あらすじ

5回戦の相手は、優勝候補の名門・兆山(ちょうざん)を破った明京(めいきょう)。“兄弟”を憎み勝利に“執念”を燃やす駿河(するが)。“消えるボール”を駆使し、100年に1人の逸材と言われる金崎(こんざき)。この枚鷹(ひらたか)史上最強の敵に、初回から全力で戦う一矢(いちや)と世史(よし)だが、4回裏、球場が騒然とする事態が発生する……!!
弟キャッチャー俺ピッチャーで! 1巻

一緒に甲子園に行こう――。幼い頃、兄弟で誓った約束だったが、家庭の事情では離れ離れに…。数年後、ふたりは再会を果たすが、兄はお調子者のピッチャーに、弟はグレて野球をやめていた…。弟に再び野球をやらせようとする兄だったが…。凸凹バッテリーが繰り広げる、熱血!格闘!?王道野球コミック、ここに開幕!

弟キャッチャー俺ピッチャーで! 2巻

2年ぶりに復活した投間(とうま)兄弟バッテリー。その噂を聞きつけ、県内の強豪校が次々と枚鷹(ひらたか)高校を訪れる。その中には天才打者(バッター)・篠ノ井徹士(しののい・てっし)の姿も……。なにやら投間兄弟と因縁ありで、三打席勝負に挑むが……。そして、待望の甲子園予選が幕を開ける!古豪・福徳工業(ふくとくこうぎょう)との対決の行方は……!?

弟キャッチャー俺ピッチャーで! 3巻

いよいよ始まった甲子園予選・埼玉県大会――。初戦の相手は、楽勝かと思われた福徳工業(ふくとくこうぎょう)だったが、投球のリズムを崩され、いきなり3点を失う。伏兵・笹崎新平(ささざき・しんぺい)の足、堅い守り、野森(のもり)監督の策、さらに、ピッチャーの一矢(いちや)に疲れが見え始め……。逆転の糸口が見えないまま、回は終盤へ――!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(4)

苦戦を強いられながらも、世史(よし)のホームランで逆転し、甲子園予選・埼玉県大会1回戦を突破した枚鷹(ひらたか)高。次の対戦校を調べるため、一矢(いちや)は美景(みかげ)高に潜入……。一方、世史は兆山(ちょうざん)学園の試合で、上杉(うえすぎ)、篠ノ井(しののい)の圧倒的な実力を目の当たりに……。ライバルが続々登場、ますますヒートアップする、甲子園への道!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(5)

かなり難ありの性格と謎の直球(ストレート)を持つ変化球投手・小野原(おのはら)に翻弄され、十堂(とうどう)には3ランを浴びる――埼玉県大会・2回戦、美景(みかげ)高を相手に危機(ピンチ)の枚鷹(ひらたか)高。しかし、5回裏、日向(ひゅうが)に代わり、ついに一矢(いちや)がマウンドへ。枚鷹高の反撃が今、始まる――!!世史(よし)の中学時代を描いた番外編「世史とイノリで!」も収録!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(6)

埼玉県大会2回戦。枚鷹(ひらたか)高VS美景(みかげ)高はついに延長戦へと突入――。世史(よし)は美景・小野原(おのはら)の“謎の直球(ストレート)”を攻略できるのか?そして、一矢(いちや)は天才・十堂(じゅうどう)を抑えられるのか?激闘は感動の結末へ――!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(7)

埼玉県大会3回戦へと進んだ枚鷹(ひらたか)高校。次なる対戦相手は、チーム打率が4割を越える、超強力打線・光鳴(こうめい)高校。その実力差を前に萎縮する枚鷹メンバーと、何が何でも甲子園を目指す一矢(いちや)・世史(よし)の投間(とうま)兄弟との間に距離が生まれ、チームはバラバラに……。『弟俺(おとおれ)』史上、最も熱い戦いが、今始まる――!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(8)

埼玉県大会4回戦へコマを進めた枚鷹(ひらたか)高校の次なる相手は、県内屈指の強豪校・兆山(ちょうざん)学園!天才バッター・篠ノ井(しののい)、150kmを超す豪腕投手・上杉(うえすぎ)に対して、投間(とうま)兄弟がとった奇策とは――!?大好評の番外編「一矢と小森先輩で!」も同時収録。今回は、一矢が謎の先輩と大ゲンカ―――!?

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(9)

150km/hを超す速球で奪三振を続ける、兆山(ちょうざん)学園・上杉(うえすぎ)。天才バッター・篠ノ井(しののい)の打球を受けて足を負傷するも、気力だけで投げ続ける一矢(いちや)。圧倒的不利が続く枚鷹(ひらたか)高校だが、7回表、世史(よし)の一打で、試合の流れは一変!さらに、一矢の投球にも変化が――!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(10)

格上の兆山(ちょうざん)学園を相手に食い下がる枚鷹(ひらたか)高校、延長戦は12回に突入――。試合中にスライダーをモノにし、急成長を続ける一矢(いちや)だが、慣れないスライダーの負担と負傷により、体の疲労はピークに達していた。限界を超え投げ続ける一矢のために、そしてチームのために、世史(よし)が怪物・上杉(うえすぎ)から放った一打の行方は!?そして死闘は、衝撃の結末を迎える!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(11)

