あらすじ砂亜羅は、海をへだてた大国・士衣名国王子である破火州との政略結婚を迫られるが、国交とは名ばかりの侵略であることを悟る。砂亜羅は、この国のことをいちばん考えているタケルに心惹かれ、タケルと行動をともにする決意をするのだった…。砂亜羅を伴って鳳家の拠点である白砂に戻ったタケルのもとに、無頼の側近であった書記官が氷づけで発見されたという報せが入る。そして、解凍された書記官・梨遠の口から、36年前の鳳国建国の真実が語られ始めた…。