を使って自白させるというパターンは初めて読んだので新鮮で面白かったです。ウルトラ怪獣への愛を感じる作品酩酊!怪獣酒場 2nd 青木U平名無し怪獣酒場の第2弾です。前作もウルトラ怪獣への愛をたっぷりと感じる内容でしたが、本作では更にパワーアップしていると感じます。前作で謎だった部分も明らかになっていたりします。ニュージェネレーションと呼ばれる新シリーズのウルトラマンの怪獣も出てきたりと、更に混とんとしてきているのですが、そのぐちゃぐちゃな感じが面白いです。とても勉強になる命の足あと~遺品整理業社ヒューマンズ~ みきさえ名無し孤独死した人の遺品整理や死後の部屋処理、特別清掃等をする会社については今まで考えた事が有りませんでした。誰でも孤独死が有り得る現在の日本、読んでいて自分も他人事ではないと思いました。かなりリアルな現場の絵や表現が出てきてちょっと怖いと思う部分も有りますが、知っておくと良いことが沢山出てきます。きっと、この作品を読むと孤独死で数日発見されないパターンは避けたいと多くの人が考えると思います。そして皆がそう考えれば、日ごろから家族、友達、近所との付き合いが増えると思います。マンガを読みながら全く知らない社会の一部の勉強をさせて貰った感じがします。この作品は誰にとっても良い社会勉強になると思うので、是非一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。いろんな意味でお宝な一冊くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~ いくえみ綾 森田まさのり 金田一蓮十郎 萩尾望都 秋本治 久保帯人 椎名軽穂 河原和音 タアモ 雲田はるこ 柘植文 くらもちふさこ 聖千秋 筒井旭 安藤ゆき カナヘイコケッコ〜「天然コケッコー」が映画化された時に描き下ろされた読み切り3本が収録されているということで購入しました。大沢くんがそよちゃんを好きになった瞬間が描かれていて、本当に読んでよかったと思いました…。 書き切れない位たくさんの漫画家さんが漫画やイラストを寄せているのですが、紡木たく先生ファンの方は必読なんじゃないかと思います。くらもち先生と対談されているのですが、紡木先生のデビュー間もない頃から仲が良いそうで、お互いに影響されたという貴重なお話を楽しそうにしていらっしゃるんです。ここでしか知ることが出来ないこともあると思いますよ! 漫画を愛する者ならば必ず刺さるはず少女漫画 松田奈緒子かしこ読んでいて何度も熱いものが込み上げてきて「うっ…泣いちまうぜ…!」と思いました。 1話完結ですが主人公それぞれが名作少女漫画を愛読しているという共通の設定があります。オスカルに憧れる派遣OLさん、姫川亜弓に共感している女性アナウンサーさん…などなど、漫画の世界に憧れる彼女達に共感しない訳がありません!自分もその作品を好きなら尚更です! ちなみに最終話だけはちょっと違います。これだけは売れない少女漫画家を主人公にした「少女漫画とは何か?」がテーマの漫画家マンガになっています。重版出来!の五百旗頭さんも登場するマジで胸熱な話です!私自身も自分にとって少女漫画はどういう存在なのかモヤモヤしていたのですがスッキリしました。猫みたいな幼児に癒される日々 #1巻応援ねことちよ せらみっくあうしぃ@カワイイマンガOLの「ちよ」は幼児の「ねこ」と二人暮らし。髪型や行動がどことなく猫っぽい、人間(?)の幼児のねこに、ちよは毎日癒される。 ねこの「猫っぽい」様子が独特で愛らしい。動作や習性等、本当にねこが「猫」にしか見えない時があり、そんなねこを見ているのが楽しい。 漫画の中の幼児を、例えば『よつばと!』のよつばの様な表情豊かな子供と、例えば『学園ベビーシッターズ』の虎太郎の様な無表情な子とに分けるとしたら、ねこは後者。目の形が変化せず、口角も上がらない。 しかし無表情は、却って細かな感情を雄弁に語る。目の色の変化、顔の紅潮、口の結び方と開き方、そして動作。この子色々考えてるなぁ、と細かな機微を感じ取れることが楽しく、愛らしさを一層増す。 