女性マンガの感想・レビュー3218件<<9899100101102>>動物好きにすすめたい霊感動物探偵社 山内規子名無し霊感と動物と話せる特殊な能力を持っている主人公。動物たちとダイレクトに話ができるのはすごく羨ましい。その能力を活かした探偵をするという展開も面白い。 ミステリーですがちょっとギャグっぽいところもあり、思ったよりもずっと奥深い内容で楽しめました。絵もきれいで動物の描写も上手いので、動物好きの人には相性が良さそうだなと思います。モデルを目指して頑張る主人公がかっこいいナチュラル 麻生いずみ名無し自分を捨てた母を憎みながらも、ひとりのモデルとして強く憧れた主人公が、同じモデルの道へ進むというストーリーで、思わず応援したくなります。数々の強敵に対して負けずに、モデルとしてのプライドを持ち頑張る主人公がカッコ良くてあっという間に最後まで見てしまいました。絵がとてもリアルなので、感情がすごく伝わってくるんですよね。主人公の悲しみや喜び、弱さなど共感できました。過去と現在と便利屋の仕事野良猫と便利屋 乙津きみ子Pom 切ないけど、心動かされる話だった。 柴は、自殺しようとしている所を便利屋、玄野に助けられ自分も同じ場所で働くことになる。 柴さん、色々依頼者に寄り添い突っ込みすぎじゃないかなと思う所もあり、、人との距離感って難しいなと思った。玄野は、冷たいけど本当は心優しい青年で。 二人のバランスが絶妙にマッチしていて、いい雰囲気を醸し出してる。 二人の過去の闇は深そうです。 でも自分の心の闇と向き合おうとしてる柴さんの姿に心揺さぶられるものがありましたね。 人助けとは。に果たして答えが出るのか。まさかの妖怪オチ世話やかせババア 【単話売】 椎名あや名無し最初の方は「これくらい可愛いもんじゃん」と思ってましたが…まさかあんなことになるとは。 バリバリ働いて息子を一人前まで育てたところまでは素晴らしかったのに、どうしてあんな風になってしまったのか。たぶん単純に嫁が疎ましかったんでしょうね。 少女漫画の歴史を知れる貴重な一冊松苗あけみの少女まんが道 松苗あけみかしこ装丁がぶ〜けコミックス風なのもとっても素敵!出版社が違うのに実現したのは松苗あけみ先生だからこそなんでしょうね。生い立ちから始まり、色んな漫画家さんのアシスタント経験談、連載秘話など、内容に関しては読み応えあり過ぎるくらいです!デビュー後もストーリー作りがなかなか出来なくて苦労したというお話はとても意外でしたが、松苗先生が謙遜してるだけで本当はそんなことないんじゃないのかな?という気もします。一条ゆかり先生のアシスタントをされていて一緒に旅行に行ったりするほど仲良しということはお互いの漫画にもよく描かれているので知っていましたが、内田善美先生ともお若い頃から交流があったとは驚きました。内田先生の作品は今だと普通に手に入れることは難しいし幻の作家さんだと思い込んでいたのでこんなに気さくな方だとは思いませんでした!内田先生のアシスタントさんが消失点を取る為に部屋いっぱいに紙を広げて奮闘しているシーンは感動しました。松苗先生ファンはもちろんのこと、熱意と努力によって生み出された華やかな少女漫画の歴史を知れる貴重な一冊です。切なくて優しい世界おじさまと猫 桜井海名無し猫のふくまると、素敵なおじさまのお話。 ペットショップで売れ残っていた、ぶちゃいくな猫を、ダンディーなお紳士が買ってかえります。猫の気持ち、おじさまの気持ち、それぞれが描かれていて、どちらもキュンとします。 ふくまるはらこの幸せがつづくのか?と怖い気持ちもありつつ、おじさまと一緒にいられる幸せを噛みしめています。そしておじさまは、ふくまるに癒されていきます。 おじさまも、ふくまるも、幸せだけれど、どこか寂しさがつきまとっているのが切ないです。妻を亡くしたこと、ペットショップで見向きもされなかったこと、それぞれが抱えた寂しさのせいで、ふたりの関係がとても愛情深いものになり、ジーンときます。 おじさまの紳士っぷりは素敵ですし、亡き妻への思いや、ピアノへの向き合い方ど、猫との関係以外でも、気になることもたくさん。興味をもって読み進められました。 猫好きなひとはもちろん、私みたいなペットと無縁なひとでも楽しめる作品だと思います。