友達として大好き

光速ビッチと校則イケメン眼鏡

友達として大好き ゆうち巳くみ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

なんだかすごいもの見た新しい感覚のラブコメ友情譚! 他人の彼氏でも息をするように恋をしてすぐ学校のトイレでしちゃうようなギャルが、女子に追われて逃げた先で出会ったのは校則を本気で守るイケメンメガネ。 秒で惚れて、不純異性交友はダメだけど友達ならいいよねと言いながら貞操観念の境界をさらっと越えてこようとするこのギャルの凄さが光ってる。 これはただ単純にビッチだからすごいって話じゃない。 このキャラにそれをよしとしてしまうパワーがあるのがすごい。 最初の1~3ページ目で水道から水を飲んでるのか思わせといて実はトイレでの事後で口をすすいでたってのがすごい。そう、しゃぶったからだ。 男子生徒からしたら「マジかよ!いいの!?すげー!」ってなるだろうけど、ごく一般的な(こういう言い方あまり好きじゃないけど)女子生徒からしたら悪夢でしかない。 下手するとギャルとは会話になってないんだけど、このついていけない論理にどうにかしてついていきたいと思わせられてしまう。 そしてこの強引さこそが校則やルールにガチガチに縛られて友達がいないイケメンメガネを救う可能性もある。 いや、ユルすぎと堅すぎで互いに救い合う関係になるのかも。 今後どうなっていくのか期待しかしてない! 楽しみだ・・! DAYS NEOに載ってる読切が両方とも素晴らしい。 内容によって絵柄を変えているし、それぞれユーモアと得体の知れない恐怖と救いがある。 https://daysneo.com/author/tototo/

姫路城リビングデッド

本多忠勝、参上!武蔵vs信長!

姫路城リビングデッド 漆原玖
名無し

戦国武将マニアとか歴女とか御城マニアとか、 最近はかなりマニアックな趣味を堪能している方々が いらっしゃるようで。 自分はまったくそっちの知識も興味もありません。 東海地方在住でもあり、一般知識にプラスアルファで 郷土の武将達に少しだけ知識があるくらいで。 プロレスラーの藤波さんが御城マニアだそうで、 有名人が自分のマイホームについて語る 「俺の城」というTV番組から出演依頼が来たら 名古屋城とか松本城とか、御城について好きなだけ 語れる番組だと思って出演を快諾したとか。 そういう話を聞いても、あきれるというか なんでそこまで戦国時代に思いいれができる人がいるかな、と 疑問を感じるしかないのですが・・ 「姫路城リビングデッド」は、そんな私でも 冒頭の数ページを読んだだけで、 ああ御城って建造物としても凄いし、 大勢の人が色々な思いを込めて築城し、 何をどう考えて構築して、それを攻略するならどうしたらいいか、 そんな風に考え出したら止まらなくなる存在なんだな、 そう感じました。 確かに色々と浪漫を感じる存在だな、と。 そして最期まで読んで感じたのは 御城とは人民を守るためのもの、ということ。 けして城主の威光や権力の象徴ではない。 マニアが興味をもつにたる存在なのだな、ということ。 徳川が日本を平定し、太平の世が始まりかけたとき、 突然にゾンビが姫路城を襲ってくる。 しかも数十年前に死んだはずの信玄、謙信、信長などが 指揮をとり自らが先陣を切って攻め込んでくる。 迎え撃つのは伊賀忍者の末裔だったり宮本武蔵やその弟子。 そして城の守り神の依り代的な、城マニアの町民。 漆原先生が描く、その激闘シーンがこれまた凄くカッコイイ。 後に唐突に登場する本多忠勝なんて (イチ地元民としての偏見ですが) 料亭・柿安の前で銅像になって座っているだけの人 という印象しかなかったが、なんてカッコ良いんだ! 史実と浪漫がゴッタ煮になって沸騰しているような熱い漫画。 けれどストーリーはしっかりとしていて ただのトンデモ話ではない、よく出来た話が展開する。 戦国時代にリアルを求める人にも、浪漫を求める人にも、 SFチックなエンタメ的な面白さが好きな人にも、 是非とも読んでみていただきたい漫画。 きっと、それぞれ独特な感想を抱くと思います。

思い出ごはん大賞 わたしの食卓物語

優しい気持ちになれる作品集

思い出ごはん大賞 わたしの食卓物語 魚乃目三太 幸宮チノ 美月李予 桑佳あさ 岩村俊哉 たかなししずえ 青菜ぱせり 井上眞改 フジヤマヒロノブ 斉藤ふみ 思い出食堂編集部 さかきしん 川田あきふみ しゅりんぷ小林 なかむらみつのり 天宮ケイリ 浅原かずよし 黒友みやこ クロ僕屋 サトウアタリ 高荷真弓 やまざき優紀 おーたまり
野愛
野愛

コンビニに売ってる分厚い漫画大好き。飯漫画ならなおさら大好き。 コンビニ行くとついつい買っちゃってた時期がありました。これに限っては電子よりも紙派です。 ひとりで食事と向き合う漫画もいいけど、人との繋がりを感じたり地元に帰りたくなるような飯漫画もいいですよね。 思い出ごはん大賞はまさに地元に帰りたくなる作品集。家族や友達に会いたくなる漫画です。 初めて喫茶店で食べたスパゲティとか、お母さんが作るお弁当とか、実際の美味しさ以上に心に残っているご飯ってあるよね…と自分自身の思い出も蘇ります。 わたしの地元の料理みそ貝焼きのエピソードもあるのでよけいに帰省したくなる…。 まだまだ遠出はできない状況が続いていますが、この作品を読んで優しい気持ちになって、家族や友達に連絡してみようかな?と思いました。