青年マンガの感想・レビュー15387件<<222223224225226>>「春と盆暗」感想春と盆暗 熊倉献ニーナちょっと変わった恋愛もの短編集。一話目読んですぐ「あ、コレかなり好きだわ」ってなった!登場するヒロインたちは独特な感性の持ち主なのだが、読んでるコチラまで何だか心を刺激されて楽しかった!人の想像力はもっと自由でいいんだ!って背中を優しく押してくれてる気がした。インパクト大なスタートなのにこのラスト。それがいい謎の彼女X 植芝理一名無しよだれを舐めさせるラブコメとコンセプトがせめっせめなのにすごい純粋なラブコメなのがいい。卜部さんも椿くんもかわいいし、登場人物みんな好きになっていく。名作車の輝きが見える人達銀灰のスピードスター 楠みちはる名無し車とかメカニックなものには全く詳しくないし それほど興味があるわけでもない。 四輪車に熱を上げたり自らハンドルを握ってバトルを しようとかしたいとか思ったこともない。 それでもまあ「湾岸MIDNIGT」は面白いと感じて全巻読んだ。 自分とは縁のない、ハイレベルで車を楽しんでいる 人達の世界の漫画なんだな、と。 ただそこで満足してしまったというか、続編らしい 「C1ランナー」は、そのうち読もう、くらいに思っていて 手を出していない。 「湾岸~」で満足してしまったというか、 お腹一杯になってしまったというか。 そんな状態で、湾岸シリーズの3部作目というか最終章 という作品の「銀灰のスピードスター」という二巻物の 作品があると知って読んでみることにした。 「C1~」を全部読むほど集中力はないが ちょっと手ごろなところで楠先生の車漫画の世界を 久々に少し味わおうくらいに思って。 あいかわらずの楠漫画というかんじで面白かった。 メカニカルな話が多いわりにじつはそれ程絵にしていない。 車体や車内を描いていたりモノローグ的な説明シーンが多い。 エンジンルームとかわりと描かれていない。 個々のパーツとか取付工程の実際とか殆ど描いていない。 それでも登場してくる車が高性能らしいことや 高性能であると判り語り乗りこなすキャラたちを カッコイイと思ってしまう。 四輪やメカに詳しくない自分だからこそ 高評価しているだけかもしれないし、さらに言ってしまえば メカに詳しい人が見たらいくつもツッコミどころのある 内容かもしれないと思ったりもする。 でも面白くて、この漫画の世界に世界観に浸っていたくなる。 ハンドルを握りたくなるわけではないが、 ハンドルを握ることで判る世界があり、 その世界を味わっている人達をカッコイイと感じてしまう。 自分には縁遠い世界だと思うし、もしかしたら 単なる虚像かもしれないとも思いつつも。 今の「キャプ翼」は試合だけじゃない!キャプテン翼 ライジングサン 高橋陽一こはるパパスーパー小学生だった「キャプ翼」世代がオリンピック代表になって単なるサッカー小僧ではなくなった感じです。元々翼や日向岬、三杉、その他それぞれにストーリーがあったが大人になった彼らには異なるバックグラウンドがついてきている、そんな感じです。今回は早く試合が見たかったなあという思いもあります(笑) 自分らしくとはピアノの森 一色まことMMあらゆるジャンルのなかで、好きなものは数多くあると思いますが、1つのものに夢中になることの素晴らしさを感じられる一作。才能や環境で人生観も左右されるが、それを上回る熱量や家族との関わり方を考えさせられる名作。ピアノをやってるわけではなかったが原点。聖☆おにいさん感想聖☆おにいさん 中村光クロキブッダとイエス・キリストが現代の日本の立川でバカンスをするマンガ。非常にストーリーが良く、笑える作品です。疲れた時に読むのがオススメ。原作が村上たかし先生の作風にぴったり少年と犬 村上たかし 馳星周starstarstarstarstarひさぴよ漫画ファン側からの意見になってしまうけど、村上たかし先生の作風にめちゃくちゃ合っている原作だと思った。たぶん「星守る犬」を読んことのある人がコミカライズを提案したのではないだろうか。旅の途中でさまざまな人間たちと出会うロードムービーっぽい感じが星守る犬にも通じる所で、一番好きな部分でもある。