完結したマンガの感想・レビュー16088件<<259260261262263>>およそ30代後半のゲーム好きは大体好きだと思うハイスコアガール 押切蓮介六文銭なんとも、おっさんホイホイなマンガだと思う。 著者と境遇が似ている自分にとっては、より共感するんですよね。 「テレビゲーム」「駄菓子」そして少年時代の「淡い初恋」 といった、おっさんをノスタルジックに刺激する要素がモリモリです。 時代背景を丁寧に切り取ったストーリー展開。 ゲームのキャラ達が語りかけてくるというゲーム好きにはたまらない演出。 まるで自分の周りにもいたかのような登場人物達が、リアルな存在として眼前にせまり、我々を「少年時代」へと連れて行ってくれるんです。 経験に根付くものが多いですが、それゆえに共感した人は、どハマりすること間違いなしだと思います。 途中色んな事がありましたが、完結までいけて良かったのと同時に、 自分のなかで大切な1冊になりました。 余談ですが、日高ファンとしては嬉しい「ハイスコアガール DASH」も開始されて、まだまだ熱は尽きないです。涙腺崩壊しすぎて読むのが何度もとまる透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記 沖田×華六文銭医療マンガは数あれど、産婦人科で、ここまでリアルな話を初めて読みました。 ドラマチックな展開などありません。 淡々とした生と死の現実があります。 最近「親ガチャ」なんていう言葉が流行ってますが、 正直、自分自身も家庭環境に恵まれたほうではなかったので、 そういう発言する人たちを 「できない言い訳だろ」 と嫌悪感すら感じていたのですが、撤回します。 親によって子供の人生は左右されます。これは事実です。 それこそ、産まれてこれるのかどうかさえも。 本作は、そういった様々な親の姿が生々しく描かれております。 際立つのは、恵まれない子供たち。 中絶、死産、障害、そして虐待。 子を持つ親としては、これを読むのが本当にツラくて、 基本1話完結型なのですが、読むたびに毎度ボロボロになります。 と、同時に、とても考えさせられました。 子供の生きる力は、親にとって希望だと思っていましたが、 絶望な人もいる。 子供の期待に応えられず、つぶれてしまう人もいる。 そうしたとき、どうすればよかったのだろう?何ができるんだろう? 心底、悩みます。 個人の問題なのか、行政の問題なのか。 本作に出てくるような恵まれない子は一部でしかなく、 この国にもっと大勢いるのだと思うと、よりそう思います。 未来の力であるはずの子どもたちが、このような状況におかれていると知るよいきっかけになりました。 マンガと侮るなかれ。 虐待件数上昇中とか、そんな単純な数字でははかれない現実が、 鮮明に心にきざまれます。 あらためてこういうマンガが広く普及して、考えるきっかけになって欲しいと思いました。これからの展開に期待です #1巻応援恋はお金じゃ買えません 桜沢エリカPom 大人の現実にはありえないだろう漫画らしい恋愛漫画。 個人的には好きです。 後輩のミス被って(ここからしてこんなことあるのかと)会社をクビになった蕗子(ふきこ〜)に、まさかまさかの展開が。 自分が幼き頃も、現実離れした作品にワクワクしたものです。 イケメンでツンデレの王子様やってきた!ドキドキみたいな。 2巻以降に、盛り上がってくるのでしょうか、期待したいと思います。 地味だがクールな現代ニンジャの戦い方!ヤオチノ乱 泉仁優一starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)形を変え、現代に生きる「忍者」の生き様をリアリティをもって描いたらこうなる!っていうのをバッッチリやってくれてる現代忍者マンガ!! 日本の若手忍者のトップを決める試験に挑む少女キリネ。 ランダムで組まされる相棒のシンヤはあまりに普通で足を引っ張るばかりかと思いきや…? 