あらすじ

南海中との試合中盤、指の爪を剥がした近藤(こんどう)に代わって、ギリギリの体力ながらも力投を見せるキャプテン・イガラシは、八回まで南海打線をなんとか0点でおさえる。そして先輩・丸井(まるい)から、指を骨折しても投げ抜いた元キャプテン・谷口(たにぐち)の話を聞いた近藤は、闘志を燃やして指の痛みを克服し、限界に達したイガラシと交替してマウンドに立つのだが……!?
キャプテン 1巻
弱小野球部のキャプテンと部員達が、ひたすら努力を重ねて最強チームに成長していく熱血スポーツコミック。墨谷二中に転校してきた谷口タカオ(たにぐち・たかお)は、野球部の練習に参加しようと、以前いた学校のユニフォームに着替える。それが野球の名門・青葉学院のユニフォームだと気付いた野球部員達は、谷口を凄い大物選手だと思い込んでしまう。しかし青葉学院にいた頃の谷口は、パッとしない二軍の補欠選手で……!?
キャプテン 2巻
野球の名門・青葉学院との対決に備えて猛特訓を続けてきたキャプテン・谷口タカオ(たにぐち・たかお)率いる墨谷二中野球部。地区予選決勝戦が始まり、青葉の二軍選手と対戦していた墨谷ナインは、猛特訓の成果を発揮して試合中盤で青葉に逆転する。そんな墨谷の勢いに慌てだした青葉の監督は、次々と一軍選手に交代させていく。その時、谷口は審判へ、青葉がプレイできる14人の枠を超えていると指摘するが……!?
キャプテン 3巻
キャプテン・谷口タカオ(たにぐち・たかお)にとって最後の試合となり、事実上の全国大会決勝戦といわれる墨谷二中と青葉学院の再試合がついに始まった。全国大会が初めての墨谷ナインは、緊張でエラーを連発して序盤で9点もの差をつけられるが、次第に本来の力を出していき猛反撃を開始する。そんな時、ファールボールをキャッチしようと青葉のベンチに突っ込んだ谷口は、指を負傷してしまい……!?
キャプテン(4)
新キャプテンとなった丸井(まるい)率いる墨谷二中野球部は、前年度優勝校という名誉をひっさげて春の選抜大会に挑んでいく。港南中学との第1戦で、剛腕投手だが守備はまるっきりダメな1年生・近藤(こんどう)をライトに入れた丸井だったが、ライトを馬鹿にする近藤を島田(しまだ)が殴りつけて、チームの雰囲気が悪くなってしまう。そして墨谷を調べ尽くした港南に、大苦戦を強いられる墨谷ナインは……!?
キャプテン(5)
過酷な合宿生活と36校との練習試合を乗り越えたキャプテン・丸井(まるい)率いる墨谷二中野球部。夏の地区予選で、青葉学院の偵察を警戒して手のうちを見せずに対戦する墨谷ナインだったが、初戦のコールド勝ちを皮切りに快進撃を続けていく。一方の青葉も順調に勝ち進んでいき、両校は決勝戦でついに対決する。そして大観衆を意識して調子がイマイチな投手・近藤(こんどう)は、青葉にいきなりツーランホームランを打たれて……!?
キャプテン(6)
墨谷二中野球部の新キャプテンとなったイガラシは、卒業したレギュラー5人が抜けた穴を埋めるべく、新入部員達からレギュラー候補を見つけようとテストを実施する。そして最終テストに合格した7人を加えて、春の選抜大会優勝を目標にした強化練習を明朝から始めると告げたイガラシは、暗くなっても練習できるような工場横の空地を見つけて、早朝から夜にまで及ぶ猛特訓を部員達に課していくが……!?
キャプテン(7)
春の選抜大会を辞退したキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部は、新たなる強敵・和合中を意識しながら、夏の地区予選に向けて練習に励んでいく。そんな彼らに会いに来た元キャプテン・丸井(まるい)は、バッティングが上達して自慢する近藤(こんどう)に腹を立てて、つい江田川中のエース・田口(たぐち)の方がもっと凄いと口をすべらせてしまう。それを聞いたイガラシは、丸井とともに江田川中野球部の偵察へ……!?
