生きることは難儀だなあ。
読んだ直後なんとも言えない気持ちになって思わずTwitterで呟きました。

激しい被虐趣味を持つペス山ポピーさんが様々な男性とプレイ(というか殴られる)をしながら、自らの性的嗜好や性自認の根源にあるものと向き合っていくお話です。
イケメンにボコボコに殴られて恋してハッピー、なんて一筋縄ではいきません。
殴られたいという欲求に真摯に向き合ったことで、浮かび上がった性自認。殴られて恋をしたせいで、その性自認が再び自分の首を絞めることになる。
なんて生きづらい。

男と女の二種類しかいないのは何故なんだ、恋してセックスしてそれが当たり前だなんて傲慢だ。
人の数だけ性別があっていいし、性的嗜好があったっていい。それで人類が滅んだって別にいいじゃないか。
というのは極論なのかもしれません。
でも、みんなが苦しまないで生きられたら、自分を否定しないで生きられたらそれがいちばんいいことだと思います。
ペス山さんも自分を肯定して元気に過ごしててくれたらいいなあ。

生きることは難儀です。みんな生きてて偉いです。

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じつろくなくまでぼこられてはじめてこいにおちました
実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 1巻
実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻(完)
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女の体をゆるすまで

女の体をゆるすまで

話題のジェンダー・エッセイコミック!上巻 単行本化希望の声が編集部に殺到した話題作!! 『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました』のペス山ポピー、待望の新刊です!! 性別欄に“どちらでもない”があると安心する トランスジェンダー(Xジェンダー/ノンバイナリー)のペス山さんが、意気揚々と向かったアシスタント現場で直面した出来事… それは雇用主でもある漫画家X氏からのセクハラだった。「女の体に生まれたからこんな目に遭うんだ…」 自身が生まれもった体を恨み、漫画も描けなくなったペス山さんが 己の過去、友人、親と対峙しつつ、「女(じぶん)の体をゆるすまで」を描いた、話題のジェンダー・エッセイコミックが上下巻同時発売です。

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