女性マンガの感想・レビュー3218件<<56789>>誰も信じられない。。。クジャクのダンス、誰が見た? 浅見理都starstarstarstarstar_borderalankサスペンスにありがちな言葉ですが、本当に誰も信じられません。主人公のお父さんですら信じられません。前情報ゼロで読み始めましたが、引き込まれます。時々挟まるギャグ要素が緊張を和らげてくれます。普段サスペンスはあまり読まないですが、冤罪がテーマということもあり考えさせられること多く、ハラハラに加えて社会性もあって面白いです。おすすめです。よく食べよく飲みよく働くランチ酒 高田サンコ 原田ひ香starstarstarstarstar_border野愛頼まれたワンちゃんや赤ちゃんやおばあちゃんを一晩中見守って、仕事終わりにランチ酒。 大変なお仕事だし、手放しでいいなあとは言えないけれど明るいうちから飲んであとは寝るだけって気持ちいいだろうなあ。 見守り屋さんとして働くバツイチでアラサーの犬森さんが気持ちよく働いて気持ちよく酒と飯を楽しむお話。 毎日を楽しんで生きる犬森さんだけど、何かしら抱えてそうな雰囲気もある。そんな彼女だからこそ、お客さんも心を開いて見守りを頼めるのかもしれない。 定食や丼やハンバーガーといったボリュームあるランチに日本酒やビールを合わせる豪胆さも素敵。 よく食べよく飲みよく働く、見習いたいものです。 酒漫画としてもお仕事漫画としても楽しめる、大人に読んでほしい作品です。ある意味では、ふつうの話。甘い沼は地獄の味がする ゆいじ ミカンポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。空気の良い場所で深呼吸したくなる様な。#1巻応援ボールアンドチェイン 南Q太starstarstarstarstarPom 節目節目に、いや、今この時も選択をせまられ決断しているし日々、迷いながら生きてるんだよな〜 あらすじに書いてある通り、行き詰まりを感じる日々だなと思います。 アヤの様に、ふと時間があると負のループでしかないの理解しているのに、色々と検索しちゃう気持ちも共感でしかなかった。色々とリアルでしたね。旦那さんが離婚したいと思ってるってネット通して知るのすごく辛いだろうな。。 アヤとけいと、二人が出会って物語が動き出すんですね、普通って何だろう。 心揺さぶる作品になるのではないかなと思っています。 夜中に読んで大丈夫かしら?!?!霊感一家のふしぎな実話 りかstarstarstarstarstar_borderゆゆゆあれやこれや起きた話は他人事なら怖くないのだけど、夜中に読むと我が身に起こるのではと怖くなってくる。 怖い話というのはとても不思議。 「ある設計士の忌録」シリーズは平気なんだけどな。作中に登場する先生のおかげかもしれない。 いろいろ起こるのが当たり前過ぎて、高いけど高くないと思えたという除霊代。 いくらだったんだろう。 そしていつ守護霊をみてもらったんだろう。 断片的なストーリーの数々が、すごく実話っぽいなと思った。 視えるけどどうにもできないのは怖い。食べる、知る。じゃあ、あんたが作ってみろよ 谷口菜津子まみこ※ネタバレを含むクチコミです。目の前に現れた、亡くなった恋人と瓜二つの双子の弟 #1巻応援その顔で愛さないで 星窪朱子sogor25成富家の使用人として働くノラという女性は、当主の息子であるマコトと愛し合っていました。 しかし、結婚の約束をした翌日に彼は交通事故により他界。 身分違いの秘密の交際だったため、2人の関係は誰にも知られぬままとなってしまいました。 マコトの墓前で哀しみにくれるノラ。 そんな彼女の目の前に現れたのは、他家に養子に出されていた、マコトと瓜二つの双子の弟・ノゾムでした。 ノゾムは姿形はマコトとそっくりだけど性格は明らかに別人で、彼と接するうちにマコトとの思い出を壊されていくような思いを覚えるノラ。 そんなノラの様子に何かを察したノゾムは、彼女にある提案をします。 身分違いの恋、その恋人との死別、そして瓜二つの弟の登場と激動の展開が畳み掛ける中で、ノラはノゾムとどのような関係を築いてゆくのか、果たしてこの物語はラブストーリーとして紡がれてゆくのか、今後の展開から目が離せない作品です。 1巻まで読了 13月のゆうれい13月のゆうれい 高野雀starstarstarstarstar_border寸々キャラクターそれぞれが絡み合って、それぞれの過去と自意識を精算していく様が気持ち良い。 