あらすじジードは弱者に寄り添いその支えとなることを決意。街で救いを求める信徒同士が争い合う様子を目撃し違和感を覚えた彼は、アステア教の大祈祷会へ赴くことに。だが、そこは大司祭ザイ・フォンデこと七大魔貴族ユセフ率いる魔族が神聖共和国の崩壊を目論む地獄の集会だった―― 「聖女ソリアの首を土産に魔王となる!」 ついに本格化した魔族の人間世界への侵略。凶暴な悪意と魔力を誇る魔族相手に、最強の元奴隷が敢然と立ちはだかる――!? 弱みに付け込み、信仰心を踏みにじる悪を討つ最強サクセスファンタジー、第五幕!
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。