青年マンガの感想・レビュー15394件<<320321322323324>>いじめられっ子が死んで幽霊になったら最強だった件 #1巻応援死んでから本気出す 橋本くららsogor25学校でいじめに遭っていた15歳の高井瀬奈はある日、車道に飛び出したネコを助けようとしてトラックに轢かれてしまいます。 すると次の瞬間、目の前に"霊界の案内人"と名乗る少女・ファミリアが現れて、瀬奈が死んで幽霊になったのだと追われます。 ファミリア曰く、瀬奈には人間を驚かせる"幽霊の才能"があるらしく、そこで彼女は瀬奈にあるミッションを提案します。 それが「四十九日の間に100人の人間を驚かせることができれば異世界に転生させてもらえる」というもの。 そのミッションを聞いた瀬奈は、現世と決別し異世界への転生をするために人間たちを驚かせはじめる、という物語です。 自身がいじめられてきた経験が影響しているのか、驚かせる人間は"悪人"だけと決めて瀬名は行動を始めます。 そのため、序盤では勧善懲悪的な爽快さのある展開が繰り広げられます。 このまま"最凶の幽霊"として無双する瀬奈の様子が描かれるのかと思いきや、どうやらそういうわけではなさそうです。 そこには瀬奈をいじめていた同級生に対する瀬奈自身のトラウマや、現世に遺された母親の存在などがあり、さらに1巻の最後にはこれまでの物語からは想像できない思わぬ展開が加わることで、爽快感だけじゃないストーリーの魅力が生まれている作品です。 1巻まで読了自由に! 面白く!卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 中村真理子 リチャード・ウー名無し中村真理子が大化の改新に続いて卑弥呼の時代を自由な発想でダイナミックに描く。 もう誰も検証のしようがないから、いかに面白く卑弥呼を描けるかが勝負。今のところ、私は楽しく読んでます。 いまだに男性優位のこの国で、女性が頂点に立っていたのであるから、そこに至るまでの物語は想像を絶する出来事が多々あったことだろう。 権謀術数が入り乱れる古代日本を卑弥呼が切れ味鋭く突き進む姿は心地よい。 物語はまだまだ序章。これからの展開が楽しみ。心の清涼剤三丁目の夕日 夕焼けの詩 西岸良平名無し昭和三十年代なんて知らないけれど、そんなに良い人たちだらけなわけないとわかっているけれど、画柄があったかくて読まずにはいられない。 多くないページ数でこれほどまでに人情話を紡いでいけるのもスゴい。 月イチ連載になってしまったけれど、読めば必ず心はハートフル。 世界よ、ノスタルジーとはこういうことだ! でも映画化されたのは、なんか残念だった。一平のお父さんは怒りっぽくなってるし、六ちゃんなんか性別まで変わってるし...こんな話だと思わなかった…とってもやさしい手籠さん 成家慎一郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。 柳沢きみおって…KOUSHOKU ダンディ 愛蔵版 柳沢きみお名無しものすごいイケメンじゃないか…!著者近影を見てこんなに衝撃を受けたのは初めてだ…。残念ながら「KOUSHOKU ダンディ」が1巻で完結してしまったのは連載してたのがレディース向けのoffice YOUだったからってのが大きいと思うけど、この漫画を描いてるのが実はイケメンだって読者が知ったら終わらなかったと思うな…。あとがきにエッセイも載ってるんだけどそれもめちゃくちゃ面白かった。福満しげゆき並みに自虐的で読んでて笑える。「なんだかなァ人生」っていうエッセイ本が出てるらしいので読んでみようと思った。東京喰種読み直した東京喰種トーキョーグール リマスター版 石田スイ名無し※ネタバレを含むクチコミです。入湯料は寿命5年分お代はあなたの寿命です 岡田鯛名無し人生に息詰まった人がネットで「生きる意味」と検索したらヒットしてしまう温泉宿。