完結したマンガの感想・レビュー16065件<<401402403404405>>OLが異世界で大健闘薫子 イン ワンダーランド 唐沢千晶名無しごくごく普通の企業OL・大和薫子が、なぜか異世界へまぎれこんでしまうというファンタジックな作品です。始まりはいわゆる異世界転生的な展開です。薫子が会社の制服のまま、異世界で活躍してなじんでいくのがシュールで面白いです。題名で示されているとおり、ところどころ『不思議の国のアリス』のパロディもあります。異世界に行っても自力で生きていく薫子が、健気で逞しくて読んでいて楽しかったです。アイドルオタのオフィスラブ。これだから生身のイケメンは!きみはアイドル サカモトミク名無しアイドルオタのオフィスラブストーリー。とある出来事をきっかけに、同僚のイケメン年下社員と関係が始まり、ちょっと内気でこじらせ気味の大人同士が少しずつ距離を縮めていく。アイドルオタの推し活あるあるネタがいい感じに面白いです。長く恋をしていないと踏み出すのに勇気が必要になるけれど、行動しなければ恋は始まらないと思った。主人公の篠田青衣の揺れたり悩んだりする気持ちの描写がとても丁寧で、感情移入しながら楽しく読めました。美しい絵でコマ割りも見やすかったです。お料理コミックキッチンの達人 清水康代名無しコミックで読むクッキングブックなので、料理が下手でも結構いろいろ簡単で美味しい料理が誰でも作れるようになっています。絵も可愛いし材料や手順などもマンガで順を追いながら作れるので失敗もしません。基本的なメニューがたくさん掲載されていて漫画を読みながら料理上手になれちゃいます。仮面ライダーに影響を与えた柔道一直線柔道一直線 梶原一騎 永島慎二 斉藤ゆずる名無し今は亡き五大週刊少年誌の一角「週刊少年キング」の看板タイトルだったのが『柔道一直線』。 この時期のスポ根ものとしては破格の人気を誇っており、実写ドラマも人気がありました。 佐々木剛氏が仮面ライダー2号一文字隼人に抜擢されたのはもとよりスタッフの多くがそのまま移行したことは有名な話です。 また本作の人気の凄さを現すものの1つとして漫画に登場した技が使われることもありました。 1974年の「仮面ライダーX」では柔道一直線の劇中で主人公“一条直也”が必殺技として用いている“地獄車”をライダーキックの代わりの新必殺技として使用しています。 原作・梶原先生の作品らしく絆、情についての熱い描写は必見。 60年後半~70年代の日本らしい熱量を作品から醸し出す作品なのは間違いありません。 みんなが自分を否定しないで生きられますように実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 ペス山ポピー野愛生きることは難儀だなあ。 読んだ直後なんとも言えない気持ちになって思わずTwitterで呟きました。 激しい被虐趣味を持つペス山ポピーさんが様々な男性とプレイ(というか殴られる)をしながら、自らの性的嗜好や性自認の根源にあるものと向き合っていくお話です。 イケメンにボコボコに殴られて恋してハッピー、なんて一筋縄ではいきません。 殴られたいという欲求に真摯に向き合ったことで、浮かび上がった性自認。殴られて恋をしたせいで、その性自認が再び自分の首を絞めることになる。 なんて生きづらい。 男と女の二種類しかいないのは何故なんだ、恋してセックスしてそれが当たり前だなんて傲慢だ。 人の数だけ性別があっていいし、性的嗜好があったっていい。それで人類が滅んだって別にいいじゃないか。 というのは極論なのかもしれません。 でも、みんなが苦しまないで生きられたら、自分を否定しないで生きられたらそれがいちばんいいことだと思います。 ペス山さんも自分を肯定して元気に過ごしててくれたらいいなあ。 生きることは難儀です。みんな生きてて偉いです。1対100でも勝つ!LIGHT WING―ライトウイング― 神海英雄名無しセリフの言い回し、爽快な演出などなど作者のセンスが感じられるサッカー漫画だった。 1対100でも負けない気持ちが必要だと教えてくれる。 最終回もすばらしかった。 あえて悪いところを挙げるならば、そもそもジャンプで連載したのが間違いだった気がする。ジャンプでサッカー漫画は鬼門だ。土田世紀のデビュー作愛蔵版 未成年 土田世紀三色モナカ連載当時土田世紀本人が未成年だったというからすごいよな〜。キャラの描き分けとかコマの割り方は若干読みにくさがあるけど、それを上回る魅力がある。単純に絵が上手いだけじゃなくて味があるというか、松本大洋の言い方を借りれば色気があるということだと思う。漫画のテクニック的なものの荒々しさと作中の登場人物達の未熟さはまさに未成年だけど、こんなん描ける高校生は他にいないよ。好きなシーンは「夢がないのね引野君」「夢ですか…昨日の…みそ汁といっしょに飲んじまった」のとこです。 エンターテイメントの教科書子連れ狼 小池一夫 小島剛夕名無し漫画原作者、小池一夫さんの代表作の一つです。