青年マンガの感想・レビュー15384件<<194195196197198>>古き良きの出版業界の熱量を感じるそしてボクは外道マンになる 平松伸二六文銭「今でこそ出版業界は新卒人気も高く、いわゆる育ちの良い高学歴出身が多いが、昔はどこも就職できない与太モンの集まりだった」 と、その昔、出版社に勤務していた時、60近いベテラン編集者に聞いたことがある。 そんな社会のはみ出しものたちで、同じように当時、社会に認められていない漫画市場をこじあけていったのだと思うと、感慨深いものがある。 本作は、特にジャンプ黄金時代の少し前、まさに生き馬の目を抜く激動の漫画時代に活躍した平松伸二の自叙伝的作品。 「ドーベルマン刑事」「ブラック・エンジェルズ」などの名作たちが、どのようにして産まれたのか、これを読むとよくわかります。 こうした平松伸二ファンはもちろんですが(おそらく、この層が多いと思いますが)あの当時の漫画業界の熱狂を知りたいという人にとっても非常に興味深い作品だったりします。 担当編集者との、口汚く罵りあうようなやりとり、時には蹴る殴るの暴行、今だったらありえないような状況を、熱量たっぷりに描いています。 あの時代の、編集者と創作者のいわゆる魂のやりとりともいえる行為は、昭和の良き時代のように感じるんですよね。 だから、必然的に内容も濃くなるのかなぁとか。 そんな濃厚な編集者たちと、今だったらハラスメントの嵐みたいなやりとりも多々ありますが、そうした中で良いものがうまれ、売上も上がりバブルとも言える出版業界の華やかな感じも描かれております。 特に、かの有名な編集者「鳥嶋和彦」(鳥山明などの担当)も出でてきて、その慧眼というか着眼点の鋭さに、後の大物ぶりを見せつけてくれます。 ジャンプ黄金期の手前という全体的に漫画市場が上り調子の時代。 歴史を知るもののとしては、これから起きるカンブリア爆発のような名作たちが産まれてくる胎動を感じずにはいられません。 平松伸二先生を知り尽くしたいだけでなく、漫画の歴史的な観点からも楽しめる1冊になると思います。圧倒的、真理追求阿・吽 おかざき真里 阿吽社starstarstar_borderstar_borderstar_borderママ子最初から衝撃的な場面が多くて気持ちが追いつきませんでした。 日本の仏教において空海と最澄、このお二方がいなければ今のように花開かなかったでしょう。 天才には天才の苦悩があり、分かち合えるところと相容れないところがある。 真理は人を救うことはないと分かった時の絶望、満たされぬ心をも持て余し野山をかける。 仏教言葉が多くわからないことも多かったですが、のめりこめました。スピード感がとてもいい♬カオスゲーム 山嵜大輝starstarstarstarstar干し芋一巻読了。 子どもの頃に神を見たことがある新聞記者の鈴木蘭。 政治家の暴力団との繋がりを潜入調査でスクープを取ったが、新聞社の都合で結局ボツに。 それをきっかけに新聞社を辞めて独自にスクープを狙いに行くが・・・。 その時に出会った、不気味な男に命を狙われ、その後も、偶然とは思えない数々の現象で命の危機を感じながら、事件現場に残されている不思議な幾何学模様について調べ始める。 主人公の蘭のいつも強気な性格が気持ちいい。 そして、オカルトに興味を持っているジャーナリスト東京一との相性もとてもいい。 これから、話が深くなるにつれ、物語も複雑になっていくと思うが、楽しみしかない。秋田の子だから雪人?雪人 YUKITO 大沢在昌 もんでんあきこstarstarstarstar_borderstar_borderママ子無料分読んでました。 原作があるみたいですね。 雪人の素朴でいて芯のある所やその奥に揺らぐ炎、周囲の男性陣の豊かなキャラクター、可愛い女の子。どれをとってもいい話に間違いない雰囲気です。 雪人は何を求めて東京に来たのか、新宿を舞台に警察やヤクザが入り混じりストーリーが進んでいきます。 