少女マンガの感想・レビュー3719件<<7677787980>>まさに現在の事を言われている!!エンジェリック・ハウス 安野モヨコstarstarstarstarstar干し芋柊志は、モテない、サエない、いじめられっ子の中学3年生。 ある日突然、21世紀から来たハルが教室に現れる。 柊志以外の学校関係者は、ハルは以前からいたと催眠作用のある音楽で暗示をかけられていた。 ハルは20世紀を救うためにやってきたという。 21世紀では罪になるハルの作った音楽柊志に発表して欲しいと頼まれる。 その曲は『エンジェリック・ハウス』といって人々を幸せにする音楽であると聞かされる。が、実際は、『無に帰す』昇天する、すなわち『死』を意味するものであると。 その音楽は爆発的にヒットし、柊志も国民的スターになっていく。 ハルは言う。 20世紀の人類が何も考えずに作っては壊しを繰り返し、汚して、地球を壊してしまったから、何十年も復興したときに異常なまでの『自主規制』をしき、平らな地面に服装もほぼみんな同じ、天気すらコントロールされ、特別な変ったものの存在しない世界になり、心の動きを一切封じられてしまった。 それを壊しに、自分はやってきたのだ。たった一人で…。ドラマ化するんですねぇミステリと言う勿れ 田村由美狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。懐かれて…それは恋。モデルちゃんと地味マネさん たねこあうしぃ@カワイイマンガモデルとマネージャー、二人の女性の物語は、重さはなくても二人の関係性がとても愛らしい、ほっこりする小品になっています。 モデルはフランス人と日本人のハーフで、まだ19歳。描かれる姿は年齢より随分大人びて、カッコいいタイプ。しかし仕事は完璧だが周囲に塩対応なのが難点。 そんな彼女が唯一、心許すのはマネージャーの女性。好意があるのは勿論、どうやら甘えたいらしく、無表情と行動のギャップが面白い。 それに対して、真面目で真摯なマネージャーが距離を計りかねたり、モデルの気持ちを少しずつ知ったり。二人が優しい関係を築く様子を眺めてニコニコしてしまう、そんな作品です。恋愛面でろくなことしない地雷女たち人間回収車 泉道亜紀名無しやはりどうも下記の2作の少女は、恋愛面でろくなことをしないために酷い結末になっている気がします(自業自得である気もする)。 また、共通点としては父親が暴力的なんですよね。 そもそも虐待は犯罪であり、能動者も受動者もろくな者に成長しないのにと思います。 「回収リスト 飯田 万里」の万里 ・友達より男を優先する。 ・自分が幸せであれば、他はどうでも良い。 ・友人に忠告されても、自分の恋愛にものを言わせて無視する(これは後藤も悪いが、自分以外の女子を邪魔に思うなよ、万理)。 「回収リスト 村上 絵里」の真咲 ・絵里が隆司を好きであることを知りながら、平気で隆司と付き合う(好きであることを知っているなら、隆司と絵里の関係を認めて身を引けよ)。その上で隆司に「他の女子と関わらないで」と脅して束縛する(ただのデートDVだぞ)。 ・クラスメイトを誑かしている。 ・地味だからという理由で特定の1人(ここでは絵里)をはぶり、絵里に平気で嫌味を言う(絵里が歪んだのは真咲のせいである)。 ・自分が幸せであれば、他はどうでも良い。 ・自分が悪いことをしても、自分のいじめに等しい行為を棚に上げて被害者ぶる。 何度読んでも最高!花より男子 神尾葉子misa中学生の頃読んでいたのを思い出して、また読み返してみました。 貧乏な女の子とお金持ちのお坊ちゃんのラブストーリーです。 何度読んでもすべてが最高!と思える名作です。ラブストーリーに終わらない心温まるお話椿町ロンリープラネット やまもり三香Pom やまもり三香先生の作品、連続3冊目です。 ただのラブストーリに終わらない所が好きな作品でした。 家族愛も描かれていて、あまり恋愛物で涙することないんですがこちらは涙ものでした。心がジーンとする感じ。 キャラクター、一人一人に愛を感じたので、こちらも感情移入しちゃって。 暁さんのイケメンっぷりには、思う存分ドキドキさせて頂きました!びしょびしょ入学式で心を掴まれた人魚姫オーバーキル 峠乃あかり野愛少女漫画の絵柄でちゃんとハイテンションギャグをやられると無条件で笑ってしまう。 