あらすじ空き地、駄菓子屋、団地……昭和の子供の声が聴こえる物語。子供たちの無垢な心は今も昔も変わらない――。おせっかいがいっぱいあった。ケンカもいじめもいっぱいあった。でも、あったかかった。人と人とのつながりは確かだった。……ただのノスタルジー漫画じゃない!今に続く“昭和”がここにある!!北国のカギっ子姉妹・ルミとマヤとその周囲の人たちの温かくやさしい人間模様。
フィクションも織り交ぜつつ、自身が幼少期に過ごした北海道を舞台に描いた昭和ノスタルジックストーリー。 小学生のルミとマヤの姉妹は、仕事で家を空けることが多いバイオリニストの母親との3人暮らし。 時代的にも、音楽家という仕事への理解がない人が多く、肩身の狭い思いをする事もあったが、2人は明るく朗らかに暮らしている。 様々な事情を抱えた人々が一生懸命生きる姿が描かれるが、姉妹2人の底抜けの明るさが周りの空気をいつでも和ませる。ちょっと心が緩んでると途端に涙が溢れてくるような話が多いので注意。 3巻の巻末おまけで、ここに描かれている涼子さん(姉妹の母親)と、実際の涼子さん(著者の母親)との違いが描かれるが、差が凄すぎてノスタルジックに染みて温まった心がどっかに吹っ飛ぶ。笑