あらすじ

左々暗龍(ささくら・りゅう)は、自分の書いた小説通りに事件を起こす犯人とコンタクトを取るために、ネットで「ミカト」に関する小説を書き始める。左々暗の挑発に乗った犯人は、彼を襲撃……警察に警護されていた左々暗をまんまと拉致してしまう。目覚めた左々暗の前に犯人はなく、あったのはひとつのメッセージのみ……。犯人にしてやられた刑事・加古川(かこがわ)は、左々暗を救えるのか?そして、“作家・左々暗龍”は生き残れるのだろうか。
ライトノベル 1巻

自分が書いた小説通りに、殺人が起きたら……どう思う?――大学生にして、人気ライトノベル作家の左々暗龍(ささくら・りゅう)は、自分のファンだという少年・ミカトと出会う。ミカトという名前は左々暗の小説に出てくる登場人物と同じだった。この出会いに、左々暗は必要以上に気まずい思いをしていた。なぜなら、書き上げたばかりの作品の中で、左々暗はミカトを殺してしまっていたから……。

ライトノベル(2)

左々暗龍(ささくら・りゅう)は、自分の書いた小説通りに事件を起こす犯人とコンタクトを取るために、ネットで「ミカト」に関する小説を書き始める。左々暗の挑発に乗った犯人は、彼を襲撃……警察に警護されていた左々暗をまんまと拉致してしまう。目覚めた左々暗の前に犯人はなく、あったのはひとつのメッセージのみ……。犯人にしてやられた刑事・加古川(かこがわ)は、左々暗を救えるのか?そして、“作家・左々暗龍”は生き残れるのだろうか。

ライトノベル(3)

全裸に手錠で山奥に放置された作家……犯人が与えたさらなる試練、それは!?――犯人のメッセージを頼りに、必要なアイテムを得ようと四苦八苦する左々暗(ササクラ)。その目の前に現れた腐臭ただようワゴン車の中には……。そんな左々暗の身を案じつつ、実行犯・十坂(とさか)に迫る刑事・加古川(かこがわ)だったが、事件の陰の中心人物・橘愛友里(たちばな・あゆり)は新たな動きを見せていた。過去の闇が明らかになる中、愛友里が望んでいる結末とは……。

ライトノベル(4)

犯人の意図によって拉致されても、犯人と対峙することから逃げなかった作家・左々暗龍(ささくら・りゅう)。ビル爆発に巻き込まれ、マスコミの寵児となった彼の作品は一時的に販売を自粛され、身柄は警察の保護下に。事件は収束に向かうかと思われたが……。残された謎を解明するべく、犯人との面会を切望する左々暗に犯人の驚くべき提案が伝えられる。最後に主人公が導き出す答えとは!?“作家”としてどう生きるのか!?この作品は、答えをごまかさない。