青年マンガの感想・レビュー15415件<<560561562563564>>引き込まれる絵のタッチ愛治朗画伯の逡巡 サハラアキラ +otomたかキャンバスの前に立つ愛治朗の絵を見て、読み飛ばそうとしていた手を止めて読んだ。 温かみと迫力の両方を備えた絵と、画伯・愛治朗のナイーブな描写がすごくよかった。ヤンキーDKがママ...? ママーッ!!頂き!成り上がり飯 奥嶋ひろまさたか※ネタバレを含むクチコミです。連載再開希望アサ−シネ 平野耕太starstarstarstarstarひさぴよ暗殺者同士が犯罪組織の代理戦争でひたすらドンパチするという、ヒラコー先生らしさ満載の作品。 登場人物には、某長寿番組で聞き覚えのある名前がチラホラ…。ふしぎな偶然の一致だろうか笑 おかげで、殺伐とした世界観にどこかユーモラスな雰囲気を与えることに成功している(ような気がする) 主人公の「銃狂(ガンマニア)」は過去の読み切り『ガンマニア』と同じキャラに見えるが、詳しい設定はいずれも不明である。 2013年にはComicREXからコミックバーズに移籍するも掲載が続かず、今だ単行本が出ていない。 まだまだドリフターズ描くので忙しいのだろうか・・・ このままボッシュートになるには惜しすぎるマンガなので、いつか連載再開してくれないかなあと思っている。ゴシックロリータの世界に開眼したBの劇場 中村明日美子starstarstarstar_borderstar_borderかしこAが1巻でBが2巻。短編集だけどAのキャラや物語が引き続きBにも出てくる。 読み手の心を動かすのがすごい上手いな。 美しいものが好きなオトナの為のおとぎ話って感じでとっても贅沢だ。 死の床にいる娘にそっくりな人形を造るように依頼された人形師の話が一番グッときた。 球体関節人形とか興味でてきちゃったなぁ… ソビエト連邦に夢を感じる名作瞬きのソーニャ 弓月光Eight不定期連載なのが残念だけど、面白い。だれか読んでる?5巻が出たぞ〜私の少年 高野ひと深むこの本みると少年好きの友人(女性)の本棚にずらっと揃ってたのを思い出します。5巻もいいシーンがあったなぁ…と。 少年の描写をみると「作者さん少年好きなんだな」ってすごく伝わってくるのですがちゃんと両方一人の人間として書かれているので聡子の気持ちも真修の気持ちも感情移入して考えられるんですよね。 聡子さんは大人だな…子供がそのまま大きくなった大人じゃなくてちゃんと大人。だからこそ深く悩むんでしょうね、、、 中学聖日記とか恋は雨上がりのようにとかあいだにはたちとか年の差ものありますが実際こんだけ年の差あったらどうなんだろう…普通ではないからこその真実味セカイ、WORLD、世界 新井英樹名無し60Pある初投稿作品は「主人公は必ずぶっ殺す‼︎」意気込みで描かれて本当に死ぬ。表紙の蟻鱒鳶ルを建てられてる岡啓輔さんの話は泣かずに読めない。 一人の男の成長〜あらゆる格闘技を添えて〜空手小公子 小日向海流 馬場康誌たか 読んだ途端に「戦いてぇ...! 巻藁(まきわら)突きてぇ...!」と、男性ホルモンとアドレナリンの分泌が止まらなくなる漫画。残念ながら巻藁は用意できないので、iTunesでEye of the Tigerをポチって外を走りました、押忍! 物語は体操でオリンピックを目指していたカワイイ顔の主人公・小日向(とヒロイン) が先輩たちに襲われていたところを、楽しそうに人を殴るヤベー男に助けられるところから始まります。助けてもらったあとに、小日向もなぜかそいつに顔面を殴られます(すでに1話から展開がヤバくて最高)。 見た目も中身も爽やかな小日向が、さまざまな格闘技とその個性的な使い手に出会い、血と汗と涙を流しながら本物の空手家となっていく熱い漫画です。 この漫画の何がすごいって、敵も味方もみんな強烈な個性を持っているのに、読んでいて現実の人間のように自然と受け入れられるところがすごい。