完結したマンガの感想・レビュー16065件<<402403404405406>>リア充ではないが一国一城の主吾輩の部屋である 田岡りき名無し主人公の鍵山はけしてリア充ではない。 だが非リア充であるともいいがたい。 少なくとも鍵山には自分が王様である居場所がある。 けしてニートとか引きこもりというわけではない。 大学院に通学し研究に勤しんでいる。 やたらと教授を怒らせているけれど。 コミュ障というほどでもない。 ゲーム仲間の友人も、飲みに誘ってくれる先輩も、 付き合いたくてアプローチしている同級生女子もいる。 たまたま運や都合が悪く、上手く行かないことが多いけれど。 極端に根暗だとか精神的異常者でもない。 カバの置物や炊飯器、換気扇と会話したりするけれど。 裕福でもないが飢えに苦しむほど貧乏でもない。 冷蔵庫内の余った食材を使いきろうとして 完成した謎料理をまえに躊躇したりするけれど。 アパート内がゴミ屋敷とか汚部屋とかになっている訳でもない。 掃除や整理整頓にいそしむこともある。 主にレポート提出に追われているときなどに限るけれど。 何かを達成するために、今は苦労に耐えている、 というわけでもない。 かといってけして自堕落というほど無気力でもない。 そんな普通の若者?の主人公・鍵山の、 1K(6畳)バストイレ付きのアパートでの生活 「のみ」を舞台にした漫画。 たとえ6畳1Kであろうとも、 たとえ学生バイトの身分であろうとも、 一国一城の主だ。 だから自分の城のなかでは自分をさらけ出す。 炊飯器や飲みかけの酒瓶であろうとも、 自分の意を汲んだ会話が成立?している。 スマホは色々と導いてくれる。 多少は意に反した結果となって、 自虐的に無理矢理自分を納得させていたとしても。 そんな6畳一間での鍵山の生活を見ていると、 「とにかく頑張ろうぜ、 オレも偉そうなことは言えないけれども。」 と思ってしまう(笑)。 現代の秘境で見たものは?!キャッチコピーは「心にググッとグンマ県」!お前はまだグンマを知らない 井田ヒロト名無しチバ県からグンマ県に引っ越してきた高校生が、恐るべきグンマの真実を知っていく物語です。 転校初日からグンマ文化の洗礼の数々が待ち受けています。 開かなくなる電車の扉、ヤンキー率の増加、からっ風のせいで自転車が進まないなどなど。 小学校のころにグンマに転校していった友達はグンマ漬けになって体質も変化し、今では水沢うどんを操って空中を飛ぶことが出来る能力者になっていたり、JKJという怪しい集団が登場したり、トチギとは交戦中という設定だったり、スケールのデカい嘘がたまらなく面白い。 かと思えば、上毛カルタ(聖典)のようなローカル知識をしっかりと取り上げていたり、グンマのPRにも一役買っています。 とにかく、グンマすごい!と思いました。 小学生のときすごく好…赤ずきんチャチャ 彩花みんaico小学生のときすごく好きだった1冊! キャラが可愛くて愛らしくてたまらない! 夢も笑もある漫画です!犬になったけど君に恋してる犬になったけど君に恋してる 河村万理名無し目が覚めると、自分が犬になっていることに気づいた男子。美少女の家にペットとして迎えられたけれど、その美少女はなんと男子が人間だったころに繋がりがあった、というよくある転生コミックです。読んでいて、一抹の寂しさもあって笑いだけではない複雑な内容でした。 当時の学生が皆憧れたムラマサ高校生無頼控 小池一夫 芳谷圭児名無し剣の達人である高校生・通称村正を主人公にした、かなり性的にキワドイ漫画で、40年以上前の発表当時は大きな話題となった作品です。小池一夫氏原作のこの作品ですが、俺の空/宮本ひろ志と通じる部分があり、村正が全国行脚しながら、出会う魅力的な女性との精神、肉体的な交わりを通し物語が展開します。さすが小池原作だけあって、荒唐無稽な設定でありながら写実的な内容で楽しめます。架空の球団の話だけどなんか見たことあるような気がする野望球団 牛次郎 影丸譲也starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男1980年代の野球界がベースになっていると思われる劇画でスポーツ記者を中心に話が進んでいく。 身売りに出された球団を鉄道事業を行なっている会社が買収し球団経営に乗り出したり、新聞事業を行なっている会社がオーナーの「球界の盟主」と言われている球団があったりと、なんとなくわかりやすい内容になっている。