背景も丁寧なので、読み疲れないです。 変革の時!!第3のギデオン 乃木坂太郎 山中聡starstarstarstar_borderstar_borderママ子少し強めのタッチがフランス人にぴったり(個人的な意見ですが) 第三のとはどういう意味なのだろう、どんな展開がまっているのだろうか。 平民と貴族は対立し時代が変化していた当時、正義とは悪とは。 キャラクターの個性がはっきりしていて読んでいて楽しいしんだけど、 、歴史漫画のエピソードの多くは悲劇があって彩られているから読んでいて少しつらくなります。印象の違う中身夏目アラタの結婚 乃木坂太郎starstarstarstarstarママ子いい意味で裏切られた感じでした。 殺人犯をめぐって、児相が出てきたりつながりがないと思うような人が関係者としてが次々に出てくる。 面談室で真珠が口あけたときのぞわっとした感じ。 綱渡りで情報を聞き出そうと奮闘するアラタ。 次が気になる。一巻しか読んでないので今出てるとこまで一気に読みたいです 唯一無二の三国志マンガ!三国志 完結編 寺島優 李志清starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン何が完結編なのかというと、既に孔明没までを描いたこちらの作品に対しての完結編となります。 https://manba.co.jp/boards/72170 三国志マンガは数多あると思いますが、孔明没後の話を描いたものはかなり少ないと思います。全60巻を誇る大長編ドラマ、横山三国志ですら、59巻が「秋風五丈原」で、最後の60巻で駆け足で紹介するだけなのに対し、こちらは3巻(合計約1000ページ)にわたって孔明没後の世界を描きます。 三国志というのが、文字通りギゴショクの三国の興亡記であるとするならば、晋による中華の統一までが三国志なので、秋風五丈原までしか読んでいないのは画竜点睛を欠きますので、こちらの作品もしっかりと読んでおきたいところです。 特徴としては、かなり書き込みの多い劇画タッチなのですが、リアルに寄った作画のため、ほぼ誰が誰だかわからない点が玉に瑕なのと、姜維をはじめ、世間の印象的にはわりとシュッとしたタイプや、智将タイプの登場人物も、軒並み猪武者感を感じる描写になってしまっている点です。 最高クラスに近いくらいの面白さ競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 土田世紀 田原成貴starstarstarstarstar_border酒チャビンわたしが贔屓にしているマンガ家である土田先生と、元スタージョッキーである田原さんのタッグによる競馬マンガです。駄作のできようがありません。 前半4巻くらいまで一話完結のギャグものなのですが(しかもさすが土田先生のギャグは面白い)、後半にいくに従って、かなりレースの奥深いところまで描いてくる本格競馬マンガに変身していきます。 さすが元超一流ジョッキーの原作(というか監修)が入っているだけあって、必殺技などのファンタジー路線ではなく、徹底してリアルなスポーツとしての競馬が描かれており、読み応えたっぷりです。 出場している全ジョッキーの位置どりや、その時々で考えていることなどが、すごく丁寧に描写されており、競馬が好きな方はまず間違いなくどハマりすることができると思いますし、昨今のソシャゲブームで競馬を見始めたよって方も、深く競馬を知ることができるきっかけとなることは間違いないと思います。 そういった意味で、完全に☆5でいいマンガなのですが、一点、ちょっと特に後半ジメッぽさが過度になりすぎてしまっていて、そこが個人的な好みに合わなかったので、一応4にしておきました。ジメッとした部分は土田先生の持ち味でもありますし、それが熱さや感動につながることが多いのですが、本作品の終盤は少しメメしく写ってしまいました。個人の感想ですが、悪くいうつもりは本当になかったです。すいません。