アメリカ人(青森弁)、男好きブラジリアン柔術使い(♂)、そして忍者。現代が舞台で忍者を扱いきれるというだけで、この漫画のすごさがわかるってものです。 また空手がメインでありながら、薙刀、剣道、柔道、テコンドー、ムエタイ、ボクシングと、あらゆる格闘技が出てくるところもたまりません。小日向の通う大学には100以上の武道・格闘技の部活で作る「百部会」なる超かっこいい組織が存在し、物語の序盤を盛り上げてくれます。 格闘技に全く興味がなくても、登場人物たちの血と汗と涙(文字通り)の努力を目の当たりにし、気づくと夢中で50巻読み切ってしまうメチャクチャ熱い作品です。何かに燃える気持ちを取り戻したいとき、ダイエットのモチベーションを高めたいとき、男性ホルモンが急に必要になとき、ぜひ読んでください! 押忍、失礼します! 〜以下、この漫画の好きなところ〜 ・出てくる女の子がみんな違ったタイプでみんなかわいい ・2000年代前半の懐かしい社会描写(ex.携帯電話) ・主人公に立ちはだかる最強の先輩たちと過去の因縁 ・雑魚ポジションから一人前に成長する同級生 ・巻藁(まきわら)を素手で1000回突く超熱い修行 ・ハチャメチャな大学生活 ・きれいな顔の爽やか主人公が容赦なくボコボコにされる ・最初から絵が上手いのに、後半でもっと洗練されるノスタルジー!岡崎に捧ぐ 山本さほフルカワ自分と同じ時代に、同じようにアホやって青春を送っていた作者と岡崎さんに元気をもらいました! 笑って泣けてなつかしくて、いい漫画です!都会で失踪した少女を探す、渋い山男捜索者 谷口ジローにわか失踪した親友の娘を探す、渋い山男の話。 単純にミステリとしても良く出来ている。主人公からすると未開の地である渋谷で、どのように情報を集めるか、手掛かりがない中で真実にどう近寄っていくかという読みどころが意識されているため、飽きることなく読める。また、それぞれの場所で生きる者の考え方の差もしっかり書き分けられており、話に深みが生まれていた。 でもまさか高層ビルを山に見立てるとは思わなかった。そこのハチャメチャ感も含めて楽しめた。 走りたくなる!かなたかける 高橋しんむずーっと走り続けるマンガ! 箱根といえば箱根駅伝ですがこれ小学生! 技術とか体力づくりとか難しいこと語るのは容易いですが「走るの楽しい!」をこれだけストレートに表現されるとこっちもスカッとします! 箱根駅伝すごくしんどそうであまり好きじゃないのですがこの作中のキャラみんな楽しそう。小学生が無邪気に走ってるのを見るのは和みます。斬新かもしれない宝石の国 市川春子やむちゃ石に戦わせるなんて新しいしかっこいいな!硬度とか光の屈折率って戦闘力に換算しやすいし、素敵やん!!! って思ったんだけど、 宝石・鉱物好きにとっては、 「希少な石が戦闘で傷つく、もしくは折れる」という事実に目をつむることができませんでした。なので、途中で読むのをやめましたが、新しい戦士ものって感じがして、女の子にも受けいれられそうな奇麗な絵が良いですよ^^目の錯覚という物語から遠く離れておおきく振りかぶって ひぐちアサ影絵が趣味単行本デビュー作『家族のそれから』いらい、泣虫弱虫な人物を主人公に据えて、そんな人物像をなぞるかのように、奇妙な頼りなさで泳ぐ線画と、それに似合ってどこか芯の一本抜けてしまったように狂いがちのデッサン、こんな造形ではたして人間は直立することが出来るのだろうか、それこそマウンドでおおきく振りかぶり一本足になった途端にでも崩れ落ちてしまいそうな。 ひぐちアサの漫画はすべてこうした絵までを巻き込んだマイナス的な要素からスタートしているように思われる。と、そんなことを改まって書くまでもなく、漫画をはじめとした大体の物語なるものは何か欠如的なものがあるという認識からはじまり、その欠如的な何かを乗り越えるなり克服するなり、そんなような方向性に向かうこと必定である。では三橋くんはどうなのかというと、まず野球的な要素にだけ絞っていえば、初っ端からけっこう凄い能力をもった投手であることが明かされる。