ルナティック雑技団

ギャグ漫画初心者を引きずり込む強烈な魅力 #完結応援

ルナティック雑技団 岡田あ~みん
たか
たか

ルナティック雑技団を読んで、あらためて自分はギャグ漫画というものを全く読んだことがなかったんだな〜と気付かされました。 なので、1巻を読み始めた時は王道の少女漫画設定なうえに絵が上手いので(本気出したらメチャクチャ絵が上手い人がヘロヘロのギャグ絵で描いてるのが丸わかり)、「いったいこれは何なんだ……? どんな顔をすればいいんだ」という感じでした。 が、2巻に入るとだいぶこの世界に慣れてきて自然に吹き出すことが増え、3巻には「えっ、これで終わりなの……!?」と物足りなさを感じるまでになりました。 読みながら終始『ルナティック雑技団』というタイトルについて考えていましたが、本当に言い得て妙ですよね……。 どう考えても狂気漂ってるし雑技団顔負けのアクロバットな日常だし……これ以上ない最高のタイトル。 MVPはやっぱり森夜のお母さんですね。大好き……! 躁鬱気質とゴマすり体質と息子ラブが絡まり合って情緒がヤベ〜〜ことになってて、それがいい。ギャグ漫画の世界の人だから安心して笑える。 ほどほどまともなキャラ(夢実ちゃんとかルイ先輩とか)が開き直ってハイテンションでメチャクチャやりだすところもたまらないです。 なのでその2つが組み合わさった2巻の 「寝起きの天湖くんて意識ないのよねェ」と、開き直って背中に「スキ」と指で文字を書いている夢実ちゃんの背中に森夜ママが「淫婦」と書くとこで爆笑しました。JCに淫婦て……! ・事故チューしてしまったあとの色気前回の夢実ちゃん ・夢実ちゃんの背中を押すルイ先輩のいい演技 のシーンももちろん大好きです! 全体的にだいぶ刺激的な内容が多く、当時これほんとうにりぼんで女児読んでたの……?とにわかには信じられないロックな作品。 初めて読んだ岡田あ~みん作品だったのですが他のも俄然読んでみたくなりました。 ▼2巻(第21回)のルイ先輩のこのセリフがツボ

ボードレールの猫

今まで読んだことない新感覚ネコ?漫画

ボードレールの猫 生藤由美
nyae
nyae

すごく設定が尖ってて今まで読んだことない内容の漫画でした。猫マンガ?本屋マンガ?わかりません。 書店員の主人公は、不慮の事故によって亡くなり記憶が残ったまま猫に生まれ変わります。 生前「本を売る」とういうことに真摯に向き合ってこなかった未練からか、ある住宅街で見つけた小さな本屋が気になってしまい猫として店内に忍び込みます。しかし店主の男性は怪訝な顔。そこで主人公は自分の体だけが人間になってることに気づきます(まさに表紙の姿)。 主人公はその格好は趣味だと誤魔化してここで働きたいと頼むも余裕はないと一蹴されます。その店主がまたイケメンなんだけど基本態度が冷たいというか厳しいのがなんかツボなんですよね。笑 だけどいつ来ても客がいない店なので余裕がないのは当然。主人公は冷たくされてもその店のことが気になって結局来てしまう。そのうち、たまに訪れる客とのコミュニケーションのなかで、店に良い動きが出始めそう…?というところまでが1巻。 本屋のサクセスストーリーなのか。猫人間の恋愛漫画なのか。今の時点ではなんとも言えないですけど2巻どうなるかものすごく気になります。 #1巻応援