あらすじ辛辣なのにはワケがある――! 「グルメの世界を、公明正大なものに!」 いつか自分の店を復活させるべく、今日も真剣に料理と向き合うグールマン。「私の人生の味がする」トンカツを味わい、クジラの店を「会社接待向けだ」と断言し、話題のチーズインハンバーグを「パクってる」と鋭く言い放つ―― そんな彼の前に現れるのは、宿敵・阿蘇山の弟子筋・信濃川や、店舗デザイナー・坂本。様々な思惑の業界人達と、鋭い舌戦を繰り広げていくが――!? 「グルメ評論」とはなんのため、誰のための物なのか。問いかける第3集!
グルメの世界を公明正大にしたいという思いから、覆面グルメ評論家として活動する男・グールマン。 彼の正体を見破ったグルメ女子・比呂美ちゃんとともに、うみゃいとかまずいとか辛辣にグルメ批評をしていくお話。 有名評論家のレビューやメディア戦略に踊らされて、うみゃいのにまずいとされるお店やまずいのにうみゃいとされるお店を励ましたり叱ったり。 うみゃいとかスンスクとかにゃるほどとか、グールマンと比呂美ちゃんの独特な言葉使いが癖になる。リズムを崩されるけどそれがまたよい。 徹底して舌にベロってルビふってるところにこだわりを感じる。