青年マンガの感想・レビュー15389件<<237238239240241>>母娘から始まる寮生活(百合の日2022記念②)いちごの入ったソーダ水 荒井チェリーあうしぃ@カワイイマンガ元不良と箱入り娘が、お嬢様学校の寮生活……とこれだけでもう楽しそう!ですが、この作品はそれをもう一捻りして来る。 お嬢様は、箱入りで世間知らずで奥手で……のレベルが段違いで、表紙絵から想像する、ふわふわ儚げな感じから一段階「ヤバい」レベル。 彼女、何も出来ない! 生活に関するあらゆる事を、自分でやる、という発想すら欠如するお嬢様。そんな彼女と同室になる元不良は、放っておけずに世話を焼くうちほぼ「お母さん」状態に。 しかしお世話をする関係というのは、お互いの好物も弱点も、晒し合う仲になる事。その結果、お互いの事を知り過ぎて、ちょっと距離が近すぎる二人、とても良いです! 人見知りのお嬢様はそれでも次第に人と関わり、文芸部の活動やルームメイトのファンクラブを通じて、本当に少しずつ成長してゆく。一つひとつの小さな達成に、驚くほどの感慨が。そして元不良のルームメイトも少しずつお嬢様学校に馴染み、楽しそうな一年間の物語。 文芸部の仲間、委員長や風紀委員との関わり、そして元不良の後輩達の迷走も面白く、全4巻とは思えない充実感がありました。長野の山奥で育った伊藤理佐先生の自伝ハチの子リサちゃん 伊藤理佐かしこ予想以上にぶっ飛んでて面白かったです。近所の猟師さんがお裾分けしてくれたキジをお母さんが蕎麦にしてくれるんだけど食べてると散弾銃のかけらが出てくるとか、中学の学校行事の登山は命懸けで生徒全員が事前に20キロの米を担いで登校して訓練するとか、よく飲み会なんかでも地元話で盛り上がることありますけどこれは優勝だなってエピソードばっかりでした。田舎ネタだけじゃなくて個性的な両親や衝撃的な思い出など伊藤理佐先生のタッチで読むからより面白かったです。補い合う能力を持つ渋い初老紳士2人の頭脳戦ザ・ゲームスターズ オノ・ナツメ名無しモーツーで1・2話読みました。なんか要領つかめないな…そういえばなんで1話なのに人物紹介があるんだろう…と思ったら、もともと2021年10月号にプレ新連載として読切が掲載されていたようで、そっちが実質第1話でした。 その実質第1話の読み切りを読んだのですが、これがメチャクチャおもしろい! 性格こそ合わないものの、互いに補完しあう能力を持った初老の男2人のクリミナルサスペンス 資産家のムーアは 「私には人を嫌う自由がある」 と言ってのけ、かつて自らが飼っている犬と遊びたくてシャボン玉を吹きかけてしまった同じ高級アパートに住む幼い少女(その後何度も謝罪に訪れている)を十数年にもわたり邪険にし続けるような筋金入りの偏屈男。 その少女エリカは、ムーアから長年にわたり「ネズミ以下」の態度を取られたことが、心に刺さった最初の大きな棘となり、知らぬ間にカルトに引き込まれてしまう。 そんな彼女の様子に気づいたマンションのドアマン・ハワードは、ムーアがひと財産を築いた真相を握っていることをちらつかせ、そして自らが持つ不思議な能力を用いて2人でエリカを助けることを約束させる。 カルトの拠点に入ってからの戦いぶりやセリフに痺れましたね。 相手の嘘が見抜けるムーア。 相手の意志と逆の行動を強制できるハワード。 おじさん2人が鮮やかに若者たちをお縄にする様は思った以上にかっこよかったです。 1・2話ではアパートで殺人事件が起こるのですが、これもどんなふうに解決してくれるのか楽しみです。消滅少女のアイドル道 #1巻応援 (百合の日2022記念①)誰何Suika つばなあうしぃ@カワイイマンガ消えてしまいたい……という恥ずかしさの表現、年を経ても未だにしてしまう。それが身体消失として出てしまう、というのは不思議な設定だが、膝を打つような妙な納得感がある。 告白して来る男子も自分も消滅してしまう美少女は、友人や同じ〈消えかけ〉少女達とアイドル部を結成する、というロマンシス物。 目指すは消滅男子の招魂復活! ……ハードルが高すぎる! 〈消えてしまいたい〉思いも色々描かれる。不安感が人一倍強くて、自分から不安の種を探してしまう後輩の姿は、自分事のように感じてしまった。 そしてなまじ容姿が良いばかりに、制御できない状況が降りかかる主人公のプレッシャーは強すぎる(モテる人って実際、こんな状況なのかもしれない)。ネガティブなときの表情や言動は時に酷いもの。しかしアイドルになると強力なポジティブオーラを放ち、ついときめいてしまう。 物語はまだまだ不穏。自分の体のほかに、消えてしまった男子達の命まで背負った主人公には、本当に男って勝手でごめんねと詫びながら声援を送りたい。 え!?どうすれば…スモウちゃんにさようなら 小骨トモ名無し※ネタバレを含むクチコミです。