あらすじ

20世紀末、高度な文明は滅び、人々は暴君の支配する国で圧政に苦しんでいた。300年の時が過ぎ、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれ、兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う「運命の子」と予言されるが…。愛と冒険のジパング伝説!!
BASARA(バサラ) 1巻

20世紀末、高度な文明は滅び、人々は暴君の支配する国で圧政に苦しんでいた。300年の時が過ぎ、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれ、兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う「運命の子」と予言されるが…。愛と冒険のジパング伝説!!

BASARA(バサラ) 2巻

更紗は、長老の4本の宝刀を集めよという遺言を頼りに単身、九州・桜島の朱雀(すざく)の村を目指した。そこには4本ある宝刀のひとつ「朱雀の刀」があるという。なんとか九州の地にたどり着いた更紗は、偽タタラと出会い…。

BASARA(バサラ) 3巻

朱雀一族のハヤトを仲間に加えることができた更紗は宝刀のある朱雀の村を目指す。ところが、ハヤトの母親にもらった地図に描かれている朱雀の村の場所は、朱雀の宝刀ごと海に沈んでしまっていた。呆然としていた2人は、この辺りの海域を根城にする海賊に捕まってしまう。

BASARA(バサラ) 4巻

更紗の仲間・揚羽(アゲハ)が赤の王の右腕といわれる四道(しどう)に捕えられてしまった。そんな時、ついに桜島が噴火し始めた。その荒々しさ、力強さは更紗たちに勇気を与え、新たな時代の始まりを予感させた。そして、混乱に乗じて揚羽を助け出すことに成功する。

BASARA(バサラ) 5巻

更紗が無くした白虎の刀と、まだ見ぬ青龍の刀の情報を持つという蒼の王。朱里は蒼の王を討つために、そして更紗はふたつの宝刀の情報を得るために関東へ向かった。しかし蒼の王の領土に入ったとたん逃亡奴隷と見なされ、2人とも捕えられてしまった。

BASARA(バサラ) 6巻

蒼の王を討つべく関東入りした更紗と朱里。一度は蒼の王を倒したと思った2人。ところが本当の蒼の王は、親衛隊長を務めていた浅葱(あさぎ)だった。真の蒼の王・浅葱をあと一歩で倒せるところまで追いつめた朱里だったが、なぜか揚羽が浅葱をかばい、彼を逃がしてしまう。

BASARA(バサラ) 7巻

浅葱を新たに仲間に加えた更紗たち。正体は明かしていないが実は、彼こそが本当の蒼の王だった。浅葱はなんとか更紗と朱里を対決させようと企む。一方、更紗は母が生きているという情報をつかんだ。そして今、母は、赤の王の部下・花山(カザン)に連れられて、熊野に向かっているという。

BASARA(バサラ) 8巻

更紗たちは、国王の一族が集まる熊野で、赤の王の腹心・花山将軍と対決。なんとか倒して、更紗の母・千草を救うことができた。しかし千草は、今、更紗に会うと、彼女の成長をとめてしまい、子供に戻ってしまうかも、と思い更紗には会わずに旅立ってしまう。

BASARA(バサラ) 9巻

蒼の王にそそのかされた、部下の亜相(あしょう)の裏切りにあい、すべてを失ってしまった朱里。追われるように逃げ込んだ船は医者の芭蕉の船で、朱里は一緒に沖縄に渡ることになった。一方、熊野で眼を負傷した更紗は眼を治してもらうために芭蕉のいる沖縄へ向かう。

BASARA(バサラ) 10巻

沖縄で再会することができた更紗と朱里は、安里(あさと)と運天の政権争いに巻き込まれてしまう。更紗たちは、日本との和平を望む安里大統領側につき彼を助ける。しかし運天の刺客に追いつめられ大統領共々、鍾乳洞へ逃げ込んだ。ナギたちの助けを得てなんとか刺客を倒すことができた更紗。

BASARA(バサラ) 11巻

残る最後の宝刀「玄武の刀」を持っているという東北の鹿角(かづの)。鹿角の人たちと連絡を取るために向かったタタラ軍の正太とハヤト。だが、戻ってきたのは衰弱しきった正太だけだった。その時、死んだと思われていた赤の王が四国で生きていたという情報が入ってきた。

BASARA(バサラ)(12)

鹿角と同盟を結ぶため東北へ向かった更紗たち。しかし彼らとの約束を破ってしまい、交渉は決裂。そして更紗たちは網走刑務所へ送り込まれてしまう。刑務所内で労働をさせられているうちに、何者かに襲われ気を失ってしまう更紗。そこを、所内を仕切る「風の梟(ふくろう)」に救われるが…。

BASARA(バサラ)(13)

角じいの導きで、無事に網走刑務所から脱出することができた更紗たち。しかし刑務所の外は厳寒の凍土。近くの漁村まで助けを求めに行くが、途中で馬車の車輪が外れてしまい、外に放り出されてしまう。そこに、見張り役引き受け、土の熊となった岩じいが、更紗たちの命を奪おうと襲ってきた。