当事者によるユーモアにあふれたエッセイ漫画統合失調症日記 木村きこりstarstarstarstarstarひさぴよ1巻が面白かったので2巻も購入。「面白い」という言葉が適切かどうかわからないけど。わたしが知ってる統合失調症の知識というのはネットやテレビで聞きかじった程度のものなので、何かを知った気になるつもりもないのだけど、それでもこのマンガは何かが凄い作品なのではないかと思うに至った。 そもそも、精神性疾患を取り上げた作品は世に数多くあるものの、自分の知る限りでは統合失調症を描いた作品はあまり見かけない。 外部からの視点で描かれた作品はあるにせよ、本人が自ら筆をとった漫画となると、さらに少ないはず。 (パッと思い浮かぶのは卯月妙子先生の作品くらい) これは、当事者が「自己を客観視」して表現するということが、いかに難しいかを物語っていると思うし、まだ世間の関心や理解度が追いついてないという事かもしれない。 「統合失調症日記」というストレートなタイトルの為、誤解されたり、敬遠されてほしくなくて、まず作者のきこりさんの独特の世界観だったり、ユーモアセンスがあって漫画として面白いので、少しでも興味があれば読んでみてほしい。 ちなみに、紙の単行本の値段設定は1100円ほどで、電子書籍版だと600円ほどで購入できる。 どのコマをとっても良いほしとんで 本田さいろく俳句という表現をお題にしたマンガなんだけどこれは難しくなくて良い。。 学生の苦悩をあまり深堀りしてないようで共感しやすく描いてある(ように見える)のがまた良い。 各キャラの個性も非常に良いなぁ…滝先生と重松先生もすごく良い。。。 なんかすごいいい(語彙がない) 1巻しか読んでないけど2巻も買ったし来週出る3巻も買うであろう。心理描写が丁寧なので共感しやすいピースオブケイク ジョージ朝倉名無し相手から好きって言われてなんとなく付き合って、なんとなく押し切られて二股になって。そんな、若い頃にありがちな、どっかダラダラしたようなはっきりしない人間関係が、あるあるな世界で、リアルです。 主人公の女の子は、心機一転バイトもやめて引っ越しますが、新しい引っ越し先の隣の人でありバイト先の店長である髭面の男に一目惚れ。ようやく自分から「好き」と思える相手に出会えます。それなのに、相手にはちょっと気難しい、変わった性格の彼女がいて。だけどどんどん好きになって、初めて「好きです」て伝えてしまう。はっきり振られてたのに、それでも諦められなくて、ほとばしる気持ちのままに、好きって言ってしまう。やっと自分から人を好きになれてよかったと思う反面、なかなか険しい道のりです。 心理描写が丁寧なので共感しやすく、次どうなるのかと展開が楽しみになる作品です。 あと、いろんなことが八方塞がりで、仕事やめて、引っ越して、昔の男の幻影にまどわされながらも、隣人に惚れ、自分を変えていく…という設定が、「凪のお暇」と似てるなあと思いました。姉妹の格差バトルは面白いアラフォー子供おばさん ~精神年齢が10代から変わらない~ ながの桃子名無し見た目が良くて容量もいいのでそのまま大人になってしまい、非常識な振る舞いをしていた結果痛い目をみる、という話が多かったです。 感動系の話も載ってますが、全部姉妹バトル系で揃えたほうが読み応えがあったかも。 血の繋がりがある人間に寝取られるとかそんな最悪なことないよな… がん闘病&人工肛門生活エッセイがんまんが~私たちは大病している~ 内田春菊名無し春菊さんの大腸がんが発覚したきっかけが、糖質制限ダイエットをしたらみるみる痩せたけど便秘がひどくて、不安になって病院に行ったら見つかったということだったので、糖質制限すると便秘になりやすいって聞くし、そのまま思い込んでたら見逃す可能性もあっただろうから、本当に早目に病院に行かれて良かったなと思いました。前書きに「60%以上の人はがんになるし、その半分はとりあえず治る」とあったのがなんだか心強く感じました。2巻からは人工肛門(ストーマ)になってからの生活についてのお話ですが、器具の説明も分かりやすいので人工肛門ってなんだろう?って思ってる人にはオススメです。戸惑いつつも段々と自分の身体の変化を受け入れて、病気以前よりも前向きになられているのがすごいです。