そこには寿命5年分を対価に不思議な体験をすることが出来る湯がある。湯に入ればたちまち後悔だらけの過去にタイムスリップしてしまうのだが、傲慢に生きてきた自分のことを陰ながら味方してくれていた人物が必ずいて、それに気づかずに自滅していたことを知るのだった。そうして宿を去る頃には心を入れ替えて別人のように生きていくが、残りの寿命は少ないので最後には必ず死んでしまう…。導入とオチは型が決まっているんですが、2話目の売れない俳優の話の方が好きでした。こういう風に自分はならないように気をつけたいですが、人生って終わりよければ全てよしだなぁと思えるような明るい終わり方なのがいいですね。 想像力って大事だな、と改めて思う #1巻応援空飛ぶ馬 タナカミホ 北村薫nyae表紙買いしたので買ってから推理小説を漫画化したものだと知りました。 といっても、いわゆる一般的に想像するような推理ものではなく、主人公の身の回りで起きた出来事に対して「あれはどういうことだったんだろう」と考えるような話が主です。 なので、謎が解ける快感みたいなものを期待するよりは、物事を多面的に捉えることや想像力の重要性を改めて知れる作品かなと思います。 読んでいてずっと思っていたのは、頭がいい人って「なぜ?」って思ったことが(それがどんな些細なことでも)理解できるまで突き詰めるんだなーということ。まあいいか、とか、そういうもんか、っていう思考は無いんでしょうね。 個人的には表題作の「空飛ぶ馬」がいちばん好きでした。 謎解きという点でいちばん「なるほどそういうことか〜!」が口から出ました。 絵も独特な描き方をしてますね。とくにあんな影の描き方をする人は見たことがない。シンプルなようで、かなり大胆な絵柄だと思います。前半が「子供の情景(けしき)」後半は「大人の情景」子供の情景 さそうあきらstarstarstarstarstarひさぴよ女性誌JOURに掲載された短編を主に収録。短編集と言いつつ半分は「僕らは柿生こども警察ダ!」シリーズが占めていて、ガキ大将が女の子の設定でほっこりするお話が多い。やや乱暴に言ってしまうと浦安・ともお・まる子を合わせたような読み味で、子供達のキャラが微妙な強さで。。会話が自然なだけに逆にキャラっぽくない方がもっと好きになったかもしれない。 後半は「大人の情景」と題した短編に変わるので、タイトルに「大人の〜」と含めた方がわかりやすいと思う…。 最後の方の「ユーランと岩田くん」が作品の中で一番良い短編だと思う。第2弾があるとはね永井豪版ばるぼら 手塚治虫 永井豪 ダイナミックプロ名無しなんか続きそうな終わり方で第3弾あり得るんじゃないかこれ。 前回のあんまり覚えてないんですけど、永井豪版はわりとライトな感じのばるぼらですよね。本当だったらばるぼらに出会った才能ある男たちは、どんどん人生が狂っていくはずですが… ピアノの上で御開帳はさすがに笑いました。 グッと来たすくすくサイクル 雨隠ギド名無し※ネタバレを含むクチコミです。死出の旅路とロマンシス #1巻応援ヒラエスは旅路の果て 鎌谷悠希あうしぃ@カワイイマンガ試し読みをすると、何だか随分明るい雰囲気で、生死の話をしていても深刻に見えないかもしれません。しかし先を読んでいくと、カジュアルさを纏いながらもそこには切ない思いがあり、胸に来る物語となっています。 親友を亡くした少女が、死期を悟った神様、死ねない男と共に「黄泉比良坂」を目指すお話。三人それぞれの死生観はどうしたって重くなりますが、それを美麗な画面と、かなりズレている三人の楽しい旅が和らげます。 少女がいかに親友への喪失感に苛まれているかが語られる。喪った大切な人への「執着」、そしてその「執着」を失う事への恐怖に、強く共感してしまう。 心に亡き友を想いながら旅をする、という形は例えば『マイ・ブロークン・マリコ』とも似たところがあります。