青年マンガの感想・レビュー15402件<<427428429430431>>ラーメン好きには必読ラーメン発見伝 久部緑郎 河合単名無し藤本浩平がラーメンに入れ込む姿は、まさにラーメンの探求者です。レシピの改良だったり、創作ラーメンの開発だったり、ラーメン店の経営だったり、一話一話のテーマが魅力的。読後は間違いなくラーメン屋に走りたくなる、ラーメン好きには必読の書です。社会風刺の効いた漫画!予告犯!予告犯 筒井哲也名無し昨今のネット社会に則った風刺の効いた漫画。和製版ジョーカーというべきか、世間からは反感を買う反社会的行為にも関わらず、主人公達の言動や意志は他人事ではない、弱者ならではの正義と感じました。 格差、貧富の差は広がるばかりで、そんな真っ暗な現実を、ちっぽけな漫画喫茶の一室から抗う、とても深いストーリーの詰まった漫画でした。ちょっぴりエッチなラブコメ作家といえば雛子バリエーション! 矢野健太郎名無し矢野健太郎先生って現代で言う矢吹健太朗ポジションなのかなぁと思う時がある。 奇しくもこの二人、描いているジャンルも名前も似ている部分が多いし‥。 そう考えると新旧のレジェンド作家にお世話になり続けているなぁと。 で、このマンガはそんな良作を連発する矢野健太郎先生のポテンヒッツ的作品です。 現在もアップデートされた絵柄で活動中!ゼロから始めるカメラ女子カメラ、はじめてもいいですか? しろ名無し引っ込み思案な女子高生・ミトはお隣に住むお洒落女子・チサトに、撮影の被写体になってほしいと頼まれる。1話では、チサトに言われるままにモデルになったミトだったけど今後は自分もカメラを始めるということなんだろう、きっと。 二人が行った場所は茨城県の波崎ウィンドファームかな? 仕事も部活も全力投球!社会人スポーツの魅力ライジング わたべ淳名無しこれは企業内の女子ソフトボール部に所属する主人公・岡田モモコの活躍を描いた漫画です。学生の部活動と違って、登場人物たちが働きながらスポーツに取り組むところが面白かったです。練習や試合以外の場面もていねいに描かれているので、知識がなくても物語を楽しめるところが良かったです。もちろんソフトボールの場面も力が入っています。主人公のモモコが移籍したばかりということもあって、部員たちとなじむまでに時間がかかるところも見どころです。ソフトボールへの情熱を持ちつつ、周囲の状況を冷静に見ているモモコがいいと思いました。大人になってからの部活動も良いものだなと感じました。動物や自然の緻密な描写が美しい漫画ニッポン動物記 本庄敬名無し自然の中で暮らす動物、人間に飼われている動物、人間と争う動物、さまざまな動物の姿が描かれています。人間の視点から描かれる話には、自分と動物との関係を考えさせられました。動物の視点から描かれる話では、動物たちの暮らしを体験することができました。山や森などの自然の風景や、動物たちの毛並みなど、細かなところまで描かれており、何度もくり返し楽しむことができると思います。日常を離れて自然の中で深呼吸をするような、爽やかな読後感の作品でした。クローン技術の問題点とはデッドコピー【新装版】 がぁさん名無しクローン技術が進んで、犯罪の被害にあって命を落としてしまった被害者をクローンで蘇らせるというSFストーリーです。実際にクローン技術はかなり発達しているのでこの漫画のような展開になることも十分にありうることだと思いました。この漫画ではこれからのクローンの問題点なども浮き彫りにしていて面白かったです 軍記物の巨匠の描いた"桜花"特攻3万メートル 梶原一騎 横山まさみち名無し歴史、軍記ジャンルを得意にした昭和の巨匠横山まさみち先生の描いた軍記ものです。 毎年夏に刊行される太平洋戦争を舞台にした短編集としてよく配信されており、そこで目を通したことのある方も多いのではないでしょうか? 特攻ジャンルの作品のデフォルトともいえる若者の飛行機乗りの葛藤、そして若者を死地に送り出さなければならない上官及び父親の苦悩、描写が丁寧に描かれています。 また特攻兵器としては“桜花”のパイロットに焦点をあてた珍しい作品です。 零戦や紫電改など登場人物の技量を描ける“見映えのする戦闘機”での特攻は古くからありました。 しかし母機に繋がれたまま何もできず、切り離されても目標に向かって突撃するしかない桜花のパイロットの苦悩は従来の特攻物とは違った刹那を読み手に与えてくれるはずです。複雑な心理模様とアブ…僕 きづきあきら サトウナンキaico複雑な心理模様とアブノーマルな性描写がエロくもミステリアスでもある。歪んだ想いって背景なかなか読み取れないから、気になって続き読んじゃうやつ。カワイイの向こう側に透けるブラックさとキモさ(いい意味)ウサギ目社畜科 藤沢カミヤstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)まず、めっちゃカワイイ。 それは何を置いても第一に来る。 月での異常な労働環境で働いてきたがリストラになり地球に来たふわみ。 