青年マンガの感想・レビュー15410件<<504505506507508>>大食いで高校日本一を目指す大食い甲子園 土山しげるマウナケアタイトルそのまんま、大食いで高校日本一を目指すという作品ですが、もちろん日本の高校はおろか世界中どこを探しても大食い部なんてものはなく…。そんなトンデモな設定にもかかわらず、真正面から描く大真面目さにまんまと乗せられてしまいます。過去に傷をもつ新監督が、凋落した名門校大食い部を立て直すべく、新メンバーのスカウトに奔走。弁当10個を500ミリペットボトルのお茶1本で食うという大食いの素質ある生徒を口説き落とし、5人の部員を揃え大食いの特訓を開始する、とやっていることは現実から微妙にズレてますが、筋立ては立派な熱血ストーリー。4キロ入る胃袋にする練習メニューや、次々にでてくる精進料理を食べつづけ、滝の中に流れる素麺を食うという合宿など、あるかもしれないけど、いや絶対ないよ~、という特訓の数々に感覚を狂わされます。私、本当にできるんじゃないかと思って5分で10個のおにぎりに挑戦してしまいましたよ(無理無理)。「この一杯に青春をかけろ!!」なんてのは高校生の特権、ってわけでもないですねやっぱり。ダジャレは芸術シャレにナラナイさん 伊藤和良まさおダジャレは言葉遊びとその場空間で成り立つ高度な遊びって事がよく分かった! そして何でダジャレを言う親父が嫌われるのかも。ダジャレはこの漫画見たく、文字に起こさないとボケが分かりづらい。それにボケを一度、頭で理解しないといけないから疲れる。そんなんポンポン言われたら確かにイライラするかも笑。マンバがクチコミマンガ描きました!ザ・ファブル 南勝久マンバこんにちはマンバでっす!!いよいよ映画「ザ・ファブル」が来週公開ということで、「ファブルのここが好き!!!!」をまとめてみました。 http://the-fable-movie.jp/ ちなみにドランククイーンヨウコ姉さんの「チュッ😘🍋」は、8巻85話に収録されています。 「ザ・ファブル」クチコミマンガ〜これだけは抑えておけ編〜(1/2)まだ読む勇気が出ない大丈夫。世界は、まだ美しい。 荒井瑞貴たか第8回THE GATE大賞受賞作で、4月にモーニングに掲載された読切を読みんで立ち直れないほどの衝撃を受けた作品。8月23日に単行本が発売され、当日に電子書籍で購入したのはいいものの、ページを捲る勇気が出ないまま1カ月が経ってしまった。 モアイの作品掲載ページのURLでTwitter検索してみれば、たくさんの人々が同じように衝撃を受け打ちのめされているのがわかって少し安心した。 素晴らしい作品だから「また読みたい」をしたけれど、「また読んでもみようかな…」と思えるようになるまでたぶん4、5年はかかると思う。 ↓読切を読んだその日に書いた感想 http://bit.ly/2kSI52S 麻雀好きにもそうじゃない人にもおススメできる大好きな作品熱いぜ辺ちゃん 福本伸行名無し表紙の通り麻雀漫画ですが麻雀を知らない人でも楽しめる作品で、麻雀大好き!でも弱い大学生の辺ちゃんとヤクザのおじさんや大学のマドンナ、バイト先の店長とその家族など色んな人との人情溢れる話がどれも魅力的です。最終話の大金を掛けた勝負は鳥肌モノです。史実に比較的忠実な「正史三国志」三国志 河承男 北方謙三マウナケア日本における三国志もの、といえば横山光輝か吉川英治が有名。こちらの原典は通俗小説の「三国志演義」で、今回取り上げる漫画の原作である北方謙三の小説は史実に比較的忠実な「正史三国志」なのだそう。大衆向けの脚色を排除して人物描写を深く掘り下げて…、そんな予備知識を入れて読みましたが、この漫画版はまたそれとは趣が違うように思います。劉備や曹操はイメージ通り。