reread
また読みたい
フォロー
紀元前、秦が中国全土を統一し、秦王・政は自らを始皇帝と称した。しかしその圧政に人々は苦しめられ、日に日に怨嗟の声は高まっていた。少年の頃よりキレ者でならす項羽。すこぶる度量のおおきい劉邦。若き獅子たちの歓喜のドラマが、いま始まる!
酒好き、女好き、なまけ者…、とにかく評判の芳しくない沛県の亭長・劉邦。しかしなぜか劉邦は人望を集め、つねに彼の周りは人だかりができていた。一方、その頃豪腕・項羽は叔父の項梁とともに会稽を占領し、一足早く打倒秦の旗揚げをした!
范増を軍師に迎え入れた項羽は楚を建国した。諸侯は続々と楚に集まり、項軍は一気に大勢力になる。そして10万の兵を率いて項羽の元にやってきた劉邦。ここに二人は初めて顔を合わせた!その時、范増は劉邦の全身から漂う強い運気に、冷や汗を流すのだった。
鬼神のごとき強さを発揮し、秦の大軍を撃破した項羽。その勇猛さはあっという間に世間に広がっていた。一方その頃、秦の二世皇帝・胡亥は日夜酒と女におぼれ、実権は宦官の趙高が握っていた。次々と宮中の反対勢力を粛清した趙高は、遂に丞相にまで上り詰める。
楚の懐王は項羽と劉邦に秦への進撃を命じた。そして先に関中に入った者を関中王とし、後から入った者を臣とするとの令を出す。殺戮を繰り返す項羽、義を重んじる劉邦、二人はそれぞれのやり方で関中を目指す。そしてその道中、劉邦は賢人・張良を臣下に加えた。
劉邦率いる大軍は、項羽に先んじて遂に念願の咸陽に入城した。約束どおり関中王となった劉邦。しかし劉邦の臣になることが我慢できない項羽は咸陽に兵を進める。劉邦が後に項羽の大きな災いになるであろうことを見抜いた范増は鴻門の会にて劉邦の暗殺をもくろむが…?
劉邦から咸陽を奪った項羽は早速秦の一族を容赦なく惨殺する。さらに始皇帝墓を荒らし、財宝を全て略奪した上で、焼き払う。そして項羽は戦の恩賞として劉邦に辺鄙な土地、漢中を与えるのであった。しかし劉邦は天下を狙うに最良の土地として、喜んで漢中へ向かう。
劉邦のために天下の軍師を探しに旅に出た張良。そこで目をつけたのは項羽の下で働く警護兵、韓信だった。范増にはその才能を高く買われていた韓臣だったが、項羽には卑しまれて重く用いられなかった。張良の説得に応じた韓信は、一路漢中を目指す。劉邦の元にとてつもなく大きな獅子が今身を寄せようとしていた。
漢中にたどり着いた韓信だが、あえて張良の紹介であることを明かさず、仕官を申しでる。しかし韓信の楚での悪い評判を知った劉邦は重く用いようとはしなかった。漢を去った韓信だが、丞相の必死の説得に応じて再び漢へ帰る。そして劉邦も韓信が張良の割符を持つことを知り、ついに韓信を大元帥として用いた!
大元帥・韓信は厳しい軍律を持って徹底的に劉邦の軍を鍛え上げ、周囲にその能力の高さを認めさせる。そして遂に漢は楚に反旗を翻した。韓信は火攻め、水攻め、と実に見事な計略で章邯を破る。その後もことごとく策謀が成功し、韓信は三秦を平定する。