1巻では何故この二人が共に暮らしているのか明記されない(親……ではなさそうな)。それにねこの「猫っぽさ」や、その他にも結構謎の部分がある。しかし、謎に引っかかるものの、ねこの感情の機微と、溺愛しつつもねことちゃんと向き合うちよ、時折ちょっと悪いことをねこに教えるお姉さん・まきとの日々の様子は、ゆっくり見守りたいと思わせるものがある。 子供の日々の歩みに寄り添うような、優しい子育て漫画だ。おどろおどろしい画風の裏に、心地よいカタルシスを感じることのできる秀作おどろんばあ 日野日出志名無し骨董品商の般若堂に置かれている品物にまつわる逸話の数々。そこにはさまざまな人のさまざまな思いがこもっています。店を訪れて品を買い取ろうとする客に、般若堂のご主人はその品の持つ逸話を淡々と話し始めます。少し古めかしくて、おどろおどろしいタッチの怪奇漫画的画風で、好き嫌いが分かれると思いますが、エピソードを読み進めていくうちに、その品にまつわる恐ろしかったり、悲しいお話の裏側に、愛情や良心が満ちていることがわかり、少し切ない気持ちになったり、温かい気持ちになったり、ほろりとしたりします。癖のあるホラーチックな画風とは裏腹に、読み終わった後に心地よいカタルシスを感じことのできる秀作です。 松太郎の導入部分はこんなだったんだのたり松太郎 ちばてつや名無し角界に入門してからの松太郎は読んでいましたが、入門前の中学生時代の話は今回初めて読ませて貰いました。乱暴者だけでなくかなりのワルだったんですね。持っていたイメージとかなり違いましたが、かえって新鮮に感じられ良かったです。それと、松太郎の絵が殆ど「あしたのジョー」のマンモス西で、破天荒な行動はジョーな所も笑えました。名作が多々あるちばてつや氏ですが、この作品は間違いなくベスト3に入る名作でしょう。みんなに愛される漫画ちびまる子ちゃん さくらももこ名無し何度読んでも飽きないぐらい好きです。私もまる子に似たような子供だったのですごく共感できるんですよね。この漫画を読んだら気持ちが穏やかになり、ストレス解消できますね。出てくるキャラがみんな個性的で可愛いので大好きです。子供から大人までみんなに愛される漫画だと思います。命が繋がれていくことの奇跡。コウノドリ 鈴ノ木ユウPom 30巻読了。 ドラマ1、2シーズンと見てましたが、原作は初めて。 恥ずかしながら一つの命が生まれることは、普通じゃないんだって本当に奇跡なんだなって当たり前じゃないんだなと思わせてくれる考えさせてくれる素晴らしい漫画。 今、普通に心臓が動いていること、生きていること自体が当たり前じゃないんだなって思う。 自分を産んでくれた母親と母親を産んでくれた祖母と、、って、命が繋がっていて生きていくことの偉大さを感じる。 ふっと気が抜ける場面もあるから、読んでいて肩も凝らないし、色んな年代の人に勧めたいなと思う漫画です。 30巻で完結と勝手に思い込んで読み始めたのだけど、まだ続き読めるのは素直に嬉しい。 わたしは登場人物皆それぞれ素晴らしいと思うけど、四宮先生のクールだし冷たいけど内に秘めた情熱、不器用で伝わらないけど妊婦さんへの冷徹な優しさに何度かグッときた。 姫路城 対 ゾンビ姫路城リビングデッド 漆原玖名無し戦国時代が終わり、徳川の世になってしばらく経った頃の時代劇漫画です。 主人公は城マニアの農民で、やたらと姫路城について知っていて、訪ねてくるお偉いさんに説明したり、ゾンビが襲ってきたときも地の利を生かした戦いを説明してくれます。 40年ほど前になくなったはずの上杉謙信や武田信玄などがゾンビとなって姫路城を侵略するのがアツい。 【ふらんき砲】など昔使われていた兵器なども登場したり、今までに見たこともない時代劇でのゾンビとの闘いという組み合わせがワクワクしておもしろい。面白い100%パスカル先生 永井ゆうじ名無しいまはもう終わったけど‥永井先生(パスカル先生の漫画作者)は、新しいアルマゲドンの漫画も初めてます! でも、パスカル先生の続編もでて!終末のハーレム終末のハーレム セミカラー版 LINK 宵野コタロー名無し今のところ原作者のLINK先生は謎に包まれていますが、作画の宵野コタロー先生は成人向け漫画を何冊も出されているだけあって、さすがのクオリティといった具合です。 