九分割のコントロールに、何よりもクセ球の真っ直ぐ。そして、このクセ球の真っ直ぐの原理も早々に説明される。いわく、打者というのは現実にボールを見ているのではなく、ある程度の経験と予測でもってボールの来るであろう位置をはかり、それでバットを振っていると。つまり別の言葉でいえば、打者はストレートという名のあらかじめ刷り込まれた定型の文脈、物語を読んでいるだけで、けっして現実をしかと見ているわけではないと。事実、三橋くんはそんなふうにして中学時代にはダメピー扱いを受けていたのである。中学時代のチームメイトは現実の投手三橋を見ていたのではなく、球の遅いピッチャーという物語を読んでいたにすぎなかったのである。 さて、この物語を読むばかりに現実を見誤ってしまう目の錯覚、これは私たち漫画読者にも当てはまりはしないか。読むという行為は時と場合によっては自分にとって都合のよい解釈にしかならないし、まさしく打者が三橋くんの真っ直ぐを打ち上げてしまうように紋切型の煽情的な物語に目くらましをされていることだって大いにあり得ることだと思う。『おおきく振りかぶって』のひぐちアサはそのことに始めから自覚的だったのではないか。この漫画はある欠如を克服する方向に持っていくという定型の物語を、目の錯覚という現実を介して、いきなり短所から長所に逆転させてしまうことからはじまり、長短でも、高低でも、正負でも、そういったいかにもありそうな物語的な対立を、けっして向かい合わせるのではなく、すべてみんなでいっせいに前を向いていこうする、それに対応する否定的な要素がみられないほどの断固たる肯定的な姿勢で乗り越えていく。その肯定的な姿勢とは、ありそうな物語を読むのではなく、しかと現実を直視しようとする試みに他ならない。三橋はあくまでも弱虫泣虫のままそれでもマウンドに立ち続けるし、田島は背が伸びないなりにそれでも工夫をし続けるし、花井は持前の勝負弱さを抱えながらそれでも強気な気持ちで打席に立ち続ける。マイナスがありプラスがあるなんて図式におさまらない、マイナスもプラスもいっしょになっていっせいに前を向こうとしている。『おおきく振りかぶって』がとても感動的なのは、ある種の物語的な感動から自由になったこの肯定の姿勢、この健気さ、この懸命さに尽きると思う。そして選手たちが正も負もないまぜにいっせいに前を向こうとしているとき、ふしぎと、そんなパワーに勢い押されているのか、狂いがちであったデッサンが芯の通ったもののように見えるのである。 宇宙を目指す熱くて切ない物語ふたつのスピカ 柳沼行たか 宇宙の漫画というだけでその面白さは約束されたようなものだが、ふたつのスピカは面白いを超えて最高です。 ちっちゃくて気が弱いけれどめちゃくちゃタフな主人公、主人公を見守るライオンの幽霊、閉鎖空間での厳しい入学試験、過酷な訓練、かけがえのない友人たち、夢の実現、そして別れ。友情・努力・勝利、そして汗と涙。まさに名作少年漫画の条件を揃えている。**若者たちが貧乏したり遊んだり、夢に向かって助け合いながら成長していくところは、まんが道に通じる青春の輝きがある。** ロケットの運転手になりたい主人公・アスミは、ロケットの墜落事故でお母さんを亡くしている。ロケット開発者だったお父さんと2人ぐらしで、ちょっぴり意地悪な幼馴染・府中野くんとアスミにだけ見える幽霊のライオンさんだけが友達だった。そんな**海辺の田舎町に住む女の子の世界が、宇宙学校入学を機にどんどん広がり成長していく姿がたまらない。** お調子者の圭ちゃん、クールビューティーの万里香、ミステリアスな秀才・秋。アスミと府中野も含めて宇宙学校の生徒達はそれぞれ問題を抱えている。そして宇宙に行くことを全ての人から祝福されているわけではない。**人の悪意に触れたとき、みんなが根性とひたむきさを持って真っ直ぐ問題と向き合う姿に心を動かされる。** また、ふたつのスピカの魅力の1つがかわいらしい絵のタッチ。