あらすじ冒険者として着実な実績を積み始めた元奴隷のジード。騎士団によるクーデターを知り、それを阻止すべくシーラと共に計画の黒幕であるランデの元へ急ぐ。独善的な正義を振りかざし、罪なき民を苦しませる者たちにジードは、終焉となる一撃を見舞う――! 「みんなのために、お前を止める!!」 そして、ようやく訪れた平穏の日々だったが、ギルド代表として引き受けた高ランクの依頼により新たな暗雲が立ち込めようとしていた……。泣き叫ぶ弱き者に代わり、極悪な外道を懲らしめる痛快サクセスファンタジー、第三幕!
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。