クライマックスにかけて感動的ではあったものの、ちょっとうーんという感じは残ってしまった。 得体の知れないクトゥルー的恐怖譚千九人童子ノ件 羽生生純名無し単刊完結という軽い理由で読んでみたら、思ったよりも重い話だった!!! ジャンルで言うと一応ホラーなのかな? 打ち切り食らった漫画家の搬入機材(原文ママ、はんにゅうきざい、と読)は 山奥にある実家に都落ちするも居場所がなく、部屋が弟の子供に占領さ れるばかりか幼い頃のオモチャを破壊されたり、客間に寝かされたりと雑な扱い を受ける心すり減る序盤、 このへんの共感性羞恥ヤバかった。 のですが、ある小学生の少女と出会います。 なんでも、自分が「千九人童子」なる怨霊の生贄にされてしまうと 恐れているようで・・。 血塗られた故郷の歴史、消えない過去の罪、メタフィクション、地獄のような人間関係のしんどさの果てに何が待ち構えているのかは読んでのお楽しみってことで(遠い目) ホラーだけじゃなく羽生生先生特有のすっとぼけたギャグが多少挟まれたりもするので、ホラー系苦手だよって人でも抵抗なく読める......かもしれない。この忍者地雷すぎる…!地雷忍者るるの失恋(読切) 西瓜士名無し引っ掻いたみたいな細い線が可愛い!地雷女子を描くのにぴったりな繊細なタッチだと思います。 第1話かな?と思ってしまうくらい次話を期待させる読切でした。畑から食卓へ野菜を届ける青果仲卸業を描くお仕事マンガ八百森のエリー 仔鹿リナマンバ八百森のエリーの感想はこちら! モーニング2017年43号(2017年9月21日発売)より連載開始 新宿御法度の感想 #推しを3行で推す新宿御法度 橋本孤蔵starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の好きな橋本孤蔵なので読んだ。昔のマンガを電子書籍にしたのかと思ったがどうやら最近のマンガのようだった。 ・特に好きなところは? 橋本孤蔵の別のマンガ「おいしい金魚」と関連する世界観がだったところ... ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! エロは関係なしにヒューマンドラマとして面白い。「おいしい金魚」を読んでいるとより楽しめると思います。 「虎は龍をまだ喰べない。」感想虎は龍をまだ喰べない。 一七八ハチニーナこんなシチュエーション、面白いに決まっているじゃないか!(個人の感想です) 捕食する者とされる者。こういうヒリヒリした状況の中から、いつだってドラマは生まれるのだ。ケイが魅力的すぎる🎵バイオレンスアクション 浅井蓮次 沢田新starstarstarstarstar干し芋主人公のケイが、本当に素直で可愛くて、表情豊かでキュート。 なのに、凄腕の殺し屋って違和感ありありだけど、読んでいるとそれも感じさせないスピード感ですぐにファンになってしまう。 一発で決めるアクションシーンは、気持ちいい!!って感じる。 プライベートと仕事の時があまりに違ってギャップ萌え。 依頼に対して忠実だが、途中で依頼者が変わった時の気持ちの流れ、優しさも垣間見えて好き。 実写映画化されるみたいだけど、アニメをそのまま映画化してほしい💓 来留間慎一(秋恭摩)のバトルSFは良いものだ。魔神伝 来留間慎一さいろくSwitchで真・女神転生シリーズがちょいちょい無料追加されてて(SFC版)懐かしすぎてついついやってたんだけど、その都度思い出す「あの頃」っぽい作品。 時期は少し違うかもしれないけど、自分の中ではBASTARD!!とか幻魔大戦とかAKIRAとかファンタジー系とサイバーパンク(ネオトーキョー)系とかの入り混じった80年代後半の感じが、昔のメガテンと似た空気ですごく好きだった。 この魔神伝(神は本来は「神」の下に「人」と書く)は80年代のオタクのノリとシリアスな展開、今で言うと俺つえー系な俺様主人公。 シンプルでわかりやすい設定で、展開は継ぎ足しして作られているものの、1巻は面白い。 ただ、2巻から始まるRPGの中に入る展開がちょっと…恐らく不評だったのか、打ち切りになってしまったんだと思われる。