「人魚は陸に上がると不幸になる」という迷信を覆すべく陸に上がった人魚の少女・凪と、うっかり人魚の肉を食べたせいで不老不死になってしまった(見た目は)少年・藤丸のボーイミーツガール…?的な作品。 とにかくハイペースで藤丸が死にそうになるのがめちゃくちゃ面白い。死にそうになるけど絶対死なないので安心して笑えるし、人魚であることをバラされたくない凪に定期的に殺されそうになるけど死なない。安心感。 死にたいのに死ねないキャラクターの苦悩はどちらかというとシリアス作品でよく見る気がするけど、ここまでポップに描かれると清々しい。 何も考えずに笑いたいときにおすすめです。 悲しみを吹き飛ばす、明るい三姉妹の每日 #1巻応援三拍子の娘 町田メロメnyae※ネタバレを含むクチコミです。すごい作家に出会ったぞ見送りの後で 樹村みのりstarstarstarstarstarかしこ樹村みのりという作家の存在を今日まで知らなかったけど読んでみるとすごく面白い。Kindle Unlimitedやスキマでも無料で読めるし電子書籍になってるものは全部読むことにしようと思う。なんで知る人ぞ知る作家になっちゃってるんだろう。ちょっと勿体なさ過ぎですね。どんな漫画でも面白ければ読むっていう漫画好きな人にはぜひ一読して頂きたい。間違いなく良さを分かってもらえる…はず。 表題作の『見送りの後で』は81歳の母親を看取った女性の話です。いつかは誰だって親を亡くすということを経験しなければいけない訳ですが、どんな人も時間をかけて喪失と向き合って乗り越えていくんだよって教えてくれます。そこに押し付けがましさがないんです。優しさと誠実さがあるんです。他に収録されてる短編も「人が生きるということ」がテーマなのかな。とにかく良作ばかりです。そうそうこのノリ…!!あたし専属、魔法使いさま! 栄羽弥天沢聖司昨日始まった新連載の中に栄羽弥という懐かしい名前を見つけてソッコーでデザート読みに行ったのですが、流れるようにちょっぴりHな展開になり「ああ〜〜!! そうそう! これこれ…!!」と、懐かしさが体に染み渡りました。 お姉ちゃんと同居していた大学生の日柚(ひゆ)は、お姉ちゃんが結婚したことでそのまま1人暮らしをすることに。 1人寂しく残された家で、「願い事は三つまで 魔法使いが現れます」という不思議なメッセージが添えられたバスソルトを見つけ、ヤケクソ気味に使ってみると、突如お風呂にイケメンが現れて…!? というあらすじ。 魔法使いがあらゆるタイプのイケメン・ショタに変身できるところで、高校時代に楽しく読んでいたコスプレ☆アニマルを思い出してキュンとしてしました。 日柚がどんな願いを叶えてもらうのか気になります。 https://twitter.com/ajyacco/status/1395751463536656385?s=20 王道の青春恋愛漫画とも言えるし、、ひるなかの流星 やまもり三香Pom 正直、個人的には意外な結末でしたが、内容はとても面白かった。 12巻まで流れるように読んでました。 相変わらず、先生も馬村くんもイケメンだし、癒されました。笑 しかし、最終巻そうなるか!の驚きで、読了後2時間くらいモヤモヤしてました。。 (先生のがタイプなだけ) このモヤモヤドキドキが残るところが恋愛漫画のいいところかもですね。良いタイトル。純粋培養閲覧図 望月花梨まるまる主要キャラクターは主に10代の子どもですが、わかりやすく幼稚でガキっぽいキャラは出てきません。 いわゆる子どもと大人の狭間で揺れ動くセンシティブな心を持った人々が描かれています。 こういう漫画を読むととくに、自分がキャラクターと同世代だったときに出会えていたら良かったなと思います。大人になって読むのと感想がどう変わるのか比べてみたい。 でもそれは一生叶わない。悲しい。 このかっこいいタイトルの意味は最後に回収されますが、学校という場所の特殊さを表したとても面白い言葉だと思います。お〜!単行本になってたのか!都会の妖精たち ichida名無し作者のichidaさんのファンです。イチ押しの作家さんです。ゆるくてシュールなギャグ漫画を描かれるんですが、個人的には高野文子先生のるきさんに通じるところがあると思ってます。でもかなり独特なのでウヒョ!な感じの赤羽在住のるきさんをイメージしてもらえるといいかもしれません。ichidaさんは作風も変わってますが、作品を連載していた媒体もSM情報のWEBサイトとかIT系のメディアとか不思議なところが多いです。