完結したマンガの感想・レビュー16082件<<329330331332333>>雪女を蟹を食う読んで雪女と蟹を食う Gino0808名無し※ネタバレを含むクチコミです。平成版「アイドルを探せ」夜をぶっとばせ 吉田まゆみかしこ※ネタバレを含むクチコミです。塀の中の女医さんムショ医 佐藤智美無用ノスケ子最近「塀の中の美容室」という作品が話題になっていましたが、刑務所のことについて知らないことばかりで興味深いです。女子刑務所の中の「女医」という視点から垣間見える人間ドラマを描いています。主人公は東京の病院に勤務しながら、地元の女子刑務所の非常勤の医師として働くことに。最初は単純な興味本位のみで、刑務所の世界に足を踏み入れてゆくのですが…。 受刑者同士のいざこざや、高齢化の問題、薬物の依存症、出所後の社会復帰の問題など、何も知らない状態の主人公を通して、数多くの現実に直面していきます。 全体的に暗く重い雰囲気なので、少しギャグっぽいコマでもあまり笑って読むことはできず…なかなかにショッキングなシーンが多くて辛くなるので、心が弱っている時に読まない方がいいかもです。 作者の佐藤智美さんは、「ブラックジャックによろしく」で知られる佐藤秀峰さんの元奥さんと後で知って納得。ブラよろの影響も凄いあるように感じました。大好きな姉を蘇らせたい主人公は禁術を求め道教の世界へ飛び込むネクログ 熊倉隆敏starstarstarstarstarひさぴよこれの前作の「もっけ」では日本の妖怪を描いてましたが、 今作は近代中国を舞台にした、道教における仙術・妖怪漫画です。 ざっくり説明すると、大好きな姉を蘇らせたい主人公が、道教の世界に足を踏み入れる、という物語です。 中国の道教の世界観が本格的に描かれているので、日本でお馴染みの仙人やキョンシーとはイメージが大分異なります。 仙術や世界観について細かい説明はされないですが(そもそも道教とは明確な定義が無いらしい)、それ故に道教へのリアリティを持たせているように感じます。 巻末などの参考文献を見る限り、作者の熊倉隆敏氏は妖怪に対する深い造詣を持つだけでなく、道教についても相当調べられているように思います。 まぁ道教の知識がなくともマンガは楽しめるのですが、それだと魅力が伝わりきらない可能性はあるかもしれません。 図書館などで参考文献の本を借りて読んでみたり、ネットで少し道教について調べるだけでも、より深く作品を楽しめるのは間違いないです。言葉では説明できないような奇想天外な展開ばかりですから。 仙術バトル以外にも、ぎょっとしてしまうようなエログロも多いので、やや読者を選ぶタイプの作品かもしれませんが、全4巻で伏線もきっちり回収し、綺麗に終わっていて読後感の良い作品です。 ネタバレ本日のバーガー 花形怜 才谷ウメタロウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ネタバレ社畜と少女シリーズ 板場広志名無し※ネタバレを含むクチコミです。今月の『逃げ恥』を語ろう【祝・連載再開】逃げるは恥だが役に立つ 海野つなみカカオ※ネタバレを含むクチコミです。 陵辱という性癖をめぐる歪な人間関係…!!可愛そうにね、元気くん 古宮海たか※ネタバレを含むクチコミです。変わらない絵柄とセンス眠れぬ真珠 石田衣良 吉田まゆみかしこアイドルを探せを読んですっかり吉田まゆみ先生に魅了されたので、今はどんな作品を描かれているのか調べてみところ、ちょうど1巻無料だったので読んでみました。原作が石田衣良さんなのと掲載誌が女性セブンということでエロティックなシーンもありますが、全然下品な感じもないし絵柄もセンスも変わらなくて素敵だなと思いました。これ以降は漫画を描かれていないのでしょうか…?もっと!に載っていたのか…新月を左に旋回 衿沢世衣子nyae「もっと!」は何号か買って読んでいたけどこれが載ってた記憶がない。読んだら思い出すかなと思って読んだけど、やっぱり記憶にない。 で、読んだ感想としては「感想書くのむずいな」というのがまずありました。実に奇妙な漫画です。多感な中学生にけっこう酷な現実が降りかかる。でも深刻になりすぎない。主人公・ユウコが屈託のない性格だからかもしれない。コノハズクの存在がユウコの生活を大きく変えたのかといえばそうでもないんだけど、所々で気づくと人助けしてたり交友関係が深まったりしてる。視界も広がっていく。 もしかしたら自分が中学生に戻ったつもりで読んだほうが面白いのかなー。学校が生活の大半を占めていたあの頃に。 せっかーン!!ぶれいボーイ 小池一夫 芳谷圭児名無したまたま少し体調が悪いときに読んだので「これは俺の頭がおかしくなっているのか?」