キャプテン(8)
夏の地区予選決勝で、急激な成長を遂げたエース・田口(たぐち)がいる江田川中と対決したキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部。敬遠で塁に出たイガラシのサインによるチームプレイで1点を先取した墨谷は、イガラシの好投で江田川を0点におさえて最終回を迎える。そして三塁までランナーを進めた墨谷は、井口の変化球をとらえたイガラシの二塁打でさらに1点を奪取するのだが……!?
キャプテン(9)
強敵・江田川中を制して全国大会に進出したキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部は、先輩・丸井(まるい)が全面的に協力した一週間の合宿で、かつては歯が立たなかった朝日高校野球部に勝利するまでの実力をつけていく。そして夏の全国大会が始まり、一回戦で名門・白新中と対決した墨谷二中は、つかみどころのないプレイをする白新に翻弄されてしまい……!?
キャプテン(10)
全国大会を勝ち進んでベストエイトになったキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部は、準々決勝の相手である北戸中を偵察した先輩・丸井(まるい)から、粘り強さが特色のチームなので早いうちに点差を開くようにアドバイスされる。そして北戸との試合が開始され、アドバイスどおりに初回で4点を先取した墨谷ナインだったが……!?
キャプテン(11)
5点をリードしながらも、本領を発揮しだした北戸中に苦戦するキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部。九回表で、北戸ナインのファール攻撃に体力を削られたイガラシに代わってピッチャーになった近藤(こんどう)は、剛速球を打ち慣れている北戸打線に打たれまくり、ついには同点に追いつかれてしまう。そして九回裏、墨谷のトップバッターは、北戸に5点を取られたショックで激しく落ち込む近藤で……!?
キャプテン(12)
南海中との試合中盤、指の爪を剥がした近藤(こんどう)に代わって、ギリギリの体力ながらも力投を見せるキャプテン・イガラシは、八回まで南海打線をなんとか0点でおさえる。そして先輩・丸井(まるい)から、指を骨折しても投げ抜いた元キャプテン・谷口(たにぐち)の話を聞いた近藤は、闘志を燃やして指の痛みを克服し、限界に達したイガラシと交替してマウンドに立つのだが……!?
キャプテン(13)
小雨が降りしきる中、全国大会優勝をかけて強豪・和合中と死闘を繰り広げていくキャプテン・イガラシ率いる墨谷二中野球部。八回裏に1点を入れるも九回表で1点を取られ、2点差に苦戦する墨谷ナインは、強雨のために試合中断した時、先輩・丸井(まるい)のアドバイスで緊張をときほぐす。そして試合再開後、ツーアウトまで追い込まれた墨谷だったが……!?
キャプテン(14)
墨谷二中野球部キャプテンの座をイガラシから引き継いだ近藤(こんどう)は、厳しかったイガラシとは正反対に、テストで失格した新入部員達を切り捨てず、少しでも可能性がある者を残そうと考え、適性テストに二週間もかけていく。そして、父親からアドバイスを受けて新入部員達のポジションを決めた近藤だったが、春の選抜大会を意識するチームメイトの牧野(まきの)達から抗議されて……!?
キャプテン(15)
春の選抜大会でベストエイトにくいこんだキャプテン・近藤(こんどう)率いる墨谷二中野球部。その準々決勝で名門・富戸中学と対戦した墨谷だったが、その試合中盤で富戸ナインのラフプレイによってレギュラー2名が負傷し、それに腹を立てて仕返しした近藤が退場を命じられてしまう。そこで急遽、1年生の新入部員達を起用した墨谷だったが……!?墨谷魂、ここにあり。涙と感動の完結巻。
キャプテン