その想いの強さも同様ですが、それは旅の同行者や出会った人によって、変化を起こすのか。それともその重い愛を保ったまま、少女は黄泉の国に辿り着くのか……。 そんなロマンシス(女性同士の愛情にも近い友情)的観点からも、今後読み続けたいと思います。 (勿論、人の視点を超越した神様、死ねない男それぞれの物語も今後注目。男色が描かれるので、百合好きさんはご注意を)うれしくてむずかしい小さなことおみやげどうしよう? 西園フミコ名無し「おみやげ」でお菓子を貰うのは嬉しいことです。 渡したほうも、お礼を言われたり、 美味しいと言ってもらえれば嬉しいし。 それで人間関係が良好になるなら良いことづくしです。 だが、まったく美味しくなかったり、どうころんでも 話のネタにすらならないものを貰っても戸惑ってしまいます。 渡したほうも、相手が全くノーリアクションだったり、 ましてや不味いとでも言われたら、けっこう落ち込みます。 色々な意味で「重い」おみやげってのも 渡されても困ったりもします。 また、過度に恩を感じられてもそれはそれで贈ったほうも困ります。 結果的に人間関係が気まずくなったりしたら全く無意味です。 あまり選択に悩まず、値段的にも重みでも互いにさほど 負担ではなく、その場の空気が軽く明るくなって その日の話題に昇るくらいのもの、 そういう程度のものを渡し、貰う。 こういう、ちょっとだけを連鎖させたおみやげってのが、 おみやげの正しいやりとりなのかもしれません。 「おみやげどうしよう?」の主人公の基山トウコさんは、 そういう意味では結構ギリギリだと思います(笑) 大学職員の22才。学生募集で全国各地に出張に行く仕事が多い。 そして出張帰りにはおみやげ持参が職場の慣例化している。 トウコさんは仕事はバリバリこなす。 だが仕事をこなすことより出張時のおみやげを どうするかについて仕事以上に悩んでしまったりする。 結構、値段のはるものを選んだりもする。 まあそこそこ楽しみながら悩み選んではいるのだけれども。 そして何より「これはギリギリだな」と思う点があって、 それはトウコさんが何より報われるのが 一見は冴えない中年オジサン上司が、 おみやげを味わって喜ぶ笑顔をみることだったりすること。 愛らしいオジサンではあるけれど・・ 22歳の女の子の喜び方としては結構、 ギリギリだと思います、これ。 (食の知識は豊富で味覚も鋭く、人柄もよいオジサンではあるが) それらのギリギリ感がこの漫画の独特な味に なっていると思いますが。 笑っちゃったのは、トウコさんがかつて浜松みやげとして 「うなぎパイ」を渡したところ、相手から 「美味しいけれど(貰いすぎていて)あきちゃった」 と言われてトラウマになった話。 実は私は以前は静岡から出張で来る方が多い職場にいたので、 まさにこの通りで渡されるほうとして 「うなぎパイは美味しいけれどあきちゃった」 という気持ちがものすごくよくわかるのです(笑) けれどそういわれたトウコさんからしたら 「それ以降、おみやげ選びにいっそう命がけになった」 と、なるほどに傷つく一言だったんですね。 すみません。 まあしょうがないかなとも思う面もあります。 人それぞれ好みや環境の違いがありますし。 私も「うなぎパイ」「八ッ橋」は貰ってありがたくないけれど、 「萩の月」「マルセイバターサンド」なら何箱貰っても嬉しいです。 そんなん廻りの人間が知る由もないわけですが。 まあ貰う人渡す人、それぞれ個性がありますから、 そんななかでベスト・マッチングのおみやげの やり取りが出来た時は ホントにお互いに嬉しい、ってことですよね。 日高小春が教師になって帰ってきたハイスコアガール DASH 押切蓮介名無し母校の中学に教師として勤める小春は、問題児への対応に毎日追われている。ゲーセンからはもう何年も足が遠のいてしまっていたけれど、ある出来事をきっかけにかつての格ゲーへの情熱が再燃し、生徒からも一目置かれるようになる、というところまでが1巻。 