あらすじ水の都ヴェネツィアを旅立ち、フィレンツェへと帰ってきたアルテ。今まで通りの生活を取り戻す中、アルテの描いた肖像画が評判となる。次々と仕事の依頼が舞い込み嬉しい反面、今の仕事を続けるだけでいいのか思い悩むアルテ。画家にとっての良い仕事とは、名誉や名声に比例するのか? アルテの求める“良い仕事”とは―。
中世、貴族出身の女性が結婚もせず働くことは恥ずかしいこととされていた中、自分の力で画家として生きていくことを決め師匠に弟子入りし仕事をこなしていく。 女だからといわれ長ーい髪の毛を大勢の前で掻っ切るところは、これからの人生をかける覚悟と思い切りの良さを感じます。 そのぐらいしても認めてもらえない状況で、より良い絵のためだけに邁進する姿勢は見事! 師匠のレオさんも変わり者ですが、まっすぐ向かってくるアルテの事を受け止めて成長させてくれる師弟愛も見逃せません。まだまだ先が読みたいです!