長期連載されてるエッセイ漫画「私たちは繁殖している」も大腸がんになったことに触れているのですが、手術当日は平日で子供達は学校だし、5時間もかかるから付き添いを付けず、一人で受けたら病院の人が驚いてた…というエピソードは春菊さんらしいなと思いました。人間味っていうのかな…の、ような。 麻生海aico人間味っていうのかな、等身大で偽善的でもなく無理もなく愛が感じられるのが素敵なキャラクター達。タイトルのセンスがいいなぁオーガニックまみれの母性 上野すばる 椎名あや 原ゆきのポロロン※ネタバレを含むクチコミです。 クズの愛し方クズの愛し方 北沢旭名無し女の子ってダメ男に惚れちゃうところがあるんですよね。私もその気持ちよくわかります。でもこの漫画に出てくるの旦那は、タイトルの通りのまさに「クズ」。クズすぎてかなりイライラさせられました。夫が仕事を辞めてそのまま主夫になって子育てをしてくれると言われても、やっぱり男は外でしっかり稼いで来うほうがいいのではないかと思いました。血の繋がらない親子愛に感動あいの話 清水ともみ名無し寒い冬の晩に目の見えない赤ん坊を拾った青年。彼が娘に注ぐ純粋な愛情に感動しました。不幸な生い立ちと足の障害が原因でいい加減に生きてきた青年が、初めて守りたいものを得て成長していく姿が愛おしくて胸が締め付けられます。人に優しくしてほしいから「ゆう」と名付けられた娘の天真爛漫な言動もとっても可愛くて、二人が幸せになってくれるように祈ってやみませんでした。最後はしみじみと素敵な作品を読めた幸せを噛み締められます。四人の男女のすれ違い恋模様名前も呼ばないあのひとと【単行本版】 山本巳未名無し結婚式で相席したことがきっかけで飲み友達になった男女4人のすれ違い恋模様から目が離せない。お互い名前も知らない関係だったのに、月1の飲み会を続けるうちに次第に……という等身大のリアルさがいい。人間関係の微妙な変化や年齢を重ねる事への不安が上手く描かれて思わず共感。仕事と恋愛、婚期の間で揺れる大人の為の恋愛漫画。 複雑な人間関係が面白いAngel Baby Cupid なかはら・ももた名無し大女優を母に持つこどもアイドル「かれらちゃん」のお仕事と学校での生活が描かれています。少し時代を感じるなと思うところもありますが、色々な登場人物との人間関係に深みがあり面白いです。 主人公のかれらちゃんは賢くて元気、スカッとする機転の持ち主。母親譲りの大女優気質があるようで、結構わがままなところがありますがそれでも一生懸命に生きていく姿は見ていて好感がもてます。 複雑な思いを抱きながら芸能界を生きているアイドル「本並芽生」と関わってかれらちゃんもその水になじんでしまうのか、続きがとても気になります! いろんな雑誌に掲載された短編がまとまった一冊地下鉄の風に吹かれて 南Q太名無しどれも南Q太さんらしい短編だな〜と思いながら読んでたら、タイトルにもなってる「地下鉄の風に吹かれて」という話でめっちゃびっくりした。こ、これ…南Q太さん本人の話じゃない…?「猫のたまご」っていう話もそうだよね…。 このセリフすごい。「でもいつも迷ってるんだよ、娘や君や私にとって最善の策がないかなって探ってるんだよ、それは考えをころころ変えているってことなの?」現代的かしまし家族マンガとしても面白い! #完結応援にれこスケッチ 鴨居まさねかしこ上野にあるブラシ屋の三姉妹の末っ子・にれこちゃんが主人公。20年間も片思いしてた清田くんの傘工房でバイトしてたけど、ブラシ職人のおばあちゃんの体調不良という緊急事態にともない実家のブラシ屋で職人として働くことになった!というお話です。にれこちゃんの恋物語やブラシ職人道としても面白いけど、私は家族マンガとしての魅力が抜群だなと思ってます。 にれこ家はお父さんが単身赴任で長いこと不在だし、かなりの女所帯。ブラシ職人のおばあちゃんとお母さん。すでに独立してるお姉ちゃん2人。そして主人公のにれこちゃん。大集合することはないんですけど、それぞれの繋がりがちゃんと描かれているので、その様子がとってもかしましくて楽しいのです。実際に存在してる人達のような親近感があります。 にれこちゃんの片思い相手の清田くんも、元は一番上のお姉ちゃんの同級生ですからね。家族全員が事情を全部知ってるし、なんならお母さんの方が清田くんと仲がいいし。にれこちゃんの元彼・松谷くんに対しても、とっくに別れてるのにほぼ家族みたいな扱いなのもいいなって思いました。