小池さんは1970年代から「劇画村塾」という漫画家の養成塾を開設され、数多くの門下生に対して指導なされました。ここから高橋留美子、板垣恵介など多くの漫画作家が育ちました。 小池さんによると漫画で一番重要なのはキャラクターです。小池さんはこの「子連れ狼」を題材に、どうやってキャラクターを作るのか「キャラクター創造論」などで解説しており、エンターテイメントの教科書と言っていいでしょう。ラーメン好きには必読ラーメン発見伝 久部緑郎 河合単名無し藤本浩平がラーメンに入れ込む姿は、まさにラーメンの探求者です。レシピの改良だったり、創作ラーメンの開発だったり、ラーメン店の経営だったり、一話一話のテーマが魅力的。読後は間違いなくラーメン屋に走りたくなる、ラーメン好きには必読の書です。社会風刺の効いた漫画!予告犯!予告犯 筒井哲也名無し昨今のネット社会に則った風刺の効いた漫画。和製版ジョーカーというべきか、世間からは反感を買う反社会的行為にも関わらず、主人公達の言動や意志は他人事ではない、弱者ならではの正義と感じました。 格差、貧富の差は広がるばかりで、そんな真っ暗な現実を、ちっぽけな漫画喫茶の一室から抗う、とても深いストーリーの詰まった漫画でした。 ちょっぴりエッチなラブコメ作家といえば雛子バリエーション! 矢野健太郎名無し矢野健太郎先生って現代で言う矢吹健太朗ポジションなのかなぁと思う時がある。 奇しくもこの二人、描いているジャンルも名前も似ている部分が多いし‥。 そう考えると新旧のレジェンド作家にお世話になり続けているなぁと。 で、このマンガはそんな良作を連発する矢野健太郎先生のポテンヒッツ的作品です。 現在もアップデートされた絵柄で活動中!声優業界のリアルそれが声優! 畑健二郎 あさのますみ名無し主人公は学校を出たばかりの新人声優が頑張るおはなし。声優さんには色々なキャリアの人が居て、若くしてベテランの女の子や、社会人でOLをやめてから声優になった人など、さまざまなタイプがいて面白いです。収録する部屋はコの字型の椅子の配置になっていて、画面が見えやすい真ん中が大御所声優の位置になってたり、意外と上下関係はあるんですね。 あと、読んで思ったのはラジオの大変さ。最近は声優のラジオなども当たり前になってきましたが、トークがうまい人ばかりではないと思うので、新人でいきなり抜擢されたりしたらネタ帳を書いたり本当に大変なんだろうなと思いました。 友人などの身の回りの日常や、売れない悩みだとか、努力の過程などがコミカルに描かれていて、声優という職業を応援したくなる作品です。桑田ヒーローの大トリ「ゴッド・アーム」ゴッド・アーム 梶原一騎 桑田二郎名無し昭和30年代の大ヒット漫画であった「8マン」。 この作品以降桑田次郎氏は特撮のコミカライズを描く以外では8マンに似たデザインのヒーローを数々世に送り出しています。 その1人が東郷日出人が変身する「ゴッド・アーム」です。 原作の梶原一騎氏ならではの父や婚約者との絆、情愛、そして作画の桑田次郎氏らしいSFテイストも随所に織り込まれ凝縮されたストーリー展開がされていきました。 この作品を最後に桑田氏は少年誌からの連載からは撤退、SF・ヒーローは描かなくなるだけに8マンやXマン、ビッグ・トーリィなど桑田ヒーローの大トリ、総決算とも言える作品でしょう。 劇中では過去のヒーロー・主人公を思わせる描写もあり、知っている方なら思わずニヤリと楽しめる作品です。 タイトルの意味が最後の最後に理解できる。。?とりあえず地球が滅びる前に ねむようこPom 女子高生の前に、イケメンの神と名乗る男が現れる。 地球が滅びるってどうゆうことだ?と疑問に思いながらも、面白くて、寅子(主人公の女の子)の友達、家族の姿にホッコリもしながら読み進んだ。 といいつつも正直、焦点がイマイチ掴みづらかったんですが、、何となく伝えたいことはわかる!想像できる!みたいな話も個人的に好きなので4巻まで読了しました。 ねむようこさんワールドに引き込まれた感じです。 仕事も部活も全力投球!社会人スポーツの魅力ライジング わたべ淳名無しこれは企業内の女子ソフトボール部に所属する主人公・岡田モモコの活躍を描いた漫画です。学生の部活動と違って、登場人物たちが働きながらスポーツに取り組むところが面白かったです。練習や試合以外の場面もていねいに描かれているので、知識がなくても物語を楽しめるところが良かったです。もちろんソフトボールの場面も力が入っています。主人公のモモコが移籍したばかりということもあって、部員たちとなじむまでに時間がかかるところも見どころです。ソフトボールへの情熱を持ちつつ、周囲の状況を冷静に見ているモモコがいいと思いました。大人になってからの部活動も良いものだなと感じました。動物や自然の緻密な描写が美しい漫画ニッポン動物記 本庄敬名無し自然の中で暮らす動物、人間に飼われている動物、人間と争う動物、さまざまな動物の姿が描かれています。