小春がゲーセンに再び足を踏み入れるのが1巻の終わりの方で、それまでは教師として上手く立ち回れない苦悩が描かれます。 ハイスコアガールでは「恋を勝ち取るためにゲームする」という立ち位置だったけど、今回は「生徒を守るためにゲームする」という感じなのかな。2巻以降期待ですね。手塚治虫マニアじゃなくても読んでほしい治虫の国のアリス 手塚治虫 上野顕太郎名無し確かにマニアックなネタが多いので詳しければ詳しいほど面白いんだろうと思いますが、一つでも手塚作品を読んだことがあれば楽しめます。ていうか私自身あまり詳しくないながら読んだのですが、すごく面白かったので未読の方にぜひオススメしたいです。 オサムランドに迷い込んでしまったアリスが元の世界に戻るには手塚治虫を探し出さなければいけない!というストーリーなのですが、手塚プロダクション協力の下、大勢いる手塚キャラの中でも超スター達が勢揃いしてアリスを助けてくれるんです。芝生に落とした刺身を食べるかどうかでブラック・ジャックとドクター・キリコが言い争いをするシーンには笑っちゃいました。 いよいよ物語の最後にアリスは手塚治虫を探し出すことに成功しますが、何だか本物の手塚先生に会えたような感動がありました。自分が生まれた頃にはもう亡くなられていたしあり得ないんだけど、さすが上野顕太郎先生ですね。これ、ちゃんと終わってるんだろうか?特別のEGOIST 楠みちはるnyaeちょっと自分の好みとは遠いものだったなと思います。そのうちおもしろくなるかなと思って読んでたけど、最後までよくわからない話でした。 そもそもちゃんと終わってるんだろうか?これ。 ビジネスとか、生まれとか家庭環境など、ひとの数ある人生を描いているようで、鬼とか魔物とか人の心を読むとか非現実的な要素も同時進行で絡んでくるので、なにを軸にしながら読めば良いのかわからなかったです。ふわっとした言い方とか展開が最後にちゃんと回収されればよかったけど…されてるのかな?ちょっと分かんないっすね…わかんないだらけ。笑 すみません。 マイナスの為の百合 #1巻応援みかん氏短編集 ハッピーエンドはいらない みかん氏あうしぃ@カワイイマンガ何かが傷つく時、壊れる時、失われる時の、隣にいる女性との関係性とエロスを描く短編集。重苦しさの分だけ、訪れる感慨は大きい。 関係性は女性同士ならではの部分もあるが、描かれる感情は昏さ、苦しさ、嫉妬、自己肯定感の低さといった、陰キャの百合男子にも思い当たる「マイナス」な物。 この「美しく無い」と感じる感情が、女性同士の交流と恋(=性欲?)で変化し、或いは肯定され、充足する時の喜び。「ハッピーエンド」もあれば、そうで無いものもある。しかし全ての短編に必ず「救い」がある。 ♡♡♡♡♡ ●好きになるなんてありえない/小学校で虐めていた子と、高校で再開。復讐劇は… ●ハッピーエンドはいらない/お嬢様とメイドの秘密の関係。しかしお嬢様の父の死去で… ●アイなんて知らない/演劇部の先輩の天才に掻き乱される自己肯定感の低い後輩。 ●会社を休んだ日のこと/失恋した幼馴染の絡み酒に付き合う、惚れた弱み。絡めるのは… ●ある会社の彼女たちのこと/行きずりに一夜を共にした女が、私の会社に転職。 ●ハッピーエンドはいらない、その後/後日譚。題名がとても秀逸おいしい学び夜 大井昌和 北島和洋名無し調理師学校の、それも夜間部が舞台ということを 判りやすくて面白く題名で表している。 そして調理師学校が舞台のマンガって珍しい。 これは面白いかも、と思った。 しかし表紙の絵は、巨乳女子と それに興味がなさそうな男子の絵。 これはもしかしたら「おいしい」の意味が H系の「おいしい」マンガってこと? それはそれで嫌いなマンガではないが、 そっちばっかりのマンガだったらいやだな、 とちょっと不安になった。 