怪物・呂布にガマガエル・董卓と、人物設定は変にいじられてはいません。ではこの漫画の優れている点は?と問われたら、第1巻の立ち読み部分を読むだけでわかる、といいたいですね。見開きで描かれセリフを極力無くした桃源の誓いのシーンや、土埃に煙る壮絶な騎馬戦。空気の濃密さや大陸の圧倒的なスケールが感じられ、軋む楯、唸る剣の音や馬のいななきまでもが聞こえてくるよう。そこには、どこかの戦国アニメのような”軽さ”が微塵もありません。ハードボイルドの巨匠と超絶技法の漫画家の融合作が、三国志ものの白眉へと昇華する期待感たっぷり。5年かけ完結する全30巻、最後まで見届ける価値アリです。スゴイうみべの女の子 浅野いにおstarstarstarstarstar_borderさいろく見ちゃいけないもの感もあってすごい懐かしい気持ちと、「山本直樹先生と肩を並べようとしているな!こやつめ!」みたいな上から目線で物申したくなる気持ちとか色々な気持ちと世間体が素直に好きと言わせてくれないけど好き。 あとエロい。 こんなサプライズは初めて見たサプライズ 大友克洋 中川いさみ名無しプロポーズでサプライズを仕掛けるはずが、指輪を巡ってとんでもない事態に巻き込まれるカップルの話。 大友克洋×中川いさみという大ベテラン同士がタッグを組んだ読切。中川氏のストーリー漫画が描きたい!という願いが漫画家入門という連載になり、それをきっかけにこの読切が生まれたらしい。 タイトル通り、いろんなサプライズが起こる話なので詳細は避けますが、キーワードは「たらこおにぎり」と「ゴミ屋敷」。 誰も予想できない展開が待ってるのでぜひ読んでほしい。 モーニング・ツー2018年6月号掲載です。三橋くんの未来を見たかのような林優樹くんおおきく振りかぶって ひぐちアサ影絵が趣味9月も半ばを過ぎて、いつしか心身に沁みる涼しい風が吹いてくるようになりました。はなしは数ヶ月前にさかのぼり、夏の甲子園の県予選が始まるよりも前。U18侍ジャパンの一次選考合宿の記事に、かの有名な佐々木朗希くんと並んで、U15の選手が間違えて紛れ込んだかのような体格の林優樹くんが写っていたのに心をときめかせたものでした。 彼こそが去年の夏の甲子園の準々決勝で、近江が金足農にツーランスクイズを決められたまさにその時、マウンドにいて泣き崩れていた投手でした。この時バッテリーを組む有馬くん共にまだ2年生。甲子園球場が金農旋風に沸くなか、TV中継で祈るように林くんを応援していたのは、近江の甲子園初戦を偶然みて一目惚れしたからでした。優勝候補にも数えられる智辯和歌山の強力打線を相手に、林くんは小さな身体から「おおきく足を振りあげて」淡々と飄々と投げ込んでアウトを重ねてゆく。そして2回戦の対前橋育英では、2点のビハインドを背負う3回からリリーフして残りの9回までを無失点で切り抜け、近江は9回にサヨナラの一打で勝利。そして3回戦の対常葉大菊川では先発し、8回まで投げて3安打11奪三振の大好投。奪った三振のほとんどは、のちに魔球と言われダルビッシュ選手にも凄いと称賛される右打者の外に大きく逃げながら落ちるチェンジアップでした。球速は130前後ながら、内外高低の制球がすばらしく、とくに右打者の内角をクロスファイアで深くえぐってから外角低めに落とすチェンジアップは芸術的とさえ言いたくなる出来栄えでした。チェンジアップだけではなく、伏線のまっすぐも余程コントロールに自信がなければあれほど内角いっぱいには投げられないし、クロスステップでかなり角度があるからなのか、膝もとに向かってくるまっすぐに打者が驚いて避けていながらもストライクを取られている場面も多々ありました。ほとんど無名のノーマークでありながら蓋を開けてみれば、まだ2年生ながら大会屈指の左腕として取り沙汰されていました。 