ネリも周防くんも過去の経験から口走ってしまう「男の子はみんな」「女の子はみんな」というデカい主語、「元カレ・元カノの敗者復活戦じゃない」とちゃんとお互いに言い返せている構図になっているのが良い。 あとポエム大好き!!あたらしいひふあたらしいひふ 高野雀starstarstarstar_borderstar_border寸々同人誌の再録なのに見事にフィーヤン感。 「被服は鎧」という一貫したテーマ。編集者はなぜ希望部署に行けないのか #1巻応援嘘とか恋とか 六つ花えいこ 加瀬アオstarstarstarstarstar_border兎来栄寿女性向けファッション誌の編集部で日々激務をこなす緒野ひよりが主人公の本作。 いきなり枝葉の話なんですが、主人公が読んでいて非常にかわいそうなんですよ。メインの恋愛面ではなく、サイドの仕事面において。 ひよりは文芸志望で出版社に入ったもののまったく畑違いのファッション誌に配属されて、 「こんなところにいたって誰かの心を動かす仕事なんて出来るはずもない」 と思いながら仕事をしているんです。こんな悲しいことがあるでしょうか。 私が受け持っている連載の「となりのマンガ編集部」の取材やそれ以外でも、「本当はマンガ志望ではなかった」あるいは「本当はマンガ編集になりたかった」「マンガ編集にはなれたけど希望する雑誌ではなかった」という方に数多くお会いしてきました。結果的に上手くいっているパターンも多いですし、たとえば伝説の編集者である壁村氏なども元々マンガなど一切読まなかったといいます。ただ、それらは生存バイアスでしかないとも言えるかもしれません。 何十年も昔からずっとこのシステムが続いているのは、個人的にはすごく不思議です。どう考えても自分の好き・得意を活かせる部署に行ってもらった方が三方よしではないでしょうか。 作中で、編集長が主人公に ″文芸も女性誌も全くの別物ってわけじゃあないの 目の前の読者のために作るのは同じ 一度本気でやってみたらきっと面白さもわかるわ″ と諭す良いシーンがあり、また思い人にも ″きっかけ次第で変わることってあるよね″ と重ねて言われます。 しかし、しかしですよ。仮に本には年間で数十万円課金しているけどその分服飾代に年平均1万円もかけず「チュニックって何? シュミゼットって何?」というレベルの人間がファッション誌に行ったとして、まるで興味を持てない対象に対してどんな仕事ができるのかと。 逆も然りで、文芸やマンガにまったく思い入れがない方がその編集部に配属されて作家やアシスタントや関係者と揉めて大きな問題に発展してしまうケースも少なくない気がします。 どんな仕事も本気で取り組めば見えてくるものは確かに多いとは思いますし、さまざまな知見は別の場所でも生きるのは解りますが、それでも文芸に詳しい人には文芸を、マンガに詳しい人にはマンガを担当してもらった方が読者のためにもなるのではと。 同じマンガ編集部であっても、例えば『アフタヌーン』と『なかよし』ではまったく違いますしね。そういう点では、白泉社などは新人は必ず行きたい部署に行けるシステムがあるそうですごく良いなと思います。 ものすごく脱線しましたが、冒頭からスタイリストさんに朝まで詰められる主人公が本当に不憫でならないのです。 本筋は歳の差ゆえに破れた片思いが記憶喪失という事件を通して蘇り、ひとつの嘘をついて危ういバランスを保ちながら進んでいくハラハラ感と恋のドキドキの二重奏の引きが強いです。 また加瀬アオさんの絵がとても良くて、全体的にすっきりと読みやすくありながら女子はかわいく男子は格好よく、適度なデフォルメ部分も愛らしいです。文字が詰まっていても気にならないほどネームも読みやすくて、今後ますます人気を博していかれるでしょう。 シンプルにエンターテインメント性が高い恋愛ストーリーで、仕事面でも恋愛面でもこの先が気になります。 子ども食堂が必要とされないくらいになればいいのにかえで子ども食堂 まつもと史子starstarstarstarstar_border野愛こんなお店が増えてほしいけど、こんなお店を必要としない子どもたちが増えてほしいとも思う。 離婚して職を失って、疎遠だった父親のもとに帰った主人公・楓。 無愛想で家庭を省みることのない人だったのに、いつのまにか子ども食堂を営んでいた。 子どもたちと触れ合うことで元気を取り戻しながら、それぞれの家庭の問題や父親との関係と向き合っていくお話。 