青年マンガの感想・レビュー15410件<<503504505506507>>対人コミュニケーションが苦手なふたりのエロティック読切水声に消えないよう モモヤマハト名無し久しぶりに再会した教師と元教え子の短くて少し切ない逢瀬のはなし。 上手に生きることが苦手な者同士、どうしようもない苦い思いを抱えたまま海辺の街へ辿りつく。 どんな終わり方をするのかとヒヤヒヤしてたが、先生の笑顔で終わってホッとした。モリタイシのエロい漫画なぁたんとご主人たま モリタイシ名無し2015年あたりのグラジャンに載っていた、ちょっとエロい読切。全40ページほどの内容で、デジタル限定の本とのこと。 彼女に振られたばかりの男が、道端で19歳の少女を拾って家に泊めてあげ、エロいことするっつー成年マンガでよくあるフォーマットだが、、 まぁ直接的なエロの見せ方はしてないので、成人向けに慣れている人には少しもの足りないかも。ただ「モリタイシの絵でエロいことしてる」ってのが重要なので、ファンであれば100円で買ってもお釣りがくるかと。 ちなみにドラゴンボール世代としては、なぁたんがノーパンで服をたくしあげるところでブルマと亀仙人っぽいな・・・と思ったり。チャンピオン名作リバイバル第36回(最終回)の感想夕やけ番長 梶原一騎 荘司としお名無しチャンピオン名作リバイバルに来ていたのを一話読み。悪徳タクシー会社を叩きのめす、勧善懲悪回だった。いわゆる昔の少年誌らしい展開だったが、最後にベートーベン、キケロ、赤城忠治の友情論でまとめてるところが独特のセンスで面白いと思った。のめり込むように読んでしまった傑作北京的夏 松本剛 ファンキー末吉名無し※ネタバレを含むクチコミです。 はっぴいマン~爆裂怒濤の桂小五郎~HAPPY MAN 石渡治 マキノノゾミマウナケアつかこうへい氏(2010年7月永眠)に影響を受けた人はさぞやたくさんいることでしょう。この漫画の原案であるマキノノゾミもその一人。私、この漫画以前に舞台の「HAPPY MAN」を観劇したことがありまして、そのぶっ飛びっぷりに、「ああ、つかだな」と思ったものです。役者が男闘組の「DAYBREAK」を歌いながら客席からでてくるんだもんなあ(前田耕陽主役だし)。それはともかく、その舞台を下地にして石渡治が生みだしたのがこの漫画。幕末の英雄・桂小五郎を主人公に、激しくかつコミカルに動乱期を描いていくのですが、まあ史実否定派の私でもここまで脚色していいものかと言えるほどの改変っぷり。吉田松陰は女性、それに恋する土方歳三、髭の生えた竜馬にドエロな千葉さな子。極めつけは京都守護職・松平容保で裏の顔は劇作家のつかこうべいときたもんだ。明らかなでたらめで、大好きですこれ。でも決しておちゃらけではなく、そんな彼らが、誰もがハッピーに生きられる世を作るために奔走する異説幕末譚。最後が切ないですが、こんなアナザー・ストーリーもあっていいんじゃないでしょうか。「今だけ」に生きている少年少女の青春譚すみれの花咲く頃 松本剛名無し表題作を始めに「ヒューストンと女の子」「もんくのある気持ち」「教科書のタイムマシン」「呼べない名前」「ハッカのびろおど」「なかない渚」「すこしときどき」の収録された短編集。 青春期の「今だけ」が、時代性に則した題材と共に描かれており、どの短編もこの作者にしか描けないものに違いないなと、読み終えるたびに思わされた。キャラの表情やデフォルメの使い分けも上手く、するりと物語に入れた。 ファンから長年愛され続ける理由の分かる、名作青春漫画だった。 ちょっと違う戦争関連漫画苺と骨 大東亞戦争悲話 武野繁泰 宇根和歌子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男少年誌や青年誌でよむ戦争漫画と違い「銃後の守り」がメインで、一人の女性の視点を通して戦争の状況が書かれている。 最終的に良い感じで終わったがなんか微妙に怖いものを感じた 戦争関連漫画マニアというわけでもないが、定期的に戦争関連漫画を読んでる気がする 読む人を選ぶ作品THE END 真鍋昌平マウナケア同著者の『闇金ウシジマくん』よりもさらに息苦しく感じますね。何もかもに意味を見いだせず、イラついてばかりの青年が主人公のSF。暴力表現は『闇金』の現実的描写に対して、SF作品であるためにより過激。心理面でもそれに比例して深い部分までえぐらざるおえない。では、重く過ぎてつまらないのかというとそうではないのですね。ストーリーはむしろ好きな部類であるロードムービーふう。無為な日々をすごすシロウ。空から降ってくる少女。ルーシーと名乗る少女との生活と突然の終焉。謎の敵とシロウの消された過去。そしてかつての仲間を探す旅…、と矢継ぎ早でテンポ良い。キャラも個性的でぶっ飛んでいる。