あらすじ揺らぐ日本国で…青年はいかなる存在か? 昭和になって6年目の秋。天皇である裕仁(ひろひと)青年の承認を得ることなく、大陸で始まった陸軍―― 「関東軍」の暴走。「満洲の地に新しい“国”を作る」にわかには信じがたい計画が、真剣に実行されようとしていた。交錯する情報。その検証も困難な時代。国際社会での立場もますます危うくなってゆく中で、信用に足る人物は誰なのか…!? それでも。決断せねばならない。なぜなら青年は、「天皇」なのだから…!!
テーマがテーマだけになんとなーく抵抗感があって読むのを躊躇ってたのですが、読んでみたらシンプルに無茶苦茶面白かったです。 作画が能條純一だけあって美しく重厚で説得力があってすごくいいですね……その一方でちょいちょい印象的なおっさんの変顔が入るとこも好きです。 もし気になってるけど読むのを迷ってる人がいたら、エジソンとけヘレン・ケラー伝記くらいの気持ちでまずは読んでみて欲しいです。