明るくてほのぼのしている作品だけど、偏食にモンスターペアレンツ、ひとり親世帯やヤングケアラーなど、今まさに起こっている問題も描かれている。 子ども食堂があるからまるっと解決なんてことは現実には起こり得ないだろうけど、大人も子どもも寄りかかる場所やひと休みする場所があるだけでも救いになるんだろうな…と思う。 この作品のように、泣いたり怒ったり悩んだりしても優しい自分に戻れる世界であってほしい。毎日、毎時間の努力があって。吉祥寺少年歌劇 町田粥starstarstarstarstar_borderPom 鳥肌がたちました。 言葉で言い表せない何かを感じた。 親元を離れて吉祥寺少年歌劇団で頑張る少年達のお話です。 親元を離れる理由も様々で(その辺りは2巻で描かれている)、きっとまだ親が必要な年頃だと思うのに夢叶えるために日々努力している姿にグッと来る。 嫉妬したり、自分の思いとは裏腹な出来事だったり、心身共に変化していき葛藤する中で、それでも頑張って頑張って舞台に立つ姿は皆とてもかっこよかった。 真正面から立ち向かう姿、青春だなぁ〜素敵だ。嫁の名前を正しく言えない王子様シンデレラの姉ですが、不本意ながら王子と結婚することになりました~身代わり王太子妃は離宮でスローライフを満喫する~(コミック) チドリアシstarstarstarstarstar_borderゆゆゆシンデレラにシンデレラをかばってくれる実姉がいたという設定で、シンデレラそのものは魔法使いと恋に落ち、ガラスの靴を持ってきた王子を置いて、出奔。 ファンタジーの王子様とお姫様の出逢いに憧れていた王子は、急遽その場に居た姉と結婚することに。 見栄のために権力を振りかざし行われた、愛もない情もない結婚。 離宮に追いやられる姉。 この時点ですごくかわいそうなのに、悠々自適なスローライフに憧れていた姉は、与えられた生活を満喫。魚釣り大会まで開くくらいエンジョイ。 かわいそうさは微塵もない。 自分はこういうギャップ系が好きなんだなと、まじまじ思った。 王子がアデリーナの名前を全く持って正しく言わないこともおもしろい。 それでいいじゃん、と全く気にも介していない。 バリエーションが豊富で、新しい名前を見るたびにフフッと笑ってしまう。 「アデリーナ」だよ、「アデリーナ」。 あちらをたてればこちらが立たずエンドレス離婚~もしも結婚生活をやり直せたなら~【単行本版】 びばるstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ信長が本能寺の変で炎上しないように繰り返すがごとく、自称家庭的な旦那さんは離婚に至らぬよう一ヶ月を繰り返す。 家庭にも問題は山積み。仕事でも問題は山積み。 あちらをたてればこちらが立たず。 離婚までの一ヶ月を繰り返せば、八方うまく纏まるベストな選択肢が見つかるのか。 第一話のそこが家族を傷つけているんだよ、というあからさまな言動が、話数を経るにつれてだんだん変わってきて、社会そのものの問題のようにも思えてくる状況に。 離婚しなければそれでいいのか、自分の幸せとはなんなのか、考えさせられる。そうです、私が美容バカです。【単行本版】の感想 #推しを3行で推すそうです、私が美容バカです。【単行本版】 まんきつstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 最近読んだ中でも一番良かった。美容の内容はともかくなんでも試すという精神はいいな。おヤナさんに美容の説明をしていくマンガかなと思っていたがそんなことはなかった ・特に好きなところは? おヤナさんの存在。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! まったく美容については知らない私でも読んで楽しめた。ただ本作を読んで思い出したのは昔トレーニングにハマっていた時期の俺とトレーナーの会話だ。 俺は俺であんまり努力せずに強くなりたかったのでトレーナーに色々質問したりしていた。でトレーナーから常軌を逸した話をきいて俺には無理だなみたいなパターンを終わる。 今でも記憶に残っているのはコーチが筋肉を肥大させたくて試した方法が「空腹の時間を作らない」みたいな感じで絶えず食事を摂るようにする。で寝てる時に空腹になるから枕元に食事を置いて寝て途中で起きたら食って空腹の時間を作らないをやったがいいが寝起きにすぐ飯食ったら気持ち悪くなって吐いたというエピソードだ 怪談を直接聞いている感覚で怖い…コワい話は≠くだけで。 