青年マンガの感想・レビュー15374件<<3839404142>>ヤニカス青春譚煙色のまほろば 後藤うどん名無しヤニカスがテーマなのにこれまでにない感じの爽やかさも感じられる作品で好き。メタモルフォーゼの縁側を見たときにBLに年齢なんて関係ない!って感じだと思ったけど、これはそのヤニカス版って感じで良かった。いいなぁ我々は宇宙人です(喉をトントン叩きながら)地球から来たエイリアン 有馬慎太郎starstarstarstarstarさいろく同著者の作品はコミックブレイドでやってたやつしか知らないんですが、あれは幽遊●書の同人っぽさ✕90年代のギャグ路線があまり受けなかったのか打ち切り?になってしまったようで全然印象に残らず(ちらっと読み返したけど1巻しか出てなかった) ただ、ヤンマガサードに移っての本作、なにより絵柄の成長が睦まじく、前を知っていると感心してしまうぐらい安定した作画になってました。 前は本当になんかデフォルメとかやりたいことが出来ていない感が出てしまっていた気がします(偉そうにスミマセン)本作ではだいぶ表現力にゆとりも感じられます。 物語は異星の生物保護にあたる主人公がどの仕事を本業とすべきか様々な課を回ってみるという話。 そこで終わってしまったのがとても惜しいぐらいいい感じでした。 次回作がまだ見えてませんが、楽しみです。すごい終わり方だな山田と林野 水田マル名無し※ネタバレを含むクチコミです。他人への詮索も程々に、自分の楽しみを知る路傍のフジイ 鍋倉夫starstarstarstarstarさいろく会社で上手くやっていくには周りと打ち解けないといけない、と思う。ある程度は。 昨今、コンプラが強く意識されるようになった!と言われてはいるものの、本当に全ての社会でそうなっているとはまだまだ到底言えない。 どこでも目立たない弱者が発生するのがコミュニティだと思う。誰かが飛び出ていたらその分の偏りは必ず生まれる。 本作の主人公フジイは別に無欲の仏なわけでも、強運の持ち主なわけでもなくて、本当に居そうで居ないだろうなっていう不思議なキャラ。 そんな彼が、何かしらに固執というか執着に囚われて上手く気持ちの整理が出来ない同僚や関わった人たちの考えや気持ちに少しずつ変化をもたらしていく物語。 結果として少しの変化が発生しているところまで見せてくれるので、割とスッキリできたりする。 なんかすごく、いいなぁ と思う。 ヒラエスは旅路の果てヒラエスは旅路の果て 鎌谷悠希starstarstarstar_borderstar_border寸々死んでしまった友達との再会を夢見て自らも死を目指す少女・不老不死の男・陽気な神様の3人が黄泉比良坂まで一緒に旅をするロードトリップ…的な1巻での期待値を超えてくることが無かった。日々野とハニの関係性ってそうだったんだ、とか。 自由な絵は魅力的。昼間ちゃんが死ぬほど可愛い猫のお寺の知恩さん オジロマコトstarstarstarstarstar_border瀧昼間ちゃんの為に全巻揃えたまである思い出のドーナツをめぐって #1巻応援まわるドーナツと金曜日 こやまけいこstarstarstarstarstar_border兎来栄寿先日、かりんとうを気に入ったアメリカ人がその正体を砂糖たっぷりの小麦粉の生地を油で揚げたものだと知って友人に「これは日本のオールドファッションドーナツだ」と紹介したら「日本のドーナツは硬いな……」というコントが成立してしまっていたという笑い話があり、好きでした。 皆さんはドーナツはお好きですか? 私は大好きです。サクサクでシンプルな味わいに飽きが来ないオールドファッションも良いですし、香ばしいチョコレート系も美味しいですし、ソフトな食感のシュー系も魅惑的ですし、ふわふわのエンゼルクリームやもっちもちのポンデリング系も外せないですし、ヘルシーで優しい味わいの豆乳ドーナツも好きです。食べ過ぎには注意ですが、ドーナツ最高です。 そんなドーナツ好きが読むと、ドーナツを食べたくて仕方なくなってしまうマンガが本日発売されました。『かわうその自転車屋さん』のこやまけいこさんが描く新たなハートフルストーリーで、移動販売のドーナツ屋さんのお話です。 幼稚園の栄養士だった亡き母が作ってくれた思い出のドーナツが忘れられない赤髪の少年わたる。恩義ある園長の孫であるわたるのために、そのドーナツを何とか再現しようと奮闘する黒猫の黒鉄(くろがね)。 キッチンカーの外装のデコレーションや内装の設備などが整っていくさまにとてもワクワクします。食品衛生責任者の講習を受けに行く件などもリアルで笑ってしまいましたが、大事なことです。また、キッチンカーといえど好きな所で勝手に営業して良いわけではなく、その場所を見つけるためのやり取りの部分も好きです。 イーストドーナツとケーキドーナツの違いや、実際にドーナツを試作してみるところまでかなり詳細にドーナツ描写もなされていくのでドーナツ食べたい欲がモリモリ高まります。 そして何より良いのは、お店を通して関わる人々にドーナツを通して美味しさのみならない幸せを振りまいていくところです。