(本来は全4巻なので巻数は電子版の話) 余談ですが、「来留間慎一」は石川賢の魔獣戦線の主人公の名前からとったそう。 wiki情報だけど、連載誌に石川賢が参入することになって、気まずくなってか「秋恭摩」とPNを変えたそうです。 ※「秋恭魔」というエロ漫画家としてのPNもあるみたい。 秋恭摩としても作品がいくつかあるが、いずれも女性がかわいく、人体絵が当時にしては筋肉や骨格の描写も含めてリアルで上手い。 80年代ということを考慮すると今っぽい先進的な要素がいっぱいある。今もマンガ描いてるのであれば読みたいなぁ。ゴルビーの訃報でふと思い出すパイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。「怖習」感想怖習 茸谷きの子ニーナホラー短編集。読んでて普通に怖かった!最近モノがよく落ちる話や、友引の葬式の話が好き。 「過去が殺しにやって来る」感想過去が殺しにやって来る 小池ノクトホラー短編集 小池ノクトニーナホラー短編集だが半分以上のページにひとつのエピソードが描かれている。個人的には最後の方に載っている「エキドナの娘」「醜田」の話が短いけど好き!「ひとりかごめ」感想ひとりかごめ 雨がっぱ少女群ニーナホラー漫画とギャグ漫画…対極にいるようで実は紙一重だったりする(笑)この短編集がまさにそんな感じで境界線スレスレを絶妙に描いていて面白かった!表題作「ひとりかごめ」や「夢うつつ」みたいなオチが個人的に好き!独占配信のもったいなさとマンガ版の変わらぬ素晴らしさTIGER & BUNNY 2 THE COMIC 桂正和 上田宏 吉田恵里香 BNPictures 西田征史 T&B2 PARTNERS兎来栄寿2011年に放映され、熱狂的なファンを多数生み出した大人気作品『TIGER & BUNNY』。 当時は私もロックバイソンとコラボした牛角に足を運んだことを懐かしく思います。放映前からユニゾンファンだったのでオリオンをなぞるで更に人気が広まってくれたのも嬉しかったですし、藍坊主さんのED曲・星のすみかがメロディも歌詞も本当に大好きでした。 「僕が消え、遠い未来で、化石になったら、人は僕に何を見るだろう 分析して、名を付けて、解読をしても、愛した人は僕しか知らない」 とかもう最高ですよね。 2014年公開の『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』から8年が経った2022年、遂に待望の『TIGER & BUNNY2』が放映されました。新キャラクターは敵も含め非常に魅力的で、全話見終えたときの満足感は初代と同等でした(ところどころの若干作画の不安定さは2022年になると気にはなりましたが)。 ただ、勿体ないのは「Netflix限定」であること。そのせいか、あれだけ覇権級のコンテンツとして君臨していたにも関わらず私の周囲でも話題にしている人が驚くほど少ないです。また、pixivでも「TIGER&BUNNY」「タイバニ」といったタグが付けられた作品はそれぞれ14万件・1万件以上ありますが、「TIGER&BUNNY2」「タイバニ2」のタグでは170件・75件と驚くほど少ないです。1のタグに吸収されているとしても、零細ジャンルのような数字に愕然としました(私はもっと白黒が見たい、見られると思っていた)。 『ダンス・ダンス・ダンスール』や『サマータイムレンダ』、『風都探偵』などもそうですが今年は独占配信であるが故にブレイクしきらない作品が多く、実に勿体なく感じます。良い作品なだけに切実にもっと多くの人に観てもらえたらと思うばかりで、この文章もささやかな応援の意味を込めて綴っています。 そこで、この上田宏さんによるコミック版です。10年前にも素晴らしいタイバニマンガを描かれていた上田さんですが、そのクオリティは健在。 物語は、アニメでは描かれていない部分を描いており相互で補完し合うものとなっていますが、それぞれ単体でも楽しめるように作られています。コミック版の『TIGER&BUNNY2』にも、真っ直ぐな熱い血潮が流れています。 キャラクターもアクションも非常に魅力的な作画ですが、驚くべきは作画もほぼ一人で行ったとか。