女性マンガの感想・レビュー3218件<<678910>>いろいろな好き環と周 よしながふみstarstarstarstarstarNano1話から朱里ちゃんの気持ちが痛いほど分かって泣いてしまった…お母さんと言い合いをしても、やっぱり相談しちゃうんだよね…頼りたくなっちゃうよね…。「小さい私のまんまでずっと3人でいれたらよかったなぁ」も共感できてしまって苦しくなっちゃった…。 いろいろな時代の環と周、いろいろな好きのかたち。胸がぎゅうっとなるようなお話ばかりで、一瞬でこの作品の虜になりました。2話の文通のシーンがとても好きで、私も誰かに手紙を送りたくなりました。「あなたの幸せをお祈りいたしますね」大好きなフレーズです。「国語の教科書」になってもおかしくない言葉の深さ!言葉の獣 鯨庭starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 言葉が「想像の獣」の姿で見える女子高生と言葉に強い関心のある女子高生の物語。 <ここがオススメ!> 言葉と感情のリンクの深さが物凄い! 「国語の教科書」以上に「言葉」について考えさせられる作品。 「言葉」の解釈が辞書のような「正しさ」ではなく詩的な「解釈」に重点が置かれており、新しい視点で物事を考えるきっかけになりそう。 心に突き刺してくるものもあるけれど、言葉を大切にしようと思わせる傑作。 「言葉」を体現する「想像の獣」の姿も「なるほど……」と納得できる。 この言葉はどんな「獣」なのだろう?と思うのも面白いかも。 <この作品が好きなら……> ・ほしとんで https://manba.co.jp/boards/96324 ・うみべのストーブ 大白小蟹短編集 https://manba.co.jp/boards/172968 ・テロール教授の怪しい授業 https://manba.co.jp/boards/96410台詞一つ一つに魂が宿っている!命と人生の物語。胚培養士(はいばいようし)ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~ おかざき真里starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 受精卵を扱う専門職である胚培養士を主人公とした、不妊治療のヒューマンドラマ。 <ここがオススメ!> 命の凄さと尊さを改めて実感する大傑作! 不妊治療という当事者には辛いけれど、知らない人には全く知らない世界が描かれている作品。 と書いておいて、ごめんなさい。 僕は恥ずかしながら「不妊治療」のことも詳しくは知らないですし、「胚培養士」という職があることすらも知らなかったです。 ただ、この作品を読んで改めて実感したことがあります。 不妊治療に関わらず「知ること」がいかに大事か、ということを。 「知ること」で世界は拡がり、輪郭が変わってくということを。 そして、とにかく作中の言葉の一つ一つが重大で重要。 ネタバレになってしまうので詳しくは書けないですが、どうしてもこの言葉だけは刻んでおきたいので、書かせてください。 「数字にすると0g. でも、背負ってるものが重過ぎて」 琴線を物凄く震わせてくる名作です! <この作品が好きなら……> ・ブラックジャックによろしく https://manba.co.jp/boards/137390 ・高度に発達した医学は魔法と区別がつかない https://manba.co.jp/boards/150837 ・植物病理学は明日の君を願う https://manba.co.jp/boards/168599近すぎて見えないものに気付く。母ですが妻やめました とげとげ。starstarstarstarstarPom 夫ですが会社辞めました。から読むのが良いかと思います。続いているので。 バリキャリ母、主夫の父など、それぞれ色んな立場での視点で日常の大変さ、悩み、苦しさ、幸せな時が分かる。 いやー違う環境で育った人が一緒になって、ほぼ365日一緒にいて、価値観擦り合わせながら思い遣って喧嘩しても許し合ってまた前を向いて共に歩いていくってとてもとても大変なことなんだなと再認識した。 