ミスターサンデーと言って良い巨匠あだち先生の物語!実録あだち充物語 あだち勉starstarstarstarstar_border酒チャビンミッツあだちことあだち充先生のこれまでを、お兄さんであり、ご自身もマンガ家であるあだち勉先生がマンガにされたものです。 マンガ家マンガが大好きなので、これもすごく楽しめたのですが、それをヌキにしてもこの作品は面白かったです。少し赤塚先生風のタッチで、時折書き込み多めの真面目な感じを交えつつ、キレのあるギャグがとても楽しかったです。 ものすごく失礼なことにあだち勉先生の作品は、これまで読んだことがなかったのですが、こういうことであれば、先生の他の作品にも余裕があれば手を出してみようかなと思いました。 しかも、充先生の未発表短編であったり、COMに投稿したときのCOM誌面だったりといった一級の資料が収録されているので、資料としても貴重で、ご家庭の書棚に一冊おいておいても決して損のない仕上がりになっていると思います。 最後おまけで充先生によるアンサーマンガまで収録されています。表紙を見ると完全に学園ギャグなのですがダーウィン事変 うめざわしゅんstarstarstarstarstar_border酒チャビン実はサイエンスアンドヒューマニティーなマンガです。たまーにこういう感じのいいマンガありますよね!私も昔読んだ中でこういうテイストの作品があったように記憶してます(タイトルや内容などは忘れました)! 最近、スマホでサクサク読めるものばかりになってしまいがちだったのですが、こちらの作品は、じっくりと噛めば噛むほど味わいが出てくるチャンジャのようなマンガです。 ですので、時間の余裕のある時に、ほうじ茶ラテを片手にじっくりと読むのがいいですね。月刊誌であるアフタヌーンに連載ということで、それもじっくりと咀嚼しながら読めるいいペースかもしれません。 まだ4巻までしか出ていなくて、しかも4巻のラストでかなり衝撃的なことになっているので、今後の展開が楽しみでなりません。個人的には豊昇龍と同じくらい大きな期待を持っています。 ちびまる子ちゃんでお馴染みのさくら先生の作品まんが倶楽部 さくらももこstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンちびまる子ちゃんは確かに独特の切り口や、少し毒の入ったギャグなどはありますが、いわゆる日曜夕食どきの「国民的アニメ枠」で放送されている作品なので、それを執筆されたさくら先生も、けっこうほんわかパッパな感じの作風を売りにされている方かと思っておりました。 全然違うのですね。かなり変わった方なのかもしれません。 内容は、ワンピースやポケモンなどの超有名マンガをモチーフにした(というかタイトルとキャラ名と少しの設定のみのパロディでストーリーなどは完全にオリジナルです)nonsenseギャグのマンガです。 ギャグもすごくハイセンスだと思いました。一番びびったのはさくら先生がこういう方だというのは全然知らなかったので、本当にいま動揺しています。先が猛烈に気になるマンガ・スマイリースマイリー 服部未定starstarstarstarstar_border酒チャビンワクワクではないですが、ハラハラ・ドキドキ、先がすごく気になります。まだ未完で、3巻までしか読んでないのですが、今のところ面白さ上位にくるのではないかと期待しています。 表紙は遠目に見ると珍遊記っぽくも見えるのですが、宗教法人ものかつサスペンス・ミステリーものでギャグ要素はほぼありません。平井銀次さん銀ヤンマ 福本伸行starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン福本先生の短編集です。3本入っていて、「銀ヤンマ」の他は「ガン辰」と「遠藤」です。福本先生「遠藤」って苗字好きですね。 内容は、3本とも安定の麻雀漫画ですので安定感があります。が、一方で突き抜けた魅力があるかと言われると少し微妙かもです。