BASARA(バサラ)(14)

赤の王の治めていた蘇芳(すおう)の街で悪政を行う桃井(もものい)。息子の穂積は恋人の廉子と共に、桃井の邪魔をする。しかし、タタラの手引きをした反逆者として広場で晒し者にされた廉子。桃井は、彼女を助けに来た息子共々、更紗(さらさ)たちを爆破しようとする。

BASARA(バサラ)(15)

白虎の村、そして家族の仇である赤の王を宮殿まで追い詰めた更紗たち。ところが、何かの間違いで街の水まで枯らしてしまう。土地そのものを殺してしまった更紗は、流血と破壊を繰り返すだけの戦いに苦悩する。一方、蘇芳の都を失った朱里も、またさまよい歩き、運命の導きのように更紗と出会う。

BASARA(バサラ)(16)

更紗は、最愛の朱里が、宿敵・赤の王であることを知ってしまった。彼女にとっては、思いもしなかったことで、混乱のあまり心を閉ざしてしまう。仲間から離れた更紗は、富士山を経て、黒の王の正室で、王より実力者だという紫の上を狙って、杜の都・紫黒(しこく)まで来た。

BASARA(バサラ)(17)

できることなら平和的解決を望む黒の王の正室・紫の上と、鹿角の代表者・増長(ますなが)を引き合わすことができた更紗たち。途中で、懐かしい母との再会を果たすことができた。そして「愛」のすばらしさ、尊さを思いだし、赤の王への憎しみの呪縛から解放された。

BASARA(バサラ)(18)

みごとに「大仏開眼の式典」をたたきつぶすことができた更紗たち。さらに、奴隷たちも逃がして大仏までも持ち去り、国王の権威を落とすことができた。更紗たちは、蘇芳の都に戻ったが、休むまもなく今度は、太宰府の青年代表からの救援要請で太宰府へ。

BASARA(バサラ)(19)

東北では、朱里たちが黒の王の追放に成功した。これで黒の王が治めていた領土では、王制が廃止となった。そして、京の国王から完全な自立を宣言した。黒の王の正室・紫の上も、王妃という任を降りて、戦のない新しい国のために世話役として力を尽くすことになった。

BASARA(バサラ)(20)

朱里は今、黒の有志軍の先陣をきり民衆の側に立っている。国王に敵対してはいる朱里だが、更紗の仲間の一部、とくに白虎の村出身の者は、更紗と赤の王である朱里の仲に激しく反発していた。そんな時、更紗たちは国王の住む京都に迫った。京都の街は今、夜間外出禁止令が出されていた。

BASARA(バサラ)(21)

朱里は長城の防御壁を、蜃気楼ではあったが1週間で作り上げ、京都の民に王として認めてもらった。また、それを見た更紗は、朱里との決戦が近いと感じた。一方「石榴(ざくろ)計画」の正体をつきとめようと、蓬莱(ほうらい)山に潜入した太郎ちゃんは、重要な情報を手に入れたが…!?

BASARA(バサラ)(22)

萩原大老が密かに企む「石榴計画」の全貌を知ってしまった太郎ちゃん。更紗たちに伝えようとするが、八千代の裏切りによって夜郎組に急襲され、命を落としてしまう。一方、何も知らずに死闘を続ける更紗と朱理は…。

BASARA(バサラ)(23)

戦いも大詰めとなったなか、朱理は民衆のためタタラのため、自分の代で王制を廃止し平和な世の中にするために戦っていることを宣言する。そして、師匠である柊(ひいらぎ)に戦いを挑んだ朱理は、片腕を失いつつも戦いに勝利する。

BASARA(バサラ)(24)

突如、国王の後継者・蒼の王として名乗りを上げた浅葱。浅葱の真意を確かめるために、更紗はひとりで王城へ乗り込む。朱理も更紗の後を追うが、浅葱と更紗は剣を交えることになる。そして、揚羽は更紗を守るために王城に向かう。

BASARA(バサラ)(25)

戦いは、王城にて大詰めを迎える。そして、王城を崩壊させる仕掛けが作動し、更紗たちは絶対絶命のピンチに陥る。更紗のために、王城の地下で城の崩壊を食い止めようとするは揚羽だったが、夜郎組に見つかってしまい…。

BASARA(バサラ)(26)

聖と那智は10歳のころ熊野の地で出会った。お互いを認められず、なかなか仲良くなれない聖と那智は、ある日2人だけで船に乗り遭難してしまう。荒れる海の上で芽生えた、聖と那智の友情とは…。聖と那智の幼少時代の物語、他番外巨編2編を収録!!

BASARA(バサラ)(27)

いざこざが続く中央政府に嫌気がさして逃げ出したハヤトは、名前を偽って、山の胡桃材職人の家に転がり込んでいた。どうしたらいいのか迷っているハヤトのもとに、更紗と朱理の子供、歩(あゆむ)とヒカルがやってきて…。大人になったハヤトの物語、他番外巨編6編を収録した完結巻!!