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うんこに関する研究をするトイレット博士やスナミ先生をはじめとするメタクソ団等個性的な仲間達が巻き起こすチン騒動を描いた、昭和に一世を風靡したお下劣ギャグマンガ。体が小さくなる薬を開発したトイレット博士は、一ヶ月もうんこが出ないお嬢様のために、その薬で小さくなって彼女の体内に潜入する。そして胃や腸を通り抜けてなんとか肛門へたどりついた博士達なのだが!!
トイレット博士より頭がいいと自称するタラビチ博士は、ネコ一匹一万円で買うとそのネコのしたうんこを高額で買い取ると宣伝して、タラビチ研究所のネコ十匹を完売させる。その時、助手Ａから、客がネコのうんこを持ってきたらどうするのかと聞かれたタラビチ博士は、あのネコ達は肛門を縫っているので絶対うんこができないと断言する。そんな時、ネコを買ったおばさんがうんこを持ってきて……!?
パンツにうんこをつけてしまう三太（さんた）は、怒った母親から今度よごしたら家に入れないと言われてしまう。その後、学校へ行った三太はテストで珍しく100点を取って、上機嫌で家へ帰っていくが、その途中でうんこがしたくなる。そして空き地で野グソをしてスッキリした三太は、急に母親の言葉を思い出し、仕方なく100点の答案用紙でお尻を拭いてしまい……!?
久しぶりに故郷の小学校を訪ねた作者・とりいかずよしは、学校のトイレで鳴く犬の声を聞いて、小学1年生の時に担任の先生から聞いた怪談・夜なき犬のことを思い出す。かつて宿場町だったその場所に、ドケチで強欲な大家・狂兵衛（きょうべえ）という男がいて、容赦ない取り立てで店子達を苦しめていた。そんなある日、トイレの紙を惜しんだ狂兵衛は、尻を拭かなくてもすむように犬の尻を自分に移植させて……!?
ウンセカと言いながらトイレット研究所へやってきた謎の男は、大量のハエを自在に操って服やイス、グローブに変化させ、ハエの雲に乗っていきなり研究所から去っていく。その後、空き地で遊んでいた子供達に、ハエを使って世のため、人のために日夜戦い続けていると力説した謎の男は、子供達から証拠を見せろと言われて、さまざまな種類のハエを見せていくのだが……!?
しつけが厳しくうるさい祖母から、食事のマナーで怒られてばかりの一郎太（いちろうた）は、食事中にトイレへ行きたくなるが、祖母と両親に行儀が悪いと言われて、食べ終わってからトイレに行き、つい漏らしてしまう。そんな一郎太がトイレ掃除をしている途中、トイレに入りたい祖母がやってくるが、待たされてる間にうんこが引っ込んでしまう。その後、便秘になってしまった祖母は、食事中にトイレへ行きたくなるが……!?
雪合戦で楽しむ子供達が投げた雪玉に、窓ガラスを割られて怒るダラビチ博士は、強引に子供達の雪合戦に参加していく。そこで敵チームにボコボコ当てられるダラビチ博士は、とても大きな雪玉を背負って襲撃するが、味方チームの援護がないために倒れてしまう。そんな時、味方チームの一郎太（いちろうた）がトイレに行こうとするが、ダラビチはこの場でうんこをさせて、それを雪の中に仕込んで攻撃を……!?
花見に来たダラビチ博士とスナミ先生は、急にうんこがしたくなるが、トイレが大行列なので野グソをして警官に叱られる。そこでアイデアが浮かんだ二人は、それぞれが有料トイレを設置して、互いにライバル意識を燃やしていく。大げさな宣伝をしたり、料金をどんどん安くしたりして客を取り合うダラビチ博士とスナミ先生だったが、どっちのトイレがいいかをトイレット博士が判定することになり……!?