アカギとか天とかがまだならそちらがオススメです。ただ、短編なので、サクッと読みたいというニーズにはマッチしてると思います。 ちなみに銀ヤンマの主人公は平井銀次さんですが、「銀と金」の平井銀二さんとは無関係のようです。 良すぎる!!エンジェルエース 高畑弓 蒲夕二名無し読んだ直後、絶対連載化して欲しい!と思ったけど読み切りで終わってるからこそのこの感動があるかもとも思いつつ…でもやっぱり続きが読みたいですね。 女子プロ野球が日本一のプロスポーツに位置づけられているという設定です。だからといってミニスカート的なユニフォームがあるのはちょっと…と引いてしまったのですが、その後の予想以上に本気度の高い展開にそんな不安は一気に消し飛ばされました。最高の読み切りでした!!!人類VS人外ものの名作食糧人類-Starving Anonymous- イナベカズ 蔵石ユウ 水谷健吾六文銭個人的な感想で恐縮なのですが、正直コレ系の作品って冒頭からインパクトのあるテーマ・設定とショッキングなシーンがテンコもりなので、後半はダレる傾向にあると思っているんですよ。 最初の期待値を超えてこないというか。 でも、本作は最後まで読めてしまい、最初から最後まで裏切らない感じが面白かった証拠だと思います。 7巻で短くもないですが、長編ほどでもないのも良かった。 さて内容ですが、 とある星からきた虫みたいな異星人の食欲を満たすために、人間が食料になるという設定。 その異星人は、想像にもれず大きくて凶暴。 そこで国が、核処理場と偽って、人間を家畜のように繁殖・飼育できる施設をつくる。 主人公は、その施設に入れられてしまい、現実離れした世界に恐怖し脱出をはかろうとします。 同じように施設から出ようとする、ないしはこの施設と深い関係のある2人の人間、山引とナツメと出会い・・・という流れ。 この2人の人間が、特殊能力があったり色々いわくつきで、そこから展開されるストーリーは、想像の斜め上をいって飽きないんです。 (若干、ご都合主義的な部分もありますが、それはご愛嬌で。) 特に、最終的に上記の異星人と対峙するのですが、その倒し方が秀逸すぎて・・・ 過去こんな残虐な(色んな意味で)倒し方があったのか?と唸りました。 また、虫みたいな異星人のフォルムがキモい上に残虐で、そのグロ表現も本作の魅力です。 文明が高度に発達した星から来たとか言っているけど、腹減りすぎると共食いはじめるとか、その知性のカケラもない行動に不気味さを加速させます。 人外VS人類、パニックホラー、SFにピンときた人はおすすめしたい作品です。 恋とは愛としとみ 堀鳩starstarstarstar_borderstar_bordermotomi恋をしたことがない主人公、好きって気持ちもいまいちわからない。 友達の正直に話しを空気読めないとか、不思議がられてなかなか辛そうでした。イケメンの同僚の男の子もめちゃくちゃ遊び人だけど本気で好きになった事がなくて寂しい思いしているんだな。と思いました。 最終的に二人がどうなるか気になるところですが、いい感じの雰囲気でよかったです。 サラリと読めます!この子じゃない! うぐいす祥子starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンホラー作品です!あまりホラーは読まないのですが、たまたま発見し、気になって読んでみました! 読切ですし、読みやすいのでサラッと読めます!ホラー要素と、若干のサプライズ要素がありましたが、もうワンパンチ謎が残ってあと引く終わり方でもよかったと思いました!多田乃伸明の新連載あいのくりにっく 多田乃伸明名無しなんか高橋和希を『THE COMIQ』を読んだ時のことを思い出した。今までと違ったデフォルメとノリにチャレンジしてるような感じがする。枠の外がパステルカラーのレトロ柄なのがかわいかった。ホラー→ギャグ→ホラー後ろのけはい 山田憂香名無しホラーと思ったらギャグかと思ったらホラーな作品だった。