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廃部寸前の荒鷲高校ゴルフ部に入部してきた凄いヤツ、そいつの名前は羽生雷太（はにゅう・らいた）。やることなすこと破天荒な雷太は、練習場所もろくにないゴルフ部のために、野球部のグラウンドに練習用グリーンを作ってしまう。その時、野球部顧問・三雲（みぐも）は、90ヤード離れた場所から２打でホールアウトすれば練習用グリーンを使っていいと話す。そこで雷太は、１打でピン横によせるスーパーショットを打つが……!?
弱小ゴルフ部に実績をつけるため、名門・白鮫学園ゴルフ部へ試合を申し込んだ羽生雷太（はにゅう・らいた）。そこで、すさまじい攻撃ゴルフを展開していく雷太に、白鮫の亀田（かめだ）達はプレッシャーを感じ始める。しかし、バーディーチャンスを迎えた３番ホールで、パットが苦手だという雷太の弱点が白鮫の主将・火鳥（かとり）にバレてしまう。そして、どんどんスコアが離されていく雷太だったが、６番ホールでホールインワンを……!?
池ポチャの球すらも打ち込んでバーディーへ持ち込む羽生雷太（はにゅう・らいた）は、名門・白鮫学園ゴルフ部を相手に２打差に迫っていく。そこで迎えた魔の17番ホール、１打でグリーンに乗せた雷太に対して、主将の赤星（あかぼし）はあのパットをフックに打ってくれと土下座して頼み込む。しかし、芝目を読んでじっくり考えようとした雷太は、頭がバクハツしてしまう。そして、２打差のまま最終ホールへ突入するが……!?
名門・白鮫学園を破った荒鷲高校ゴルフ部は、全国高校選手権の地区予選に出場することになり特訓を開始する。そこでパットが苦手な羽生雷太（はにゅう・らいた）は、女子中学生の瞳（ひとみ）がコーチになって、パットの猛練習に励んでいく。しかし、傾斜や芝目を読むと頭がバクハツしてしまう体質の雷太には進歩がなく、あるアイデアを思いついた宮古は、瞳にミニスカートを着てもらって……!?
全国高校ゴルフ選手権の西関東大会で、竜明高校・西條（さいじょう）と剣工業・九頭（くず）とラウンドすることになった羽生雷太（はにゅう・らいた）。ゴルフエリート・西條の挑発を豪打で跳ね返していく雷太は、囲まれた崖の壁を強烈なバックスピンでフェアウェイをキープし、４番ホールを西條と同じバーディーに。そして運命の８番ホールで、西條に異変が……!?
ゴルフエリート・西條（さいじょう）が戦意喪失で棄権してしまい、剣工業・九頭（くず）と二人だけで10番ホールを迎えた羽生雷太（はにゅう・らいた）。西條が抜けて緊張の糸が切れた雷太は、ドライバーのヘッドが折れたり、タヌキにからかわれたりと不運が続いて、10番ホールは11打という最悪の結果に。このままでは荒鷲高校ゴルフ部の全国大会出場は夢に消えてしまうのだが……!?
不運が続いた羽生雷太（はにゅう・らいた）だったが、完全復活を果たして13番ホールから３連続バーディーで追い上げを開始する。堅実にパーセーブを続ける剣工業・九頭（くず）と３打差で迎えた16番ホール、バーディーチャンスの九頭とは対照的に、とても打てる位置にない球をアンプレヤブル宣言せずに、カップとは違う方向へ打ち出した雷太は……!?
剣工業・九頭（くず）との激戦を制した羽生雷太（はにゅう・らいた）の活躍で、全国高校ゴルフ選手権の出場権を獲得した荒鷲高校ゴルフ部。新聞に写真入りで載った雷太は、学校でも注目を浴びて、ミス荒鷲の魔美（まみ）からアプローチされる。そんな時、王城学園の八神竜一（やがみ・りゅういち）の新聞記事を読んだ雷太は、八神の元に行って「アメリカでの借りは全国大会できっちり返す」と宣戦布告を……!?
ついに全日本高校ゴルフ選手権が開幕し、白鮫学園・火鳥（かとり）や前年度優勝校の天平学園・四方（よも）、１パットの亀丸こと大雪北斗高校・清田（きよた）とラウンドする羽生雷太（はにゅう・らいた）。見た目は天国、打って地獄と言われる３番ホールを迎えて、難攻不落のバンカーから打つことになった雷太は、グリーンから横を向いて奇跡のショットを……!?
白鮫学園・火鳥（かとり）や前年度優勝校の天平学園・四方（よも）など精鋭達の中で、羽生雷太（はにゅう・らいた）の最大のライバルとなったのは、１パットの亀丸こと大雪北斗高校・清田（きよた）であった。パターを捨てた雷太は、ＯＫの距離に寄らなければ何度でもショットすると宣言して、ドライバーで勝負していく。そして11番ホール、アプローチを拒否した雷太は、カップからそっぽを向いて池の方へとショットを……!?
灼熱の熱さの中で展開する全国大会初日、17番ホールで初ボギーとなった羽生雷太（はにゅう・らいた）だったが、ライバルの清田（きよた）もまた慢心によりボギーになってしまう。その後、最終ホールで１打目をミスショットした清田に対して、雷太は危険なガケ越えのショートカットを狙う。しかし、球はガケの途中で留まり、それを打つために雷太はガケを登って……!?
全国大会最終日、王城学園の八神竜一（やがみ・りゅういち）とラウンドすることになった羽生雷太（はにゅう・らいた）。前日の激闘で肋骨にヒビが入っていた雷太だったが、同じ組で回る大門高校・千堂（せんどう）からの卑劣な妨害にも負けず、３Ｗでフルスィングで375ヤードを飛ばして好スタートを切る。しかし八神と雷太には、さらに卑怯な罠が待ちかまえていて……!?
ついに肋骨が折れてしまい、激痛に耐えながらもプレーを続行する羽生雷太（はにゅう・らいた）。７番ホールで10打を叩いてイーブンパーになってしまった雷太は、８番ホールで一か八かのトルネード打法と左手だけのアプローチで奇跡のイーグルを。しかし、大門高校・千堂（せんどう）が２打罰だと言い出して……!?一方、王城学園の八神竜一（やがみ・りゅういち）は、ホールインワンを予告して……!?
大門高校の陰謀で、アバラ骨を折った雷太。ホール・イン・ワンを宣言し、痛む胸を押さえ９番ティーに立った雷太を落雷が襲う！ところが、その落雷によって、アバラの骨折は治ってしまい…!?
全国大会も後半戦。退場処分となった大門高校の策謀もあり、天才・八神に大きく差を開けられていた雷太だが、すさまじい追い上げをみせる。やがて、冷静な八神も、雷太の熱気にほだされるかのように…。
猛追する雷太。必死で逃げる八神。極度に緊張すると身体が硬直してしまう病・イップスを抱える八神だが、追い上げる雷太の圧力に、すでに全力を尽くした冒険ゴルフに打って出ている。迎えた16番ロングホール。絶妙ショットの連続でイーグルチャンスにつけた八神を前に、雷太の２打目は草ヤブの中に消え…!?勝つのは雷太か、それとも八神か？激闘ゴルフ、完結巻!!