球団のオーナー同士に確執や、ドラフトで色々あり米国への野球留学をしたピッチャーの存在などもありすごい楽しめた。 俺の好きな牛次郎/影丸譲也なので安心感はあったし、あらすじに書いている通りのプロ野球を「球団経営」という視点から描いた異色作だと思う。 ただ急な終わり方をしているのが残念だった理屈抜きに楽しめる少年野球漫画あきら翔ぶ!! とだ勝之名無し8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。 ちかいの魔球と巨人の星の鎹となった黒い秘密兵器黒い秘密兵器 一峰大二 福本和也名無し巨人・大鵬・卵焼きの言葉に象徴される昭和の読売巨人軍の人気を指し示す1つの漫画が『黒い秘密兵器』です。 週刊少年マガジンで61年から先行して連載された「ちかいの魔球」は「巨人の星」に多大な影響を与えた作品として知られていますが、本作も後発の巨人の星に与えた影響は大きいものがあります。 本作は「ちかいの魔球」と「巨人の星」を繋ぐ“鎹”としての役割を果たしているともいえ、当時の時系列と同様に三作品通して読んでみると面白いはずです。 また巨人は伝説のV9前で人気チームであり長嶋茂雄氏は大スターではありましたが、王貞治氏はブレイク途上。 このあたりは巨人の星や侍ジャイアンツとも大きく違い新鮮味を感じられるところでしょう。沢村覚醒!?ダイヤのA act2 寺嶋裕二名無し第一部ではまだまだ未完の大器の片鱗しか見せていない沢村でしたが、このact2では甲子園での屈辱を経て、“エースとしての資質”に目覚め始めます。 春の甲子園からまだ数ヶ月しか経っていない、完全に覚醒とまではいっていませんが、夏の甲子園予選の中でどこまで成長するのか楽しみです。 夏の大会を前に、ベンチ外となり引退するメンバーなど、メインキャラ以外に焦点をあてた回も素晴らしいです。 真剣にスポーツに取り組まれた経験のある方にとっては、競技を問わず共感できる部分が沢山あります。こわっ、、、うみねこのなく頃に Episode1:Legend of the golden witch 竜騎士07 夏海ケイ名無しうみねこのなく頃にはアニメ版は見ました。ですが、漫画版にしかない怖さもありますね、、 あらすじは主人公とその身内の一行が、伊豆諸島六軒島に親族会議として集まるところから始まります。 その島には魔女が出る噂があり、、、 後はもう読んでみてください。 ホラーと萌えが好きな方には猛烈にオススメします。 移民として地球にやって来たバクの男の子 #1巻応援バクちゃん 増村十七名無し故郷に食べられる夢がなくなったので地球にやって来たバクちゃんですが、子供ながらに永住権を取るために奮闘してる姿を見ると応援せずにはいられません。とても健気で可愛いです。宇宙と繋がってる東京メトロとか、成人したバク星人は人間に変身できるとか、現代の東京とファンタジーが混ざった世界観も面白いです。オリジナルな設定がとてもユニークなので、現実的に描かれている移民問題についても取っつきやすくなっていると思います。故郷がないってこんなに悲しいことなんだって思いました。トルコに行ってみたい人にぜひオススメ天は赤い河のほとり 篠原千絵ソラ篠原千絵先生の長編かつ傑作マンガで、トルコに行ってみたい女性ならぜひ一度は読んで欲しい、オススメのマンガです。古代トルコのヒッタイト帝国についてかなり調べて、そして想像力でマンガらしく膨らませているのが見事です。 絵柄は昔のマンガ絵ですが、内容は一人の女性としても、歴史好きとしても、マンガファンとしても、よく考えられているなと今でも感心します。特に後半になるにつれて人生を考えさせられるストーリーは深みを増し、エジプトのネフェルティティ王妃の最後のくだりは心に残ります。 私はトルコ旅行の前にこのマンガを読んで、トルコにはまって大好きになり、ハットゥサ遺跡に行き、シルクロード中を旅することになりました。原点のようなマンガです。 また、続編の番外編となるナプテラ王女の話は、なぜこのマンガのテーマで日本とトルコをつなぐのか、というメッセージが暗に示されていて、篠原千絵先生のうまいまとめ方に脱帽しました。マルちゃんに死ぬほどごはん奢りたいぽちゃこい ムラタコウジ野愛マルちゃんかわいいよマルちゃん。ごはんいっぱい食べさせたい。 食べるの大好きで一途で一生懸命で自分に甘いマルちゃんがかわいくてかわいくて仕方ない。