青年マンガの感想・レビュー15397件<<389390391392393>>自分の力不足で理解できないまま読み終えてしまった大日本天狗党絵詞 黒田硫黄名無し大日本天狗党絵詞を読まないと黒田硫黄を好きと言ってはいけない気がしていたものの機会がないままでその評判ばかり聞いていたのですが、ようやく手に入れて読んでみると結構自分には難しくてどういう話なのかイマイチ分からないまま終わってしまった。最終的に絵を眺めていたと言っても過言ではない…。今あらすじを読んだら「天狗にさらわれた子はそれからどうなっちゃったのか?」と書いていてやっとピンときた。そういう話だったのか。これから読む人はここに焦点をあてて読むといいかも。自分ももう一回読み直してみます。創造力で絶望に立ち向かう少年ログの物語神龍イデア 連打一人名無し※ネタバレを含むクチコミです。上司と部下のドタバタ二人生活! #1巻応援部長と2LDK おりはらさちこあうしぃ@カワイイマンガ女性二人の同居を描く本作ですが、この二人の関係は、職場の「上司と部下」。しかも立場にかなり隔たりがあります。 ●三十代にして部長を任される、頼れるけれど真面目で堅い東(あずま)さん ●新入社員の明るくゆるふわな西さん どう見ても性格が正反対の二人が、たまたま同居する事に。険悪にならないの?と心配になりますが、実はこの二人、共通点があります。それは…… 生活力が、無い。 驚く程何もできない二人が一緒に住むと、0からじゃなくてマイナスからのスタートになるんですね。最初は結構、酷い日々。 でもそこから、協力しながら生活を共にし、上司の東さんが引っ張るようでいて部下の西さんがいろいろ教えたり、そのうち二人には連帯感が生まれ……。失敗ばかりの日々も、冒険じみていて楽しそう! 西さんのキャラクターが本当に素敵です。普通「部長」に、あんなにフレンドリーに出来ませんよ……「ぶちょー♡」って甘える女子新しいな……。その明るさで、ちょっとぼっちを拗らせ気味の東さんは救われている。 笑いも温かさも沢山の、二人のドタバタ生活は始まったばかり!読者とはワガママである瞬きより迅く!! ふなつ一輝 ふなつかずき名無し『すんどめミルキーウェイ』まで 行っちゃうと『ヤリ過ぎ!』ってなるし、 かと言ってここまでまともにやられると 面食らう。やっぱり『微エロ』くらいは欲しい。 本当ワガママですいません。 でも、ふなつ先生の描く女の子は可愛いので 今後に期待。 吉田戦車の"じゃない方"漫画たち吉田戦車の漫かき道 吉田戦車nyae「伝染(うつ)るんです。」「ぷりぷり県」などなど…読んだことなくてもタイトルは知っているという人もきっと多い代表作をはじめ、数多くの漫画を世に送り出してきた中で、ご本人曰く「描かせてもらえる様々な場所で、ちびりちびりと描いてきた、点在するすきま仕事かき集めた」のが本書であります。 いわゆる自伝漫画とは違うので注意。漫画と出会ってからいかにしてプロとなったのかは、冒頭にテキストでまとめているだけです(ただ非常に面白いので必読)。 置かれた場所で咲きなさい、じゃないけど、与えられた場所でふさわしい力を発揮し続けるというのは並大抵のことではないと思うので、作者が恥ずかしいと思うようなものでも、読者にとっては宝物のような漫画だったりしますね。 面白いのが「苦悩戦士」という漫画を、スコット森という名義で石ノ森章太郎タッチをほぼ完コピして発表したにもかかわらず、ネット上で「吉田戦車では?」と見破った人も居たという話。通常の2倍の時間をかけて描いたのに悔しいと語っていますが、分かる人にはわかるんだなとじんわりしました。三成(佐吉)くんの日常 読切が連載化して帰ってきた!!ミツナリズム 鈴木コイチたか1月にモーニングで「石田三成ズム」というタイトルで掲載された読切が、スタイリッシュで綺麗な絵と軽妙な掛け合いはそのままに「ミツナリズム」として連載化! 石田三成ってこういう実直な人なんだな〜というのが伝わってきます。「味のない雑穀で苦しめ」というシンプルな脅し好きww ▼公式ページ https://morning.kodansha.co.jp/c/mitsunarism.html日本昔話=「異常犯罪」!?てっぺんぐらりん~日本昔ばなし犯罪捜査~ キリエnyae※ネタバレを含むクチコミです。 限界OLが野菜作りで癒される(はず)みどり晴ればれ 大内優ましゅまろ※ネタバレを含むクチコミです。百合の世界缶乃短編集 無職とJK 缶乃さいろく百合とは知らずに読み始め、最初の1話では永田が男だと思ってたんだけど2話目で百合だと知った。 百合の世界の空気感というか起承転結の付け方は少し独特というか、男性の考えるソレとは少し違っている気がして、これが独自文化なのだなと深くうなずくばかりである。 