試験の参加者は蜘蛛の毒を受け、参加者たちが持つ解毒薬を使わなければ4日で絶命するため、池袋2km圏内で自分は見つからず他の参加者を見つけ倒していけなかればならない日常の中に潜む過酷なサバイバル! 術や身体変化、特殊能力などは一切出てこないで、鍛錬で辿り着けそうな人間の身体能力と、あくまで手に入るものを駆使した創意工夫、徹底した観察力・洞察力、追跡術や罠や早着替え、心理的駆け引きだけでこれでもかと魅せてくれる!! 魔法のような科学の粋を結集したテクノロジーアイテムが出てくるわけでもなく、本当に生身の訓練された人間として忍者が出てくるのが超クールです!! https://comic-days.com/episode/10834108156630866418 ずっと読んでみたいと思っていたにもかかわらず、どうしても読み始められずに流れていってしまったんですが、無料公開のタイミングで途中まで読み、その後ポイントを使って一気読みしました。 読んでよかった! そして、なぜリアルタイムで読んで応援できなかったのか! 悔しい! きれいな形で終わってはいますが、主人公の少女・キリネの相棒となるシンヤがなぜああいった状態になっているのか、という部分にフォーカスする回があったら読みたかったなーという気持ちはあります。 衰退を楽しく生きる子供達 #1巻応援黄昏星のスイとネリ 徳永パンあうしぃ@カワイイマンガ人間の女の子スイと、ナマケモノの男の子ネリはまだ子供だけれど一緒に民宿をやって暮らしている。目下の悩みは、お客が来ない事。 人間が宇宙へどんどん出てゆき、人口が減ってゆく黄昏の星・地球。残されたのは少ない人と、人語が話せる動物達……と言うと寂しそうですが、お客が来なくてもスイとネリは逞しく、楽しそうに生きて遊んでいる。 世界は海面水位が上昇し、朽ちつつあるがゆったりとしている。そんな中を遊ぶスイとネリ、久しぶりのお客の大学院生・シダ、市場や地下の人々、みんな穏やかで優しい。不便でもいいからこの穏やかさを得たい、と私は言えるかどうか……考えてしまいます。 描き込まれた光景、味がありつつ可愛らしい絵で描かれる世界の中で、誰かと一緒にいる喜び、出会いの喜びが綴られて、じんわりと温かくなる作品です。面白かったけども…!転移性恋愛~精神科医のタブー~ 咲間はち子 都築みやこ 小野寺ひかり 木原飛鳥ポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。視覚情報に溺れたいAURORA NODE 箱いっせ野愛情報過多なのに謎だらけな世界観が面白い、面白いと言い切れるほど理解できてないけれど面白い予感がしているので更新を楽しみにしています。 2020年からそう遠くはない未来、情勢は依然下り坂。公共施設などはどんどん失われ、その代わりに展示物は「オーロラ」という立体映像で補われています。 つまり、動物園のパンダも水族館のくらげも全部バーチャルになってしまった世界が舞台。 「オーロラ」を用意する視覚伝達員の野中ふじ緒と、オーロラブロンドの髪を持つ謎の少年が出会い物語が展開していきます。 ストーリーを理解しようとするよりも、視覚情報の多さと美しさに浸るのがとにかく楽しい! 毎話新しい展開と謎が生まれて頭が追いつかないけど、そのスピーディーさも近未来SF感として味わえます。 青を基調とした透明感ある色使いも好きです。眺めているだけでも世界観に浸れます。 どんどん面白くなっていく予感がしているので話数が少ないうちに読んでおくのをおすすめします。 でも展開が気になるのである程度まとまってから読みたい気もする…のでお好みに合わせてお読みください。 日常はささやかな努力の積み重ね澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。簡単家めしレシピ付き 山田可南野愛澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。を読んだからにはこちらもと思い読んでみました。 なんでも作れて料理の楽しさに目覚めた光くんにも初心者の時代がありました。当たり前のことだけど、最初から完璧な人なんていないんですよね。 