兆山(ちょうざん)学園との死闘に敗れた8か月後――。一矢(いちや)が3年、世史(よし)が2年に進級し、“今年こそ甲子園出場”を誓う枚鷹(ひらたか)。厳しい練習を積み、強豪校にも楽に勝てるだけの実力をつけてきた。しかし、投間兄弟でも歯が立たない新たなライバルが出現……!!我を失うほどの危機感を感じた部員たちは、脱落者(リタイヤ)続出の地獄の合宿に挑む!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(12)

兄弟として挑む最後の県大会がついにスタート!初戦の相手は、今年創部されたばかり、しかも全員1年生の狭谷南(さやみなみ)高校。しかし、全くの無名校を相手に枚鷹(ひらたか)高校は、いきなり苦戦を強いられる。さらに、一矢(いちや)と世史(よし)を知り尽くす男・嶋孝一(しま・こういち)も現れ……。そして、投間兄弟と野球との出会いが、今初めて明かされる――!!!!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(13)

不良×お調子者の兄弟バッテリーが甲子園!?野球のルールを知らなくっても熱い!高校野球コミック!!――戸座(とざ)学院・嶋(しま)へのリベンジを誓う世史(よし)。だが、捕手としても打者としても超一流の嶋に手も足も出ないまま、ついに最終回……。しかし世史の“想定外”のプレイが流れを変える!さらに、兆山(ちょうざん)VS.明京(めいきょう)に衝撃の結末が――!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(14)

5回戦の相手は、優勝候補の名門・兆山(ちょうざん)を破った明京(めいきょう)。“兄弟”を憎み勝利に“執念”を燃やす駿河(するが)。“消えるボール”を駆使し、100年に1人の逸材と言われる金崎(こんざき)。この枚鷹(ひらたか)史上最強の敵に、初回から全力で戦う一矢(いちや)と世史(よし)だが、4回裏、球場が騒然とする事態が発生する……!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(15)

明京(めいきょう)に先制され1点を追う枚鷹(ひらたか)に、9回2アウトから奇跡が!さらに延長15回、限界を超えた一矢(いちや)へスタンドからある男の喝が響き渡る!明京との死闘決着×投間兄弟の意外な過去×世史(よし)と猪李(いのり)がデート?……など全編最高潮!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(16)

ついに決勝へと進んだ枚鷹(ひらたか)高校。その相手・白尾(しらお)高校のエース遠山寅太(とおやま・とらた)は、63イニング連続無失点、神のコントロール、150キロ以上の速球など、上杉(うえすぎ)をはるかに凌ぐ実力。果たして一矢(いちや)、世史(よし)、そして枚鷹ナインは、この天才を相手にどう戦うのか?運命の決勝戦、ついにスタート!!!!!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(17)

寅太(とらた)の大乱調で始まった決勝戦。一矢(いちや)の“檄”で本来の姿に戻った寅太は、世史を三球三振に打ち取る。しかし依然ノーアウト満塁。枚鷹(ひらたか)先制のチャンスに、白尾の捕手・下村(しもむら)は野手全員を内野に集める奇策に出る!一方、7本塁打の寅太、超高速スイングの下村など、怪物打者を相手に一矢が進化。クロスファイアで迎え撃つ。投間兄弟の<サイドスロー>の原点も明らかに!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(18)

1-0で枚鷹(ひらたか)リードのまま中盤戦へ突入した決勝戦は、怪物・世史(よし)VS.天才・寅太(とらた)の2度目の対決を迎える。世史は、寅太の“4つの持ち球”のうち3つまでを次々と攻略。それに対し下村(しもむら)は「リミッターを外せ!」と寅太に告げる。その言葉を受け放った寅太のボールに、県営大宮球場全体が大きく揺れ、衝撃が走る――!さらに、寅太と下村のバッテリー誕生を描く、感動の過去編も収録!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(19)

埼玉県大会・決勝戦も中盤へと突入――。4回ウラ、下村の2ランスクイズで逆転を許した枚鷹(ひらたか)高校は、その動揺からか守備でのミスを連発。白尾(しらお)優勢ムードが枚鷹ナインを襲う中、キャプテン高岡(たかおか)が一か八かのプレイで、流れを引き戻そうとするが――!?そして7回オモテ、この試合を大きく動かす、世史(よし)と寅太(とらた)の3度目の対決を迎える――!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(20)

時人(ときじ)の負傷、高岡(たかおか)の退場など、満身創痍の枚鷹(ひらたか)高校。1点を追い最終回を迎えるが、2アウトで世史(よし)がキャッチャーフライを打ち上げてしまう。枚鷹敗退と思われた瞬間、なんと下村(しもむら)が落球。すべては一矢(いちや)へと引き継がれる――。一方150キロを連発する寅太(とらた)の右腕に異変が発覚。さらに、壮絶なバトルの後に兄弟の前に意外な男が現れ……。7年にも及ぶ兄弟の夢が今、完結する。燃える×泣ける高校野球漫画、最終巻!