作品情報著者大島弓子arrow_forward_ios巻数全1巻arrow_forward_iosカテゴリ少女マンガarrow_forward_ios出版社白泉社arrow_forward_iosレーベルその他arrow_forward_ios年代1980年代arrow_forward_iosジャンル学園タグ短編集登場人物登場人物・キャラクター(7)
『きょうはあしたの前日だから、だからこわくてしかたないー。』 粗筋に書いてあるこの一文がとても好きです 本作は『綿の国星』の作者大島弓子の初期短編集 主人公の三浦衣良は"ちょっと変わった"高校生 彼女の大切にしているものは周りから特殊に映り、その繊細さが両親を不安にさせます そんな彼女を"大人"の道に乗せる為に 衣良の幼なじみさえ子(眼鏡女子)がある『すごい策』を提案します …それがもう更に色々ぐっちゃぐちゃ!!!になります 衣良の大切にしているものは 私には凄く尊いような純粋なような感じがありました むしろこんな心のまま大人になるって素敵なんじゃと思ってしまう そんな魅力的な主人公 お話はとても淡々として居て とんでもない展開も恐ろしい愛憎劇もどこか詩的に感じるのは 大島弓子ワールドの成せる技ですね 日常生活で 『ちょっと疲れたなぁ…この先どうなるんだろう…』 という日は必ずこの本を読み返します そんな気分の方がいらっしゃったら、 是非この本を読んでみてほしいです