入江亜季の新作読切!トキの旅 入江亜季名無し※ネタバレを含むクチコミです。アビス突入以降加速する鬱メイドインアビス つくしあきひと名無し萌え萌えした絵柄とファンタジックなダンジョン系で楽しいんだようなぁって表紙とかから思ってたけど、アビス突入後鬱が加速する 特に四層以降は鬱が光の速さを超える 12巻は薩摩編がアツいぞ!3月のライオン 羽海野チカ名無しなんて言ったって、肝練りが出てくるからな! 殺ったねたえちゃん!やったねたえちゃん! カワディMAX名無し※ネタバレを含むクチコミです。読んでる人いますか?恋は雨上がりのように 眉月じゅんK 読んだ人いますか?? こわアブラゼミ 小骨トモ名無し※ネタバレを含むクチコミです。個人的には過去イチの傑作階段 浄土るる名無し※ネタバレを含むクチコミです。"ウマ"好きな"娘"ふたりの競馬×百合読み切りきみと観たいレースがある(読切) くわばらたもつ 駿馬京 渡辺零nyae別にウマ娘に乗っかろうとしている漫画ではないですけど、やはり今競馬をテーマとした漫画を見ると「おっ」と思いますよね。個人的には競馬にはほとんど興味がないので、この漫画はうっすらな百合として楽しめました。レースや競走馬も実在するものが出てくるので、競馬に関心があると更に楽しめると思います。 とみ新蔵 初期名作選 5~闘魂記~の感想 #推しを3行で推すとみ新蔵 初期名作選 とみ新蔵starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 剣術劇画もいいが「闘魂記」のような農家の生活を描いた劇画もいい ・特に好きなところは? 「闘魂記」のギャグ部分と水の奪い部分の落差 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ちょっとまとめて一気に読んでいるせいかどれがどれだがわからなくもなっているがどれも面白いな ついに7巻まで来たここは今から倫理です。 雨瀬シオリ名無しなんとなく4巻あたりまでを第一部、以降を2部と勝手に思っている 生徒同士のディスカッション?ディベート?やらを7巻で2回目、拝見しますが まとめるのが大学時代の卒業旅行?の回想と合わせることで余計に綺麗に畳んでいるように見えます おそらく4巻で最終回だとしても違和感はない 連載時と世相が変わってしまい、1人で過ごす時間が多くなってしまった層が多くなったことで いっそう、本作品の訴えが心に留まり続ける人が増えたことでしょう 殺人などがなぜいけない行為であるのか を法律や良心の呵責のため、それ以外で正当化または無意識に結果として 人社会、主に経済社会?にいい影響を及ぼしているのだとしたら、そういった人種には 考えさせることで他者への影響力が波及しなくなると想像したら 理屈で片付けられない何かがこの世にやっぱりあるのかなぁとか ここまで来ると宗教やスピリチュアルの観点になるのかな やはりいい作品だ Kindle版を購入しているが度々投稿したレビューを削除する衝動にかられ 実際に削除してしまうため、本サイトに当該レビューを備忘録までに残すカツシン~さみしがりやの天才~の感想 #推しを3行で推すカツシン~さみしがりやの天才~ 吉本浩二starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ いいエピソードと引くエピソードが交互にくるマンガだな ・特に好きなところは? バルテュスとのエピソード。この二人に間にしかわからない何かがあるんだろうと言うのはわかるがその何かが他の人には想像でしか判断できない部分 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう名前が職業になっているような偉大な実在の人物のマンガはどんどん増えて欲しい FXで全て溶かすまで目が離せないFX戦士くるみちゃん 炭酸だいすき でむにゃん六文銭久しぶりに、良い意味で裏切られたマンガに出会えました。 母親がFXで貯金を溶かしてしまい、自殺。 その復讐心から、娘である主人公もFXの世界に飛び込む話。 めちゃくちゃおもしろい。 予想の斜めいく展開も、ちょっと狂気じみたキャラクターたちも、どこか闇深くて、本当に良い意味で裏切られる。 親父の文字通りタンス預金にまで手をつけるあたり、イッチャっている感じがグッド! そして、なによりFXによって資産が溶けていく演出がエグい。 見ていてこっちもヒリヒリします。 ここもスゴイので見どころです。 たぶん、書誌内容にある 『楽してお金儲けをしたいすべての人へ送る』 の本当の意味は、 『楽して稼げることなんてねーぞ』 って言いたいんだと思う。 それくらい、みんな生死をかけている。 