青年マンガの感想・レビュー15374件<<3435363738>>元カレが残していったもの…。ふぐり 野村宗弘名無し同棲していた彼氏と別れて、元カレが部屋に残していったものの処分をする主人公。だけどそのなかには愛猫のたま子もいて… 彼氏のことなんてとっとと忘れたいけど、愛するたま子の存在が、たま子の感触が、彼氏を思い出させる。そんな女性の葛藤を哀愁たっぷりかつコミカルに描かれます。 にしても自分が飼っていた猫を捨てていくだなんて、まともな人間じゃないですよ。結局ひとは自分が見聞きしたもの以外のことは知らない真実は私だけが知っている 真木ヨシフミ名無し※ネタバレを含むクチコミです。決して見られてはいけない…目ざとい猿たちが人間に襲い掛かってくる恐怖さるまね 吉田薫starstarstarstarstarウマタロまだ1巻の段階だけど面白い。目がバキバキのおかしな猿たちが現れる→人間が武器で撃退する→猿たちが武器の使い方を学習して襲ってくるという話の流れなのだけど、「さるまね」の力によって、コチラがやることなすことをそっくり真似してくる行為に得体のしれない恐怖を覚える。人間の残虐さがそのまま自分たちに跳ね返ってきているということでもある。いかに猿たちに知恵を与えずに倒していくかという駆け引きが戦いのキモになるだろうか。動物系のホラーやモンキーピークとか好きな人におすすめ。発売当時の推し漫画でした少年、ちょっとサボってこ? 赤城あさひとstarstarstarstarstar_border宮っしぃ真面目な中学男子の主人公、学校の帰り道で出会ういつも仕事をサボってるOLのお姉さん お姉さんに誘われて一緒にサボってはご飯を食べ、サボっては遊んだり、ドキドキさせられて勉強に手がつかなくなりなどなどお姉さんとのわちゃわちゃおねショタラブコメを楽しむ漫画です とりあえず言いたい事は、なぜ4巻で完結した...!と... かなり楽しみに読んでいて、赤城先生も成年漫画読むぐらい好きだったし、日常コメディとしても楽しかったしかなり応援してたのに... 日常ラブコメ好きとしては性癖にモロに刺さる良作だったので、当時激推ししてました 今さらではありますが、未読の方はぜひ 突然のもみじ饅頭ミカコ72歳 新久千映starstarstarstarstarゆゆゆ広島?!と思った直後に発せられる、典型的な広島弁。 あの玄関、古い家に多いよな。 ベランダから想像すると、海の方なんだろうか。 突然、病院の待合室の光景すら、鷹揚とした雰囲気を感じてしまう。カープの野球中継が放送されていそう。 好きなところは作品のメインでもある、ミカコさんがスマホを孫に教わり、メッセージを亡くなった夫に送るところ。 仏壇や墓に手を合わせて話しかける代わりと言われたら、たしかにそういうものかもしれないと思ってしまった。そういう偲び方も、言葉に仕方もありだよね。 私も、整理したい気持ちがあれば、メッセージアプリへ壁打ちするのも、良いかもしれない。 そっか、そういう考え方もあるんだなと一話一話なんだかためになる。 後期高齢者だらけで、72歳はまだ若いと言われる世の中。70代なんてすぐなんだろうな。弁当で垣間見える温かい人間関係至極のお弁当 佐々木善章starstarstarstarstar_border六文銭主人公が勤める会社の先輩・佐野は、仕事ができるが弁当にも人一倍こだわりがある曲者。 「弁当の質は、仕事の質」 という格言まで飛びだすほど、弁当にこだわりまくる。 たかが弁当、されど弁当という感じで、弁当1つでめちゃくちゃ話が広がるのがすごい 大きなくくりではグルメマンガなのだろうけど、弁当のおかずに対するうんちくやその調理法だけでなく、作り手やどういう思いで食べているかにもフォーカスしてて、何ともいい話が多い。 佐野も変わりものだが、弁当の存在価値に共感する人への愛情の深さがすごい。 特に定年退職する人の話に、全部もってかれました。 弁当を見る目が少し変わる・・・かもしれない作品です。うーんふらっとミュージアム 紀ノ目名無し漫画自体は、シリーズ化したらいいんじゃない?って感じだったけど。 作品が読めるページの、都合の悪いコメントが軒並み削除されたり、作品への指摘に対してキレたり(作者さんかな?)無理のある理屈つけて擁護したり(編集者さんかな?)