「都会の妖精たち」は漫画WEBサイトのスピネルですが。(スピネルって集英社系列の出版社が運営してるんですね。「酒場の女」も単行本にしてくんないかな…。) 都会にやって来たばかりの田舎者にだけちょっかいをかけてくる「都会の妖精たち」ですが、何それ?!みたいな妖精が多いのが特徴です。例えばハロウィンの妖精は勝手に人間の頭に猫耳を生やしてくるんですが、切らないと一生そのままなんです。しかも妖精がらみは保険適用外なので自分達で切って処理するというシュールさ(笑)。この面白さは人を選ぶかもしれないけどハマる人はどハマりするはず! べったり温泉〈百合〉歳時期 #完結応援ゆめぐりゆりめぐり はづきあうしぃ@カワイイマンガお風呂という題材は、百合の為にあると感じます。 女性同士ならではの「裸の付き合い」。曝け出した二人が近づくのは必然!本作では同級生の二人と、年の離れた幼馴染、二組の女子がお風呂を通じて百合ップルになっていく様子が、ふんわり楽しく描かれます。 物語的に上下動は余り無く、お風呂蘊蓄も少ない。その代わり女子達が仲を深めていく安定感、可愛さ、肌の柔らかそうな描写、距離の近さ……トキメキ要素てんこ盛り! こういう作品を読んでいると、際どい設定やインフレーションした物語が無くても成立する、様々な好みに開かれた漫画の可能性も感じられる。「もっちりしたなもり先生風」カワイい絵柄と優しい関係性の深化に「癒される」為に、この作品にじっくり浸かってみて下さい。 舞台は静岡県とのことですが、熱海以外ははっきりと描かれないので、場所を詮索しても楽しいでしょうし、しなくても楽しめます。4巻最後で答え合わせを!大島弓子を友達に貸して思ったことロングロングケーキ 大島弓子かしこ私にとって大島弓子は特別な作家なので100人読んだら100人が好きになるだろうと思っていたのですが、どうやらそうではないようですね…。人によっては、コマ割りが単調だし登場人物がどうしてそういう行動をするのか分からないそう(「秋日子かく語りき」でいうと鉢植えを奪ってくるシーンとか)。なるほどねぇ。言われてみればそうかぁ…と思わなくはないけど、でもそこじゃないんだよな。この表現は適切ではないかもしれないけど大島弓子の作品には計算がないんだと思う。無意識から作られているようなところがあるから奇跡が起こってるんだと勝手に思ってる。そして私は物語に救いを求めてるから大島弓子が好きなのかもしれない。九龍城で繰り広げられる摩訶不思議なバディストーリー #1巻応援九龍葬査回奇録 晴十ナツメグsogor25旅行で香港の九龍城を訪れた日本人の鳥居筒見は、食事中にカバンを盗まれてしまい途方に暮れている所に謎の人物・紗樂(シャラク)に声を掛けられます。 この出会いをきっかけに、鳥居が紗樂とともに九龍城で起こる"異形の存在"にまつわる事件に巻き込まれていくという物語です 紗樂は異形と対峙するときに怪しげな術を使う上に"クスリ"を使っていないと精神状態を保てないという、かなりアブナイ人物として描かれています。 当然鳥居はそんな紗樂を訝しんでいたのですが、鳥居が九龍城を訪れたのには"ある理由"があり、それを紗樂に見透かされたことをきっかけに彼に興味を持ち行動を共にするようになります。 このように凸凹だけど絶妙な距離感の2人が不思議な事件を解決していくバディものとしての面白さがあり、さらに個性の強い登場人物や九龍城の混沌とした世界観が入り乱れ、アクの強い作品になっています 1巻まで読了 飼育係→彼女♡虎二先輩の飼育係 ゆにしま獏名無し※ネタバレを含むクチコミです。寝る前に読みたくなる漫画です深夜0時にこんばんは 冬川智子猫あるく寝る前に読みたいささやかな物語。深夜0時に始まるラジオにリスナー3組の日常を描いた作品です。特にカホちゃんの話はすごく優しくて残酷。冬川智子先生の描く切ないのにあたたかい空気感大好きです。世界観に引き込まれた恋愛ストーリーうるわしの宵の月 やまもり三香Pom これは、とても面白かった。 カッコいい目を引く女子って自分の学生時代にも一人二人はいたような。。 にしても、宵と琥珀のこれから気になるし、絵も好きです。目の保養。笑 ドキドキさせてもらいました! 木原敏江先生すごい!王朝モザイク 木原敏江名無し2018〜2020年にかけて描かれた新しい作品なんですが、木原敏江先生って今おいくつでしたっけ?!と驚くほどの美しいペンタッチです。