青年マンガの感想・レビュー15397件<<387388389390391>>8ヶ月ぶりにモーニングに帰還!羽人の星 江口夏実名無し※ネタバレを含むクチコミです。花田陵の新作ブラックガルド 花田陵名無し吸血鬼の次はなんだ? 楽しみにしてたけどショウジョウ? 感染討伐刀ネガティヴ主人公バトルアクションとでも言えようか! (長いけどなんといったらよいか) 死にたいネガティヴ系主人公がイケメンそう これからが楽しみ田舎の閉塞感と少年の絶望少年のアビス 峰浪りょう六文銭何もない田舎に、引きこもりの兄と認知症の祖母を抱え、片親暮らしの主人公。 理解者でありそうな母親からも、人生の重荷とも言える負担を、主人公に押しつけてくる有様。 そんな絶望的環境で、彼の唯一の救いだったマイナーアイドルのナギ。 なぜか彼女が、主人公の住む田舎でコンビニのバイトをしており、ひょんなことで出会い、ともに、この後も何も起こらない未来に絶望して自殺をはかろうとして・・・という流れ。 主人公の、なんとも、この世の絶望をすべて煮詰めたような状況に胸がいっぱいになります。 特に、元田舎出身の私からすると、この閉塞感ともいえる感じ、よくわかるんです。 都会の人の中には、広がる自然に感動されて、田舎で暮らしたい~とか言ったりされますが・・・ 実際住んでみると、何も変わらない光景は飽きるんです。 ホントに何もなくて、やがて息が詰まるような感覚になるんです。 そして、そこに住む人も、ある種の思考停止みたいな状態で、未来に対して希望がもてなくなるんです。 「このまま、ここで死ぬんだろうな」 という、卑屈にも諦念にも似た感覚で誰もが毎日過ごししまう。 皆何かに不満があるけど、何も変わらないし、何も変えられない。 最も、都会に「何か」があるわけでもないのですが、 田舎の人間のこの得も言われぬ感覚を、本作は見事に表現しているなぁと痛感します。 だからこそ絶望も深い。 まだ始まったばかりなのですが、徐々に明らかになる主人公や友人、ヒロイン・ナギの秘密や背景。 この後どう転ぶか、そしてどう絶望を表現していくのか、興味深いです。もっとバトってほしかった!婚活バトルフィールド’37(読切) 猪熊ことり名無し※ネタバレを含むクチコミです。 医療漫画だけどコミカルで読みやすいラジエーションハウス 横幕智裕 モリタイシ名無しドラマにもなっている医療漫画はやっぱり面白いですね アンサングシンデレラもよかった ラジエーションハウスも面白い! いでじゅう!好きだったのでまさかいでじゅうの人が描いてる漫画だとはにわかに信じがたいですがこっちも好きです。 病気の話、重い話が当然出てきます。 けどコミカルに演出されててそんなに読んでいてズーンとならない! 放射線技師ってこんなことやってる仕事なんですね〜… お仕事漫画としても医療漫画としても読める。 ギャグとしても、恋愛ものとしても? 医療従事者ほんと尊敬します 好きな雰囲気みつば君はあにヨメさんと。 イトカツ名無し兄嫁と同居ものだけどめちゃくちゃ自然! 好きな雰囲気です。 この淡白というかデフォルメ化された絵柄がいい。 ただハンバーグを食べているだけのシーンなのに癒されます肉食部下と草食上司の"食べちゃいたい"オフィスラブコメオオカミ部下くんとヒツジ上司さん 清水しの名無し狼の血を受け継ぐ大神くんは、草食動物である羊たちだらけのオフィスで、捕食をしないように正気を保つのに悪戦苦闘…なぜそんなにも過酷な環境に置かれているのでしょうか。それは大好きな上司の羊・未辻さんの部下でいるため。 未辻さんも狼という警戒すべき相手でありながら、周りに気を使える良い子な大神くんを一目置いてるようです。 いつかは大神くんが未辻さんを食べちゃうのか、もしくは逆もありかも…?? なんなんだその廊下に、何かいる【合本版】 弓咲ミサキックス名無し※ネタバレを含むクチコミです。城を建てちゃいましょう江戸城再建 三浦正幸 黒川清作名無しかっこいい漫画ですね。 一巻を一読した感想はそんな感じ。 ないなら江戸城を建ててしまおう! 人間不思議と自分が住んでいる地方のランドマークに誇りと愛着を持ち、もしそれが壊されてしまったら自分ごと否定されたような感覚を覚えてしまいます。 熊本城然り。 ほーん…東京に江戸城か…。 いいかもしれない! 城の知識ももちろん詰まっているので城好きにも勧められる大人な漫画。 全て冷静に机上でやっているようなことなのに、とても熱い印象を受けました。