景山五月 梨starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)そのまま怪談をコミカライズしたオムニバスって形ではなく、漫画家のエッセイ的でもあり面白い! ホラーを描いたことがない漫画家さんが、担当編集からの依頼で怪談提供者に取材をして聞いた怪談を描いていくことに。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01203215010000_68/ リアルなタッチの漫画家、二頭身でデフォルメのきいた漫画内漫画家、リアルなタッチの怪談の三層あってエッセイ風の絵柄とリアルな絵柄のギャップが好きです。 三層あることで、我々読者はより深くダイブしている感覚になるんでしょうか。 カメラワーク、場面の切り取り方もとてもいいので、いまこの場で話を聞きながら見てるような感覚があって臨場感がありますね。 ホラーの中でも怪談を聞くのがかなり好きなんですが、想像の余地を少し残すような描き方があるのでその感覚に近い形で読める気がします。 いちご先生と千助の空気感が良い。上手に生かれました Life with flowers 蒼星きままstarstarstarstarstar_borderPom 優しいお話で、自分の今を心を表現する何か(ここでは、生花。)、いいなと思う。 型にはまらず、何かを作ってみたい表現してみたいものだ。しかし大人になって自由に作ってみて。って逆に難しいのかな。 生花を生けているシーンは心が落ち着いてくる様な感覚になり、そこでの2人の会話劇も好き。 千助に生花を教えるいちご先生も、何か訳ありの様で、気になるところ。 生花と同時に、千助の恋模様も動きだして、お、また何か始まりそう。な所で次巻です。なんか!なんか!!やまとは恋のまほろば 浜谷みおstarstarstarstarstarNano2話まで読んで「なんかさあ!!飯田くんさん!!!??」ってなりました。えっずるくないですか??私も主人公と同じタイプなので「やめろ勘違いする!!」って暴れながら読んでました。とか思ってたら3話の可児江先輩もなに!!!もう!!!!キュンキュンが止まらん助けて……。 主人公の心情もすごく分かるし(変わっていく友人と置いていかれる自分、周囲からの目など)、しんどさもあるけど古研のみんながあったかくて尊いです。良い漫画と出会えた……感謝……。肝心な「復讐」部分が弱い【復讐決行】3000万強奪旦那と浮気相手を地獄に叩き落してやりました ミロチポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 1巻の感想なんでも横取りする妹が嫌い【電子単行本版】 しろみポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。沖縄の定時制で育まれる感情 #1巻応援仲宗根くんが前を向かない モー子starstarstarstarstar_border兎来栄寿定時制を描いた作品に名作が多いのは、そこに通う人々が多くの困難や苦しみなどそれぞれに込み入った事情を抱えているからでしょう。 この『仲宗根くんが前を向かない』も、王道のボーイミーツガールではありながらも出逢いの場所が定時制かつ舞台が沖縄ということで独自のスパイスが効いています。 一見、怖いヤンキーでありながら気さくで優しい仲宗根くんと、東京のしんどさから逃れて思い出のある沖縄の地へとやってきたヒロインの紗夜。クールで消極的な紗夜の心の卵の殻を仲宗根くんが少しずつ砕いて行きます。 同じクラスだけど2歳差というのも、普通の学園恋愛マンガではないシチュエーションが生み出す趣深さのひとつです。しっかりとふたりの考え方や良さを描いた上で距離が縮まっていくので、彼らふたりともを好きになり応援をしたくなります。 紗夜がとても良い黒髪ロングストレートヒロインなので(ツヤベタも美しいです)個人的な大加点が入るのはさておくとしても、モー子さんの絵が良くて主軸となるふたりはもちろん他のクラスメイトなどのサブキャラクターも魅力的です。 バイトをするときに笑顔を作ろうとして作れない紗夜や、桃香のTシャツに描かれたゆるキャラなどの細かい笑いどころも好きです。 沖縄に行ったときの熱気と喧騒、そこから離れてクールダウンしたときの何とも言えないような心地を思い出す作品です。 