大会後に色々調べてみると、1年時には秋季近畿大会の準決で黄金世代(根尾・藤原・柿木・横川の4人が高卒ドラフト、ドカベンか!)の大阪桐蔭を相手に先発したり、その後のセンバツでは同じく1年の奥川がいる星稜を相手にも先発していたらしい。その頃から足を高く上げるフォームではあったものの、まだ「おおきく足を振りあげて」というほどではなく、それからひと冬を経て、振りあげた膝を肩にまでぶつける勢いのあるフォームに変化していったらしいのです。 そして女房役の有馬くんは、かなり早い段階からドラフト候補にも名前の挙がっていた、これまた非常にクレバーなタイプの捕手で、インタビューを読んでみると、小学生の頃から父親と野球中継をみては配球について語り合っていたという生え抜きの配球オタクであり、対戦相手の監督からも「試合の状況や展開をみて目まぐるしく配球を変えてくる非常にデータの取りにくい捕手」だと嫌がられていました。本人も「自分は相手の嫌がりそうなところを徹底的に突くタイプの捕手」だと自己分析しています。もう、林くんが三橋くんならば、有馬くんは阿部くんなのかと問い詰めたくなってしまいます。ちなみに林くんのインタビューによるとツーランスクイズを決められたときに投げたのはストレート、有馬くんのサインのスライダーに首を振って投げたそうです。それ以来、首を振ったことを後悔して、有馬くんのサインを信じて投げ抜くことに決めたんだとか。 2年生バッテリーはチームの中心として最上級生になり、秋は滋賀大会優勝で乗りこんだ近畿大会の初戦で同じく左腕エースの林投手が率いる報徳とのダブル林対決にまさかの敗退、センバツ出場を逃します。この日の林くんは自身MAXの136キロを計測しているのだけれど、これがおそらく敗因に繋がっている。夏に吉田輝星のまっすぐを目のまえで目のあたりして以来、まっすぐの球質を上げる特訓に励んだそうで、この日はまさに球の走りがよく絶好調だったとか。ただ阪急ーオリックスの星野伸之(スローカーブが有名の!)がそうだったように球が走っている日は、自分の本来の持ち味を忘れて、まっすぐで押してしまい、かえって打ち込まれることが多かったと言います。 この惜敗からチームは夏の甲子園までいっさいの負けなしで突き進みます。冬明けのシーズン開幕すぐに組んでいた奥川率いる星稜との練習試合では林vs奥川の投手戦で1-1の同点、これを先駆けに春の滋賀大会、近畿大会をそれぞれ優勝で飾り、このままの勢いでマークのかなり厳しいなか、林くんは夏の滋賀大会すべてを無失点で切り抜き2季連続の甲子園に導きます。滋賀大会決勝の光泉戦はほんとうにヒリヒリする投手戦(1-0)で、相手ピッチャーはドラフト候補の吉田くん(また吉田かい!)。9回に林くんはとうとう二死一三塁にまで追い込まれ、打者は去年のトラウマを思い起こさせたいのか二死なのに何故かバントの構えで威嚇する。値千金の1点を完封で守り切った林くんはベンチで号泣、1年間ずっと応援していたわたしも中継をみて泣いてしまった。 夏の甲子園ではバッテリーをみっちり研究してきた東海大相模のアグレッシブベースボールに敗退するものの、林くんは早くから評価の高かった女房役の有馬くんをさしおいてU18侍ジャパンのメンバーに選出される。アメリカの屈強な打者に対しても、コースいっぱいを突いた見逃しや伝家の宝刀チェンジアップで三振を奪っていました。高校野球引退後、有馬くんはインタビューで「林には本当に感謝している、林に出会えて良かった。林のコントロールのおかげで自分は配球というそこだけは誰にも負けない力を発揮することができた。またいつかバッテリーを組みたい」というようなことを言っていました。これはもう、三橋くんと阿部くんに聞かせてあげたいセリフですね。 