料理上手なお母さんが亡くなって、食生活がおろそかになっていくのをなんとかしないと!と中学生の光くんが奮闘します。なんていい子。 なんで自分ばっかり料理作らなきゃいけないんだ!と家を飛び出した回は切なくなりました。その後戻ってきてカレー食べて、自分の気持ちを整理する光くんはやっぱりいい子です。 毎日ご飯作るのめんどくさいなという人にぜひ読んでみてほしい。毎日ご飯作ってもらってる人にも読んでほしい。 ささやかな作業の積み重ねで日常が成り立っていること、今日食べたご飯が明日の自分を生かしてくれていること。光くんの姿を見て、様々な気づきを得られるはず。 憑依?タイムスリップ?生まれ変わり?寿司?元祖江戸前寿し屋與兵衛 内山まもる 白川晶starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男冴えない独身男が寿司の夢を見て寿司名人華屋與兵衛が憑依して寿司を作って問題を解決していくマンガ。40歳の男がいきなり寿司を握れるようになるが憑依の条件が精神の安定なのか寿司をバカにされたのがきっかけなのかもよくわからないまま進んでいく。途中で華屋與兵衛と主人公の性格が同一になっていったりして結局憑依なのかタイムスリップなのか生まれ変わりなのかがわからないままハッピーエンドで終わった こういうマンガはいつ読んでも良いな ホモサピエンス売れてほしいオッドタクシー 此元和津也 肋家竹一野愛読み進めるたびに読み返してしまうという矛盾がおこるめちゃくちゃ面白い作品。 沢山の登場人物が絡み合って、あらゆるところに伏線が張り巡らされているのに混乱せずに読めるのが凄い。 全員動物で描かれているから記号化されて読みやすいし、動物で描かれていることもストーリーに関係してそうでワクワクします。この設定もあの発言もどこかで回収されるのかとワクワクします。 お笑いコンビ・ホモサピエンスのラジオがまたいいんですよね。 ラジオ番組やってるから人気無くはないけどブレイクはしてないんだろうな、改編期でもっと若手に番組変わっちゃいそうだな…とリアルな温度感が伝わってきます。ガチリスナーがいるのもリアルでいいなあ。 んでグッズがめちゃくちゃかっこいい。Tシャツかっこよすぎやしないか。 待ってました!シーズン2東京タラレバ娘 シーズン2 東村アキコnyae※ネタバレを含むクチコミです。居場所を失い追い詰められていく様が生々しい…「ただの空気」が吸えなくなりました。 ~化学物質過敏症で無職になった話~ 吉野あすも 武濤洋 金子ユリ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ほのぼの冒険活劇アップフェルラント物語 田中芳樹 ふくやまけいこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ザ・ファブルのスピンオフ+ナニワトモアレの種ざ・ふぁぶる 南勝久さいろく南勝久せんせーの最新キャラ(ファブルから)からメジャーデビュー時の最古キャラ(ナニワトモアレの原点作品から)まで諸々見たかったアナザーストーリー…というのを期待してしまったけど、ひらがなのタイトルのイメージどおりかなりユルユルな内容でした。 ファブルのキャラ達のスピンオフ的には見たかったソレで間違いないかな?ちょっとズレすぎてる?そこも南勝久じゃない? みたいな感じで、本編読み終わったら絶対読んだほうがいい1冊となっておりました。完結記念『あさひ先生はどのくらい泣き虫か』人の息子 あのあやのみょー※ネタバレを含むクチコミです。"夜を呼び寄せてしまう"少女の、童話のような物語 #1巻応援夜の名前を呼んで 三星たまsogor25主人公の少女・ミラは"ある病気"の治療のために親元を離れて暮らしていました。 その"病気"とは、彼女の中に不安が募ると周囲に「夜を呼び寄せてしまう」というもの。 この作品はそんなミラと、彼女が"師匠"と呼び絶対の信頼を置いている医師のレイが共に暮らす日常を描く作品です。 