このクオリティを、独力で……。頭が下がる思いです。 かつてタイバニが好きだった方、興味はある方、知らないけれど熱くて面白いマンガが読みたい方にもオススメです。 犬マユ読者驚愕!ヒロシ原作の漫画がドラマ化!?チェイサーゲーム 松島幸太朗 柚木元 松山洋サミアド※ネタバレを含むクチコミです。百合と残業と身体接触 #1巻応援ほぐして、癒衣さん。 ミナミトあうしぃ@カワイイマンガ舞台は求人情報誌の制作部……いけない、同じような仕事をしているので胃が痛く……しかしそんな場所で、女性二人がお互いをほぐし、癒し合う。気持ちを速攻でオフィスの壁モードに切り替えて二人を見守ります。 先輩はオフィスでストレッチに余念がない人。疲れ切った後輩にも上手なマッサージを施して、癒してあげる。その代わりに持ちかけるのが、冷え性を改善するためのハグ。 長時間のブラック残業に加え身体接触で仲を深める二人。そこに営業さんやWEB担当さんが加わった恋?の駆け引きには、こちらの体温も上がる感覚があります。先輩の気遣いも素敵だけど、後輩の包容力がまた良い! 先輩後輩がお互い(のハグ/マッサージ)を求めるやり取りは、読むだけで心の新陳代謝が活性化されるなぁ……。個人的に期待の作家渚 ~河野別荘地短編集~ 河野別荘地六文銭短編集を読めば、その作家との相性がわかると思うんです。 短編という基本1話完結形式のなかで、物語上最低限必要なエッセンスのみつまっているから、その取捨選択というか、核となる部分だけみせてくれると相性も定まる気がするんですね。 そういう意味で、本作を読んだ瞬間、この作家さん好きだなと思いました。 個人的に石黒正数先生に近しいイメージなのですが、何気ない日常の中にファンタジーやホラーっぽい要素をスパイス的にいれてくるの、ホント好きなんですよね。 この作家さんも、似たような感じで、ドツボでした。 日常の切り方って、作家さんの個性が光ると思うんですよ。 え、そんなとこ注目するの? ってポイントが、興味深かったりするとそのままハマってしまいます。 (逆もまたしかり・・・) 本作も、短編の中にぎっしり作家の魅力がつまっております。 「スマートアシスタント」では、突然意識や感情を持ち始めたスマートアシスタントとの交流を描き、「生水」ではスライムみたいな生き物「生水」が当たり前のように日常にいる世界を描き、「旬」では書道教室の未亡人と、書道教室に通い始めた女子高生、そして主人公の3人をエロスこみでリアルな肉体関係(そしてほんのり切ない関係)を描き、そして表題作「渚」では人魚が、下半身を手術して人間になるという話たち。 題材とする着眼点もさることながら、人物の描き方もリアリティがあって自分好み。 作風も派手さはないのですが、じんわり染み込んで惹きつける魅力があります。 なんにせよ今後が楽しみな作家さんでした。 ダンゲロスで好きな能力戦闘破壊学園ダンゲロス 横田卓馬 架神恭介こじまよしお金玉が爆発する能力見るからに怪しい4P漫画 #1巻応援見るからに怪しい二人 鬼澤馬勇サミアドもうすぐ見るからに怪しい1巻が出るのでフライングで1巻応援。 見るからに怪しい長髪と短髪の2人によるグダグダ日常漫画です。優しくマイペースでちょっと口ベタな2人が 誤解されたりウサギを驚愕させたりサンタとして石をプレゼントしたりします。 毎回どんな話か予想できずオチも投げっぱなしエンドがちょいちょいあります。シュールな空気感で個人的には極主夫道と同ジャンルだと思ってます。 ただ1話4Pと短く、キャラも見た目はともかく中身は普通………… 普通か…? まあ極主夫道より平凡なので、全体的に地味で動きも少ないです。その分より気軽にカロリー使わずダラダラ読めます。準レギュラーキャラも増えてきて色々ツッコミどころ満載な作品。地味にオススメです。<<222223224225226>>
ちょっと変わった恋愛もの短編集。一話目読んですぐ「あ、コレかなり好きだわ」ってなった!登場するヒロインたちは独特な感性の持ち主なのだが、読んでるコチラまで何だか心を刺激されて楽しかった!人の想像力はもっと自由でいいんだ!って背中を優しく押してくれてる気がした。