耳かき版、深夜食堂山本耳かき店 安倍夜郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。 色々謎を残しつつ終わってけど好きファング・J さいとう・たかをマンガトリツカレ男同じさいとう・たかをの「ホーキング」の主人公を陽気にした感じの「ファング・J」が主人公 全編通して人を殺しまくっているが最終回だけ爽やかな感じで終わるのがいい 途中でファング・Jの過去の回がありなんでこの仕事につくようになったかの説明があるがその伏線はあまり回収されずに終わった。 久しぶり読んだけど文字が多くて疲れた。 食文化のありがたさを身をもって教えてくれる玄米せんせいの弁当箱 魚戸おさむ 北原雅紀マウナケアこのタイトルにこの表紙だと、弁当を扱う食マンガと思われがち。確かに食マンガであり弁当ネタも多く出てはきます。ただ、私はむしろ教育的な部分が大きい作品だと思うんです。主役は國木田大学農学部のちょっとかわった講師・結城玄米。この人、授業にぬか床を持ちこむは、大学に勝手に畑は作るは、やることなすことマイペース。ですがその正体は食文化史のエキスパート。「食べることは生きること」という信念に基づいて、一家で囲む食卓の大切さや、食べ物に対する感謝の気持ち、食文化のありがたさを身をもって教えてくれる、言動一致の人。そして彼の想いは関わる人たちにしっかりと受け継がれていきます。それは母親への気持ちの変化であったり、郷土料理の本質を深く知ることであったり。それを通して教え子たちが成長していく過程が感動的で、うらやましくもあります。押しつけがましくないのに、すっと人の心の中に入ってくる玄米先生の授業だったら、何度でも受けてみたいですね。私も農学部出身なので、もしこんな先生がいたら今ここでこの原稿を書いてはいなかったかも。南斗水鳥拳伝承にまつわる過去が明らかに蒼黒の餓狼 北斗の拳 レイ外伝 原哲夫 武論尊 猫井ヤスユキマウナケア北斗の拳外伝シリーズの中で一番のお気に入り。おっぱい率が高いから…というわけではありませんよ。素直に色気のある絵も迫力ある絵も描けている完成度の高い作品として、そして北斗ファンの側からみても、レイのカッコよさを違和感なく表現してくれていると思うから、です。ケンシロウと出会う前のストーリーで、舞台はほぼアズガルドという色街限定。妹・アイリを探すことをいったん脇に置かなければならないほど重要な「義の星」の宿命である闘い、そして南斗水鳥拳伝承にまつわる過去が明らかにされています。むしろ”北斗”の男ではないことがよかったのでしょう。狂気を秘めつつ、優美で華麗、ともすれば女性的な著者なりのレイ像は、これならあり!と思わせてくれる説得力があります。 ううーーーGIGANT 奥浩哉さいろく※ネタバレを含むクチコミです。人生を変えたマンガカイキドロップ 押切蓮介名無しメインの著者は押切蓮介ですが 他に清野とおる、池川伸治、佐々木崇、見ル野栄司、オガツカヅオが寄稿しているたまらない人にはたまらないラインナップの本です(敬称略) 中でも「清野とおるの不快な読みもの」というページの上半分が挿絵、下半分が文章の内容が数ページ収録されているのですが その一部である「街」に鮮烈な衝撃を覚えて以降ずっと、10年近く経った今でも変わらず氏のファンです。 おすすめです。アンモナイトと辿る生命史アンモの地球生命誌 小川隆章starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男アンモナイトの最後の生き残りである主人公・アンモと辿る生命の歴史。原始的な生物から爬虫類、哺乳類と出会いながら物語が進む 派手さはないけど、毎回良い感じで話が終わるので面白い。 ビンボーを満喫している大東京ビンボー生活マニュアル 前川つかさマウナケア住宅ローンで苦しむ私にとって、何か参考になるのではと思ってましたが、いい意味で裏切られたのがこの作品です。