アンニュイな気持ちで終わるところもあればちゃんとハッピーエンドだったり、「この先は想像におまかせします」だったり色々だけど、女性作家が割とそういう流れを好むのかもしれない。 これはもしや深堀りしてみたら面白いところなのでは(きっとググれば出てくるんだろうけど) など、色々変な視点での考察が捗ってしまったけど一気に全部読み終わって、巻末の1話が最終話になっていてちゃんと結があって読後感が良かったのでクチコミを残している次第です。突き刺さる一話から素晴らしいタイトル回収が味わえる #完結応援君のお母さんを僕に下さい! 田澤裕名無し※ネタバレを含むクチコミです。 こじらせ男女のショートオムニバストーキョーカモフラージュアワー 松本千秋名無し※ネタバレを含むクチコミです。一期一会を撮った夏金沢シャッターガール 桐木憲一名無し金沢で生まれ育った女子高生・花菜は高校では写真部所属。 写真が好きだが将来は写真の道へ、と決心しているわけではない。 母親が反対しているから、というより、結論を先送りにして、 母親と本気で向かい合わない中途半端な状態だった。 夏休み、花菜はドイツから来た写真家・ユーリと知り合い、 撮影の手伝いをすることになる。 ユーリは父がドイツ人、母が日本人。 ユーリが物心つく前に離婚した母は 故郷の日本の古都、ここ金沢にいるらしい。 ユーリの来日・金沢訪問は母親を探すのも目的だった。 だがユーリは必死にガムシャラに母を探すつもりはないらしい。 「写真も出会いも偶然の産物」と。 そんなユーリに花菜は、金沢出身の文豪・室生犀星の詩、 「誰かをさがすために」を読み伝える。 この漫画は北陸新幹線の金沢開通を記念し連動した、 タイアップ的な漫画らしい。 だからだろうけれど、金沢観光案内的に、 写真撮影スポットを巡り紹介する面が盛り込まれた ストーリーになっている印象を受けた。 観光案内漫画としても良く出来た漫画だと思う。 しかしカメラや写真撮影に知識がない自分には、 この漫画を写真や撮影が好きだ、という人からみたら どう評価するかは判らなかった。浅いのか深いのか。 良く言えばライト感覚での金沢紹介漫画、 悪く言えばインスタ映え撮影スポット紹介漫画、 そんな漫画かな、と思いながら読んでいった。 だが外国人とのハーフでありながら金沢の文化や街並みを愛でて、 それでいて母親に焦がれ、慕いながらも自然体でいるユーリ、 普通の女子高生だが、それだけに、そしてそれ以上に 思春期的な悩みを持っていた花菜とのストーリーが だんだんと面白く、考えさせられる話になっていった。 ユーリ自身は自然体で写真を撮っているが、 それは漠然と撮っているというのとは違うらしい。 一方、この漫画にはユーリや花菜以外の写真家も登場する。 最初からモデルを使いアングルを決めて撮影する写真家とか。 それはそれで価値を認めている感じがした。 けして、自然体が良い、演出は駄目、というものでもないよ、と。 どうやら写真撮影にも色々な価値感やスタイルがあるのだな、 人それぞれの人生や情愛や価値観もいろいろあるように、 読み終えて、そういうことが判ったようなつもりになった。 癒し。こぐまのケーキ屋さん カメントツPom ただただ癒される。 こぐまの店長の行動一つ一つが可愛すぎる。 四コマで春夏秋冬ごとに店長が店員さんと共に成長していって、季節感も感じられてとてもほっこりします。 特に私はクリスマス時期が好きです。 マフラー姿の店長がとても可愛いです。 なんという逆体格差ァあの娘がボクの彼氏です 甘詰留太名無し※ネタバレを含むクチコミです。完全版の発売をして欲しいぜきちんと軍配! 中島徹starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男あんまり見ない相撲の行司の漫画でそれもギャグ漫画というなかなか変わった漫画。知ってる相撲の行司漫画って他だと中村明日美子の「呼出し」ぐらい 主人公が80歳の高齢ながら立行司を務める徳盛亀之丞で亀之丞を中心にギャグが進んでいくが亀之丞が起こした問題に対してつっこむ理事長がシーンが好き。特に好きな回は、いろんなスポーツの審判や審査員が集まって飲み会をしあらゆる所に各スポーツの指摘をしていく回と、地方巡業の下調べをいく回 最近これが連載していた雑誌を集めて読んでいるのだが、単行本では見たことがない話があり実はこれ全話収録されていないんじゃないかと気づいた。 まあよくよく単行本を読み返したら最後の方に掲載号の情報があってやはり単行本未収録はそこそこあった。 やっぱ中村朝はすごい!新装版 天帝少年 中村朝短編集 中村朝名無し※ネタバレを含むクチコミです。 JKといえばサバイバルみたいなとこあるのでソウナンですか? 