素朴な絵柄が作り出す温かな雰囲気が、人々の抱えるシリアスな過去を際立たせ、アスミのかわいらしさを引き出し、また事態がハッピーエンドを迎えたときの安心感をいっそう格別にしてくれる。 努力する人、夢を追いかける熱い話が好きな人が読むべき名作な。死ぬ前にぜひ一度読んでください。読んだでェあげくの果てのカノン 米代恭正解は越後製菓最後、ワシは好きやで 色んな想いが交錯しとるんやけど ワシは好きやで?ナァ?無敵かぁ思うたらここは今から倫理です。 雨瀬シオリ正解は越後製菓センセ、無敵かぁ思うたら あんたも人間じゃのう? 安心したデェ これから楽しみじゃ なんもなしバビリム異聞~快楽の代償~ 後藤圭介名無し何もなし復讐代行人の話外道の歌 渡邊ダイスケ名無しウシジマくん好きな人多分好きではないかと。 復讐代行の話はよくありますが丁寧にリアルに掘り下げた話はなかなかないかもしれません。登場人物こういう人いるいるって感じなので作者の周りの人をモチーフにしてるのか日々人間観察してるのかもと思ってしまいます。うーんすごい予告犯予告犯 筒井哲也名無し3巻なので一気に読んでほしい… 映画にもなった予告犯、漫画はどんなもんかと読んでみました。 めちゃくちゃ面白いしブレないし感動する… 誰もが思ってるような社会に対する鬱憤や、時事ネタ、サイバー犯罪なんだけど身近な問題を絡めてあったりして物語にすっと入っていけます。どの登場人物にも共感できます。この人は何がしたいんだ、この人の行動原理は何なんだと終始興味が湧きます。起承転結の結も予想外で本当映画一本見てるかのよう… 一気に読んでその余韻にしばらく浸ってほしい作品。 食べるために登りたくなる。山と食欲と私 信濃川日出雄まるまる山とグルメを掛け合わせた私にとって最高の一冊。 山が好き!食べるの好き!それなら読んでほしい。 どちらかと言うと、山<食欲。 山でラーメン食べたい。。。 ヤンマガで一番おもしろい漫画ザ・ファブル 南勝久名無し最強の殺し屋が1年間の休業で一般人として静かに暮らそうとするが、色々なことに巻き込まれて行く… と、バイオレンスのニオイがプンプンしますけど何がすごいって、この漫画バイオレンスと癒し系日常マンガ半々にした感じで、緊張と笑いが本当最高のバランスなのでめちゃくちゃオススメ!素敵…清々と 谷川史子むお嬢様学校に憧れがあるひと、先生生徒の恋愛好きなひと、読んだ後に明るくなれる話が好きな人、読んで! 可愛いです、理想が詰まってます!たまにこういう話を読んで性根腐った部分を洗い流したい…とか思ってしまうほど読後感が爽やかです 主人公以外の友達、女の先生もいいキャラ 一回は言ってみたいんですよね、恭しくロングスカートで「ごきげんよう」 素敵です… 吉田戦車先生の描く三白眼キャラ鋼の人 吉田戦車かしここの吉田戦車先生の初期短編集を古本屋で見かけると思わず連れて帰りたくなります、もちろん家にあるのですがそれくらい好きです。 最初に読んだ時の衝撃が忘れられませんね。どうしたらこういう発想ができるのか…。ご本人はあとがきで「親に毛嫌いされた不健全さみたいなもの」と表現されてて、確かにここで描かれているギャグはどこか破壊的なところがあると思います。 個人的に三白眼キャラといえば吉田戦車先生です。ガラスの仮面の白目くらいインパクトあると思います。新しくなったルポルタージュルポルタージュ‐追悼記事‐ 売野機子かしこ前のバーズ版に比べて親しみやすくなったと感じました。 掲載誌が変わったからなのか? 主人公が恋愛してるからなのか? 色々と考えてたら作者の売野機子先生がTwitterでペン先も変えたとおっしゃてて、そこもリーニューアルしたんだ!とハッとしました。<<560561562563564>>
キャンバスの前に立つ愛治朗の絵を見て、読み飛ばそうとしていた手を止めて読んだ。 温かみと迫力の両方を備えた絵と、画伯・愛治朗のナイーブな描写がすごくよかった。