じゃあなんで息苦しいんだろう?と考えて見つけた答えは、過激描写のせいではなくて、短いページでシロウの救いのない閉塞感を感じてしまった、これじゃないかと。この辺のシロウの心中を素直に受け止められると、エピローグの全員寝そべるシーンが心に染みてくる思うんですが、どうでしょうか。う~ん、この作品もやっぱり『闇金』同様、読む人を選んでしまうかな。神戸在住神戸在住 木村紺マウナケア海と山の間のわずかばかりの平地で18年間育った私にとって、神戸は好きな街、というよりは憧れに近い街。神戸初体験は受験のときで、海はあるわ、丘はあるわ、繁華街に異人街に大学に、そして食べ物もおいしいと、ほんの少しの滞在経験で街にひと目ぼれしたような感覚になり、住んでみたいと思いました。この作品を読むと、その時の気持ちがよみがえります。神戸の大学に通う主人公の女性のモノローグで話が進むエッセイ風漫画。神戸の紹介的な部分だけがクローズアップされてるわけではなく、そこに暮らす人々のようすや友達のこと、お祭りなどのイベント、出会いと別れ、そして震災と、街のさまざまな側面を描いていて、タイトル通りの在住疑似体験ができます。コマの間に入る手書き文字や、トーンを使わない画風などもあって、全体としてほんわかとした雰囲気。ですがドキッとするセリフも出てきて、作者の土地に対する誇りやこだわりがいいアクセントにもなっているよう。う~ん、やっぱりいつかは住んでみたいと思ってしまいますね。けれどもうしばらくはこの作品で我慢します。むちゃくちゃ面白くねーか?花板虹子 笠太郎starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男何気なく試し読みして1話読んだけど、むちゃくちゃ面白い。 料亭漫画だと「味いちもんめ」の初代シリーズが至高だと思ってたけどこれもおなじくらい面白い。 女性が主人公なので男社会の料亭での苦労が現実にありそうな感じで書かれていたり良い感じで人情話もあってよかった。 面白くて一気に全巻買ったけど、こっちのバージョンはどうも完全版ではなく、途中までしか出ていない版なので、花板虹子【合冊版】を買った方がいいぞ!! 「私、プロレスの味方です」アグネス仮面 ヒラマツ・ミノルマウナケア「私、プロレスの味方です」という、直木賞作家の著書を知っている世代なら、この作品にも絶対ハマれるはず。舞台は昭和、格闘技ブームが到来する前のプロレスがおおらかだった時代。海外武者修行から帰国するも所属団体はすでに潰れており、成り行きでライバル団体のマスクマンとしてデビューすることになった男のアクションコメディです。とはいえ決してプロレスを茶化しているのではありません。血が滴り、肉が裂け、骨が軋むハードな試合場面や、興行の裏側にある大人の事情、アウトローの切なさなどを描くのが本筋。それに行き当たりばったり、意味不明なハッタリ、過剰すぎる演出などが挟み込まれる構成。娯楽要素が満載ってわけです。ドタバタもシリアスもひっくるめてこれがプロレスの醍醐味、と料理して出してくれるところが、私のような昭和からのファンにはたまりませんよ、ホント。しかしアグネスの名前の由来にはあきれましたね。ブラジルからの刺客だから…、ってそこで間違えるか! しかも実は何で間違えたかというとトホホな理由が。ま、それもプロレスですな。フラジャイル雑談板フラジャイル 草水敏 恵三朗名無しなかったので。なんでも思ったこととか、気づいたこと書いてネ 今月も超面白かった。特にメッタメタの榊野くんに笑ったタイトル通りの内容炭焼物語 武野繁泰 宇江敏勝starstarstarstarstarマンガトリツカレ男炭焼物語のタイトル通り「炭焼きを生業とする青年の日常を描いた物語」 炭作りの工程だけではなく山奥での野生の動物との出会いや、イノシシ狩や、炭焼き師達との交流などが書いてある。昭和30年代の山奥での生活もわかり面白かった。 「炭焼物語」/「まんが 新白河原人 ウーパ!」/「鬼滅の刃」といい炭を焼く漫画はどれも面白い 胸がチクっとする少し残酷だけど良い話なみだめの金魚 江本晴nyaeこの読切は、集団行動が取れずに、主人公・葵に依存する少し困った子・さきとのふたりの友情の話。 感想というか、あ〜…と自分の過去を振り返って少し考え込んだ。10代って小学生〜大学時代まであるのすごくないか。学校という空間にいるうちは逃れられないしがらみのようなものってあるよな、としみじみ。 勝手な先入観で新人作家かなと思っていたら全然違ったし、作風も幅が広くてすごい。成田闘争の話ぼくの村の話 尾瀬あきらマウナケア頭ごなしにやっても、いい結果にはならないですね。普天間にしても八ツ場ダムにしても周りは振り回されるだけで、結局残ったのは自然の破壊とやりきれない気持ち。