キャプテン

※2021年9月3日までの期間限定無料お試し版です。2021年9月4日以降はご利用できなくなります。【読めばキミの夏が始まる! 大野球漫画キャンペーン】まったく無名の墨谷二中の野球部に、野球の名門・青葉学院から一人の転校生が入部した。谷口タカオ、二年生。だが実は、谷口は青葉では二軍の補欠だったのだ。大きすぎる期待と実力とのギャップに悩む谷口は…!?
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プレイボール

プレイボール

※2021年8月14日までの期間限定無料お試し版です。2021年8月15日以降はご利用できなくなります。【『プレイボール2』完結! 試し読みキャンペーン!!】墨高に入学した谷口は、中学時代、全国野球大会で優勝の経験を持つ。しかし、その時の骨折が原因で、指が曲がり、ボールが投げられなくなってしまった。野球への情熱を捨て切れないまま、サッカー部の勧誘を受けるが…!?
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【至極!合本シリーズ】プレイボール

【至極!合本シリーズ】プレイボール

【電子書籍版『プレイボール』1巻~3巻を収録した合本版】中学野球の名作「キャプテン」の続編にあたる、初代キャプテン・谷口タカオ(たにぐち・たかお)の高校進学後の活躍を描いた熱血スポーツコミック。墨谷高校に入学した谷口は、中学時代に全国大会で優勝を果たした試合での負傷が原因でボールが投げられなくなり、墨高野球部の練習をただ眺める日々を送っていた。そんなある日、サッカー部キャプテン・相木(あいき)に勧誘された谷口は、サッカー部へと入部するのだが……!?
【至極!合本シリーズ】キャプテン

【至極!合本シリーズ】キャプテン

【電子書籍版『キャプテン』1巻~3巻を収録した合本版】墨谷二中に転校してきた谷口タカオは、野球部の練習に参加しようと、以前いた学校のユニフォームに着替える。それが野球の名門・青葉学院のユニフォームだと気付いた野球部員達は、谷口を凄い大物選手だと思い込んでしまう。しかし青葉学院にいた頃の谷口は、パッとしない二軍の補欠選手で……!?
キャプテン2

キャプテン2

全国制覇したイガラシから引き継ぎ、新キャプテンとなった近藤。春の選抜では準々決勝で、ラフプレイから退場者を出し、その後下級生が奮闘するも惜敗。勝てる試合を落とした墨谷二中。しかし長年の課題、選手層補強の手ごたえを掴み、夏の大会での雪辱を誓って練習に励む…!!
プレイボール

プレイボール

中学野球の名作「キャプテン」の続編にあたる、初代キャプテン・谷口タカオ(たにぐち・たかお)の高校進学後の活躍を描いた熱血スポーツコミック。墨谷高校に入学した谷口は、中学時代に全国大会で優勝を果たした試合での負傷が原因でボールが投げられなくなり、墨高野球部の練習をただ眺める日々を送っていた。そんなある日、サッカー部キャプテン・相木(あいき)に勧誘された谷口は、サッカー部へと入部するのだが……!?
ふしぎトーボくん

ふしぎトーボくん

田中としお(愛称・トーボ)は動物や植物と話の出来る不思議な少年。そんなトーボ君に興味をもった同級生のユリ子ちゃん。誕生日パーティーに呼ばれて不思議な力を披露し人気者になっていく。同級生や動物たちとの生活を通し不思議な力を使いながら徐々に心を開いていく。
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磯ガラス