あだ名が「松谷王子」なのも可愛がってる感がめちゃくちゃありますね。でも松谷くんはとてもいい子なので、人も猫も魅力にやられてしまう気持ちが分かります。私も好きになっちゃいました! 全3巻で手に取りやすいし、いっき読みするのすごく楽しかった。ほのぼのマンガを探してるなら、ぜひオススメしたいです! 美容整形の光と闇パンドラ美容外科~生まれ変わる女たち~ 岩田和久名無し美容外科の日々を詳細に描いた漫画です。女性としては、やはり綺麗であるにこしたことはないけれど、美容整形までは足を踏み入れられないのが現実だと思う。でもこの漫画では、クリニックにやってくる女性たちのそれぞれの人生のストーリーに共感できたり、切実な想いに読んでいて興味津々でした。 また、美容整形にはやはり闇の部分もあるんだなということもわかりました。喧嘩するほど仲が良い素敵な二人と一匹家族の晩餐 秋本尚美名無し麻生と敦彦、全く逆の性格だからかえって良いのかもしれない。言い争いが絶えない二人だけどお互いを求める気持ちはやっぱり同じ。実際、二年同棲してこれだけ言いたい事を言い合えるようになるのはかなり凄い事だと思う。麻生と敦彦ほどお互いの気持ちを素直に出せる相手はそうそう居ない。その二人を一番近くで見ていたハムスターのテンちゃんがそれを一番理解していたと思う。 そうは言ってもまだ22歳と24歳の二人、これからの人生はもっと長いんだから喧嘩は少しづつで良いから減らして欲しいと願う。大好きな彼、彼女が居るのによく喧嘩をしてしまう人、この作品はそんな人におススメ。麻生と敦彦は20代の設定ではあるけれど、秋本先生の絵は素敵で大人っぽいので年齢に関係なく楽しめる。特殊な体を持つ少年のひと夏の出会いの話人形青年と青い夏 こなしあかや名無し主人公の文目(あやめ)という少年は、球体関節人形のような体を持ち、そしておそらく年を取らない、もしくは年を取るのが異常に遅い、特殊な存在なんですが、この前後編のお話ではそこは深く掘り下げず、きっとそうなんだろうなという想像だけにとどまらせているところが印象深いです。 文目がとある夏の日に一人の少年に出会う話がメインですが、その少年も数年後再び大人になってから文目に再会したときには文目の姿はそのままであることに何も思ってない様子です。 これ書いててふと思ったんですが、もしかするとこのシリーズで以前も描いているのかもしれません。 いずれにしても、こうして設定の大事な部分を読者の想像に委ねているようなスタンスが新鮮で、文目のことをもっと知りたいなと思いました。 リアリティのある心情が感じられつつ、意外な展開のある傑作怪談話!稲川淳二の怪談話 稲川淳二名無し怪談話が好きで、稲川淳二さんの怪談話にもすごく興味があったので読み始めました。 何十年も前に先生が引率して遠足河原の近くの宿舎に遠足にいったときの話では、不可解な現象とそれを読者と同じ感覚で違和感なく恐れつつ現実的に考えて行動した先生にリアリティを感じました。また、展開がひとつ予想を超えている感じと切ない感じが少し残り、ひんやりとしました。夏はもちろんのこと、いつ読んでもいい作品だと思います。 絵は良い意味で淡々とした雰囲気で、読みやすいです。映像のホラーが怖い人には漫画の方をおすすめします。もっとオラオラしても良いんだぞ俺様御曹司と愛され契約結婚 三浦コズミ あさぎ千夜春ポコニャン俺様御曹司がもう少しオラオラしてても良かったかな。もっと立場を利用して上から見下ろして組み敷いてくる感じかと思っていたので物足りなさは否めないかな。。 主人公に出会うまでは女性関係がだらしないという設定はあるけど、契約結婚が決まってからはとにかく優しくて誠実な男になっちゃってましたね。まあそれも可愛くてよかったです。 そんななかでもいちばん俺様…ッなセリフだと思ったのがこちら 「お前を俺のものにしたいし するんだ」<<9899100101102>>
霊感と動物と話せる特殊な能力を持っている主人公。動物たちとダイレクトに話ができるのはすごく羨ましい。その能力を活かした探偵をするという展開も面白い。 ミステリーですがちょっとギャグっぽいところもあり、思ったよりもずっと奥深い内容で楽しめました。絵もきれいで動物の描写も上手いので、動物好きの人には相性が良さそうだなと思います。