今後、彼らが美しい海を始めとする素晴らしいロケーションの下で更に絆を深めて行くのが楽しみです。世の中にはいろいろな仕事があって。メンズエステ嬢の居場所はこの社会にありますか? 鶴屋なこみんstarstarstarstarstar_borderゆゆゆいろいろな仕事があるのに、「それはやってません」とか「別料金です」となっているのに、「やってよ。いいじゃん。✕✕はやってくれるのに」とか「✕✕は無料でやってくれないけど、あなたならいいでしょう?」とか言ってくる人はどこでもいるんだなあと思いました。 聞くだけはタダってことなんですかね。 パワーとメリットぽいものを見せつけたら、言うこと聞かせられる可能性が広がるって、どうなんでしょうね。 いろいろなお仕事で聞く下請け辛い的な話が、メンズエステ嬢の世界でも繰り広げられているのは不思議です。 さて、主人公が高時給から選んだメンズエステ嬢の仕事も、それはそれで精神的に大変そうな出来事の数々が描かれていて。 焼き鳥の仕事を長時間してもワープア止まりだったんでしょうか。 それから、一番病んでいるのは消えていく嬢でなく、店長なだったんじゃないかなとも思ったり。 冒頭に書いた、どこも無茶言うやつはいるもんだなあという感想に続いて、普通の枠にはまれない場合、働かなきゃ生きていけない仕組みというのはとても辛いもんだなあ、と読んでいて思いました。 「いぬ」という神秘的な愛の顕現 #1巻応援うちのむっくはいつも楽しそう じゅん兎来栄寿ポメラニアン飼いとしては、読まずにいられませんでした。 『こんにちは、いぬです』のじゅんさんが描く、実際にじゅんさんと一緒に暮らしている若いポメラニアンのむっくくんとの生活の様子を描いたフルカラーエッセイ4コマです。 ゾウボールに夢中だったり、「〜する人」という言葉に敏感に反応したり、ドッグランでみなに挨拶して全速力で駆け出したり、前からくる人の買い物袋やキャリーケースをいぬだと思ったり、さまざまなむっくくんの仕草がとてもかわいく和みます。幕間で、時折実写のむっくくんの写真も掲載されておりただただかわいいです。 我が家のポメはポメにあるまじき大人しさでおもちゃ類にもまったく興味を示さないし、食に対してもそこまで執着がないので同じ犬種であっても全然違うなと思うところも多いです。 けど、それでもやはり同じポメラニアン。 ・人間の間に挟まろうとしてくる ・まるいふわふわベッドを与えてもはみ出す ・舌をしまい忘れる ・喜びが限界突破して高速回転しCDになってしまう ・食べ物を少し離れた場所に持って行って食べる ・時々日本語を理解している ・玄関の「ピンポーン」には反応する ・うれしいと耳がなくなる(アザラシ化) などなど、「あるある!」と深く頷いてしまうところが盛りだくさんです。 飼ってない人には伝わらないと思うんですけれど、本当にポップコーンやパンの匂いがするんですよね。肉球の汗腺から出るにおいのようなんですけど、外見も声もかわいいのに匂いまでかわいいってどういうこと? といぬかわいすぎ宇宙にいざなわれます。 「ポメラニアンには″猿期″がある」 というのも、犬が好きな人でないとなかなか知らないことですよね。他の犬種でもこういうことはあると思うので、無限に読みたいし知りたいです。 「ニトウシンフワフワザウルス」などの豊かな語彙力とかわいい絵柄でとても楽しませてくれますが、92ページからの ″「いぬ」それは神秘に満ちた存在 「愛」そのもの″ というフレーズから始まる、いぬという存在そのものを褒め称える件は真理に他なりません。 番外編にじのはしは、いぬはもとより他の動物と暮らしている人や暮らした経験がある人は涙なしには読めないでしょう。 いぬ、いてくれてありがとう。 ときどき大変なこともあるけれど、今のこの穏やかな一分一秒を大事に大切に一緒に生きていきたいです。ネタバレ有りで感想を書いてみた!ツユクサナツコの一生 益田ミリstarstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。<<56789>>
サスペンスにありがちな言葉ですが、本当に誰も信じられません。主人公のお父さんですら信じられません。前情報ゼロで読み始めましたが、引き込まれます。時々挟まるギャグ要素が緊張を和らげてくれます。普段サスペンスはあまり読まないですが、冤罪がテーマということもあり考えさせられること多く、ハラハラに加えて社会性もあって面白いです。おすすめです。