してるコメントがあったりで、そこは何だかなあと思った。 ちゃんとホラー天井裏に誰かがいる サイトウマド名無しサイコホラーかとおもいきや、ちゃんと幽霊でてくる。3話で終了みたいだが、このキャラクターや設定は奥が深そうなのでもっと読んでみたい。原秀則の漫画はあまり好みではないけどこれは傑作部屋においでよ 原秀則starstarstarstarstar瀧間の使い方が上手い、付き合い始めから徐々にズレていく二人 胸が締め付けられる読後感ただただ幼稚こういうのがいい 双龍starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border瀧オタクに都合の良すぎる女との恋愛をこういうのが大人の恋愛だよねっ!て描いてるのが気持ち悪すぎる、キャラ同士の会話もオタク臭すぎて作者が一人で喋ってるようにしか感じない エロ売りのくせに絵にエロさの欠片もないからキツイ、これなら快楽天を買ったほうが遥かにストーリー的にも画力的にも満足出来る 復讐残虐モノ復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する 坂本あきら 斧名田マニマニ 半次 荒野starstarstarstarstar_borderゆゆゆ勇者もひどいことされていて、復讐相手はろくでもない奴らばかりで、復讐もろくでもない方法で… 絵柄がとてもきれいで、ときどきくりくり純真なデフォルメ顔で描かれる勇者がまたかわいい。 でも内容は復讐。 軽快な展開で、血みどろ。 剣と魔法の世界というファンタジー設定でなければ、胸糞悪い!と読むのも辛いかもしれないくらい、血みどろ。 生き残った人たち(殺してきた側の人たち)がゲスすぎて、闇落ち勇者の心根が優しく見えることも。 ちなみに、勇者は強すぎて、負けるかも?!という雰囲気もないので、戦って強くなる的な王道展開もない。 復讐を遮るものはなにもない。博物館行きたいふらっとミュージアム 紀ノ目starstarstarstarstar_border野愛「教養がない」と悪口を言われているのを聞いてしまった主人公が、教養を身につけてやる〜!!と意気込んで博物館に行くお話。 地道に勉強するのはめんどくさい楽して教養身につけたいたいという発想、そういうとこだよなと思わなくもないけれど、博物館に行っていろんな文化や情報を浴びまくるのはとても楽しい。 別にひとつひとつ身につける訳じゃなくて、すげー!でけー!おもしれー!っていちいち感動できるのがいいところ。 このお話の主人公も情報量に圧倒されながら博物館を楽しんでいる姿がよかった。 変な妖精ミューちゃんの存在もいい。変だけど親近感のわく生き物を描くのが紀ノ目先生は上手だなあ。 読み終わって速攻で国立民俗学博物館を調べてしまった。読んだら絶対行きたくなる。BAMBiBAMBi カネコアツシshoiroカネコアツシはじめての連載漫画。バイオレンスなロードムービー。 推し仲間から #読切応援だってきみは友達なのに はなまる糀二starstarstarstarstarNanoめっっっちゃ可愛くてにやけまくった~!本郷くんも笹ちゃんもなに!可愛すぎる!尊い! 同じバンドが好きな二人、好きなものが同じの親友・推し仲間…というところから…!!みたいな話なんだけど、自分も推しがいるので「布教したくなるの分かる~」「ロッカーのシーンいいなぁ~~!!」と共感できたし、何より笹ちゃんがどんどん意識していくさまがたまらん!!そんで本郷が「初めて話した時から~」がずるい。思わずもう1回頭から読み返して再びにやけました。 NEXTってことははなまる糀二先生新人さんなのかな?めちゃ推したいです!犬といられる奇跡と幸せと愛 #1巻応援老犬とつづ井 つづ井兎来栄寿″愛犬というのは愛が犬のかたちをしているという意味です″ もう、冒頭のこの部分からして「流石つづ井さんッ!」と膝を打たずにはいられませんでしたよね。 『腐女子のつづ井さん』、『裸一貫! つづ井さん』でお馴染みのつづ井さんが、いつもより少し穏やかなテンションで綴る老犬Aとの思い出の物語。あえて名前を公表しないところにも、つづ井さんの想いが伝わってくるようです。 最初に断り書きがある通り、「犬が死ぬ」「犬が死ぬまでの話」です。