ごはんいっぱい食べさせたい。食べさせる必要なんてないほど自分でたくさん食べてるけども!! 飲み会でのビールが我慢できないのも、ダイエットしてるって言い出せないのも、数グラム痩せただけで天にも昇る気持ちになるのも、わかりすぎてわかりすぎて震えます。誘われると我慢できずに食べちゃうのもわかる…!! スタイル抜群の美女なのにマルちゃんをライバル視する長澤さんもなんだかんだでかわいい。一生懸命な女の子はなんであれかわいい。 恋に悩む女の子はかわいい、美味しくごはんを食べる女の子もかわいい。 ひたすらかわいいを摂取してお腹いっぱいになりましょう。読んだらマルちゃんに恋するはず。 どこまでもエロい!終末のハーレム セミカラー版 LINK 宵野コタロー名無しアニメ化〜!と言うことでどんなもんかなと数冊読んで見ました。 すごいですね!?もう女性が裸でないページの方が少ないんでないかな、と言うくらい! でもエロさだけじゃなくて、読み始めるとどうなるんだと思ってしまってページを捲る手が止まりません これはずるい!です!今風の少女漫画?みにあまる彼氏 ほしの瑞希名無し主人公のいろはと、もう1人の主人公日下部くんのドタバタによる恋愛コメディーです。 この漫画は最初から通して読んでいますが、序盤の内容と現在ではだいぶ雰囲気が違いますね。 この作品の見所は日下部くんのヤンデレ具合かなぁと思っています。衝撃的な健康法ケッコー ケンコウ家族 栗原まもるstarstarstarstar_borderstar_border野愛※ネタバレを含むクチコミです。 「人魚の森」感想人魚シリーズ 高橋留美子名無し高橋留美子の作品の中ではシリアスな内容。不老不死への欲求や破滅的なエゴに振り回される人々の悲劇が描かれる。時代を越え、その折々に彼等と対峙しなければならない湧太や真魚の姿を見るにつけ、永遠の命は果たして本当に幸せなのか?と深く考えさせられる。なにかに目覚めそう #1巻応援趣味のラブホテル らぱ☆nyaeラブホ女子会とか流行ってるし、そんなテンションで面白いラブホ探訪する感じねハイハイ、と思っていたけどどうやらちょっと様子が違うようだ… 表紙のピンク髪の子・カシオペアちゃんは正真正銘の「天使」だそうなんだけど、加えて「ふたなり(両性具有)」でもある。どうして…? で、黒髪のオタク女子・茶耶を結構マジに狙っている。 日本に実在するラブホテルを面白く、わかりやすく紹介する側面と、2人の仲がどうなるのかとソワソワする側面とどっちも楽しめる新感覚の漫画です。オタク女子とふたなり天使のラブコメって何事…?なんだけど絵も可愛いし、猥雑な描き方は一切していないのでおすすめできます。 ふたなりの天使とか受け入れられるかな…と最初は不安でしたが、今ではすっかりカシオペアが大好きです。 なぜカシオペアはふたなりの天使なのか?なぜ人間界にいるのか?というのはまだ不明で、茶耶にもまだ言えない裏事情がありそうです。スーパーラブコメSF傑作うる星やつら 〔新装版〕 高橋留美子名無しうる星やつらと言えば80年代テレビアニメにも映画アニメにもなり一世風靡した高橋先生の最高傑作マンガ作品。宇宙からやって来たラムちゃんの魅力は男の子のみならず女の子のハートもゲット。しのぶも可愛いけど、あたる以外はみんなラムちゃんにぞっこん!世界一悪い相のあたるの周りには信じられない難事件がたくさん。その半分はあたるに付きまとう錯乱坊(チェリー)が持って来たのでは?とは思うけれど、とにかく奇想天外な事件がみんな面白くて爆笑してしまう。高橋先生はどうやってこんな面白い話を作るのか、その才能が羨ましい限り。誰が読んでも面白い、落ち込んだ時には是非、元気の出る薬書として手に取って欲しい。 イチから「報道」を学ぶお仕事マンガニュースの現場から! 都陽子名無し好きを仕事にしたいと決めたものの思うような仕事に就けないと悩んでいたところ、「報道カメラマン」をしている大学時代の先輩の誘いでアシスタントバイトを初めたのをきっかけに「報道」とは何なのかをイチから学んでゆく!というお仕事漫画です。 舞台が地方のテレビ局ということで、人が足りないときはなんでもやるというところが「チャンネルはそのまま!」と一緒だなと思いました。報道カメラマンという名前から事故や事件現場など「派手な仕事」というイメージになりがちですが、この漫画ではまず「天気予報も報道」であるということを教えてくれます。 