あらすじ極悪な王国騎士団での奴隷生活から救い出されたジードは人間離れした能力で活躍し、冒険者として認められ始めていた。だが、残してきた騎士団の団員たちが禁忌の魔導具によって、腐れ外道な連中の野望のため、死すら生ぬるい非道な命令に従わされてると知り―― 「俺、ギルドを辞めようと思う」 手に入れた安らぎの地を捨て、巨悪に対し一人で戦う覚悟を決めるが、冒険者という新たな仲間たちがジードと共に立ち上がる!! 元奴隷が腐りきったエリートに怒りの鉄槌を下す痛快サクセスファンタジー、第二幕!
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。