この漫画はかなりアダルトな内容を含んでおり、どちらかというと男性向けの漫画になると思います。しかし、ただ神エロいだけでなく、原作が良いのです。ウイルスを治すことを目的として話が進んでいく中で、シリアスな展開もあり、続きが気になるサスペンス要素が楽しめます。 不思議な世界に癒される小さなお茶会 完全版 猫十字社名無し精神的に疲れてしまった時に、小さなお茶会のコミックを開けば、ほっこりとしたリラックス空間が広がる、そんな素敵な漫画です。「ぷりん」と「もっぷ」夫婦が作り出す、あたたかく優しい雰囲気がとても素晴らしいです。一日の疲れを癒すのにぴったりの作品です。昭和40年代前半ならではオリジナルコミカライズ!!ウルトラセブン 円谷プロダクション 桑田次郎名無しウルトラセブンの実放送期間である1967年にコミカライズされた作品は一峰大二氏と桑田二郎氏の兄弟弟子によるものがそれぞれ刊行されています。 しかしテレビ放送の各話のタイトルは同一ながらも内容はかなりオリジナルなのがこの時期“ぼくら”等に連載されていたウルトラシリーズの特徴です。 この桑田次郎氏版も登場する宇宙人も劇中に忠実なものがあれば、完全オリジナルなものもあるので、最初から念頭に置いておかないと違和感を感じます。 実際に少年時代に読んだ時でも独特の絵のタッチとキャラクターデザインの違いに違和感を覚えたものですが、これはこれでありと割りきって読むのがベストでしょう。 最終回も「K団地の怪」で完全オリジナル作品でパンドンはでてきません。(特撮版のウルトラセブン最終回タイトルは史上最大の作戦・前後編) 物語は第3巻の13話まで残る3話は読み切り回が収録されています。 読み切りにアイアンロックス(戦艦モチーフ)の怪獣が起用されたのも1960年代ならでは。 近未来と1960年代の世相が混在しており、文化社会背景的観点でも楽しめる作品です。ザ・ウルトラマンの系譜!!ウルトラ兄弟物語 円谷プロダクション かたおか徹治名無しウルトラシリーズの傑作漫画といえば、内山まもる先生の「ザ・ウルトラマン」をあげる人が大多数でしょうが、その世界観を引き継いでいるのがこの『ウルトラ兄弟物語』です。 昨今では新マン(帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック)が酔っぱらって悪態をついていることで知名度があがってしまった作品でもあります。 内山先生の世界観を引き継ぎ、当時の小学館の学年誌のウルトラ兄弟の裏設定を踏まえ、オリジナルキャラクターが大多数登場し、読みごたえのある仕上がりになっているのは誰もが思うところでしょう。 コロコロコミックで第3次ウルトラブームを巻き起こした作品としてファンなら必見です。 またブームに乗って作成されながら不完全燃焼で終わったウルトラマン80連載版やテレビ化できなかったアンドロメロス、マルスの単話も収録されているのは嬉しいところです。 ただし1巻の表紙のウルトラマンレオ、アストラのレオ兄弟、話の間の挿し絵に使われる80が1巻に未登場なのがファンには少し不満かもしれません。 そしてベジータは大人になった - マンバ通信DRAGON BALL モノクロ版 鳥山明マンバ「ベジータについてはいくらでも書ける」という上田啓太さんのドラゴンボールシリーズが更新! あんなに残忍だったベジータも時の流れとともに大人になるんですね〜。 https://magazine.manba.co.jp/2018/01/23/ueda-dragonball4/男女ともに楽しめる学園ドラマOPEN SESAME 河方かおる名無し美少女が学園を仕切り、男子が従う学校が舞台というハーレム設定のラブコメ。槙も葵もアイドル並みの可愛さで、そんな彼女達に好かれる大和ってどれだけカッコいいのか?大和の一人勝ちよりも同レベル以上のライバルが登場してくれたらもっと面白くなると思う。とは言っても大和は努力してる。今どきのラブコメ主人公の男子も彼の様に強くなって欲しいと思う。