この表紙のピンクの髪のうさみみのカワイイ生き物がふわみである。 部屋に転がり込んできて居候するという伝統的なドラえもんスタイルから始まるが、ブラックすぎる環境にいたせいか、不憫すぎるほどに従順で一生懸命で身も心も過剰に社畜だ。 なぜなら働かないと、溶ける。物理的に、身体が。 普通に不憫だとただかわいそうに・・となるが、ここまでくると超カワイイ。 不憫カワイイ。 社畜力53万と言われてもおかしくないくらいに価値観の違う社畜で完全に異文化交流だ。 世紀の発見である月の住人に部屋の掃除をさせご飯を作らせる。 しかも本人はそれを至上の喜びと捉え感謝している。 こんなの狂ってる! でもカワイイのだ。 だからオールオッケー。 社畜とは何か、その行き過ぎた行為の現代社会の闇の一端に触れたような触れてないような、そんな気になった。 もしかしたら働きすぎな現代人への警鐘をカワイさに包んで鳴らしてくれているのかもしれない。 個人的には、体の一部が大きくあるキモさとデフォルメされたへたったウサギっぽいところが好きです。 名作はいつ読んでもよいですねいとしのエリー 高見まこ名無しぐうたらな高校生の晋平が、密かに憧れていた女教師絵理子と結ばれるまでの、手が届きそうでなかなか届かない恋愛ドラマ。教師と生徒のいわゆる禁断の恋ですが、それほど過激な性描写はなく、思春期に入った中学生や高校生くらいが読んでもよい内容です。胸がぎゅーっと締めつけられるメンヘラちゃん 琴葉とこ名無し心震える内容ですが暗い話ではないのでぜひ読んで頂きたいです。作者の琴葉とこさんが中学生の時にウェブで発表していた作品を、2年かけて描き直して単行本化したそうです。序盤は「メンヘラちゃん」「病弱ちゃん」「けんこうくん」のほのぼの日常漫画ですが、4コマ漫画よりストーリー漫画のページが増えていくにつれて胸がぎゅーっと締めつけられるようなお話になってきます。いつも死にたいと考えていたメンヘラちゃんが生きることを徐々に受け入れていく過程で、病弱ちゃんもけんこうくんも悩んでる様子が描かれているのがいいなと思います。セックスピンチヒッター新やる気まんまん 横山まさみち 牛次郎名無しセックスピンチヒッターという発想はすごく面白いと思った。セックスに自信がない男のために、その代わりを果たすという仕事。確かにこういうのって実社会でも需要はありそうですね。男性にとってセックスのテクニックはなによりも自尊心につながるからそれだけ重要なものなんですね。 ただひたすらに兄妹がチュッチュお兄ちゃんは犯罪者 三上ミカ名無し「兄妹なのにキスしたら犯罪だよッ!」 「そうなの?じゃあ一生犯罪者でいいや…」 「じゃあわたしも共犯でいいよ…/////」 みたいなやりとりを永遠にやってます。 Twitterでちらっと拝見したことがあったけど本になってると知って読んでみた。犯罪かどうかでいうと、まあスレスレかな。完全に著者の性癖を漫画にしましたという感じが伝わってきますね。総集編、続きがあるみたいなので楽しみです。ハートフルコメディだった天国から来たサラリーマン 他人のオレ ありま猛 ウエイツトムマンガトリツカレ男連ちゃんパパを読んで「ありま猛」に興味が湧いたので読んでみた。 あらすじにある通り自殺したサラリーマン・天地留男(あまち・とめお)の肉体に乗り移った天使が、天地になりきって生きようと奮闘するサラリーマンコメディ。天使が天地留男になりきって生活を始めるが、全く情報がないところから始めるため色々奮闘するが、ちょこちょこ「天地留男」の過去の悪行せいで問題になったりもする。 最終回も含めていい感じのマンガだった。連ちゃんパパのような内容では全くございません 現代の秘境で見たものは?!キャッチコピーは「心にググッとグンマ県」!お前はまだグンマを知らない 井田ヒロト名無しチバ県からグンマ県に引っ越してきた高校生が、恐るべきグンマの真実を知っていく物語です。 転校初日からグンマ文化の洗礼の数々が待ち受けています。 開かなくなる電車の扉、ヤンキー率の増加、からっ風のせいで自転車が進まないなどなど。 小学校のころにグンマに転校していった友達はグンマ漬けになって体質も変化し、今では水沢うどんを操って空中を飛ぶことが出来る能力者になっていたり、JKJという怪しい集団が登場したり、トチギとは交戦中という設定だったり、スケールのデカい嘘がたまらなく面白い。 かと思えば、上毛カルタ(聖典)のようなローカル知識をしっかりと取り上げていたり、グンマのPRにも一役買っています。 とにかく、グンマすごい!と思いました。 犬になったけど君に恋してる犬になったけど君に恋してる 河村万理名無し目が覚めると、自分が犬になっていることに気づいた男子。美少女の家にペットとして迎えられたけれど、その美少女はなんと男子が人間だったころに繋がりがあった、というよくある転生コミックです。読んでいて、一抹の寂しさもあって笑いだけではない複雑な内容でした。