魔法で探しものをしたり、空から降る星を集めてジャムを作ったりと、素敵なファンタジーの世界観の作品です。 そしてその世界観を、人物はもちろんのこと、風景や小物まで可愛らしく描くことで作り上げています。 基本的には優しい世界観の作品ですが、ミラの抱える病気については彼女の心に暗い影を落としているような描写が見られます。 その病気をレイとともにどのように克服していくか、そこにもしかしたらミラの成長も見ることができるかもしれません。 そういう意味でも今後の展開が楽しみな作品です。 1巻まで読了 哲学的な侍考える侍 山田芳裕かしこ見た目は野武士みたいで全然賢そうに見えないのに、歴史、文学、芸術、哲学とジャンルを問わず博識で、おまけに剣も強い主人公。絵柄は今と変わらないけどまだ上手くはないので少し読みにくいところはあるかも。でも山田芳裕節は最初から完成されてたんだなと思った。特に女の口説き方がカッコいい!方向性も内容もよくわからないが包丁無宿勝負旅 土山しげるstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男だがそれがいいとしかそれが土山しげるとしか言えない。包丁無宿という名前でもしかしてかの料理漫画の名作「包丁無宿」に関係あるのかなとか考えながら読み始めたが確かに関係があった。主人公の関係者が「暮流助」と一緒に働いていたとか「大日本料理会」が無くなって違うのになっていたとか懐かしい話もあった。 内容は高級路線に対抗して安い材料とひらめきで勝負していくと思っていたがそんなに勝負はなく修行の旅がメインだった。確か今日読んでまだ三時間ぐらいしか経っていないが内容はほとんど覚えておらず唯一覚えているのはすっぽんの回に登場した主人公に敵対するキャラの土山しげる独特の悪顔しか記憶にない。 ウチヤマユージの初期短編夏の十字架 ウチヤマユージかしこウチヤマユージさんの初期短編が収録されています。全部テイストが違いますがどれも面白かったです。私が一番好きだったのは一人暮らしのおばあさんの一日を描いた「ちりぬるを」ですね。優しいおばあさんの穏やかな暮らしぶりにほのぼのしながらも最後にヒヤッとさせられます。表題作の「夏の十字架」は登場人物が全員悪人なんですが意外な終わり方でした。ウチヤマユージさんの可愛い絵柄にダークな内容っていうのがギャップがあって面白いのですが、めちゃくちゃリアルな絵柄の人が描いたらどうなるんだろうとも思ったりしました。 ホラー✕ギャグの新境地でろでろ 押切蓮介六文銭ホラーにギャグを融合させた快作。 主人公は血圧高めの喧嘩っぱやい中学生・耳雄。 超ド級のシスコンというおまけつき。 重度の霊感体質なせいで、ふとした瞬間に彼の周りには幽霊や妖怪がはびこってます。 が、あまり怖くないので安心してお読みください。 殴れます。なんなら、頭突きだってできます。 もう、何でもあり。 また本作の妖怪はすべて作者のオリジナルなのですが、 どこか滑稽で、しょうもなくて好きです。 例えば、飼い犬に嫉妬して犬小屋を奪う「犬小屋婆」とか。 スナック菓子を開けようとすると破裂して飛び散らせる「ビビリダマ」とか。 ・・・絶妙に地味な嫌がらせが多く、 それらを特にひねることもなく腕力(物理)で解決していく展開は爽快の一言です。 スカッとした笑いを求めている方におすすめしたい作品です。食育の重要さを学ぼう澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。 山田可南野愛子どもの頃からの食育って大事だな〜と思わせられる漫画がバズってますが、こちらを読んでも食育って大事だな〜と改めて感じます。 澤飯家は父ちゃん、光、瑞穂の3人家族。母ちゃんが亡くなってから、長男の光がみんなの料理を作っています。 母ちゃんの美味しい料理が自分達を支えてくれたという思いがあるから、光くんも美味しい料理を作れるんですよね。 家のことが忙しいし…と部活を諦めていた光くんが料理部に入って楽しそうにしているのを見るとこちらまで嬉しくなります。 