時代背景は、昭和と平成の境目あたり。上京して8年目の主人公・耕助は、特に定職につくわけでもなく、ビンボーな生活を送っている。今風にいえば、典型的な負け組。古新聞を机代わりにし、パンの耳をかじり、自転車やフライパンなどは隣の学生から借りる。この部分だけを取り上げると、彼が日々をいかに生き抜くか、という話のようですが、これが受ける印象はまったく違うのですね。耕助は意外に快適に暮らしているのです。そう、ビンボーを満喫しているとでもいいましょうか。そこに悲壮感はまったく無し。我慢はするが必要なときにはお金を使うし、人徳はあるからしょっちゅうバイトの引きはあるし。そうなんですよね、ちょっと工夫するだけで、お金なんかそれほどなくても楽しく暮らせるものなのですよ。ひと昔前に「銭形金太郎」というビンボー生活を紹介する番組がありました。あの手の漫画かな?と思って読んだら大間違いです。短編のラインナップがエロすぎ山風短 せがわまさき 山田風太郎マウナケア『バジリスク~甲賀忍法帖~』『Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~』に続く、せがわまさき作画の山田風太郎の忍法帖シリーズで、短編作品の漫画化。単行本一冊に1話収録となっています。しかし…この短編のラインナップ、原作は前2作と比べ、いささか趣が異なるというか、ずばりエロすぎ。漫画化にあたりエンタメ忍術路線から本来の山田風太郎路線によくぞ舵を切ったものだとは思いますが、評価は分かれるかもしれませんね。私は好きですけど。1巻に収められているのは大島山十郎という小姓と上杉家の物語。直江兼続や前田咄然斎(慶次郎)も出てきて賑やかな中、山十郎にまつわる謎が関ヶ原前夜の情勢に関わってくる。発想の飛躍も独創的、忍術も淫靡。幻想的な読後感を与えてくれます。2巻は「剣鬼喇嘛仏」というお話で、宮本武蔵を追う剣豪・長岡与五郎が主人公。秘術にはまりナニがアレを離さなくなってしまい孕むまでその姿で闘うという、コメディ一歩寸前なのですが、ラストにオリジナルエピローグがあり、これが何とも切ない。本編では「小便はどうするのじゃ」なんて言ってたのに…。ちなみに3巻のみ普通の現代劇、と色々な面で不思議な選択です。手塚絵の完コピという禁じ手神罰 田中圭一マウナケアまさに禁じ手。でも誰も真似できない真似。『デビルマン』や『ワイルド7』などのトリビュート作やオマージュはありますが、それはあくまで描き手の画風での作品。こちらは手塚治虫画風、というより絵の完璧コピーでオリジナルをやるという、日本漫画界の歴史の中でも他に類を見ない画期的な作品なのです。などと大仰に書いてみましたが、中身はそうとうお下劣。このあたりの感覚は、手塚コピーに転向する前の話題作「ドクター秩父山」を彷彿とさせるものがあります。というかいつもそうか。巻頭の間黒男とロックがエロゲーを攻略する話以外は、まったく手塚キャラは出てきませんが、まあ、それは内容が内容だけに配慮しているのでしょう。ちなみに昔の画風や本宮ひろ志、福本伸行のパロディもあり、2巻はほぼ昔の画風の短編が収録されています。しかし、これを読んで再確認したのは、手塚女性キャラというのはかなりエロ要素がある、ってこと。この内容で有名キャラを…って思ってると神罰が下りますかねぇ。 タイトルはアレだし中身も想像通りなのに異様に面白い異世界ソープランド輝夜 猪熊しのぶmampuku ニチブンで、異世界で、ソープランド……下品でしょーもない予感がプンプンするタイトルですが、さすがは、いやさすが過ぎた猪熊しのぶ先生!!こんな題材をこんなに面白く料理できるのか!! かつての三大誌の大先生が、芸風のキレも画力も損なわずゴラクエッグという(言葉は悪いですが)場末で、これほどのキレッキレな漫画を生み出してるってのがもう最高。 