子供ちゃんが居て家族の話だけど夫婦の話でもある。 そう、終盤、理恵さんの気づいた通り、気張らなくても無理しなくても良いのだと。 だけど単純なことほど難しく考えがちだな〜。 色々な場面で自分と重ね合わせて読んでしまいました。 また次巻は違う夫婦、家族のお話かな。 #1巻応援 短くていい話だった!今夜、初めて君に酔う 細堀ゆかり名無し橘さんみたいなきっぱり正論系女性も居て当然みたいな社会に早くなればいいのにな。もちろん一条くんみたいな天然人たらしも居たっていい。むしろ居てくれると助かる笑 短くていい話だったけど、その先がかなり気になる話でもあった。地味ヒロインのシンデレラストーリー乙女椿は笑わない 高梨みつば名無し高梨みつば先生の新連載。 トラウマのせいで笑顔をつくれなくなったヒロインが、実はお金持ちの家の娘だった。 その家から派遣されてきたイケメンヒーローのミッションが、ヒロインを笑わせること……? という、よくあるシンデレラストーリーに、トラウマ解消というテーマを持たせてひねりを加えた作品。 地味な(実直な)ヒロインのキャラが丁寧に描かれていて好印象。この夫婦、子どもをつくる資格がない(12話まで読了)子供が欲しくて、でもいらない とさとしポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 ただただ気持ちが悪い話、だけど読んで良かったと思った娘の妊娠は、夫のせい だあ子 サレ妻りえポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。漫画家マンガでもあるしツユクサナツコの一生 益田ミリstarstarstarstarstar_borderかしこ手塚治虫文化賞ノミネートをきっかけに読みました。ドーナツ屋のアルバイトをしながらタウン誌やInstagramに漫画を描いているツユクサナツコが主人公です。日常に漫画のネタがあってご飯の後や寝る前にそれを作品として落とし込むまでのナツコの一日が一話になっています。年齢的には32歳でまだ若いのですが母親を亡くしたばかりだったりコロナ禍の話でもあるので、漫画家マンガでありながらテーマは死生観です。読んでみないと分からない深みがありました。もしかしたら東京ヒゴロの塩澤さんがInstagramで見つけた漫画家に原稿を依頼するとしたらこんな人かもしれません。暗い事情で結び付くふたりの少女 #1巻応援クリオネの告白 ざくざくろ兎来栄寿ドラマ化もされた『初恋、ざらり』で一躍有名になったざくざくろさんのマンガは、血を流しながら描かれている印象を受けます。 目を背けたくなるようなしんどさにしっかりと真摯に向き合って、触れると痛みが走るそれをもがき苦しみ叫びながら掴まえて、芯を捉えてくり抜き提示してくる。そうして身を削り魂を削るようにして描いたものだからこそ、読む者の心にも鋭利に爪を立てて掻き傷を残す。そんな作品です。 詳細は違えど、この作品で描かれるうららと似たような状況に立ったときの記憶が否応もなく蘇りました。その子にとって、自分しかいないのは解る。好きでいてくれるのも解る。でも、それに応えてしまうとより深い依存となってその先は底無しの沼が待っているのも解る。そこで適度に距離を取れれば良いけれど、その選択肢は有り得ない。それによって他の繋がりも犠牲にすることも含めて無限にどこまでも受け入れるか、この瞬間に離れるその子を再び孤独に追いやるかの二択。 今ははっきりと問題とされていても一昔前なら顕在化しにくかった父親の行為の気持ち悪さや、それを看過してしまう母親の在り方、それによって家族に味方がいなくなり孤立し傷つく様なども非常にリアルで流石です。 暗澹たる部分が縁となりながら、ある種の美しい煌めきを見せるように結びついていく寧々とうららの関係性。しかし、その最中に寧々の心の中からもたげてくる激しい情動。寧々はそれをどのように扱っていくのか。それを受けるうららは果たしてどうなっていくのか。 心と魂にたくさんの火傷や切り傷を負いながら描かれた重みを味わいたい方にお薦めです。 余談ですが、今日はポケモン28周年だとか。