あらすじフィレンツェ目前まで辿り着いたアルテたち。師との距離は確実に縮まっているはずだが、荒れた戦地が近づくにつれ、募っていく不安…。そして、明かされる徒弟時代のレオの過去。無関心な師・エッツィオとの関係は、工房でのとある一件から変わり始める。そんな中、工房の厄介な依頼人としてウベルティーノとの出会いを果たす。
中世、貴族出身の女性が結婚もせず働くことは恥ずかしいこととされていた中、自分の力で画家として生きていくことを決め師匠に弟子入りし仕事をこなしていく。 女だからといわれ長ーい髪の毛を大勢の前で掻っ切るところは、これからの人生をかける覚悟と思い切りの良さを感じます。 そのぐらいしても認めてもらえない状況で、より良い絵のためだけに邁進する姿勢は見事! 師匠のレオさんも変わり者ですが、まっすぐ向かってくるアルテの事を受け止めて成長させてくれる師弟愛も見逃せません。まだまだ先が読みたいです!