あらすじ下っ端ながらもバリバリ働くハーフエルフの吉田は、いまや駅逓局の大きな戦力。その一方で辞職騒ぎに巻き込まれたり、仕事先で運び屋や魔術師と張り合ったりと、面倒ごとも増えているようで……。名もなき仕事人たちの活躍を描くファンタジー物語、盗賊組織の活動の一端も明かされる第4巻!
中世感のあるファンタジー世界で働く配達人が主人公という独特性もあるが、今巻辺りからより主人公以外へのフォーカス度合が強くなり、群像劇の様相を見せてきた。この作品世界的には割とハードモードっぽい事件がちょこちょこ起こってるんだけど、全体にお気楽な雰囲気で話が進んでいくので、いい意味で軽い気持ちで読んでいける。ファンタジーでも仕事ものでもあるけど日常系のような緩さもあるので、誰にでも薦められるタイプの作品。 4巻まで読了。