初代ゲームボーイが描かれる1997年という舞台設定が懐かしさを催します。 素朴なのにつややかで美味しそうなお弁当のオンパレードつまみぐい弁当 イシヤマアズサstarstarstarstarstar_borderゆゆゆお弁当の話ですが、パソコンを置いている机やテーブル、キッチンなど、何気ないシーンから溢れ出る生活感や日常がたまりません。 絵になるにあたって、第一に削られそうなものが描かれています。 机の上にある新潟県の元祖柿の種、テーブルの下にあるボックスティッシュ、お玉などのキッチン用品と並んだ自家栽培豆苗。 細々描かれているけど話を邪魔するほどはごちゃごちゃしておらず、でも生活がにじみ出ています。すごく良いです。 お宅にお邪魔して、お弁当づくり風景を覗いている感じがとても好きです。 中学生のころ、母が作ってくれたお弁当を開けるときは宝箱を開ける瞬間のように楽しみだったことを思い出しました。自分の感情整理が一番大変なんだ。Aさんシリーズ やまもとりえstarstarstarstarstarPom そりゃ、それぞれ思う事があって当たり前だよな。 隣りの芝生は青い。 今は色んな選択肢があるけど、人間の心はそんなに変わらないし、読んでいてより人間の感情が複雑化した様な印象を受けました。 Aさんの恋路は、グッときますね。頭で色々考えていたら、自分が思い描いていた結末とは違う結末になった。でも、恋だけでなく、大人になると頭で考えてしまうよねと。思ったこととは裏腹なこと言ったり、チクチクした事も言いたくなる時もあるよなとか。休みたくなる時もあるよなとか。 皆に共感する所あるし、いくらか救われたとこもあり、読んで良かった。指輪に込められているもの。ゆびのわものがたり 小野塚カホリstarstarstarstarstar_borderPom たったひとつの指輪が紡ぐ物語の数々。 指輪を指にはめた時から嬉しさも悲しさも一緒に月日を重ねてるんだな。なんて少しロマンチックなことを思った。 しっとりした雰囲気で、大人の世界感が伝わる作品。 色んな意味を持った世界でたった一つの指輪。 想いのこもった指輪をあげたい人がいるって、こんなに誰かを想える事って幸せだ。 2巻の第10話が私は好きでした。 時を経てね、お互い人生積み重ねて結ばれるってあるんだなぁ〜ドラマの様だ。運命って言うのかな。 ジーンときたなぁ。 ウザいわ〜この男、と思いきやじゃあ、あんたが作ってみろよ 谷口菜津子starstarstarstarstar_borderさいろく素直に反省するじゃんこいつ…そして変わろうとしてるところ、いいじゃん… というのが本作の見どころ。だと思う。 でも本当に危ういぐらいウザい。 周りの後輩や部下が純粋に良い子たちでよかった。 空気が読めない事やコンプラ的に引っかかってるだろーっていうのもギリ許容(我慢)しているよっていう表現がギリギリすぎて怖いけど。 そしてこいつの見てないところで別の顔を存分に発揮していく元カノ。。。 羽根を伸ばすというよりは、殻を破るってことは殻を作ってたんだなーって理解したうえで自由を満喫する彼女はどう考えていくタイプなのか。 タイトルどおりスカッとさせる話に持っていくのか、どうなるか気になる。 谷口菜津子作品はやわらかいタッチで大ぶりのコマが美しく、非常に読みやすく良いバランスである。 画像は「ここは治らないのかな?」というところ。 その自信はどっから来るんだろう^^琴線に触れっぱなしの大傑作! #完結応援違国日記 ヤマシタトモコstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 両親を事故で亡くした女子高生が親戚の小説家に引き取られ、共に生きていく話。 <ここがオススメ!> 全巻を通して、泣かないことなどなかった。 「女子高生と小説家の共同生活の物語」と言えば、 それはそう。 しかし、そこに深いリアリティがある。 セリフがあまりにも上手く、生身の人間の会話がある。 自分とは何か?他人とは何か?家族とは?愛とは?生きるとは? とにかく、様々な問いを投げかけ、感情を揺さぶってくる。 「時々不幸せでもいい。でも、あなたの幸せを願う」 こんなにも深い愛の物語があろうか。 <この作品が好きなら……> ・ブランチライン https://manba.co.jp/boards/116623 ・3月のライオン https://manba.co.jp/boards/10081 ・亜人ちゃんは語りたい https://manba.co.jp/boards/11475どんな生活にも日常はあって日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし にしかわたく 高部正樹starstarstarstarstar_borderゆゆゆ相手が自分のことを傭兵と知ると「人を殺したことがあるんですか?」と聞いてくる話を何かで読んだなと思い出しつつ、一巻読了。 傭兵として戦場へ赴き、戦闘を繰り返す中で、それでも存在しうる何気ない日々の日常。 感動的なものから、休日の下衆いものから、戦場ならではの空気感などが描かれている。 柔らかい絵柄がとてもすばらしくオブラートに包んでくれているので、本当はドロドロとした世界なのかもしれないけれど、とても読みやすい。 なぜ傭兵になったか理解できないので、私は普通の人なんだろう。 一方通行ラブコメディー霧尾ファンクラブ 地球のお魚ぽんちゃんstarstarstarstarstarNano裏表紙のこの言葉だけでもう心惹かれてしまった。めっちゃよくない? そして本編もよい~~!霧尾くんのことが好きな藍美ちゃんと波ちゃん。好きな人被るってつらい!?ばちばちにバトルをするというより、猫パンチみたいな感じで可愛く殴り合ってる感じがとてもいい。(ひとつひとつ可愛いけど、ちゃんとしっかり重い感じ…愛が) 「ふたりだからできることもある」ってのがまたエモくて最高で一生懸命な女の子可愛い好き~~~ってなります。この二人ずっといい関係性でいてほしい。霧尾くんも気になるけど。「藍美ちゃん」「波」この!呼び方の違い!!最高!!! 1巻ラスト(7話)で「はわ…」となってたら描き下ろしでめちゃくちゃ笑って情緒おかしくなっちゃった……。このクーデレ女子が熱い! 2024 #1巻応援日向さんの恋する温度 須野ゆき子starstarstarstarstar_border兎来栄寿『私の愛した母の恋人』の須野ゆき子さんが描く、クーデレ女子と冷え性男子のオフィスラブです。 早い、強い、かわいい。 三拍子揃っている理系女子の日向こはるは、いわばクーデレ界の吉野家です。 まず、早さについて。本作は展開がとても早いです。自分にはない社交性を持っていて周りを明るくすることのできる蒼井涼介への秘かな憧れが結実して、1話からこはるはデレを見せてきます。友人・同僚以上恋人未満の期間特有のもだもだ感を長く楽しみたいという方には向かないかもしれませんが、その分熱いイチャイチャを長く楽しむことができます。 次に、強さについて。27歳化学メーカー勤務のこはるは、昔から一人で勉強や研究に没頭していたタイプで人とのコミュニケーションに難があるタイプです。それ故に、恋愛についても疎い。理系女子として面倒くさい思考もしがち。しかし、だからこそ距離感がバグっていて強ムーブをしてしまうこともあります。通常だと女の子が冷え性で男の子がそれを温めるのが定番ですが、逆であるのも面白いです。1度燃え上がると実は激しいこはるの強火のデレをたくさん味わうことができます。中学生のような恋愛でありながら、大人なので健康的にやることはやる熱々さが良いです。 そして、かわいい。シンプルに須野ゆき子さんの描く女の子がかわいくて、ここぞという決めシーンでの表情が好(ハオ)なのはもちろんなのですが、社内でのイメージと実際のこはるのギャップはクーデレの真骨頂。おまけマンガなどでも非常に積極的ですが、不器用さも残したこはるの様子がたまりません。初々しくも大好きムーブを連発するこはるのかわいさを堪能してください。 クーデレヒロインが好きな方、理系女子の恋模様を見たい方にお薦めです。女も男も生きづらいバツイチ2人は未定な関係【描き下ろしおまけ付き特装版】 近由子starstarstarstarstar_borderゆゆゆ女だからこう、男だからこう。 多様性とか言われている時代だから、今の子どもたちが大きくなる頃には変わっているんでしょうか。 