磯ガラス

色が黒く一緒にいる事から、磯ガラスと呼ばれている釣りの子天狗(子供達)の話である。その釣り場には決まりがあり、子天狗達は少しでもいい場所で釣りたいと日々大物を狙いにいくのであった。他5話収録。
試し読み
キャプテン
4世代にわたる大長編野球マンガ!!
キャプテン ちばあきお
酒チャビン
酒チャビン
表紙のとおり、野球マンガです。特徴としては、墨谷二中の野球部のキャプテンが4代にわたって主人公をつとめる、リレー形式のマンガという点です。 谷口キャップ→丸井キャップ→五十嵐キャップ→近藤キャップ マンガは主人公のキャラクターが大事と思いますが、4者4様なので、その都度結構作風・校風が変化します。初代の谷口キャップは、素質はそこまででもないと思いますが、とにかく努力の人で、読む者に勇気を与えてくれます。谷口キャップ時代の面白さに文句をつける人はいないと思います。 わたしが次に好きなのは、近藤キャップ時代です。丸井&五十嵐の時代にも、近藤キャップは登場してましたが、そのときはいけすかないキャラ設定で、正直好きになれず、五十嵐キャップの次のキャプテンが近藤キャップに決まったときは、「これでこのマンガも終わったな」と思いました。 ですが、近藤キャップはキャプテンになってからものすごく変わりました(変わりきれずに退場になったりもしてしまうのですが・・)。それまでの墨二は、ものすごい練習量で、言い方は悪いですが、とにかくシゴきにシゴきまくって欠点を修正し、チーム力をアップさせるやり方を採っていたのですが、近藤キャップに変わり、皆の長所をうまぁく引き立たせて、野球を楽いと思いながら前向きに頑張れるように導くスタイルに変化します。練習量は激減しますが、逆に成果は落ちてなくて、下級生たちの実力も選抜大会出場校の選手と比べても遜色のないほどに成長していきます。 どちらが良いとかは一概には言えませんが、素質はありながらも1年のときから先輩たちにバカだの何だの言われて怒られ続けてきた近藤キャップだからこそ、できない人・怒られる側の気持ちがわかり、その人達の実力を引き出すことができるんだなと思って感心して読みました。最終盤で近藤キャップがお父さんと相談して作った練習計画ノートが出てきたときは感動で咽び泣きました。 丸井と五十嵐の時代は、わたしは読んでてダレてしまいました。正直読破を諦めようかとも思いましたが、最後近藤キャップの活躍が見れて、がまんして読んで本当によかったです。 丸井も合宿の掃除や炊事を買って出たり、悪いやつではないのはわかるのですが、正直でしゃばりすぎだと思います。基本いいやつだとは思いますが、出てくる度にがっかりしてました。タイムとかも取りすぎです。 谷口キャップと近藤キャップのところだけなら★5でいいと思います。
キャプテン
コロナなんかクソ喰らえ!
キャプテン ちばあきお
影絵が趣味
影絵が趣味
新型コロナウイルスの影響で春のセンバツが中止になった。コロナなんかクソ喰らえ! 少年の頃から甲子園を夢みて日夜練習に励んでいた球児たちのことを想うとほんとうに涙がでる。色々と救済案が検討されているらしいが、おそらくどれも大した効果は生みはしないだろう。奇跡的にも90回、100回と聖地・甲子園の地で途方もない熱戦を繰り広げ続けている大会だからこそ球児たちの憧れになる。この奇跡的な歴史の積み重ねの上に、こんどは自らが新しい歴史を刻んでゆく、これほどの夢がほかにあるだろうか。 ジタバタしていても仕方ないので、ちばあきおの『キャプテン』を読む。もちろん、イガラシ編の春の選抜大会の巻だ。大会に向けた過激な練習が教育ママの松尾の母ちゃんに問題視され、そんなタイミングで運悪く松尾が怪我してしまい、イガラシは校長から選抜辞退を宣告される。 ジタバタしていても仕方がない。いまこそ我々はちばあきおの『キャプテン』を読むべきなのだ。可哀相な事態が起こったから救済措置を設けますといったって、この世界はマイナス1に1を足せばゼロにもどる数式のようにはできていない。無念は無念のまま残り、救済は救済としてあるかもしれないが無念とはすれちがったままだろう。それどころか、救済が何らかの形で夏の大会にまで及べば、さらなる無念や軋轢を生むことは想像に容易い。いまこそ我々は『キャプテン』を読むべきなのだ。