あらすじ勇者協会主催による勇者選定会を警備する依頼を受けたジードだったが、ウェイラ帝国の女帝ルイナが抱く神聖共和国への侵略計画を知ってしまう! 非道な野心を阻むべく行動する彼の前に“黄金の剣戟”の異名を持つバシナが立ちはだかり―― 「謙遜するなよ、お前も充分バケモノだ」 世界に名を轟かせた元Sランク冒険者との一騎打ち! 余人の介在を寄せ付けない強者たちの戦いが、今、幕を開ける――!! 私欲に目がくらむ支配者へ、正義の鉄槌を下す最強サクセスファンタジー、第四幕!
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。