「課長島耕作」感想まとめ課長島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 兄の存在感が強すぎる実録あだち充物語 あだち勉名無しあだち充先生の初期の絵柄が今と全然違ったのがびっくりです。それは当時の流行とかを取り入れて反映していたからと書いてあり、巨匠作家にもいわゆる下積み(というのか?)時代があったんだな、と。 あだち充物語と謳っていながらお兄さんの存在感の強さ半端じゃないですよ。もはや主役。実際にこの人無しでは今のあだち充は生まれてないんでしょう。きっと。花丸の漫画星屑ニーナ 福島聡ぱにゃにゃんだー特にいうべきことがない漫画ってたまにあるんですが、星屑ニーナがそれでした。つべこべいう必要もなくただ単純に面白かった。面白い以外の感想がない。きっとあるんだろうけど、言葉にすると「こんな程度では表しきれていない」と自分から取り下げてしまう。だから言葉にならない、みたいな。あえて何かしらの評価を下すなら、花丸。 あらすじも作品をよく掴んでいます。だから、気になったら読めばいいし、気にならなくても読むといいと思います。 追記 もしものときのために、単三電池は買いだめしておくように!「ヤクザ」の闘牌麻闘伝 ぬえ 志名坂高次にわか高津の若い頃の物語。番外編としては大満足。熱血漢の情の厚い男でもあるようで、冷血さをかねそなえてる。人柱編で言われるように「ヤクザ」してる感じがよかった。 やっぱ面白いよな凍牌(とうはい)~人柱篇~ 志名坂高次にわか「盆」の後半は高津と堂島が何回自分の名前を叫んだかが気になるくらい長く感じたが、それ以外はよかった。個人的には「盆」の優が怪物的に場を荒らしてたのが楽しかった。そんな活きてくるキャラだと思ってなかった分だけ新鮮だったなー劇薬的漫画秘密 カイトモアキ名無し語るに語り難い。男性生理のインモラルな部分が露悪(?)ともいえるかたちで描かれているようでもあるし、内省的な癖を追求した結果にそういったものにぶつかった作品にも思える。個人的には「気つけ薬」の強烈な「匂い」に驚きながらも作品世界に意識を持ってかれた。劇薬。懐かしい匂いに誘われたい地下街のゆめ 日𠮷ゆい子名無しかつて地上にあった商店街がビル建設によって地下に移動してどこか懐かしい雰囲気をもった迷路のようになった地下街の話。 おじいさんが孫二人連れて映画帰りに寄ったのはウィンナコーヒーが名物の地下街にある喫茶店。 トイレに行こうとした孫は迷ってしまい、同じく迷ったおじさんと会い一緒に地下街を彷徨うが・・。 具体的に時代は分からないけど、昭和後期から令和のどこかなのかな、そこから昭和初期、中期あたりを振り返って、全体を通してずっと懐かしい匂いが充満していてキラキラと輝いている様子がきれいでステキでした。 まさにタイトル通りの内容キッテデカ 寺沢大介 高橋遠州starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男筋金入りの切手マニアの刑事が切手ネタを元に犯人を追い詰めていく漫画で、雰囲気は「喰いタン」に近い感じ。1話完結で疲れている時や寝る前とか読むと気分なりそうな感じ面白さでよかった。 個人的には原案の高橋遠州というのはテツぼんでの「鉄道」にも詳しいし今回の切手にも詳しいので何者なのか余計気になった。 これで完結なのか...至福の暴対レシピ 西条真二starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男西条真二の「料理バイオレンスマンガ」というので期待して買ったが、ちょっと予想と違った。個人的には料理を使ったバイオレンスであって欲しかったが、普通のバイオレンスが多めだったのが残念。途中で物語中の経過年数が飛んだりしてどうなってたんだっけと思ってたら完結してた。 西条真二の描く料理はいつもと同じようにうまそうだった。歴史の表舞台には登場しない人物列伝史記列伝 横山光輝starstarstarstarstarマンガトリツカレ男横山光輝の同じ史記とは違い、刺客/侠客/官吏などに焦点を当てた短編集 あらすじの名前が間違っているけど、第一話の豫譲と第二話は聶政の刺客話が俺好みだった。聶政に関してはまあなんとなく理解はできるけど、豫譲に関しては色々考えてしまう部分が多い。豫譲の意志も目的も理解できるかが間違った方向への努力ではないかなと思ってたら韓非子も同じような意見だったようなので安心した。後半の官吏のパターンがおなじような感じだったのでいまいち区別が付いていない。 