トイレでガリ勉の山路（やまじ）をいじめていた一郎太（いちろうた）は、誤ってトイレの中に落ちてしまい、死神のいる世界へ行く。そこで死神から、人間の運命を決めるうんこ生命棒の話を聞いた一郎太は、自分が25歳で死ぬウン命だと知らされる。その後、自分の家族やチン坊、スナミ先生、ダラビチ博士にトイレット博士らが、みんな長生きすると知った一郎太は、自分も長生きしたいと暴れて他人のうんこ生命棒を……!?
マリちゃんとの遊園地デートで、優しいところをアピールしようとチン坊（ちんぼう）も連れてきた一郎太（いちろうた）。しかし超マイペースなチン坊に振り回される一郎太は、マリちゃんの前で恥をかかされてイメージダウンになってしまう。そして空中ブランコを見ようとした一郎太達だったが、チン坊がうんこしたいと言いだして……!?
給料をもらって喜ぶスナミ先生は、待ち伏せしてる借金取りをゴミ箱に隠れてやりすごし、その場で中身の八万円を取り出して飲みに行くが、気づかぬうちにその八万円を落としてしまう。その後、うんこと騒ぐチン坊（ちんぼう）をゴミ箱の影で野グソさせた一郎太は、そこで八万円を見つけたチン坊に交番へ届けようと提案するが、ネコババを考えるチン坊につられてそのお金でおでんを食べてしまう。そんな時、一郎太達はスナミ先生と会って……!?
ボーナスが出てはしゃぐスナミ先生は、そのお金で生徒全員をパンダ見学に連れて行ってやろうと考える。そんなスナミ先生が教室へ行くと、バリケードが張られて入れない状態になっていた。教室内に立てこもる生徒達は、実はスナミ先生の誕生パーティーの準備をしていたのだが、わけがわからないスナミ先生は、なんとか真相を探ろうとして……!?
病気で休んでいる間に毛が伸びた一郎太（いちろうた）は、長髪でカッコよく登校しようと考えるが、母親に床屋へ行けと叱られて五百円を渡される。そこで、料金百円の床屋で安く髪を切ろうとした一郎太だったが、そこはとんでもない床屋でひどい髪型にされてしまう。そしてその髪型をなんとかしようと思った一郎太は、チン坊（ちんぼう）にケーキをプレゼントして、カッコいい長髪になるように切ってもらうのだが……!?
山へ合宿にやってきたスナミ先生率いるメタクソ団は、その道中で悦子（えつこ）とケイコの美女２人組と知り合い、彼女達のためにお菓子やジュースを貢ぎ、荷物持ちやテント張りなど進んでやってあげる。その後、彼女達に声をかけてきた若い男を追い払ったメタクソ団は、山は不良や痴漢が多いので、寝ないで彼女達のボディーガードをすることに。その深夜、寝相が悪い悦子のパンツ丸見えな下半身がテントから飛び出て……!?
裸で一文無しのスナミ先生率いるメタクソ団は、旅一座の衣装を盗んで電車に無賃乗車する。そこで乗車券の拝見にきた車掌から逃れて、食堂車に侵入してコックやウエイトレスになりすましたメタクソ団は、腹ペコだったので食堂車の料理を盗み食いしていた所を、客の男性に一喝される。その男性にむかついたメタクソ団は、男性の注文した料理をなかなか届けない嫌がらせをして……!?
「マタンピ」と言いながらメタクソ団本部へやってきた校長は、自分の誕生パーティーにスナミ先生率いるメタクソ団を招待する。そして自慢のトロフィーを飾り、ワクワクして準備する校長だったが、パーティーで暴れてトロフィーまで壊してしまったメタクソ団に激怒する。しかしすぐに態度を変えて、マタンキ団に入りたいとスナミ先生にお願いした校長は、チンポコ見せろと言われて……!?
スナミ先生が買ったポラロイドカメラをベタベタさわって殴られた一郎太（いちろうた）は、腹を立ててこんなボロカメラとけなす。しかしスナミ先生とメタクソ団は、一郎太を仲間はずれにしてカメラ撮影を楽しむ。そこでなんとか仲間に加わろうとした一郎太は、ＭＫバッジを見せてスナミ先生と仲直りする。そして団結を強めたメタクソ団で記念写真をとろうとしたスナミ先生は、校長に撮影をお願いするのだが……!?