昔はそういうものとされていた考え方が、それはないよねとなっていったように。 本作のすてきなところは、主人公に変わるきっかけを与えてくれ、沼地から救い出してくれた中村くんを、主人公が自分の問題点も気づかされながらも、中村くんを助けていくところです。 恩は売られたままにしない。男気があります。あ、男と言ってしまった。 さらに、中村くんを助ける途中で別の人の生きづらさを緩和させているあたり、さながら魔王を倒しに行く勇者のようです。さすが主人公。 ちなみに、一人だと変な目で見られている気がするやりたいことも、男女ペアでいればデートに見えて悪目立ちしないというライフハックはなるほどなと思いました。 大事な話が大渋滞!大事な話がある。 かもがわ圭名無し※ネタバレを含むクチコミです。直売所を目的地にしてみる直売所、行ってきます 松本英子starstarstarstar_borderstar_borderかしこ直売所って旅先で寄るものだと思ってましたが、これを読んで直売所を目的地にするのもアリなんだなと目から鱗でした。定番の野菜や海産物はもちろんアーモンド専門店などの変わり種もあり面白かったです。コロナ禍で直売所に行けない回もありましたがそれでも何とかなるのが松本英子先生だなと思いました。花凛さんに奇跡がおきてほしいなぁ〜花凛さん、つじつまが合いません! マキノマキPom 花凛さんのキャラ良すぎですね。言うことズバッと言うし、強くて優しい。モテるでしょう。 でも、自分が好きになった人とは上手くいかない。←諸々あって学生時代好きだった人と再会した時、発した花凛さんの今さら?!の一言良かったなー。笑 恋すると女子らしさ全開でドギマギしてて可愛い花凛さん。色々と考えちゃうし頑張るのですよね、人を好きになると。 年齢サバ読みがバレてしまった後ですよ、柚季くんと是非とも上手くいってほしいなぁ〜 3巻までかと思ったら、まだ読めるみたいなので楽しみにしています。 聖女の異世界転生のおまけで社畜まで転生しちゃったw異世界の沙汰は社畜次第 大橋キッカ 采和輝 八月八starstarstarstarstarるる5巻まで既読。 難しそうな内容なのかなー、女性漫画扱いだけど?色々思いながら読んだらすごく面白かった。 社畜の近藤はオマケの転生で一応生活の保証はあるのに経理の仕事を志願。 社畜故に働き過ぎ、薬、瘴気と魔力の耐性無しで近藤はアレシュの「治療」が度々必要になる。 こうやってBL化していくのねw 硬派なアレシュ格好いいなー。 でも近藤が鈍感でアレシュが切ない。 それでもグイグイ来るけどw お揃いのクッションとか可愛いかよ😂 聖女のユアは途中まで問題起こしそうで、 登場するとイラッとしてた。 あの王子から離れてマトモになってきた。圭佑と航士だからこその関係性。うらうらひかる 津々に満つ 高村秀路starstarstarstarstarPom 圭佑、色んな感情(きっと特に怒りの感情かな。相手にも自分にも)良くぞ堪えたなあ。 どれだけ一生懸命頑張っても人を信じても、頑張りが報われない時も人を信用できなくなる時もあって、後悔のない人生はほぼ無いと思うけど、この物語の圭佑の立場で考えてみると、後悔してもしきれない悔しさでいっぱいで、どうにもならない気持ちを抱えてて。。 でも、そんななかで、愛する人と自分との子供で臓器提供者に会いたいと突然現れた航士くんの存在は、紆余曲折あるんだけれど圭佑に生きること、希望、未来を見せてくれたのかなぁと思う。 航士くんが健気で真っ直ぐで涙を誘うんだなぁ。<<678910>>
1話から朱里ちゃんの気持ちが痛いほど分かって泣いてしまった…お母さんと言い合いをしても、やっぱり相談しちゃうんだよね…頼りたくなっちゃうよね…。「小さい私のまんまでずっと3人でいれたらよかったなぁ」も共感できてしまって苦しくなっちゃった…。 いろいろな時代の環と周、いろいろな好きのかたち。胸がぎゅうっとなるようなお話ばかりで、一瞬でこの作品の虜になりました。2話の文通のシーンがとても好きで、私も誰かに手紙を送りたくなりました。「あなたの幸せをお祈りいたしますね」大好きなフレーズです。