作るのも食べるのも楽しいことが一番なんですよね。 なんで自分だけとかめんどくさいとか思うことも、手抜きだったりカップ麺の日も何も悪いことじゃない。 無理せず楽しく、自分も家族も喜ぶご飯を作る光くんの姿が素晴らしい作品です。やっぱり母は偉大だったHaHa 押切蓮介六文銭『猫背を伸ばして』『ピコピコ少年』などで著者の作品にちょいちょい出てくる作者のお母様のお話。 パンチパーマ姿で口うるさく、破天荒ながらも、 時折真理をついてくる金言の数々に胸うたれ、 「押切蓮介の母」ファンも多かったと思います。 実は、 私もその一人です。 本作の内容は、母の若かりし頃のお話。 意外にも母は、父親は警察署長、母親は老舗旅館の女将の娘という、 みるからに良いところの家育ち。 躾に厳しく、それが息子である著者にも口うるさくなっている部分だったのかと納得しました。 母親の母、著者にとっては祖母にあたる方から、連綿と続く人生哲学ともいえる価値観は純粋に良いなぁと思いました。 そうやって、行動指針、習慣は受け継がれていくんだなとシミジミ思いました。 ネタバレになるので詳細は控えさせていただきますが、 家庭環境など、なかなかの波乱万丈な人生で、結果として何事にも動じない、ほろ苦い「人生の味」を滲み出すようになったのかと納得できます。 最後の母の手紙(おそらく直筆)は、 その人生の過程を想像し涙を誘います。 なにはともわれ、母(母の母も)は偉大だと痛感しました。 押切蓮介の自伝的作品猫背を伸ばして 押切蓮介六文銭押切蓮介氏って多才だと思うんですよね。 現時点で代表作である『ハイスコアガール』のような青春群像劇、『でろでろ』のようなホラー✕ギャグを融合させた作品、『ミスミソウ』のような復讐劇、『焔の眼』のようなファンタジーバトル。 などなど。 ギャグベースからシリアスまで、本当に色んなジャンルの作品を世に出し続けておりますが、本作はその中の1つ、『ピコピコ少年』と同系統の自伝的なエッセイ作品。 漫画家になる前に、バイト先やら私生活やら何やっても報われなかった日々をシニカルたっぷりに描いております。 本作で著者がよく使う「俺クオリティ」という表現が出てきます。 不幸な出来事が、まるで自分にだけ頻繁に起きてしまうように感じ、 心のカンシャクを起こす状態のことをさします。 例えば、文化祭の日に限って熱を出すとか。 皆できるのに一人だけできないとか。 なんとなく共感できてしまうのが悲しい。 しかし、そんな陰惨な気持ちをふっとばすのが、著者の「母」の存在。 容姿こそパンチパーマで気合入ってますが、いざという時、作者の支えになっている感じがとても暖かい。 作者の母ですが、まるで自分の母親のような、 否、皆の母ちゃんな感じがします。 タイトルも母の言葉のようで、人生は辛く苦しいことは多いのですが、それを糧に前を向いてシャンとしたくなるそんな1冊です。 自伝的作品ですが、ただの著者のファンアイテムではなく、 人生にちょっと疲れた方に読んでみてほしいです。ちゃんと面白い長編でしたね鬼滅の刃 吾峠呼世晴mampuku※ネタバレを含むクチコミです。<<259260261262263>>
なんとも、おっさんホイホイなマンガだと思う。 著者と境遇が似ている自分にとっては、より共感するんですよね。 「テレビゲーム」「駄菓子」そして少年時代の「淡い初恋」 といった、おっさんをノスタルジックに刺激する要素がモリモリです。 時代背景を丁寧に切り取ったストーリー展開。 ゲームのキャラ達が語りかけてくるというゲーム好きにはたまらない演出。 まるで自分の周りにもいたかのような登場人物達が、リアルな存在として眼前にせまり、我々を「少年時代」へと連れて行ってくれるんです。 経験に根付くものが多いですが、それゆえに共感した人は、どハマりすること間違いなしだと思います。 途中色んな事がありましたが、完結までいけて良かったのと同時に、 自分のなかで大切な1冊になりました。 余談ですが、日高ファンとしては嬉しい「ハイスコアガール DASH」も開始されて、まだまだ熱は尽きないです。