あらすじ剣聖フィルをも寄せ付けない強さを誇る七大魔貴族ユセフ。それを鎧袖一触で打ち負かすジードの底しれぬ実力は、人々に希望と同時に恐怖も感じさせていた……。「俺って一体、何者なんだろう」 やがて自身のルーツを求め訪れた“禁忌の森底”では、幼き自分を守ってくれた謎の人物の記憶が蘇る……。感傷に浸る間もなく呼び戻されたギルドでは、ソリアにフィル、そしてウェイラ帝国女帝ルイナ推薦の少女ユイとパーティを組み、最凶のダンジョン『イルベック』攻略を言い渡され――!? 人知を超えた力で苦しむ民衆の盾となる最強サクセスファンタジー、第六幕!
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。