重なり合い、響き合う——この想いは…?(月刊flowers2020年8月号)
『スクールバック』の小野寺こころが描く衝撃作!! 高校1年生の夏、人生で初めて告白されたはるか。いじめから助けてくれたこともあり、そのまま流れで付き合うことになり…。
小川しらす、鮮烈デビュー。心震える読切54P。 本田あみかは高校生。毎日マキシのポテトを食べている。 クラスメイトはたくさんお喋りしてるのに、あみかはあまり喋らない。 いつからうまく話すことができなくなったんだろう。 日々はポテトみたいにしょっぱくてあたたかいものかもしれない。 そしてたぶん、誰かと一緒に食べるからおいしいんだ。
「おれ、ドブ川で溺れた。誰も助けてくれないのに。」 田舎の不良中学生りゅうしんが近所の川で見たお供え物。 溺れて死んでしまった子でさえ気にかけてくれる人がいるのに自分は——。 ドブ川の中から孤独をさけぶ、渾身の読切57p
超科学が失われてから700年、多くの冒険者たちを苦しめてきた生きた迷宮遺跡“巨獣”。行方知れずの父を探し巨獣へ挑まんとする少女・ヒバナの前に現れたのは、スーツ姿でビジネスマナーを説く、風変わりの一流冒険者だった!?
お互いにお互いを心から必要としているロボット夫婦のマリオンとユマ。世間では2人の間にある愛は意図的に人間がプログラムしたものであると認識しているけど、2人をつくった博士は、2人にしかできない愛のかたちを作って欲しいと言う。そうでありたいと思っても、世間が認めない。マリオンとユマは地球上のどこにも自分たちの居場所がないと思い、ある決断をします。 悲しいラストにも見えますが、はじめにいっているように結果的には「2人にしかできない愛のかたち」を実現できたように思えます。美しい読切でした。