ホラーギャグで止めておいてほしかった。絵上手くて好みなのでフツーにギャグ読んでみたい。 小説、映画、漫画、全部恐怖の極み!!!!!!!!!!悪の教典 烏山英司 貴志祐介 中村忠朗starstarstarstarstarこめつぶ小説で初め読みました!活字が苦手な私でも上下2巻あっという間に読めた! 漫画もすぐに読み終えました! ストーリーは怖いの極み。倫理観とか人間的な考えからかけ離れたサイコパスの先生がサクサク生徒を殺していく。 じっくりというか、先生にとって時間をかけて殺すような生徒が何人かして、その描写はホラーです。壊すぎる。 読んでて私も生き残りたくて心拍数上がる漫画です!クセ強すぎる鑑定士と刑事のバディ読み切りデカカン!! その事件、鑑定します。 梅星こめ 湊ユウキ名無しクセが強いけどなんか記憶に残る漫画を描くことでおなじみの梅星コメさんの新作は原作付きのようでしたが、やっぱりクセが強かった!そしておもしろい!上手いこといって連載化してくれないかな…。頭脳戦、心理戦、が凄すぎる!LIAR GAME 甲斐谷忍starstarstarstarstarこめつぶ到底ライアーゲームの頭脳戦、心理戦に参戦出来ない一般人より低能の私はハラハラ、ドキドキしっぱなしです! 1個のゲームが終わるとまた次が来るし、常に冷静に挑む秋山さん、イケメン過ぎる。 ドラマの松田翔太がはまり役過ぎて、漫画を読んでも松田翔太に見えましたw キャラの個性が強すぎることが余計ゲームやストーリーの怖さを増してる気がする、、、 ドラマも漫画もお勧めです! エッッッなコンカフェに負け続ける硬派な先輩の話 #読切応援煩悩放浪記 四谷啓太郎天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。闇、病みが止まらない!ただ離婚してないだけ 本田優貴starstarstarstarstarこめつぶ※ネタバレを含むクチコミです。<<194195196197198>>
「今でこそ出版業界は新卒人気も高く、いわゆる育ちの良い高学歴出身が多いが、昔はどこも就職できない与太モンの集まりだった」 と、その昔、出版社に勤務していた時、60近いベテラン編集者に聞いたことがある。 そんな社会のはみ出しものたちで、同じように当時、社会に認められていない漫画市場をこじあけていったのだと思うと、感慨深いものがある。 本作は、特にジャンプ黄金時代の少し前、まさに生き馬の目を抜く激動の漫画時代に活躍した平松伸二の自叙伝的作品。 「ドーベルマン刑事」「ブラック・エンジェルズ」などの名作たちが、どのようにして産まれたのか、これを読むとよくわかります。 こうした平松伸二ファンはもちろんですが(おそらく、この層が多いと思いますが)あの当時の漫画業界の熱狂を知りたいという人にとっても非常に興味深い作品だったりします。 担当編集者との、口汚く罵りあうようなやりとり、時には蹴る殴るの暴行、今だったらありえないような状況を、熱量たっぷりに描いています。 あの時代の、編集者と創作者のいわゆる魂のやりとりともいえる行為は、昭和の良き時代のように感じるんですよね。 だから、必然的に内容も濃くなるのかなぁとか。 そんな濃厚な編集者たちと、今だったらハラスメントの嵐みたいなやりとりも多々ありますが、そうした中で良いものがうまれ、売上も上がりバブルとも言える出版業界の華やかな感じも描かれております。 特に、かの有名な編集者「鳥嶋和彦」(鳥山明などの担当)も出でてきて、その慧眼というか着眼点の鋭さに、後の大物ぶりを見せつけてくれます。 ジャンプ黄金期の手前という全体的に漫画市場が上り調子の時代。 歴史を知るもののとしては、これから起きるカンブリア爆発のような名作たちが産まれてくる胎動を感じずにはいられません。 平松伸二先生を知り尽くしたいだけでなく、漫画の歴史的な観点からも楽しめる1冊になると思います。