読んでみたら、たしかにH系の要素もあった。 だが、それもありながらさらに珍しい展開の漫画だった。 登場人物たちがとくに調理師になるのが夢だったとか、 なにがなんでもなろうとか、そこまで必死になっていない。 主人公なんか自分も別に調理師になりたくないのに、 成り行きで入学して、それなのに屁理屈をこねて クラスメイトの退学を止めさせたりする。 そのへんの、熱血でもなければ緩すぎもしない、 みんな、それぞれの事情に応じてそのなかで 一生懸命に生きている、 という感じがちょっと新鮮なマンガだった。 そしてその感じはまさに題名によく表れている。 とりあえず第一巻を読んだ感想としてはそう思った。 ただし、一巻かけて各登場人物のキャラの紹介説明に 終わっている感じもした。 物語の種をまくのに、よく言えばじっくりと、 悪く言えば時間をかけ過ぎという感じはした。 一方で、調理技術の描写に関しては、専門学校のわりに ダシのとり方とか地味すぎる面は割愛している感じもしたが、 衛生管理などの「調理の基本」はちゃんと抑えていて 良い感じがした。 履修学科や試験の内容や学費や器具の扱いなども 細かく描かれていると思う。 また、主人公が本来は「科学系フリーライター」だとか、 調理学校に通いながら「刃物恐怖症」という設定が とても面白く、これからどんどんその点が面白く 描かれていくのだろうなと思った。 残りの二巻を読みたくなる内容だった。 私だけ知ってる♡お風呂の先輩 #1巻応援お湯でほころぶ雪芽先輩 三簾真也あうしぃ@カワイイマンガ営業部のエース・雪芽(ゆきめ)先輩と、駄目新入社員の温美(ぬくみ)。二人がオフにお風呂に入って仲を深める物語。 百合的ポイントは「私だけが知っている、優しい先輩」。 会社でも、取引先にすら、怖い人と認識されている雪芽先輩。温美も会社では萎縮するのですが、二人で銭湯に入る事で、雪芽先輩の優しい表情を知る事になります。雪芽先輩がお風呂に入る時の表情の変化……こちらまでホッとしてしまいます。 最初は銭湯から、家風呂の入り方まで、雪芽先輩のお風呂知識は詳細で、都内の浴場の多様さにも驚かされます。 プライベートで友達のいない雪芽先輩。偶然お風呂で一緒になった温美が、数少ない雪芽先輩の理解者として、寄り添える存在になれるか……尊い百合の予感を漂わせながら、暫くは雪芽先輩の〈ほころぶ〉瞬間を、温美と一緒に待ちたいと思います。 まだまだ続きそうだな達人伝~9万里を風に乗り~ 王欣太starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載開始からずっと読んでいると思うがGW中に29巻まで一気にまとめて読んだ。端的にいうと原泰久の「キングダム」の少し前の時代から始まり27巻あたりから、「キングダム」時代を被り始める。「キングダム」は秦側から見た場合でこの「達人伝」は秦以外である楚・斉・燕・趙・魏・韓側から見た内容と言えばいいのかな。個人的には「キングダム」の少し前の時代の話がすごい好きなのでむちゃくちゃ楽しめている。 この「達人伝」を含めこの時代を描いているマンガは面白いのが多いな 鄭問の「東周英雄伝」や横山光輝の「史記」も読むとより楽しめる気がします。 本田宗一郎の生涯 #お買い得本本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男 毛利甚八 ひきの真二starstarstarstarstarひさぴよホンダ創業者である本田宗一郎の伝記マンガ。制作はビッグコミックで活躍した毛利甚八先生と、ひきの真二先生という実力派コンビだけあって、ビジネス系自伝マンガでありながら、商業連載作品に引けを取らない作品。読んでいて全く退屈しない面白さがあります。 本の価格は、この厚さ・内容で880円(税込)は正直言って安い!令和時代の本の値段と比べると、かなり安く感じます。