やっぱり少女漫画にとって重要なのは瞳なんだなぁ…。でも何よりシンプルにストーリーが面白いです。平安時代が舞台なんですが木原先生らしいキュートさもありつつ、大人が読んで面白い物語でした。病弱な姫君が幸せな最期を迎える話が一番好きです。優しくなりたい優しいひとに読んでほしいぼくらのじかん。 【フルカラー】 にしださとこ野愛心穏やかになりたいとき、優しくなりたいときに読みたくなる漫画です。 友達を傷つけてしまったり、恋をしたり、家族と喧嘩したり…子どもの頃こんなことあったなあという日常の出来事を、優しく丁寧に描いた作品です。 実際は漫画のようになんでも解決できるわけではないし、傷ついたまま傷つけたままのこともたくさんあるけれど、悩んで考えて前を向く子どもたちの姿に励まされます。 特に好きなエピソードは「菜々子の場合」と「涼子の場合」です。 誰かの何気ない一言がとてつもないコンプレックスになることもあるけど、それを解放するのも誰かの何気ない一言だったりするんですよね。 その上で、自分自身を認めて前を向く姿が眩しくて仕方ないのです。自分も胸張って生きようと思えます。 老若男女すべてのひとに読んでほしいです。教科書にしたらいいと思います。和菓子漫画かと思いきや…!私たちはどうかしている 安藤なつみ名無し和菓子の老舗の男女の話。 ですが、全然穏やかじゃない!! 他の和菓子題材漫画と全然違ってびっくり。 かなりドロドロだけど先の話が見えなくて面白いです、少女漫画のストーリーとしてはなかなか起伏がある方かと。 もちろん少女漫画のドキドキ要素もあり。 途中で和菓子の意味(この和菓子をどうして作って持ってきたか)をキャラが語るんですが青い桜の和菓子が何を意味しているとか、羊羹が何を意味しているとか和菓子で相手をおおっといわます。 その辺が「和菓子」という作品で殴り合ってる感じがしていいです 設定もキャラもいいのに何だか惜しいほんの恋など カワカミコマ名無し主人公は過去の恋愛のトラウマで男性恐怖症になってしまった女性編集者で、週刊誌でバリバリ働いていたのですが上司の尻拭いで文芸誌に異動になり、悲恋モノで有名な中年小説家の担当になる話です。設定もキャラもいいのに何だか物足りないラストだった。この2人は恋愛関係になっても結ばれない方がよかったんじゃないだろうか…。編集者が仕事のこだわりについて語っているところが面白かったので、この作者さんはお仕事マンガが向いてると思う。デートDVに等しい行為人間回収車 泉道亜紀名無し「村上絵里」での真咲もめちゃくちゃ性悪!! 絵里が隆司を好きなことを知りながら、彼と付き合う。隆司に「他の女子と関わらないで」と脅し、いじめと言わんばかりのDVを繰り返す(実際「気にするな」は「何も聞くな」という無言の圧力かもしれず、絵里にちょっかいを出した女子が隆司の登場で「これ以上彼に近づいたら、真咲にいじめられる」とおびえている)。その上で隆司に近づく自分以外の女子(特に絵里)を見下して嫌味を言うことも厭わない(真咲がクラスを恐怖支配しているようなもの)。 隆司は真咲に対して強い愛情もなさそうだが、離れることもできずクソみたいな彼女とズルズル関係を続ける彼。絵里が彼の救世主になってくれたら良いのだけど……。 この展開は最近ネット広告で見る「君がそれを愛と呼んでも」と似た要素が多いな。<<7677787980>>
柊志は、モテない、サエない、いじめられっ子の中学3年生。 ある日突然、21世紀から来たハルが教室に現れる。 柊志以外の学校関係者は、ハルは以前からいたと催眠作用のある音楽で暗示をかけられていた。 ハルは20世紀を救うためにやってきたという。 21世紀では罪になるハルの作った音楽柊志に発表して欲しいと頼まれる。 その曲は『エンジェリック・ハウス』といって人々を幸せにする音楽であると聞かされる。が、実際は、『無に帰す』昇天する、すなわち『死』を意味するものであると。 その音楽は爆発的にヒットし、柊志も国民的スターになっていく。 ハルは言う。 20世紀の人類が何も考えずに作っては壊しを繰り返し、汚して、地球を壊してしまったから、何十年も復興したときに異常なまでの『自主規制』をしき、平らな地面に服装もほぼみんな同じ、天気すらコントロールされ、特別な変ったものの存在しない世界になり、心の動きを一切封じられてしまった。 それを壊しに、自分はやってきたのだ。たった一人で…。