刺客列伝として出さなかったのは曹沬/専諸/荊軻は「史記」の方で取り上げているからこっちには登場しなかったのかな あと単行本版だと1冊だった覚えがあるけど電子書籍だと上下巻になってるんだな これぞ宮崎夏次系入門書かもしれないと、ある日のすごくふしぎ 宮崎夏次系starstarstarstarstarnyaeもしかすると、最新コミックスでありながら宮崎夏次系入門として最適なのでは?と思いました。とくに「シュール」とか「不思議系」という印象を強く持っている人には本書から読んでみてほしい。ずっと笑っていられるから。最初から最後までずっと、声出して笑えます。 最後から2番目の「と、ある日の“パ“」は正直アウトかもしれない前代未聞の回となってます。何かあっても擁護できないほど攻めてます。 それは冗談として、もれなく全話最高と言えるショートSF短編集です。 あとおまけで作者のエッセイ(のような)短編も収録されています。珍しいですよね。まさに原点あの子がデリバリーシンデレラになるまで NON短編集 NON名無しデリバリーシンデレラ連載前のプロトタイプ的な読み切りが2作品と、連載終了後の2017年にグランドジャンプむちゃに掲載された『デリバリーシンデレラRepeat』、他短編3作品が収録されてました。ほとんどが初期の作品なので今は超美麗なタッチを描かれるNON先生にもこんな時代があったんだな〜としみじみ思いました。ご本人が「なんなら裸見せるより恥ずかしい…」とコメントされてるのであまり多くは語れませんが。デリバリーシンデレラ以外だと『ボクの天使ちゃん』という読み切りがくだらなくてエロくて面白かったです。借金取りの人がまともに見えるレベル連ちゃんパパ ありま猛名無しパチンコによる借金をたんまり残して女房が家出をしてしまうが、残された子供と旦那が女房を探し回るというストーリー。結局、女房探しの旅の途中で自らもギャンブルにハマってしまうのですが、女房だけでなく、結局似たもの夫婦だったのかなぁというオチで笑いました。 とにかくカツシン話はやたらと面白い!カツシン~さみしがりやの天才~ 吉本浩二starstarstarstarstarひさぴよ『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』を始めとした吉本浩二ノンフィクション作品であり、他の作品郡と同様、関係者の証言を元に構成された漫画。座頭市の誕生エピソードに始まり、バルテュス、篠山紀信との交流、原田美枝子、渡辺謙、松田優作などの俳優としての顔、そして中村玉緒とその家族がそれぞれの勝新太郎の思い出を語る。 カツシンの大ファンである吉本浩二氏の昭和タッチな絵柄が、勝新太郎の世界では見事にマッチしています。カツシンが好きだからこそあの作風になったのではないかとすら思えますね。あまり知られていない勝新太郎の「さみしがりや」な部分は、この漫画でしか味わえない貴重な一面ではないでしょうか。寝ても覚めても映画と芝居が大好きで、作品創りに凝りすぎたあまり制作費を膨大に使ってしまい、会社を倒産させて多額の負債を作ってしまうあたりは手塚治虫と似た所があります(苦笑)。撮影事故、大麻パンツ事件なども僅かですが触れられています。この作品だけでは語りきれないほどのエピソードがあると思いますが、晩年までの出来事が全2巻でまとまっているので読みやすい長さかと。映画好きの方にもおすすめです。ご年配の方にもオススメできる漫画ですだるま心療譚 吉田ひろゆきstarstarstarstarstarひさぴよY氏の隣人以降に発表されたY氏フォーマットをそのまま受け継いでる漫画です。今作では謎の鍼灸師・だるま氏が、謎のアイテムを使って患者に治療を施し、その後の経過を見るという流れになります。 謎アイテムの出どころは不明で、もはや詳しい説明すらないのですが、訓練された吉田ひろゆきファンにとってはさほど問題ではありません。笑 一つ発見があったのは、作中に星新一の「おのぞみの結末」という本が小道具で出てきたところ。吉田ひろゆき作品には星新一のようなショートショートの影響や、アンチ・ユートピア的な要素が見られると改めて気付かされました。 「だるま心療譚」7篇の短編は、吉田ひろゆき作品としてはめずらしくバッドエンドの話が無いので悩みが解決してスッキリした気分になれます。 普段あまり漫画を読まないようなご年配の方にもオススメしやすい作品なんですよ、コレ。実際に以前わたしが整骨院に通っていた頃、ご年配の方にこの漫画を貸したことがありましたが、たいそう気に入ってくれていました。 <<387388389390391>>
※ネタバレを含むクチコミです。