と不安になったのですが元からぶっとんだマンガでした。 Twitterで本作の画像を見かけて一体何事だろうと調べたところ、飛び込んできたのがこのあらすじ。 「電車内で喫煙していた女子高生のお尻をひんむいて、「せっかーン!!」と叫びながらひっぱたく着流しの男。彼、阿久津無事(あくづぶじ)は筑紫大学付属高校に赴任してきた日本史教師である。」 「正気か?」と思えるような筋書きですがこれでページをめくらせてくるエネルギーというか勢いがすごい。作中で阿久津先生が言うこと自体は確かにまっすぐというか、恐ろしいことに生徒を思ってのことだというのは伝わってくるのです。本当にどうして? 結果として女性のケツを公衆の面前でひっぱたくのが最大の見せ場の男には変わりないのですが、読んでいる間は目が離せません。絶対に負けないし(※自身を排除しようとする女性たちの工作をすべて破る)。 なにはともあれ読者を引きつけるパワーは満ち満ちているので、読まずにネタ漫画だと笑うのはもったいないと感じました。ただ体調が優れないときに読むのはやめたほうがいいと思います。漫画家が好き放題描くととんでもないことになるEVIL~光と影のタペストリー~ 塀内夏子hysysk高校の美術部の活動で出会った3人が、運命に翻弄される話なのだが、色んなところに持ち込んだけど断られたというのも頷ける要素の多さ。美術、精神分析、犯罪、ミステリー、ホラー、恋愛、ファンタジーなどあらゆる分野にまたがった独自としか言えない作品になっている。続編は主人公が描く漫画も織り込まれてきてさらにすごいことに。 https://manba.co.jp/boards/111363 インディーズ的な独りよがりとも違う、プロの狂気と漫画の力を感じた。物語に出てくる美術作品は「絵描きの仁義として」全部作者が描いたらしい。魔法は子供達を傲慢にするDark Seed―ダーク・シード― 紺野キタあうしぃ@カワイイマンガ傲慢さという性質は、なかなか御し難い。それは時に私を駆り立てる力になる。しかし一方で、自分を特別視し人を見下し、高みから誰かに噛み付いては、自分の心を傷つけ狂わせていく。 この『Dark Seed』という魔法学校ファンタジーは、そんな「傲慢さ」とどう折り合いをつけるか?という事が主題になっている。 ★★★★★ 魔力を持つ子供は、毒でもある魔力を中和する「対(カノン)」の存在無しでは生きられない。しかし魔力を持つ子供は力に思い上がり、仮初の魔力を得る「対」を見下す。そんな魔法学校で、主人公の少女は強い傲慢さを持ちながら、とある偉大な魔法使いの力を受け継ぐ。 主人公と「対」の諍い、学生達それぞれのパートナーシップ、偉大な魔法使い一族の内情と、跡目と目されていた少年の画策……それぞれに見て取れるのはやはり、力を持つ故の「傲慢さ」。しかし描かれる感情には共感できる部分が多く、それ故に己の持つ危うさが、客観的に見えて来る。 そして偉大な魔法使いの仕事を受け継ぐ時、主人公は酷くどす黒い「傲慢さ」と対峙する事になる。 学校や師から学ぶのは、魔法より小さくても実のある優しい力との「世界の均衡」。それを好んだ少女は、荒々しさを抱えたまま「傲慢さ」と対話を始める。変に悟って腑抜けてしまうのではない、元気なままで己の傲慢さを手放すやり方に、どこかスッとする。 「カブのイサキ」1巻の感想カブのイサキ 芦奈野ひとし名無し地面の広さが10倍になった地球で、飛行機が移動手段の基本になった世界で生きるひとたちを描きます。 藤本タツキ先生がジャンプフェスタでおすすめしていたのを聴いて気になって読んでみた次第です。ちょっとミステリアスなお姉さんのシロさんと、素直にパシられてる純朴なイサキ少年の組み合わせ…。 なるほど藤本先生がお気に入りな理由、『チェンソーマン』を読んでるとちょっと納得かも! 1巻だけではこの世界の成り立ちなどまだまだ分からないことだらけですが、のんびりした空気と地に足ついたキャラクターの雰囲気がたまりません。 なにより広大な世界から本当に風が吹いてくるかのように感じられる飛行シーンが素敵! 続きもじっくり読んでみます〜。これが俺の宿命(サガ)なんだから!世紀末博狼伝サガ 宮下あきらstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男宮下あきらが描く“世界一のギャンブラー”と豪語する主人公サガが、いろんなギャンブルを強敵と勝負していく。単純なギャンブルからバカラ/チンチロリン/麻雀/パチンコ/手本引き/ゴルフ/ブラックジャック/ポーカー(スタッド・ポーカー)/おいちょかぶ/ルーレットなどがあるが特にギャンブルではないゴルフ回と手本引き回がお気に入り。 