あらすじ東京の下町・谷中でひっそりと営業している中古レコード店、奏音楽堂。ここの店主・奏初範(かなで はつのり)は、ショパンと呼ばれ、その広範な音楽知識でレコードにまつわる事件を解決する。レコードには、一枚一枚に作り手や聞き手のドラマが宿っている。過去の技術となってしまっても、人は決してレコードを手放せない。そして思いのこもったレコードが事件を引き起こす… ショパンの推理が冴える極上ミステリー!!
タイトルに「ショパンの事件譜」と書いてある通り、レコードとの関係をベースにした人情よりもミステリー要素が強くなっている。多少強引な話もあるような気がするけど、あんまり気にならずに面白く読めました。一番気になったのは毎回表紙の感じが変わることかな。 レコードのベースにしたミステリというと刑事コロンボ「殺しの序曲」を思い出す