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呪い実験で偶然生まれた「物言うサンダル」を連れて、いとこの弔い旅に出た樫木くんの冒険!?(週刊漫画TIMES2023年 1/6-13号)
呪い実験で偶然生まれた「物言うサンダル」を連れて、いとこの弔い旅に出た樫木くんの冒険!?(週刊漫画TIMES2023年 1/6-13号)
【第5回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】エアコン組立工場で働く川上綾は、小説家志望。 繰り返される単調な日々の中、月に一度、文芸サークルの集いを楽しみにしている。 しかしある事態をきっかけに、信じていた日常は崩壊する。 「”創作”なんかから卒業するきっかけを 本当はいつも探していたんだ」 逃れられない創作の呪縛、 この苦しみが誰かの喜びに変わる時まで――。
『スクールバック』の小野寺こころが描く衝撃作!! 高校1年生の夏、人生で初めて告白されたはるか。いじめから助けてくれたこともあり、そのまま流れで付き合うことになり…。
自殺したいとこの遺品整理を行っていたところ、遺されたサンダルに呪いがかかり物言うサンダルになってしまったというのが物語の始まり。いとこの死に対して「薄情」になりたくないという樫木は遺品にあったイタリア旅行の本を見てサンダルとともにローマへ向かうことを決める。 なぜサンダル?とか結局このサンダルがどういう存在なのか、などいくつか気になる点は残る。それでもこのサンダルが話し始めてくれたことで、誰かを弔うということのきっかけになったということが大事なのかもしれない。残された物を通じて、亡くなってしまったひとを想ったり、言葉を紡いだりということは、確かにあるんだろうと思った。