主人公はズブの素人ですが一度した失敗はちゃんと学ぶし、人に言われたことは素直に聞くので、いってみれば普通の子です。なのでよくある主人公が救いようのないドジでそればかり気になる漫画とは違い、「報道」の役割や意義をちゃんと伝えたいという意志があるように思いました。 かといって全体に流れる空気はそんなにシリアスでもなく、絵も上手いので非常に読みやすいです。 1巻の最後はちょっとショックな感じだったので2巻どうなるか気になります。青春を思い出す漫画春待つ僕ら あなしん名無し気になったので読んだら面白くて一気に読んでしまいました。バスケ部イケメン四天王とぼっち主人公が仲良くなっていくという王道ストーリーですが、トキメキや感動があって、この漫画を読んだら自分にもあった青春を思い出しました。キャラ達がキラキラしていて眩しいです。元気になれる漫画ですね。GORO連載当時は人前で読めない漫画でした実験人形ダミー・オスカー 小池一夫 叶精作名無し生身の人間と区別がつかないダミー(人形)の制作者である度胸俊介が、日米で巻き起こす様々な事件を経て、気弱な俊介と強気でエロいオスカーと言う2重人格を乗り越える刺激的な漫画です。性描写が過激なため、GORO誌に連載されていた当時は人前では読めない漫画でした。初老となった今読んでもそこそこ刺激的。 さくらももこのセルフパロディ漫画ちびしかくちゃん さくらももこみかんのかんづめ1巻の表紙が本家ちびまる子ちゃんの同じく1巻のパロディなのも最高です。かなりシュールな内容でこんなの本人じゃなきゃ描けないし、こんなふうに自分の作品で遊べるさくらももこってやっぱり天才だなって思いました。本家と同じキャラが登場しますが名前や性格がちょっと違っています。みんな自分の性格の悪さを隠しません。あの天使のように優しいたまちゃんが一番ギャップのあるキャラになっていて、人の不幸を喜んでいる姿はまさに小悪魔です。この世界でも毎週アニメのちびまる子ちゃんが放送されていて、こういう話はセルフパロディの醍醐味だなと思いました。人間不信になりそうミスミソウ 完全版 押切蓮介名無しこのミスミソウですが、ギャグなしのホラーサスペンスです。押切蓮介氏がギャグ作家だと思っている人も多いと思いますが、実はもう一方でホラーサスペンス作品も描かれていて、その中でも群を抜いて陰鬱な漫画です。 主人公が周囲からいじめられるシーンや、信頼していた人間による裏切りなど、人間の醜さにスポットが当たっていて、自分の嫌な思い出がフラッシュバックするかのようです。 どこまでも後味が悪い、そんな怪作です。<<402403404405406>>
主人公の鍵山はけしてリア充ではない。 だが非リア充であるともいいがたい。 少なくとも鍵山には自分が王様である居場所がある。 けしてニートとか引きこもりというわけではない。 大学院に通学し研究に勤しんでいる。 やたらと教授を怒らせているけれど。 コミュ障というほどでもない。 ゲーム仲間の友人も、飲みに誘ってくれる先輩も、 付き合いたくてアプローチしている同級生女子もいる。 たまたま運や都合が悪く、上手く行かないことが多いけれど。 極端に根暗だとか精神的異常者でもない。 カバの置物や炊飯器、換気扇と会話したりするけれど。 裕福でもないが飢えに苦しむほど貧乏でもない。 冷蔵庫内の余った食材を使いきろうとして 完成した謎料理をまえに躊躇したりするけれど。 アパート内がゴミ屋敷とか汚部屋とかになっている訳でもない。 掃除や整理整頓にいそしむこともある。 主にレポート提出に追われているときなどに限るけれど。 何かを達成するために、今は苦労に耐えている、 というわけでもない。 かといってけして自堕落というほど無気力でもない。 そんな普通の若者?の主人公・鍵山の、 1K(6畳)バストイレ付きのアパートでの生活 「のみ」を舞台にした漫画。 たとえ6畳1Kであろうとも、 たとえ学生バイトの身分であろうとも、 一国一城の主だ。 だから自分の城のなかでは自分をさらけ出す。 炊飯器や飲みかけの酒瓶であろうとも、 自分の意を汲んだ会話が成立?している。 スマホは色々と導いてくれる。 多少は意に反した結果となって、 自虐的に無理矢理自分を納得させていたとしても。 そんな6畳一間での鍵山の生活を見ていると、 「とにかく頑張ろうぜ、 オレも偉そうなことは言えないけれども。」 と思ってしまう(笑)。