読む前から「こんなの読んだら泣くに決まってる……」と思いながらも、つづ井さんの優しくて面白い筆致で読まないという選択肢はなかった犬飼いです。 Aは、グレートデンや土佐犬に間違えられるほど大きなラブラドール。たまにいるんですよね、規格外に大きくなる子って。私の知り合いでも、1歳ちょっとで20kgになり30kgを超えてから先は計るのが怖いと言われていた超巨大芝を飼っている方がいます(そもそも「芝」が小さいという意味で成犬の平均が10kgくらいです)。でも、大きい子はまた大きい子のかわいさがあるんですよね。小さい子がかわいいのはもちろんなんですけど。 老犬になってもなお成長してできることが増えていく部分があったり、人間への甘えが不足していたりという部分は、考えてみれば人間でも同じようなところはあるよなぁ〜学びだとなりました。 つづ井さんがソファで寝ている時に、近寄ってきてひとペロしてそばで寝るという動作をした時に、穏やかに同じ空間で暮らしていられることの奇跡、その喜びなどで自然と涙が溢れてくるシーンではこちらも早くも目から汗が出てきました。 おばちゃんが大切にしてくれた「いぬき」のエピソードにもほっこりしながら、本当に少しでも辛い瞬間は少なく、穏やかで幸せな時間を1秒でも長く過ごして欲しいなと願うばかりでした。 そして、つづ井さんのように伝えても足りない愛情を、伝わらないかもしれないけれど今まで以上にどうにか目一杯伝えていきたいと思いました。 犬を飼っている方もそうでない方も、笑って泣けて心がじんわりと温まる1冊です。4巻のみ電子書籍アルマ 三都慎司名無しいい漫画だったのに4巻は電子書籍のみ 紙派なので最悪でした。 中途半端にするなら初めから紙で出さないで欲しかったです。 思っていたより普通童夢 大友克洋名無し色んな評価を見て期待して読んだが普通な内容だなと言う感じでした。 連載当時に読んでいると色んな刺激や発見があって面白かったのではないのかなと言う感じです。 短編漫画で読みやすく、まとまっていたので1度読んでは損はないです!進化心理学的ラブコメ #1巻応援ぜんぶシンカちゃんのせい 汐里 Rootportstarstarstarstarstar_border兎来栄寿皆さんは「進化心理学」をご存知でしょうか。ヒトの行動や心理を進化論の視点から読み解くアプローチで、本作はそれに基づいたラブコメです。 『サイバーパンク桃太郎』『ドランク・インベーダー』『女騎士、経理になる。』のRootportさんが原作を、『4D』『いちいちせいち』『勇者のひざには猫がいる』の汐里さんが漫画を担当しています。お二方の作品が好きな私としては、嬉しいコラボです。 人がピザやラーメンやケーキを好む理由。 男と女に分かれている理由。 LINEで延々とおしゃべりするのが好きな理由。 人間が持つさまざまな性質を進化心理学的な観点から読み解いていくところは、多分野の知識に長けたRootportさんらしく学術的に興味深いところです。 それを、「薬指が大きいあなたはアソコも大きいはずなので確かめさせて欲しい」とのたまうヒロインのシンカさんを擁した学園ラブコメに落とし込んでいます。 汐里さんが描く美しい黒髪ロングストレートのシンカさんも、そのシンカさんに翻弄される主人公のトウタくんもかわいいです。 進化心理学に精通しているけれど世界史は苦手、なぜなら20万年の歴史のあるホモサピエンスにとって2000年はごく最近の一瞬であり戦争と疫病の繰り返しだからというシンカさん、推せます。 地味に好きなのは、生徒にマラソンを走らせてる時に「お前らがんばって走れよ! 俺も古戦場走るから」という体育教師。 「自然主義の誤謬」であったりゾウリムシには16種類の性別があるということであったり読んでいるだけでさまざまな知識に触れられるのが楽しく、1巻完結でサクッと読めますがもっともっと読んでいたい作品でした。ポンコツ女先生エロかわいいみょーちゃん先生はかく語りき 鹿成トクサク 無敵ソーダstarstarstarstarstar_border宮っしぃポンコツな養護教諭が生徒のエッチだったり人生だったりな悩みを真剣に聞いてあげて、マジでちゃんと答えてあげるお話 先生も既婚者ながらエロにも敏感で、生徒の身体の悩みや彼氏に言われた事などなど、真面目に答えてくれる優しい先生 第一話から生徒の彼氏にア◯カンしたいと言われ、近くの良いア◯カンポイントを調べる、かなりぶっ飛んだ所からスタートする 最初の掴みもバッチリで今後に期待できる楽しいエロコメでした、こういう頭空っぽで読める漫画好き まっすぐな青春だってきみは友達なのに はなまる糀二starstarstarstarstar_border野愛まっすぐな少女漫画の読切って新鮮!!