全然泳げないスナミ先生は、学校のプールでメタクソ団に特訓されて水泳のケイコをする。そこへ現れた水泳部キャプテン・江川（えがわ）にさんざん邪魔されたスナミ先生は、金メダル有力選手の江川に挑発されて水泳勝負を挑む。そして銭湯で泳ぎの練習をするスナミ先生とメタクソ団だったが、なかなか上達しないスナミ先生は勝負を忘れて遊び始めてしまう。そんな時、イルカのオモチャを見たスナミ先生はナイスなアイデアを……!?
飛行機に乗って旅行へ行くことになったスナミ先生率いるメタクソ団。本当は初めて飛行機に乗るのに、それをバレないようにしていたスナミ先生は、好きな席に座って窓を磨いた時、そこは自分の指定席だと指摘した紳士のせいで初めて飛行機に乗った事がバレてしまう。そして飛行中、紳士を目の敵にしていびりまくるスナミ先生とメタクソ団だったが、いきなり豹変した紳士がハイジャックを……!?
舞台は江戸、びんぼう長屋で暮らすスナミとメタクソ団は、一週間も飯が食えないほどの貧乏人。そんな時、人気力士・クチビル山の応援会長になって彼の面倒を見ることを自慢するマタンピ大家から、マンションを建てるのでこの長屋を出て行けと告げられたスナミ達は、猛反発してマタンピ大家に突撃するが、クチビル山にあっけなく倒されてしまう。その後、賞金一千万円のすもう大会に出場を決意したスナミ達だったが……!?
ボーナスが百万円以上出ると豪語するスナミ先生は、そのボーナスを不景気な少年達（メタクソ団）に分けてやろうと言う。メタクソ団と話し合い、トリ肉をたっぷり入れた寄せ鍋を食べようとまとまったスナミ先生だったが、現物支給となったボーナスをジャンケンにかけて負け、ほぼ丸ハダカになってしまう。そんなスナミ先生にガッカリするメタクソ団は、自分たちでトリをつかまえて鍋にしようと考えて……!?
伊賀の忍者・マタンピ校長を倒すため、甲賀の里でコーガン道人の下、コ～ガンゴロゴロな修行に励むスナミ先生率いるメタクソ団。しかしコ～ガン踊りばかりでしびれをきらしたスナミ先生達は、忍者の免許証・甲賀忍法帳を早くくれと要求して、恐ろしい“甲賀暗殺隊”が待ち受ける地獄岳に生きてたどりつくという課題を出される。それは甲賀忍法帳を高く売りつけようとするコーガン道人の単なる脅しだったのが……!?
新団員・ピッピと組んだスナミ先生は、ほかのメタクソ団と対立して地下部室を半分ずつに分ける。たくさんの家具をもってきたピッピと、部室の大改造を進めるスナミ先生だったが、配置にケチをつけたりカナヅチで叩いたりしたピッピを「ど近眼」と罵って逆上させる。そしてピッピのカナヅチ攻撃で痛い目にあったスナミ先生とメタクソ団は、団結してピッピを追い出そうとするが……!?
久しぶりに登場して主役にこだわるトイレット博士は、ダラビチ博士やスナミ先生、一郎太（いちろうた）を押しのけて主役で居続けようとする。そんな時、一郎太から「主役なら何かやれよ」と言われたトイレット博士は、うんこの観察で体の異常がわかるという理論を展開する。そこへ、大量のうんこをまき散らす初登場キャラ“うんこ”と、下を向いたら鼻水が洪水のようにあふれる“青バナ”が現れて……!?
泳げるようになって臨海学校を楽しみにするスナミ先生は、朝の貸し切りバスに乗るため、寝過ごさないように宿直室にメタクソ団と泊まる。そして無事バスに乗って、なんとか臨海学校の宿に着いたスナミ先生は、その夜、生徒に出された夕食があまりに貧相すぎて、宿に文句を言いに行く。そこで宿の主人から、先生達には豪華な食事が用意されており、生徒が寝た後はキャバレーにも行けると知ったスナミ先生は、生徒達に一芝居を打って……!?