500ページ超えて、解説も充実しているので、現在の価格で考えると少なくとも1800円以上でもおかしくない内容かと。ほのぼの転生サキュバススミレちゃん 御城夏ぐずぽん偶然、拝読したのですが、すごく、画風も可愛く、内容もほのぼのしてて、読み終えたら、ほんわか気分になりました! どこか陰のある男を描かせたらピカイチブルース もんでんあきこ 桜木紫乃六文銭影山という一人の男を軸に、彼に関わった女性達から断片的にエピソードを描いていく展開。 自然とひきこまれますね。 徐々に、影山という男の存在があらわになっていくのですが、時に酷いことされているのに、女性達にとっては勲章のように扱われているのが、よい男の条件なんでしょうね。 この陰のある感じが、良い色気を醸して、小狡いですね。 もんでん先生というと、エロスのほうに目がいきがちですが、大人の男女間を描くなら、ある種必然的な流れとして描いているので、そこまで違和感なく、むしろ良いスパイスになってます。 ただのエロ漫画でまとめるには勿体ない、きちんと人間を描いるので深みがあって面白いです。 指が6本あり悲惨な家庭環境と貧困下から、器量だけで這い上がった1人の男の生涯を、女性を通して見ていく・・・さながら1本の映画のようでした。 上下巻と短く、ちょっと物足りなく感じる部分も、ある意味ちょうど良かったです。 短編をお探しの方にはおすすめしたい作品でした。レトロな雰囲気も楽しいドタバタコメディ #1巻応援おれの星に手を出すな! 静子sogor25発明好きの高校生・飛丸工太のクラスに渋谷星子という転校生がやってきます。 ある日、星子が学校の屋上の柵の外に立っているのを見掛けた工太は慌てて屋上に向かったのですが、そこで彼女が行っていたのはUFOとの交信。 実は星子は別の星から来た宇宙人で、人類が地球にふさわしい生物なのかテストするために人間の姿をして高校に潜り込んでいたのです。 「"1年間のうちに5人が星子に危害を加えた場合"には地球で生きるには値しないと判断し人類を滅ぼす」という計画を知ってしまい、工太は地球の滅亡を防ぐため星子を守ることになる、という作品です。 何も知らずに星子に絡もうとする周囲の人々に対して、星子に危害を加えられないように奮闘する工太を描くドタバタコメディで、80年代風の絵柄で描かれていてレトロな雰囲気も楽しい作品です。 また、工太と星子以外にもたくさんの個性あふれるキャラクターが登場し、回を増すごとにドタバタ感がどんどん強くなっていく作品です。 1巻まで読了<<320321322323324>>
学校でいじめに遭っていた15歳の高井瀬奈はある日、車道に飛び出したネコを助けようとしてトラックに轢かれてしまいます。 すると次の瞬間、目の前に"霊界の案内人"と名乗る少女・ファミリアが現れて、瀬奈が死んで幽霊になったのだと追われます。 ファミリア曰く、瀬奈には人間を驚かせる"幽霊の才能"があるらしく、そこで彼女は瀬奈にあるミッションを提案します。 それが「四十九日の間に100人の人間を驚かせることができれば異世界に転生させてもらえる」というもの。 そのミッションを聞いた瀬奈は、現世と決別し異世界への転生をするために人間たちを驚かせはじめる、という物語です。 自身がいじめられてきた経験が影響しているのか、驚かせる人間は"悪人"だけと決めて瀬名は行動を始めます。 そのため、序盤では勧善懲悪的な爽快さのある展開が繰り広げられます。 このまま"最凶の幽霊"として無双する瀬奈の様子が描かれるのかと思いきや、どうやらそういうわけではなさそうです。 そこには瀬奈をいじめていた同級生に対する瀬奈自身のトラウマや、現世に遺された母親の存在などがあり、さらに1巻の最後にはこれまでの物語からは想像できない思わぬ展開が加わることで、爽快感だけじゃないストーリーの魅力が生まれている作品です。 1巻まで読了