普段から読む人にとっては王道なのかもしれないけど、友達だったのにちょっと意識しちゃう?好きかも!?を短いページ数でバタバタにならずにやれるのがすごいなと思った。 作者がすごいのか恋の力がすごいのかわからん。わからんってことは恋の力をしっかり出力できる作者がすごいんだと思う。 推しのバンドが好きで、仲間意識から始まった2人が徐々に意識しちゃうかも……を丁寧に描いた作品。 何か問題らしい問題が起こるわけではないけれど、友達を意識するって当事者にとっては大変な問題。 変に強がったり否定することなく、素直に向き合うヒロインが魅力的だった。 こんなまっすぐな青春うらやましい!!まずこれから読んでみたけども…いましろたかし傑作短編集 いましろたかしかしここの春はいましろたかし作品をとにかく読もう!と思い立ったので、まずこれを手にしてみましたが、一番最初に読むべきなのはこれじゃなかったかもな〜と思いました。取り留めがなさすぎると感じてしまった。勉強不足です。もっといましろ作品を読み込んでいかなければ…。フィクションとノンフィクションの狭間のおもしろさ西成ユートピア ワダユウキ 國友公司starstarstarstar_borderstar_borderゆゆゆあとがきで原作者さんが、漫画を描いているワダさんはパチンコ狂い、國やんのモデルは自分だがギャンブルは一切やらない、と書かれていて笑ってしまった。 なんだかすごくだめな感じの主人公だなあと思ったら、ハイブリッドして生まれたダメ主人公らしい。 こう言っちゃなんだが、存在しなくて良かった。 本作を最初に読んだときは漫画も本人が描いていると勘違いしていたので、あまりにもな主人公にちょっとひいてしまっていたので、すごく安心した。 それからあとがきで、リモコンを溶かすほど、テレビのデータ放送のゲームをしたオッチャンの存在は実話と明かされていて、フィクションとノンフィクションの狭間のおもしろさを感じた。 これから、生活しているから分かる不可思議な日常が描かれていくんだろうか。 ドヤのお仕事紹介はどこまでどうなんでしょうね。福島行きの話は震災後に時々聞いたけども。 ちなみに、第一話冒頭で編集長が書かれていたように、あとがきで読んだ原作者さんの文章はおもしろかった。 今、平成はじめのルポを読むと当時はこういうのが許されていたのよねと思うのと同様に、もう20年くらいしたら、こういうのがまだ許されていた時代よねとなりそうな雰囲気もすごく良い。原作も読みたくなる。 怖すぎる。。。人の仕業であってほしい。。。モンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏starstarstarstarstar_borderalank読み始めたばかりですが、怖すぎます。これほんとは猿じゃないよね?人間なんだよね?なんか恨みもってる人の復讐劇なんだよね?と思いたい。じゃないと怖すぎて登山なんかできません。0話1話と2話以降で感じ方がすごく変わったあいにくあんたのためじゃない 柚木麻子 もりとおるstarstarstarstarstarNano5話まで読んだんですが、マジで0話1話と2話以降のギャップに驚いた。1話ラストで「ホラー…?」(作画のもりとおる先生の前作のイメージに引っ張られ)と思いきや、なるほどこれが痛快爽快…。まさにタイトル通り「あいにくあんたのためじゃない」というお話。 少し前にTwitterで4話がいい感じにバズっていたのを見かけてすごくにやけました。毎回楽しみにしてます!<<3435363738>>
同棲していた彼氏と別れて、元カレが部屋に残していったものの処分をする主人公。だけどそのなかには愛猫のたま子もいて… 彼氏のことなんてとっとと忘れたいけど、愛するたま子の存在が、たま子の感触が、彼氏を思い出させる。そんな女性の葛藤を哀愁たっぷりかつコミカルに描かれます。 にしても自分が飼っていた猫を捨てていくだなんて、まともな人間じゃないですよ。