掲載誌情報ゲッサン小学館2024/12/12クジマ歌えば家ほろろ/アオイホノオ/これ描いて死ね/大ダーク/あそこではたらくムスブさん/マチネとソワレ/放課後さいころ倶楽部/ベー革/信長協奏曲/アサギロ~浅葱狼~/マネマネにちにち/アキナちゃん神がかる/国境のエミーリャ/東大の三姉妹/くノ一ツバキの胸の内/えをかくふたり/MIX/兎と鷹の巣/シェアハウス・ナイル/今日のさんぽんた/雨宮さん/北国ゆらゆら紀行/あのときのこどもさん/魔託のヴァルムト/レジスタ!/大海に響くコール/からかい上手(?)の西片さん/LIFE MAKER/第三世界の長井/海外 縁にまかせて歩くだけ。/341戦闘団/恋に恋するユカリちゃん/会って食べると書きまして。/はらぺこさんぽ/波のしじまのホリゾント/疑似ハーレム/だって小山くんが艶い。/世界歩いてるとドープな人にカラまれる/平成ヲタクリメンバーズ/海外マスターとここだけの話/ボンバボーイ/
作品情報著者根尾ジウムarrow_forward_iosカテゴリ少年マンガarrow_forward_ios出版社小学館arrow_forward_iosレーベルゲッサンarrow_forward_ios掲載誌ゲッサンarrow_forward_ios
中学生は子供だけど、子供なりにそれぞれの心のなかでは葛藤したり、悩んだり、自意識のあり方を模索している。 田舎の中学校という閉鎖的な空間の中では、他人と比べ、自分の立ち位置を認知していないと存在意義を持てない。 インターネットが普及した現代でも、悩むことはそんなに変わらないんだなと感じる。 主人公の汐梨は、将来の夢、夢中になれること、確立した自己もなにも持っていない。そんな自分はこの町に似ている。そして死ぬまでこの町から出ずに居るんだろうと諦めのような思いを抱く。 そんななか、自分より大人びていく同級生の姿に、置いてけぼりを食らったような気持ちになる。 汐梨とは対象的な親友・安優香はアニソン作曲家を志し、田舎を嫌い東京への期待と憧れが強い。しかし実際は、作った曲は聞かせてくれないし、まわりからは浮いていていじめの標的にもされている。 そんな安優香を汐梨は、自分と同じ様に“この町に似ている”なんにもない子だと心のどこかで思っていた。 一方で、好きなものを好きと言える安優香への羨みと嫉妬を必死に隠す日々だった。 ある日、安優香の意外な真実を知ることにより、急遽2人は授業をサボって東京へ行くことになる。そこから2人の関係に変化が起きるんだけど、果たして汐梨は東京に何を思うのか。そして、なにかが変わるのだろうか。 また、この漫画はとにかく訛りが可愛らしい。そのままでいてほしいと思うけど、東京ではきっと必死に訛りを隠すんだろうな。