あらすじ影からほんの少しのぞく月の輪郭。もう確実にあの時のふたりではないのに、過去は影になって私たちは今でもその影に支配されようとしている。その影を捨てることを選べずにいる。私は臣に対する気持ちが何なのか知りたい。昔を懐かしんでいるのか、令と重ねているのか、それとも…。帰りの電車、みんなが降りていく。私たちだけが座ったまま…電車が発車する。※この作品は【危険恋愛M】vol.91でもお読みになれます。