それにしてもスミレちゃんが可愛い過ぎる。この作品にはもれなくスミレちゃんの癒しという特典が付いてくる。江戸時代の食文化勤番グルメ ブシメシ! 土山しげる 酒井伴四朗 青木直己名無し江戸時代の紀州藩の武士の日記を土山しげる先生が独特のタッチで描いたのが本作の魅力と言っていいでしょう。 現代でいうところの粗食が多くなるものの読んでいると食べたくなること間違いなし、特に練馬大根などに代表されるような“江戸野菜”そして漬け物の描写は絶妙。 和歌山では朝食は芋粥が常識だったなど豆知識もたっぷり。 本作品とラズウェル細木先生の「大江戸酒道楽~肴と酒の歳時記」をおさえておけば、江戸時代の食だけでなく文化を知ることができ、グルメ、歴史好きはもとより受験にも役にたつかも!? 伊庭三尉は戦国時代を変えられるか戦国自衛隊 森秀樹 半村良名無し原作の小説とは自衛隊が戦国時代にタイムスリップしその時代で生き抜くという部分では同一であるが、この漫画も角川で映画化された物と同様に原作者半村良氏が描かれた世界とはかなり異なる。だからと言って本作品の魅力が削がれる訳でなく、現代人が歴史を遡り、過去の時代にもがきながら生きて歴史に関与する姿を、新たな気持ちで読ませて貰いました。稲妻カットが完成されていない頃の高木義志も悪くないです押忍!! 空手部 高橋幸慈名無し長く続いたこの作品をハードな格闘技バトル学園物と思っておられる方も多いだろうが、連載当初は「花の応援団」に近いギャグ満載のナンセンス漫画であった。その頃の荒っぽくてハレンチな高木義志を是非見て貰いたい。私個人の趣味としては、高木が大阪魂として活躍する、関東に進出する前の大阪篇程度の喧嘩の盛り上がり方が好きです。勇気をくれる野球漫画キャプテン ちばあきお名無しキャプテンは単なるスポコン漫画ではなく、チームメイトとの信頼や友情関係を育み全国レベルの高校に変貌してゆく様を描いている野球漫画です。野球は下手でも責任感と仲間への想いをかてに地道に努力すればきっと報われることを証明してくれます。ちょっと古めの漫画ですし、派手なアクションやスーパーヒーローなどとは無縁ですが、我々が忘れかけていた何かを思い出させてくれるストーリーのため、今の若い方には是非とも読んで頂きたいと思います。何か壁にぶつかったり悩んだりしている時にこの漫画を読むことで勇気を与えてくれるからです。 ルカスのキレの良いツッコミ邪剣さんはすぐブレる 飛田ニキイチ名無し飛田ニキイチ氏の独特のシリアスタッチな絵と、シュールな絵が魅力の『邪剣さんはすぐブレる』。主人公はモニカとジャスブレ、この二人が狂言回しをする形で話は進むが…。 モニカの兄であるルカスのキレの良いツッコミが好きで、とても良い働きをしてると思うのだが、何かとひどい目にあうのは常に彼である。人気投票では、作者の飛田ニキイチ氏にさえ負けてしまったのが可哀想過ぎる(笑) 古典の名作源氏物語 あさきゆめみし 完全版 The Tale of Genji 大和和紀名無し平安女流文学の「源氏物語」を漫画化した名作です。単純に漫画化したという以上に、美しく活き活きと平安時代の恋愛模様が描かれていて素晴らしいです。はじめて読んだのは小学生の頃でしたが、大人になってから、また古典で読んだ後では、読み返すたびに違った視点で読むことができておすすめの漫画です。 <<404405406407408>>
スピリチュアル系の話が好きなので、表題作の「霊界案内人」の感想。 最初の展開がとてもテンポがよくすぐにその世界の設定を受け入れられる出だしでした。 事故にあって、記憶と感情を失った青年を加害者が兄弟の経営する探偵事務所のバストイレつきの仮眠室に住まわせるところからお話は始まります。 そして、霊能力を使って誘拐されたという子供の遺体をみつけた主人公。あなたが犯人じゃないかといわれますが感情の起伏がないので坦々と事件について、その関係者の身近の子供を守るために行動します。 そして、意外な犯人になくなった子供の霊に話をさせて自白させます。霊を使って自白させるというパターンは初めて読んだので新鮮で面白かったです。