当時の学生が皆憧れたムラマサ高校生無頼控 小池一夫 芳谷圭児名無し剣の達人である高校生・通称村正を主人公にした、かなり性的にキワドイ漫画で、40年以上前の発表当時は大きな話題となった作品です。小池一夫氏原作のこの作品ですが、俺の空/宮本ひろ志と通じる部分があり、村正が全国行脚しながら、出会う魅力的な女性との精神、肉体的な交わりを通し物語が展開します。さすが小池原作だけあって、荒唐無稽な設定でありながら写実的な内容で楽しめます。架空の球団の話だけどなんか見たことあるような気がする野望球団 牛次郎 影丸譲也starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男1980年代の野球界がベースになっていると思われる劇画でスポーツ記者を中心に話が進んでいく。 身売りに出された球団を鉄道事業を行なっている会社が買収し球団経営に乗り出したり、新聞事業を行なっている会社がオーナーの「球界の盟主」と言われている球団があったりと、なんとなくわかりやすい内容になっている。球団のオーナー同士に確執や、ドラフトで色々あり米国への野球留学をしたピッチャーの存在などもありすごい楽しめた。 俺の好きな牛次郎/影丸譲也なので安心感はあったし、あらすじに書いている通りのプロ野球を「球団経営」という視点から描いた異色作だと思う。 ただ急な終わり方をしているのが残念だった 冨樫原作のオリジナルカードゲーム漫画悪天ウォーズ 冨樫義博 水野ハチ名無しいまや日本の漫画家でもトップクラスに有名な冨樫義博のかつて描いた『幻のネーム』を原作に、新進気鋭の作家、水野ハチが漫画にした作品。前後編の構成で、2017年のウルトラジャンププレミアムの9月号と11月号に掲載された。 ざっと概要を説明すると、タイトルの『悪天ウォーズ』はそのままカードゲームの名前で、天使軍と悪魔軍に別れて、王を倒せば勝ちという、将棋をベースとしたオリジナルゲームだ。面白いのはここに実際の『天使と悪魔の代理戦争』という物語の筋を足しているところ。主人公は天使軍を使って、仲間とともに悪魔への対抗をはじめるという流れになっている。 ゲームそのものの奥深さや少年漫画的な面白さが垣間見える本作だが、元がおそらく連載用のものであったため、やや詰めこまれすぎている印象は受けた。また、後編の意味深な幕切れも消化不良といった感を拭い取れない。なかなか面白いが、ちょっと物足りないかもしれない。そんな印象を受けた作品だったコロナ禍の状況と重なる方舟 しりあがり寿hysysk※ネタバレを含むクチコミです。主人公最強系漫画ザ・ファブル 南勝久名無し主人公最強系の漫画やアニメが人気を得る中、この作品もまた、主人公最強系の漫画といえるのではないでしょうか。主人公が自身の力を隠し、一般人に紛れ込んで生活を送るというのがこの作品の何よりの魅力です。決して殺し屋とばれてはいけないため、主人公はわざと喧嘩に負けたり、危機の察知能力の高さから戦闘を回避したりと、最強なのに能力を隠さなければいけない歯がゆさがあります。しかし、いざ戦闘になってからの圧倒的強さといったらもう最高です。 移民として地球にやって来たバクの男の子 #1巻応援バクちゃん 増村十七名無し故郷に食べられる夢がなくなったので地球にやって来たバクちゃんですが、子供ながらに永住権を取るために奮闘してる姿を見ると応援せずにはいられません。とても健気で可愛いです。宇宙と繋がってる東京メトロとか、成人したバク星人は人間に変身できるとか、現代の東京とファンタジーが混ざった世界観も面白いです。オリジナルな設定がとてもユニークなので、現実的に描かれている移民問題についても取っつきやすくなっていると思います。故郷がないってこんなに悲しいことなんだって思いました。マルちゃんに死ぬほどごはん奢りたいぽちゃこい ムラタコウジ野愛マルちゃんかわいいよマルちゃん。ごはんいっぱい食べさせたい。 食べるの大好きで一途で一生懸命で自分に甘いマルちゃんがかわいくてかわいくて仕方ない。ごはんいっぱい食べさせたい。食べさせる必要なんてないほど自分でたくさん食べてるけども!! 飲み会でのビールが我慢できないのも、ダイエットしてるって言い出せないのも、数グラム痩せただけで天にも昇る気持ちになるのも、わかりすぎてわかりすぎて震えます。誘われると我慢できずに食べちゃうのもわかる…!! スタイル抜群の美女なのにマルちゃんをライバル視する長澤さんもなんだかんだでかわいい。一生懸命な女の子はなんであれかわいい。 恋に悩む女の子はかわいい、美味しくごはんを食べる女の子もかわいい。 ひたすらかわいいを摂取してお腹いっぱいになりましょう。読んだらマルちゃんに恋するはず。<<427428429430431>>
藤本浩平がラーメンに入れ込む姿は、まさにラーメンの探求者です。レシピの改良だったり、創作ラーメンの開発だったり、ラーメン店の経営だったり、一話一話のテーマが魅力的。読後は間違いなくラーメン屋に走りたくなる、ラーメン好きには必読の書です。