例えば1話では、人と喋ることが苦手な引っ込み思案の美容師のエピソードが描かれます。彼女が、まわると出逢い彼らの作った温かみのあるドーナツを食べることで救われていく様子に心が和みます。 今日はホワイトデーでもありますが、ドーナツと一緒にこちらを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。 それは死人の考えや…銀と金 福本伸行starstarstarstarstar瀧俺が積もう、肘の高さまで…福本伸行最期の傑作最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstar瀧福本は黒沢と一緒に燃え尽きたのだ 続編はもう知らん地球から来たエイリアン地球から来たエイリアン 有馬慎太郎starstarstarstarstar寸々前作が尖りすぎていたのか、だいぶ作風と絵柄が変わった。お仕事モノコメディとしての面もあるが、創作キモ生物を活き活きと描いているところは変わらず。今作では創作キモ生物とそれを取り巻く命を扱う仕事について真正面から描いている。 生物だけでなく、その生態系、それらを研究対象としている機関の設定までかなり練られていて面白い。 今作は3巻で上手くまとまっているが、この作者の脳内をもっともっと見たい! 嫌いってぐちゃぐちゃ 牧starstarstarstarstar_border野愛※ネタバレを含むクチコミです。妙なリアリティのある奇妙な鳥人間と居候コメディ!クジマ歌えば家ほろろ 紺野アキラstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)めっちゃくちゃ好きです!! 中学一年の鴻田新(こうだあらた)が学校からの帰り道に出会ったのは腹をすかせた奇妙な人型の鳥みたいな人語を話す生物・クジマ。 聞くところによるとロシアから来たという。 日本食が食べたくて来たというが…。 いろいろあって翌年の春にロシアに帰るまで住むことになったクジマと鴻田家のホームコメディ! https://gekkansunday.net/work/4466/ 1話あたりそこまで長くない話で、寒くなると日本に来て暖かくなるとロシアに行く渡り鳥みたいなやつに居候されるっていう奇妙な設定が素晴らしくハマって面白いです! 奇妙な鳥ってだけでも面白いのに、ロシアから来てるからロシア語話せるしロシア料理作れるし、たまに外国人みたいな「分からないデス」みたいなとぼけ方を入れてきたり、ブチ切れるとロシア語で罵倒したりともう、面白い! 単純にロシア人の留学ものとして見てもいいのかなって思ったら、最悪、虫食べて生きていけるっていう、それはもうマジで鳥じゃんっていう部分も垣間見せたりでクセになる! 紺野アキラ先生、いままで読切も漏れなく全部面白かったので、連載始まって本当に嬉しいです! ホラーも面白かったので、この鳥にも少し怖さがある気もしますが、ホラーとコメディって表裏一体なので楽しみです。摩訶不思議な世界へ。足摺り水族館 panpanya干し芋不思議な世界観満載。 夢の世界なのか? 現実世界のその先なのか? 過去にタイムスリップしたのか? はたまた、仮想空間なのか? 作者の気になるものを突き詰めるとこういう作品になるのだろうと理解することにする。 魚と巨大なものが好きな方は、読んでみてください。 [リリー]の[スレッド]で、リリースレッドリリースレッド 誰でもないstarstarstarstarstar_borderさいろくSNSの時代でもう廃れてきてしまっているけど、某掲示板のようにスレッド形式で匿名でくだらないことを話し合うという体験。 そんな匿名で責任もなんにもないからこそ、犯罪予告やら陰口やら、虚栄も嘘も妄想も、何もかも言いたい放題のそんな場所で生まれる物語って結構ある。 怪談話もオカルト板で有名なものがいくつも生まれていったけど、そんな話をリリーが紹介していくような感じで進行する短編集。 ちょっとずつ繋がってたり、なんだかんだで実はちょっと悪くない話になってるものもあったりして読後感がいずれも悪くないのが好印象。ホラーというかモヤッとゾワッとさせられる短編集いんへるの カラスヤサトシstarstarstarstarstar_borderさいろくカラスヤサトシ先生は心理的な瑕疵を読者に残す。 単にトラウマというのとちょっと違って、報われない・救われない・気持ちが晴れない・振り返ると恐ろしいようなそんな描写が多く、理解の仕方は読み手に委ねられる気がする。 本作はすべて10ページないぐらいの短い短編で構成されているが、本当にスッキリしないモヤッとした気分や、最後まで来てゾッとさせられるようなそういう作品が多い。 これを描けるのは凄い。男の妄想を具現化したような漫画ガイシューイッショク! 色白好名無し世の男性が一度は妄想したのではないのでしょうか? 主人公の男性サラリーマンがひょんなことから巨乳女子と同棲し始め、エッチなバトルを繰り広げる日常エロティック漫画です。 読んでるうちに独特な世界観に引き込まれ、もっと過激な展開を!