日本人は過去から学ぶことができないのでしょうか。本作では成田空港開港に伴う顛末、いわゆる「成田闘争」が描かれていますけど、これなんかは私が生まれたころの話ですから、ほんの40〜50年ほど前の出来事。空港が建設されることが決まり、長い年月をかけて開墾してきた土地を奪われることになった農民たちの必死の闘争が、限りなく実話に近い形で描かれていて、現代に生きる私でも身につまされます。どこかで聞いたような「決めたから従え」という暴挙の果て…。土地とは何か。国との対立や利権がらみの大人の葛藤など、複雑な環境で育つ子供はどんな夢を見るのか。時代背景も違うしスケールや立場も違うけれど、投げかけられるテーマは今でこそ考えるに値する意味を持っていると思います。息子に萌えちゃうお義母さんお義母さんスイッチ 櫻太助名無し人気読切が連載になった! 初回は2話掲載で母視点と息子視点の同ストーリーが楽しい。 連載版もいい先輩が忍者だった件 クサダ名無し一巻読みました。読切の時から掛け合いもいいし、キャラもいいなと思っていたけど、連載版はさらにストーリーラインがしっかりと作られていると思った。 忍びの里の面々もキャラが立っていて、ちゃんと続きが読みたくなった。次巻も楽しみ簡単にワンパンマン 村田雄介 ONE名無し※ネタバレを含むクチコミです。なんだこのカオスは怨霊採集 永吉武名無しキャラのクセ強…幽霊を愛して収集する謎の女・ミカ、狂っている…いうなれば「怨霊にストーカーする女」という感じでしょうか。 なんか先がありそうなのに読切なのかー。もっとそれぞれのキャラを掘り下げてほしいので続編希望します! eスポーツ好き必見!天才たちの闘いがいま始まる!東京トイボクシーズ うめ名無しうめ先生の新作『東京トイボクシーズ』の舞台は、高校のeスポーツ課! 天才ゲーマーの少年と、彼をとりまく大人たちの思惑が絡み合い、序盤からワクワクがとまらない! 最新のeスポーツについても勉強になりますよ! (冒頭に出てくる頭の固そうなおじさんを反面教師にしたいところ……)ロックってなに?パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン ハトポポコ名無しハトポポコ先生の漫画、キマってるよなぁ。いや、ヤク的な意味で。そもそもパンクティーンガールデスロックンロールヘブンは声に出したい日本語だよね。日本語じゃないけど。 まぁ女子3人がロックとはなんぞや?している漫画です。一人ほんとにやべー奴いるけど。そんなわけでパンクティーンデスロックンロールヘブン読んでみて、読んでみてください 不思議が育む少女たちの絆不思議なゆうなぎ 大庭直仁ニワカ※ネタバレを含むクチコミです。 キホと慧の物語運命とか信じるきみだから 売野機子名無し恋人・キホのことならなんでもわかっていると思っていたけれど、たったひとつだけ予想が外れてしまい、少年・慧の運命が傾いてゆく… お洒落で都会的、夢を見てるかのようにふわっと軽い、自由奔放な彼女に振り回されながらも一途な愛を貫くひとりの少年の人生のはなしでした。短いけど壮大。よく見るYouTuberさんがアニメ版の話をしょっちゅうしていて銀河英雄伝説 田中芳樹 藤崎竜さいろくずっと気になっていたんだけどあまりにも長いので手を出せていなかった(周りから手を出したら負けとか沼とか言われてたのもあった)のだけど、この度なんと藤崎竜先生がイチから描いてくれるというではないですか。 現在15巻、死ぬほどツラいシーンを多々乗り越えて来たが、これが最大の山場なのではないかと思うぐらいツラい出来事が13巻だか14巻だかであり、この後どうなるんだ…ヤン・ウェンリーが代わりになるっていうのか!みたいななんだろう、もういつのまにか役が入り込んでしまう感じでスペースオペラなSFで。 あ、全然劇ではないんだけど話は劇的です。 天才+秀才+精鋭vs天才+仁義vs外野みたいな感じ(15巻まで) ・夢中になって読める。 ・例え「封神演義」が苦手だったり当時の絵やギャグテイストが好きじゃなかったとしても全く問題なく全く別の人だと思って良いぐらいタッチも何もかも変えてきているので安心して読める。 ・原作者(田中芳樹さま)は本当に1人の人間なのかと疑いたくなるぐらい名作を作る人だなと関心できる。 ・なにより「銀英伝」についての話に入っていける(理解できる)ようになる! 以上の理由により皆読むべき。好き。<<503504505506507>>
久しぶりに再会した教師と元教え子の短くて少し切ない逢瀬のはなし。 上手に生きることが苦手な者同士、どうしようもない苦い思いを抱えたまま海辺の街へ辿りつく。 どんな終わり方をするのかとヒヤヒヤしてたが、先生の笑顔で終わってホッとした。