萌え絵から闇オチのギャップがすごいので、ぜひご覧いただきたい。 投資は自己責任でお願いしたい所存です。重いテーマだけれども期待有賀リエ連作集 工場夜景 有賀リエ名無しまだ連載始まったばかりですが重い話からのスタート… 親の噂なんて一気に広まるんでこの女の子も孤立してしまいそうな予感 邪推だけどこの二人は互いのことをちゃんとわかり合って一番クライマックスのシーンで電車から工場の夜景とか見そう元編集者の異世界(いなか)移住漫画!漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件 クマガエ 宮澤ひしを名無し※ネタバレを含むクチコミです。 17歳の作者が伝えたいことは何だったのか鬼 浄土るる名無し※ネタバレを含むクチコミです。じわじわ怖い・・・。赤異本 外薗昌也 高港基資starstarstarstarstar干し芋とてもリアルな感じがする。 この本を読んでいる途中、さっきまでそこにあったものが急に見当たらなくなったので、怪奇現象かと思ったら、机から下に落ちていただけでした。 でも、今すぐにでも、自分に何か起こりそうな感じがするオムニバスなお話です。 夜、音がするだけでビビりそうな感じです。親子って家族ってやつは。おやこっこ 武田一義Pom とても良い話だった。 切るに切れない親子の縁。とでも言うのでしょうか。。 父が危篤になって電話がかかってくるのは息子だったり、初めて会った叔母に息子さんって呼ばれたり、何かと現実味があった。 憎んでいても嫌っていても、時間はかかるけどまた近づくことのできる2人の関係。 また家族になれる。 親子って家族って不思議だなと感じ、考えさせられる作品だと思う。 マンガ家を夢見るウクライナ在住の少女の"非日常"の中の"日常" #1巻応援ウクライナのあかりちゃん Akari Sayaka アンブル編集部sogor25この作品は日本でマンガ家になりたいという夢を持つウクライナの15歳の女性・AkariさんがSNS上で発表していた4コマ漫画を19ページの電子コミックとして単行本化した作品です。 ご存じのとおり、彼女が住むウクライナは今年に入って大きく情勢が変化し、想定外の「非日常」が訪れてしまっていますが、 そんな中でも続いていく彼女の「日常」がとても親しみやすい、可愛らしい絵柄で描かれていて、ウクライナで生きるAkariさんの等身大の姿を感じられる作品です。 Akariさんは現在もTwitterで作品を発表しているので、この作品で知った方もリアルタイムで彼女のことを追っていくことができます また、この作品の著作印税と諸経費を除いた売り上げはウクライナへの支援金としてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への寄付をされるとのことなので、電子書籍を買ったことがないという方にも是非おススメしたい作品です!立合い料理人 勝手に膳次郎の感想 #推しを3行で推す立合い料理人 勝手に膳次郎 たがわ靖之マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ たがわ靖之しか描けない勢いのマンガだな ・特に好きなところは? 表題にはない読切の「無法寿司」の一瞬納得いくような感じの展開だが文章を書いているうちにあらゆるところに謎を感じるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「立合い料理人 勝手に膳次郎」はこれから面白くなりそうなところで続きが気になる。2巻があるなら是非出て欲しい... <<237238239240241>>
元不良と箱入り娘が、お嬢様学校の寮生活……とこれだけでもう楽しそう!ですが、この作品はそれをもう一捻りして来る。 お嬢様は、箱入りで世間知らずで奥手で……のレベルが段違いで、表紙絵から想像する、ふわふわ儚げな感じから一段階「ヤバい」レベル。 彼女、何も出来ない! 生活に関するあらゆる事を、自分でやる、という発想すら欠如するお嬢様。そんな彼女と同室になる元不良は、放っておけずに世話を焼くうちほぼ「お母さん」状態に。 しかしお世話をする関係というのは、お互いの好物も弱点も、晒し合う仲になる事。その結果、お互いの事を知り過ぎて、ちょっと距離が近すぎる二人、とても良いです! 人見知りのお嬢様はそれでも次第に人と関わり、文芸部の活動やルームメイトのファンクラブを通じて、本当に少しずつ成長してゆく。一つひとつの小さな達成に、驚くほどの感慨が。そして元不良のルームメイトも少しずつお嬢様学校に馴染み、楽しそうな一年間の物語。 文芸部の仲間、委員長や風紀委員との関わり、そして元不良の後輩達の迷走も面白く、全4巻とは思えない充実感がありました。