ワルとか不良とかいわれるスナミ先生率いるメタクソ団は、皆からパーティーに誘われず仲間はずれにされてしまう。そんな扱いに激怒したスナミ先生達は、徹底的にワルになってやるとメタクソ団改め極悪非道団となり、空き地で遊ぶ子供達からお菓子を巻き上げたり、肉を盗んだ野良犬をいじめたりする。そしてクリスマスケーキを強奪しようと考えたスナミ先生達は、複雑かつ緻密な作戦を立てて……!?
新品のブリーフに着替えて気分一新で新学期を迎えたスナミ先生は、隣の席になった新人教師・野口（のぐち）に優しい先輩だと思われたくて、いろいろとしつこく面倒を見る。そしてトイレに行ってうんこした野口は、水が流れなくて困っていた所をスナミ先生に流してもらうが、オンボロトイレを直さない学校に不満を漏らす。そんな野口に学校を悪く言うなと注意したスナミ先生は、その愛校心に感動した野口と仲良くなるが……!?
ロボットになったスナミ先生は、待望のボーナスで新しい部品を買おうとするが、ボーナスが少な過ぎて困ってしまう。そんな時、ドクタードラゴンから、自分の研究に協力すれば望むものは何でも手に入ると言われたスナミ先生は、喜んで彼の研究所へと向かう。そして、そのオンボロの研究所で遊んでいた子供達の悪態に激怒したドクタードラゴンは、超能力を使って子供達に制裁し、それを見ていたスナミ先生は……!?
運動会のクラス対抗リレーで、Ｂ組のスナミ先生に対抗意識を燃やすＡ組のクチビル先生は、トイレット博士にお願いしてリレー用脚力増強機械・ミグルシー25をもらう。ピッピの情報でそれを知り、ミグルシー25が気になるスナミ先生は、Ｂ組へ亡命してきたＡ組の赤田（あかた）の手土産でミグルシー25を手に入れる。そこでミグルシー25を分解して調査しようとするスナミ先生達だったが、その内部にはクチビル先生が潜んでいて……!?
修学旅行宿泊旅館選定会議で、奈良園を勧める校長と京都園を推薦するスナミ先生で意見が対立する。自分が勧める旅館に決まったら、その旅館からワイロがもらえるので必死になる校長とスナミ先生だったが、いつまでたっても決まらず、どっちの旅館の食事がよいかで決着をつけることになるが……!?そして一郎太（いちろうた）達が卒業してしまい、スナミ先生一人だけになったメタクソ団はどうなる？ちょっぴり感動しちゃう完結巻。
当時といってもジャンプ立ち上げから2年目の話で、1970年のことだそうです。 1970年〜1977年の連載終了まで、当時としては異例中の異例である単行本30巻まで続き、累計1000万部を突破していた作品。 そしてなにより 「『少年ジャンプ』のモットーである友情・努力・勝利が初めて作品中で提示された作品と言われる」とある。（wikipedia調べ） 連載時には生まれてもいなかった自分は本作をほんの10年前ぐらいに知りましたが、ボンボンでやってた作品のような印象でした。 正直古いし、お下劣だし、決して絵が上手いわけでもなく、アニメ化などもされてない。 ただ、当時お下劣ブームを作ったのも本作の影響であり、アニメ化の話も来ていたけどTV向けタイトルへの変更を断ったが故に出来なかったのだそう。 とりいかずよしと言うと本作のイメージが強く、他の作品も気になって見てみたが、「くたばれ！とうちゃん」などタイトルの時点でぶっ飛びまくっていて笑うしかなかった。 こち亀よりも先輩で、紛れもなくジャンプの屋台骨だった超お下劣作品だが、ジャンプの勝利の方程式を生み出したのもまた本作であった、という事で興味を持たれた方は是非30巻買ってあげてほしい。（責任は取れないけど）