と焦らされる、 でもその焦らされが気持ちよく続きが気になってしまう唯一無二の漫画。 ぜひ仕事の合間の息抜きに、ふと読んでみてはいかがでしょうか 千九人童子ノ件千九人童子ノ件 羽生生純starstarstarstarstar_border寸々伝奇ホラーサスペンスから一気にメタフィクションに持っていかれる壮絶な漫画。機材が千九人童子に取り込まれるあたりもメタフィクションのメタファー(?)っぽい気がする。影を描く筆致がすごい。サブカル系漫画の名作ライチ☆光クラブ 古屋兎丸starstarstarstarstar_border宮っしぃ普段サブカル系の漫画って読まないんですが、これは何故か惹かれる物があって読んでみました 工場が立ち並ぶ街で男子中学生たちは秘密基地で特別な機械を作っている 美しい少女を攫ったり、罰として腹を裂いたりなどなど、エロとグロの中でもしっかりと狂気が描かれているのがかなり心に刺さる漫画 少年から成長していく葛藤や、性の見方、狂気と猟奇的な要素など、独特な雰囲気と描かれ方をしていて、読んでいて引き込まれます サブカル系って手が出しにくいなって思ってましたが、これは最後までのめり込んで楽しめる名作でした たしかにこれは原作の舞台も見てみたいですねげる…ベルセルク 三浦建太郎starstarstarstarstar瀧「逃げ出した先に楽園なんてありゃしねぇのさ。」 「辿り着いた先。そこにあるのはやっぱり戦場だけだ。」 ガッツのガッツに胸を打たれ続ける 筋肉モリモリマッチョマンがバカでかい剣で化け物狩りまくるとか男臭さ全開なのに少女漫画的な情緒ある繊細な心理描写が素晴らしい、ただのエログロ漫画ではない 好きを貫くのも簡単じゃないさくらにつづき 古山フウ名無し仮にも先生が、元生徒の作品にケチつけるのはやめてあげて欲しい!仕事として成立してるだけ立派だろうよ…最後ちゃんと謝ってたからいいけど。さくらちゃん、もしもお母さんになにか言われてもあの革ジャンをお守りのように大事にして欲しい。女性専用風俗で自分を見つめ直すはなし松子、32歳処女。 我妻ひかり名無し最後のオチ、なんだ〜とは思ったけど映画を観たか観てないかはあんまり関係なくて、あきらさんだったから松子はもう一度前を向けたんだなと思う。仕事だからと言ってしまえばそれまでだけど、仕事だとしてもあの場でああいう言葉をかけられる人はそう多くないはず。あきらさんに出会えてよかった。これもまたいい短編集だ…OLと人魚 司馬舞starstarstarstarstar_borderさいろく人魚・吸血鬼・ハーピー・鬼…解説に書いてあるとおり現代日本で伝記に出てくるような「化け物」が登場。 それぞれ現代日本の女性との物語。本人がソレのケースもある。 なんというか、不思議でふわっとしているけど、どれもシンプルに"尊い"とか"怖い"とか"哀れ"とかっていう直球気味な後味を残す、いい短編集だった。 読んでいる途中、残酷な話もある中で、この話は頼むからイイ話にしてくれ…と思いながら読み進んでいく体験。 安堵できればいいけど、そうじゃなかったらどうしよう、そんな風に思える作品ってやっぱイイ。 あと絵も雰囲気あって好きです。これまたシンプルにわかりやすくて良い。 少し前にSNSでよく見かけていた海外ネタのひとじゃん海外 縁にまかせて歩くだけ。 五箇野人starstarstarstarstar_borderさいろくそう気づいたのは読み出してちょっとしてからだった。 外国に行き、恐らくその国の中でも変わったひとたちと接点が生まれて、キュンと萌えるシーン。 この顔のひとか!と気づいてからは一気に読みましたが、SNSで見かけていたのは本作より前のだったっぽい。 ただ、本作ではもう手慣れたということでしょう、マンガ的にも読みやすくなっていて、絵も構図も初期のと比べると段違いに良いエッセイ漫画(ニーズを理解しているなという感じがする)でした。 このままのノリでずっと読ませてくれるといいなぁまだ終わってほしくない…!新章突入BLUE GIANT MOMENTUM 石塚真一 NUMBER8starstarstarstarstarさいろくEXPLORERの最後の流れからして「もしかして最終章?」と思わされる新章に突入。 3/8からアマプラで映画が配信され、スクリーンでも何度も観て聴いたソレを家でヘッドフォンで独占できるのはまた別の悦びがあってたまらない。 正直、EXPLORERの最後は映画の大ヒットを受けての内容なのだろうなと思っちゃったけど(調べてないので根拠ないですが)なんだかんだで結局泣かされてしまって、長い間大好きでいさせてくれてありがたいし、まだ終わってほしくないなぁと先を憂いてしまう気持ちが出始めている。 NY編の後に最終的に日本帰ってる時の話とか、番外編で2〜3冊ぐらいは描いてくれそうな気はするけど…とにかく引き続き楽しく読んで行こうと思います。<<3839404142>>
ヤニカスがテーマなのにこれまでにない感じの爽やかさも感じられる作品で好き。メタモルフォーゼの縁側を見たときにBLに年齢なんて関係ない!って感じだと思ったけど、これはそのヤニカス版って感じで良かった。いいなぁ