人間の視点から描かれる話には、自分と動物との関係を考えさせられました。動物の視点から描かれる話では、動物たちの暮らしを体験することができました。山や森などの自然の風景や、動物たちの毛並みなど、細かなところまで描かれており、何度もくり返し楽しむことができると思います。日常を離れて自然の中で深呼吸をするような、爽やかな読後感の作品でした。 出会って速攻イケメンヤクザに掘られる可愛いDKDKとヤクザ 猫川たら子名無し※ネタバレを含むクチコミです。最終回も目前!ゆらぎ荘の幽奈さん ミウラタダヒロ名無しゆらぎ荘の幽奈さんのミウラタダヒロ先生はその前に恋染紅葉と言う漫画を短期連載されていました。 原作付でやっていたミウラタダヒロ先生、それが作画も原作も1人でやったのがこのゆらぎ荘の幽奈さんなのです。 それゆえに最初こそは若干ストーリーがちぐはぐで進んでいきましたが、今ではジャンプの柱のひとつとなったのは皆の知るところでしょう。 ありとあらゆるエロハプニングを繰り出してきた少年向けハーレム漫画として名を残すと思います。 最終回も目前、全員が幸せになるようなフィナーレを期待しています。クローン技術の問題点とはデッドコピー【新装版】 がぁさん名無しクローン技術が進んで、犯罪の被害にあって命を落としてしまった被害者をクローンで蘇らせるというSFストーリーです。実際にクローン技術はかなり発達しているのでこの漫画のような展開になることも十分にありうることだと思いました。この漫画ではこれからのクローンの問題点なども浮き彫りにしていて面白かったです 複雑な心理模様とアブ…僕 きづきあきら サトウナンキaico複雑な心理模様とアブノーマルな性描写がエロくもミステリアスでもある。歪んだ想いって背景なかなか読み取れないから、気になって続き読んじゃうやつ。カワイイの向こう側に透けるブラックさとキモさ(いい意味)ウサギ目社畜科 藤沢カミヤstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)まず、めっちゃカワイイ。 それは何を置いても第一に来る。 月での異常な労働環境で働いてきたがリストラになり地球に来たふわみ。 この表紙のピンクの髪のうさみみのカワイイ生き物がふわみである。 部屋に転がり込んできて居候するという伝統的なドラえもんスタイルから始まるが、ブラックすぎる環境にいたせいか、不憫すぎるほどに従順で一生懸命で身も心も過剰に社畜だ。 なぜなら働かないと、溶ける。物理的に、身体が。 普通に不憫だとただかわいそうに・・となるが、ここまでくると超カワイイ。 不憫カワイイ。 社畜力53万と言われてもおかしくないくらいに価値観の違う社畜で完全に異文化交流だ。 世紀の発見である月の住人に部屋の掃除をさせご飯を作らせる。 しかも本人はそれを至上の喜びと捉え感謝している。 こんなの狂ってる! でもカワイイのだ。 だからオールオッケー。 社畜とは何か、その行き過ぎた行為の現代社会の闇の一端に触れたような触れてないような、そんな気になった。 もしかしたら働きすぎな現代人への警鐘をカワイさに包んで鳴らしてくれているのかもしれない。 個人的には、体の一部が大きくあるキモさとデフォルメされたへたったウサギっぽいところが好きです。名作はいつ読んでもよいですねいとしのエリー 高見まこ名無しぐうたらな高校生の晋平が、密かに憧れていた女教師絵理子と結ばれるまでの、手が届きそうでなかなか届かない恋愛ドラマ。教師と生徒のいわゆる禁断の恋ですが、それほど過激な性描写はなく、思春期に入った中学生や高校生くらいが読んでもよい内容です。 セックスピンチヒッター新やる気まんまん 横山まさみち 牛次郎名無しセックスピンチヒッターという発想はすごく面白いと思った。セックスに自信がない男のために、その代わりを果たすという仕事。確かにこういうのって実社会でも需要はありそうですね。男性にとってセックスのテクニックはなによりも自尊心につながるからそれだけ重要なものなんですね。平凡な日常の裏側あの人は悪魔【単行本版】 小澤奈央名無し幸せでありながら退屈さも感じる毎日を送っていた主人公がある出会いをきっかけに変化していくお話です。平穏に見えていた生活が実はそうではなく、幸せって何だろうと思ってしまいます。状況に流される主人公がもどかしくもあるのですが、そういう危うさに惹かれていく展開にドキドキします。<<401402403404405>>
ごくごく普通の企業OL・大和薫子が、なぜか異世界へまぎれこんでしまうというファンタジックな作品です。始まりはいわゆる異世界転生的な展開です。薫子が会社の制服のまま、異世界で活躍してなじんでいくのがシュールで面白いです。題名で示されているとおり、ところどころ『不思議の国のアリス』のパロディもあります。異世界に行っても自力で生きていく薫子が、健気で逞しくて読んでいて楽しかったです。