岡本健太郎 さがら梨々mampuku遭難したJKが無人島でサバイバルする漫画。JKサバイバルってもはや様式美というか、サバイバルといえばJKみたいなとこあるよね。 JK集団にひとり玄人がいて、多彩なサバイバル知識を披露してくれるので案外ためになる(遭難でもしないかぎり実践する機会ないかもしれんが)今週のあさひなぐ(スピリッツ最新話)あさひなぐ こざき亜衣名無し※ネタバレを含むクチコミです。あだち充の兄が書いたあだち充物語実録あだち充物語 あだち勉マンガトリツカレ男昔の古本屋ではよく見かけて機会があれば読もうと思っていたがいつの間にか見かけなくなって気づいたらプレミアがついていた。 実録あだち充物語とあるが本編の主人公はあだち充だけではなく、あだち充とあだち勉を含めて登場している。絵の感じとノリが1980年代後半でなんとなく懐かしい気分で読んだ。 「あだち充」は確固たる信念で漫画家を目指していたのではなく、あだち勉の協力があってこそで漫画家になったと言うのがよくわかった気もするが、全編通してギャグが多くていまいち信用しきっていいのかと思う部分もあった... 創作が好きな女の子と、創作物が好きなモンスターが出会った。美術室のモンスターず スズキツチタツ名無し可愛らしい新連載だなと思いました。 美術室にひとり籠って創作に没頭する美術部部長のつぐみは、ある日突然生徒たちの作品がなくなっていることに気づき、速攻犯人が判明するのですが…正体がモンスターでした!! そのモンスター、人を襲ったりなんて気は一切なく、人間界の美術作品を「キラキラした財宝」として手に入れたい!という一心なんです。可愛らしくて健全。 そしてそのまま「そんなに欲しいなら、作ってみればいいじゃない」なんて素敵な展開!!最初は折り紙から。可愛らしい!まったく違和感ないバ令和ボーイズ 村田ひろゆき名無し40周年企画で2話だけヤンマガに復活。いやーまったく違和感なく読めたな。ヤンマガには、やはり工業哀歌バレーボーイズのような漫画が必要だ。谷口が過去の青(性)春時代にタイムスリップ?という設定があって「令和」の時代を一応意識してるっぽい。下ネタに関してはかなり遠慮した演出になってると感じた。その後の未来より、初期のノリを楽しく描いてくれるのは有り難い。虎子の顔を見るだけで、ただただ懐かしかった。良くも悪くも変わらないあの時代を感じることができた。 今いちばん続きが楽しみな連載殺し屋Sのゆらぎ 舟本絵理歌名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ほんとこういうのに弱いから… #読切応援おじさんの塀 古山フウnyaeビームの別冊付録の読切みんな面白かったけど、個人的にはこの「おじさんの塀」がダントツでした。 おじさんの家に入って玄関の床のタイルが綺麗だという描写から、お風呂を見せるところでもう「これは…ッ!!」となった。そこからおじさんの人となりが明らかになり、そしておじさんに字を教えてあげようとするゆう太のながれ、胸打たれます。絵もストーリーも完璧で言うことなし。山姥とコンピュータ対決闇の鶯 諸星大二郎hysysk幻想的な短編集。表題にもなっている『闇の鶯』は作者が「パソコンに疎かったからあまりうまくいかなかった」的な反省を述べているけど、面白かった。まず妖怪みたいな存在が現代的な技術を身に付けているのが珍しい。民話などで妖怪とされているのは実は人間で、生活習慣やコミュニティが異なる他者をそう呼んでいただけではないか?という説を思い出す。 神話や宗教、呪術に支配されていた時代があったように、現代は科学技術に支配されている。仕組みを理解していないものにとって、技術も一種の呪術のようなものだし、人間が使っているようで、実は技術に使われているケースも往々にしてある。 一度全てをフラットに並べてみて、何が自分にとってこの世界に生きている実感をもたらしてくれるのかは考えてみても良いだろう。科学的な事実であれ、論理的な正しさであれ、それらと幸福は直結しないのだから。 『涸れ川』も面白かった。説教めいた要素もなく、ただただ迷い込んだ異世界のルールを読み解く感じが良い。<<389390391392393>>
大日本天狗党絵詞を読まないと黒田硫黄を好きと言ってはいけない気がしていたものの機会がないままでその評判ばかり聞いていたのですが、ようやく手に入れて読んでみると結構自分には難しくてどういう話なのかイマイチ分からないまま終わってしまった。最終的に絵を眺めていたと言っても過言ではない…。今あらすじを読んだら「天狗にさらわれた子はそれからどうなっちゃったのか?」と書いていてやっとピンときた。そういう話だったのか。これから読む人はここに焦点をあてて読むといいかも。自分ももう一回読み直してみます。