設定的には異世界食堂などと同じ「繋がっちゃった」系ですが、異世界食堂と違うのは「異世界人がカレーやオムライスといった"見たこともない"料理に驚き舌鼓を打つ」のではなく、まぁそこはタイトルからお察しいただけるかとは思いますが(笑) さすがは『都立水商』の猪熊先生、専門家といってももはや過言ではない彼にしか書けない内容の濃さに、ストーリーの良さ絵の上手さも加わって、期待のハードルをはるかに上回る面白さです。バブル絶頂期の若者の恋愛観を描く妻をめとらば 柳沢きみおマウナケアこの作品の連載が始まったのはバブル絶頂期。そして主人公・高根沢八一は証券会社の営業マン。そんな華やかなりし時代の花形職業という浮ついた設定なのに、話はどんどん陰鬱になっていく。あの時代のサラリーマン漫画にしては異色の作品。しかしながら当時の若者の恋愛観がしっかり描かれていて、そんなところがヤングサラリーマンには人気だったと記憶しています。テーマはタイトル通りの理想の結婚相手探し。八一はさまざまなタイプの女性と付き合うのですが、うまくいかずに破局、の繰り返し。なぜダメなのか、その答えは読者にはよくわかるように描かれていて、逆に劇中の八一はそれに気づかないという、なんとももどかしいストーリーが延々と続きます。八一の恋愛下手っぷり、そして八一に関わる女性たちの行動。恋愛に対する価値観が変わりつつあった時代の中、まわりはそれに乗っかって成長していくのに、八一は変わることができない。いつの時代もこういう人っていますよね。こういう側面だけ見ると人間ってあまり変わっていないのかもなあ。30歳前に結婚で焦る、ってことはさすがになくなってきたけれども。キングダムを読んでキングダム 原泰久ゾロあいまいだった春秋戦国時代のイメージを持つことができる。秦がいかにして中華統一に至ったか、作者の主観を差し引いても、充分楽しめると思う。歴史好きな人だけじゃなく、物語としても面白いのでぜひ読んでいただき漫画です。 迫る恐怖モンキーサークル 志名坂高次 粂田晃宏365日漫画っ子迫り来る猿の恐怖、人間の心理、チームワークとは、主人公の闇。 この状況でどうでるのが正しいのか、いつもハラハラしながら読ませて頂いております。 ハラハラしたい人、山を知りたい人は是非読むべき漫画だと思います。毎日読んできた大好きなweb漫画その2トモちゃんは女の子! 柳田史太さいろくトモちゃんヤバ可愛い。 ジャンルでいうと富士山さんとか…かぼちゃワインとかに近いんだけどメスゴリラと言ったほうが近い。 純真無垢なメスゴリラはかわいい。<<504505506507508>>
タイトルそのまんま、大食いで高校日本一を目指すという作品ですが、もちろん日本の高校はおろか世界中どこを探しても大食い部なんてものはなく…。そんなトンデモな設定にもかかわらず、真正面から描く大真面目さにまんまと乗せられてしまいます。過去に傷をもつ新監督が、凋落した名門校大食い部を立て直すべく、新メンバーのスカウトに奔走。弁当10個を500ミリペットボトルのお茶1本で食うという大食いの素質ある生徒を口説き落とし、5人の部員を揃え大食いの特訓を開始する、とやっていることは現実から微妙にズレてますが、筋立ては立派な熱血ストーリー。4キロ入る胃袋にする練習メニューや、次々にでてくる精進料理を食べつづけ、滝の中に流れる素麺を食うという合宿など、あるかもしれないけど、いや絶対ないよ~、という特訓の数々に感覚を狂わされます。私、本当にできるんじゃないかと思って5分で10個のおにぎりに挑戦してしまいましたよ(無理無理)。「この一杯に青春をかけろ!!」なんてのは高校生の特権、ってわけでもないですねやっぱり。