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歌舞伎町で探偵事務所を営む右近。事務所に入り浸る水商売「女」マリリンのあてにならない占いで「タナボタ金運あり」と占われた右近は、道端で一枚の宝くじを拾う。何とそれは一等6千万の当たりクジだった。バカ正直に交番に届けると、すぐさま落とし主が現れた。落とし主の美也子は中々の美人。ナンパな右近はすっかりデレデレ、謝礼も受け取らないと言いだす。そんな右近に、美也子は謝礼代わりとしてとある人物の捜索を依頼するのだが…?
歌舞伎町で探偵事務所を営む右近。事務所に入り浸る水商売「女」マリリンのあてにならない占いで「タナボタ金運あり」と占われた右近は、道端で一枚の宝くじを拾う。何とそれは一等6千万の当たりクジだった。バカ正直に交番に届けると、すぐさま落とし主が現れた。落とし主の美也子は中々の美人。ナンパな右近はすっかりデレデレ、謝礼も受け取らないと言いだす。そんな右近に、美也子は謝礼代わりとしてとある人物の捜索を依頼するのだが…?
新進気鋭の若手天才能楽師、月城奏人はもうひとつの面を持っていた。それは探偵。舞台の裏でおこる事件に挑むも、奏人は厳しい監視のせいで稽古場から出ることができない。そんな奏人の手足となって動くのは、奇妙な縁で知り合った男だった。能楽師、奏人が人の心の内面を覗きこむ。能×ミステリの新演目、開演!!
愛する妻と一人息子のためにバリバリ働く証券マン・雅(みやび)は、数字に色がついて見えるという特異体質の持ち主だった。数字の連なりは綺麗な虹色のグラデーションを描くのだ。仕事も家庭も順風満帆、幸せな毎日を実感する雅だったが、父親の死の知らせから運命の暗転が始まる。父親の死に落ち込む雅に突然の離婚を突き付ける妻。一人息子も引き取られ、孤独の中に落ちた雅は仕事を辞め、その日から数字も色を失った。そんなとき、父親の知り合いだという人物が、案内したい場所があると訪ねてきた。なんとそれは父親が残した探偵事務所だった!灰色の世界で、雅は第2の人生を歩み出す――。 ※扶桑社より刊行された文庫を再編集したものです。