手本引きは扱った漫画は、代紋TAKE2/根こそぎフランケン(牌本引)/ヤングサンデーでやっていたアプサラス/賭博師 梟(牌本引)/ギャンブルフィッシュ/アカギとかあるけどこれで初めて知った。 ゴルフ回は世紀末博狼伝サガでの屈指の名作回だと思っていて、手本引きの時の登場した盲目の祇園の闇竜とキャディ犬玉三郎とのプレーがすごい好き人気BL小説がKissでコミカライズ美しいこと 木原音瀬 犬井ナオ名無し週末に女装をして街へ繰り出すのが趣味の松岡と、同僚で仕事ができないけど人がいい廣末。ふたりの切ない恋を描く新連載! 原作小説は舞台化もされたという人気作だそうです。 松岡はとあるきっかけにより女装がばれ、暴力を振るわれて逃げていたところを廣末が救ってくれたことで(男と女として)出会う。後日、女性の姿でお礼をいったきり二度と女装はしないと決めたものの、廣末は女の自分をずっと探しているようで…という初っ端から切なさ全開で胸がギュッとなりました。 20世紀初頭の科学力で火星人に蹂躙される恐怖。宇宙戦争 横島一 猪原賽 H・G・ウェルズななし※ネタバレを含むクチコミです。著者の父との思い出と別れ父のなくしもの 松田洋子ぺそ※ネタバレを含むクチコミです。あせとせっけん読んであせとせっけん 山田金鉄名無し※ネタバレを含むクチコミです。 オーホッホッホ!白鳥麗子でございます! 鈴木由美子無用ノスケ子超絶美人でパーフェクトな社長令嬢の白鳥麗子のおバカコメディ。「オーホッホッホ!」の高笑いで覚えてる方も多いかと思います。初めて読んだのは小学校高学年の頃でした。当時は大ブームでドラマ化もされ一部の女子たちから圧倒的な支持を得てましたね。男子の間では「おぼっちゃまくん」が流行ってた覚えがありますが。まだバブルの空気が残っていた時代だったので、”お金持ちギャグ”でもゲラゲラ笑えたんですよねー。白鳥麗子はプライドが高い故に、それが邪魔をして素直になれず、まったく器用な恋愛ができない人でした。でも哲也のことが大好きで、一途で乙女な所もあって、とっても可愛い人なのに…鈴木由美子先生はどこまでも面白さを追い求めるのです。コメディ漫画として最高の仕上がりですので、きっと男性が読んでも楽しめる漫画ですよ。夜を歩く、生まれる場所へ。夜の童話 紺野キタあうしぃ@カワイイマンガ春の夜の闇はあやなし…と口にしたのは凡河内躬恒であり、紺野キタ先生の『つづきはまた明日』の主人公・藤沢杳(はるか)少年だった。視覚を制限される夜に、出会う感覚は豊かで、月夜歩きは意外なほど自由。 そして夜は、何かが生まれる場所……朝、生誕、故郷……へ辿り着く。 暗い闇を歩んだ者・不安を共有する者しか辿り着けない、豊かな感慨のある詩的短編集。夜に一つずつ、ゆっくりとどうぞ。 ●『家路』…夢の故郷を絵にしてみた。それが画集になる時、彼の夢はどうなる? ●『庭』…姫の庭には、園丁の少年が眠る。姫が悲嘆に暮れる時、庭は姫を受け止める。 ●『バイエルのワルツ』…営業の谷川君は、事務の時枝さんの結婚話を聞いてしまう。夜道で彼は思い切る! ●『春を待つ家』…奔放な父に振り回される姉弟。それでも共に桜を見る父が好きだ。 ●『カラカラ』…かつて事故に遭った時、祖父と空を操った。 ●『眼鏡売りの男』…月夜の下を不思議な眼鏡を売り歩く男が、出会い・配る物とは? ●『あかりさき』…病院の前で、裸足の少女と出会う。一番星を灯す彼女に託される物。 ●『夜の童話』 ①長いこと借りていた「猫」を返す。 ②三匹の捨て猫と心配な子供達。 ③猫を見つけたお礼に初恋(概念)を貰う。娘の友達を読んで娘の友達 萩原あさ美名無し※ネタバレを含むクチコミです。 共感とも嘘松とも違う独特の空気感裸一貫! つづ井さん つづ井mampuku元来、自己投影主人公をキモく描いて楽しくいきていますイエーイな自虐半分ルサンチマン半分なマンガはあまり好きではないんですが、このマンガは微笑ましくて割と楽しく読めますね。 「腐女子」や「推し」などの基本的なオタク用語に脚注がついているのが好印象でしたこういう漫画をずっと読んでいたいてけてけマイハート 竹本泉nyaeなんだろう、この一生読み続けていられそうな良さ。ここだけのふたり!にも近いものがある。 外を歩けばすぐ補導される見た目が中学生(実際は立派な大人)ののぞみと、地味で大人しくて優しくて糸目の吉田くん。アンバランスなように見えるけど、この組み合わせじゃないと駄目なんだよな〜って感じの夫婦。これといった山も波もなく、気がついたら付き合ってて、気がついたら結婚してるみたいなのがいちばん理想的。<<329330331332333>>
※ネタバレを含むクチコミです。